2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
What Stephen Hawking Really Said About Black Holes(全1記事)
リンクをコピー
記事をブックマーク
ハンク・グリーン氏:時折、最新ニュースが重要な概念をしっかりカバーしていないことが明らかになることがあります。ちょうどそんなことが先週ありました。スティーブン・ホーキングがGoogleニュースに登場し、突然「ブラックホールは存在しない」と宣言したというのです。
最近の論文からの正確な引用によると、「ブラックホールはない」のです。その通り。実際、それは全く正しくないのです。当然、インターネットではホーキングの論文全てを読んだわけはありません。それは充分理解できますよね。
たくさんの人たちが天体物理学における大発見が天体物理学の破綻を意味すると捉え、ホーキングが意見を変えたのだと勘違いしました。でも実際の発言をよく見れば、何が起きたのか理解することができます。
私たちが思い描くようないわゆるブラックホールの説をホーキングが最初に紹介したのは、約40年前まで遡ります。よく知られているブラックホールのモデルは、みなさんもよくご存知のあれです。イベント・ホライズンと呼ばれれている境界に囲まれたブラックホールは、無限に深く、どんなものも強力に暗黒に吸い込んでしまいます。イベント・ホライズンは観測することができません。
1975年、ホーキングは計算により、ブラックホールはエネルギーを放射状に放出し、最終的に消えてしまうと予想しました。そこで浮かんでくるのが、ものが消えてしまう前にそこでは一体何が起こっているのかという疑問です。
ホーキングは今回、物質や光の情報はなんらかの形で放出すると持論を修正しました。少なくとも私たちの理解によると、物理学者たちはホーキングによってもたらされたブラックホールが蒸発するという考えに、多くの反論をしていました。
すべての情報は宇宙に保存されていて、情報がブラックホールに吸い込まれても消滅することはない。ホーキングのイベント・ホライズンに関する考えは修正の余地があるということです。
彼の最新の論文では、情報の保存とブラックホールの天気予報について述べられています。ホーキングはブラックホールにイベント・ホライズンがないかもしれないと示唆しています。かわりに、彼は境界を「アパラント・ホライズン」と呼び、この境界はブラックホール同様に一時的なものです。ブラックホールはアパラント・ホライズンとともに蒸発するのです。
というわけで、ホーキングが言っているのは、ブラックホールはないということではなく、「光が永遠に抜け出すことができないようなブラックホール」はないということなのです。しかしながら、一定期間存続するアパレント・ホライズンは存在します。
少し話のニュアンスが違いますよね。そしてホーキングが意見を変えたわけではないということがわかります。彼の功績は素晴らしいままで、実際、ホーキングの最近の研究では、彼は40年前に紹介された革命的な持論を強化しています。その研究ゆえ彼は我々の時代において最も重要な物理学者と言っても過言ではないでしょう。
フォーマット版のブラックホールについてはすごく難解なので、今回私は言及していません。彼の論文へのリンクも貼っておきますので、ご自身でご確認ください。ほんのちょっとフットボールより複雑でしたね。
関連タグ:
2024.12.20
日本の約10倍がん患者が殺到し、病院はキャパオーバー ジャパンハートが描く医療の未来と、カンボジアに新病院を作る理由
2024.12.19
12万通りの「資格の組み合わせ」の中で厳選された60の項目 532の資格を持つ林雄次氏の新刊『資格のかけ算』の見所
2024.12.16
32歳で成績最下位から1年でトップ営業になれた理由 売るテクニックよりも大事な「あり方」
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
PR | 2024.12.20
モンスター化したExcelが、ある日突然崩壊 昭和のガス工事会社を生まれ変わらせた、起死回生のノーコード活用術
2024.12.12
会議で発言しやすくなる「心理的安全性」を高めるには ファシリテーションがうまい人の3つの条件
2024.12.18
「社長以外みんな儲かる給与設計」にした理由 経営者たちが語る、優秀な人材集め・会社を発展させるためのヒント
2024.12.17
面接で「後輩を指導できなさそう」と思われる人の伝え方 歳を重ねるほど重視される経験の「ノウハウ化」
2024.12.13
ファシリテーターは「しゃべらないほうがいい」理由 入山章栄氏が語る、心理的安全性の高い場を作るポイント
2024.12.10
メールのラリー回数でわかる「評価されない人」の特徴 職場での評価を下げる行動5選
Climbers Startup JAPAN EXPO 2024 - 秋 -
2024.11.20 - 2024.11.21
『主体的なキャリア形成』を考える~資格のかけ算について〜
2024.12.07 - 2024.12.07
Startup CTO of the year 2024
2024.11.19 - 2024.11.19
社員の力を引き出す経営戦略〜ひとり一人が自ら成長する組織づくり〜
2024.11.20 - 2024.11.20
「確率思考」で未来を見通す 事業を成功に導く意思決定 ~エビデンス・ベースド・マーケティング思考の調査分析で事業に有効な予測手法とは~
2024.11.05 - 2024.11.05