
2025.03.19
ドバイ不動産投資の最前線 専門家が語る、3つの投資モデルと市場の展望
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西野亮廣(以下、西野):それで何でしたっけ? 何の話してたんでしたっけ?
のぶみ氏(以下、のぶみ):ハロウィンのやつですよ。
西野:ごめんなさい、話がすごいずれちゃったですけど。それで東京デザインウィークの代表から、「東京デザインウィークを宣伝する方法は何かないかな」って言われたんですよ。
のぶみ:すごいことですよ。
西野:それで、そっかって思って。最近、宣伝のときにすごく思うのが、まず僕、宣伝の方法って2つあると思うんですよ。のぶみさんはもしかしたら嫌がるかもしれないですけど。1つは、僕がやるのは絶対それなんですけど。例えば、アイスバケツチャレンジってすごい流行ったじゃないですか。こうやってバーってやるやつ。
のぶみ:あゆもやってましたよ。
西野:あれむっちゃ流行ったじゃないですか。あれ、「何であんな流行ったんかな?」って僕考えたんですよ。1回。あれってまず、そもそも「病気をこういうお祭りごとにしてやるのって、どうなの?」っていう批判の声があったじゃないですか。
それプラス、でも「良いよ」っていう声もあって。それでだって、「お金集まって助かる人いるんだから良い」って賛否があって。それでもう1つ言ったら、あゆがダルビッシュに回してみたいな、セレブ同士で回してるみたいなのが鼻についたっていうのがあるじゃないですか。
それで鼻につく人が「あれ、どうなんだ」って言って、でも「良いじゃん、お金集まって助かる人いるんだから」って言って。ずっと議論されたんですよ。ようは批判する側がいたから。議論されてる間、ずっとアイスバケツチャレンジの告知になってた。そうやって議論されてることが。
のぶみ:そうですよね。
西野:あれ、10人が10人良いって言ってたら、あんな盛り上がってなかったと思うんですよ。反対の人がおるから、鼻につく要素があるから、告知がされて告知の期間が伸びたと思うんですよ。ってなったときに、鼻につくってすげえ大事だなって思ったんですよ。
のぶみ:なるほどねえ。
西野:物事を拡散したいときに。例えばピコピコハンマーをこうやって作るとするじゃないですか。
のぶみ:ピコピコハンマー作るとしたら。
西野:「僕、これ作りました」と。宣伝文句でもこの物自体でもいいですけど、これ100点やとするじゃないですか。100点のもの作ったとしたら、これをそのまま渡すんじゃなくて最後仕上げに、要は「まずみ調味料」みたいなん振って、ちょっとムカつく要素ちょっと振って。
ほんでお出ししたら「まずいぞ」って言う人が出てくるじゃないですか。これで議論されて広がるなって思って。今の時代、まず何かを拡散するときに僕がすごく大事だと思うのは、その「まずみ」。まずみをちょっと加えてあげるのすげえ大事だなと思った。
西野:それが1つと、もう1つ。そっちが今回のゴーストバスターズの本題になるんですけど、今、皆FacebookとかTwitterとかSNSを使ってるじゃないですか。1億総ライター時代じゃないですか。
のぶみ:そうですね。
西野:じゃあ、広告費をかけるんじゃなくて、広告費をビジュアルに回して。要は皆が写真撮ってつぶやきたくなるようなビジュアルに使ったほうが良いなと思ったんですよ。
のぶみ:そうか!
西野:そこで「あっ!」って思って。東京デザインウィークの広告費を使うんじゃなくて、広告をバッて打つんじゃなくて。広告とかフライヤー作って「デザインウィークやります」って言うより、ゴーストバスターズの格好で、渋谷に500人くらい集まるわけじゃないですか。朝方に500人くらいのゴーストバスターズの格好ですよ? たぶん渋谷って、何十万人も行き来しますよね。何十万人も写真撮るなと思ったんですよ。
のぶみ:絶対そうですね。
西野:絶対撮るじゃないですか。絶対写メール撮ると思って、「渋谷がこんなことなってる」って絶対つぶやくと思って。こっちのほうが広告力があると思って。ホームページの宣伝文句よりも友達のツイートのほうが力になると思う。
のぶみ:え? でもそれで言うんだったら、何で朝にしたんですか?
西野:朝じゃないと、ゴミがなくなっちゃうから。
のぶみ:他にも片付ける人いっぱいいるからか。
西野:そうそうそう。そのごみをごっそりいただこうと思って。それでゴーストバスターズのやつを皆Twitterでつぶやいてると思うから、じゃあ、「それ仕掛けたん誰や」ってなったときに「東京デザインウィークですよ」ってなったら、最終的に東京デザインウィークの宣伝になるんじゃないかなと思って。だから東京デザインウィーク絡めたの。
のぶみ:そこは西野亮廣じゃなくって、東京デザインウィークなんですね。
西野:500人で集めたごみを、東京デザインウィークの会場に持ってって、東京デザインウィークですげえでっけえオブジェ作るんですけど。
のぶみ:でっかいオブジェ?
西野:でっかいアート作品作るんです。ごみアートですね、いわゆる。あれを東京デザインウィークの会場で作るから、結果的に東京デザインウィークの宣伝になるんじゃないかなみたいな。
のぶみ:どんなごみ出んだろうね? 生ごみとかだったらえらいことになっちゃう(笑)。どんなごみなんだろうな。
西野:どんなんでしょうね。
のぶみ:でも何か、話し聞いてて思ったのは、人ってやっぱ良いとこと悪い所があって。人だから。すごい高級なメーカーの香水とかも、ちょっとやっぱ臭いにおいとか入れるらしいんですよ。
西野:そうなんですか、へえー。
のぶみ:甘辛いものが好きだったり、ちょっと反対のものを入れると、人ってやっぱり好きになるのかな。自分に近いからね。
西野:なるほど。
のぶみ:ちょっとそれに似てるかもしれないですね。今って、排除しようとするじゃないですか。
西野:だめなものね、アカンもの。
のぶみ:子どもでも、公園の遊具でも、こっから落ちたらまずいからって、どんどんなくしたりするじゃないですか。
西野:あれアホですよねえ。あれでね、公園遊具ないじゃないですか、今。
のぶみ:そうですね。
西野:公園遊具ないじゃないですか。
のぶみ:安全なものは結構増えてるんですけど。ブランコがちょっと背もたれになってるやつとか。後ろからガンってなったら危ないからっていう理由で。
西野:もっとドキドキする遊具は公園にないじゃないですか。それで、子どもはゲームするじゃないですか。で、「ゲームするな」って言うでしょ、親が。いやいや、じゃあ、子どもはどこ行ったら良いんですか? 公園もあかんは、ゲームもあかんは、外で遊ぶのもあかんし、ゲームもあかんでは、どこ行ったら良いんですか子どもって。
のぶみ:僕、実家がキリスト教の教会で、両親2人とも牧師なんですよ。ほんで大きくなったとき、グレましたからね。
西野:のぶみさん今は良い人ヅラで出てますけど、元々暴走族の総長だったんですよね。そうですよね(笑)。
のぶみ:そうそう。
西野:それを言ってくださいよ。それを言ったら、のぶみさんのほうが嫌われてたはずですよ。悪事の数で言ったら、のぶみさんのほうがよっぽど最低なことしてるんですから! 何で良い人なんじゃ。
山口:西野さん良い生徒ですもんね。
西野:僕が毎日学校行って、ちゃんと先生の授業聞いて、校歌も一生懸命大きい声で歌って。
のぶみ:ただ、今はやってないですからね(笑)。
西野:僕も悪いことしてない。
のぶみ:その話が出ると、「お前、1年前もそうしてたんだろう」って。そうじゃないですからね! もう20年くらい前ですからね。
西野:何でそののぶみさんの悪事が、清算されちゃってるんですか? マイナスでしょ? だって。
のぶみ:だから、天使みたいなことしてんの! 俺だって!(笑) 散々天使みたいなことしてんの、俺。
(会場笑)
西野:これはね、良く言うじゃないですか。ごめんなさい、あるあるなんですけど、もともと悪かった人が良いことしたときに、すごい良いやんみたいな。
山口:ギャップでね。
西野:ギャップで! それで、もともと良いやつが良いことしても、別に……じゃないですか。これが嫌なんですよ! 僕、ゼロから良いことしてるから、100くらいなんですよ。良い人度が。
のぶみ:そうですよね。
西野:のぶみさん、マイナス100から100してるからプラマイゼロで、何者でもないはずなのに、何かすげえ元暴走族のおかげで。ずるくないですか!? なんか。
のぶみ:そんなん言わないですよ、迷惑かかるから。講談社とか頑張ってくれて。
西野:ずるいわあ、のぶみさんずるい!
山口:そんな2人で、これどんな番組なんですかっていう。
西野:そう、これ本題入ってないですよね。
山口:もう2人がずうっと喋ってるから(笑)。
西野:ありがとうございます。
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