2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
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山田玲司氏(以下、山田):次ね、ゴジラはジバニャンか問題。
おっくん氏(以下、おっくん):まだ続くの?(笑)。もう欲張るなぁ。
山田:(笑)。あのね、今年ゴジラでしょ。ドラえもんでしょ。ルパンでしょ。何の妖怪が取り憑いてると思う? コスパ妖怪(笑)。
おっくん:……え?
山田:コスパニャン(笑)。
おっくん:猫なの?
山田:違う違う違う(笑)。採算が合う映画の企画をやらないと次が続かないじゃないですか。皆、責任を取りたくないです妖怪。
スタッフ:(笑)。
おっくん:うーん。
山田:「これだったら絶対いけますよ! 監督の山崎貴さんもやってくれるんじゃないですか、ドラえもん」。で、山崎さんも「OK、おれドラえもんやるよ。ヤマトやったし」っていう。ヤマトやれる男だから、何でもやれる。
そしたら、皆が好きなドラえもんの話を全部並べて、最後しずかちゃんの皆が大好きな話でまとめて大ヒット。
おっくん:(笑)。
山田:何妖怪、これ?
おっくん:知らねーわ(笑)。
山田:三丁目の夕日妖怪(笑)。僕が言いたいのは、iPhone 6と重なるなと思ってて。要するに、バージョンアップした過去作っていう。だから、「何でCGになんの?」って話じゃない。だから、早さとか大きさとかいう意味でしか進化がない。イノベーションが起こらない。新作がないって話。
それで、みんなが待ってるのは「いつものやつ」。だから、これは国民のエネルギーの総量が低いから、「安心して観れるやつみせてよ!」って。「安心して観れるものつくりますよ」みたいな、そういう関係で作り手と観客ができちゃってるのが、今の日本なんじゃないかなー。つまんねーの。
みたいな感じだったんですけど、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ですよ。
おっくん:おお! つなぐ?(笑)
山田:つないじゃうよ。ゴジラからのガーディアンズ・オブ・ギャラクシーですよ。この、失敗覚悟感。そして、キャラクター全員バカっていう。ヒロインが性的魅力の放棄をしているっていう(笑)。緑色だからね、彼女。
おっくん:あー。
山田:そして、大暴れするアライグマ。もうなんかねー、いろんなマーベルの中でも「これ大丈夫?」っていうのを、超ー本気で作ってておもしろい。だから、ゴジラの後にガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが大ハネしてるっていうのが、おもしろいなーと思って。
これ、ネタバレになるからいけないかなーと思ったんだけど、公開してだいぶ経つからいいかなと思ったんだけど、エンドロールの後におまけ映像出るじゃん。
おっくん:はいはいはい。
山田:アヒルが出てくるのよ、謎のアヒルが。誰もわからない。ハワード・ザ・ダック(1970年代のマーベルコミックに登場するキャラクター)なんだよ。
スタッフ:(笑)。
山田:これ、笑った人40代以上でしょ(笑)。
おっくん:分かんない。
山田:ほら、おっくん30代じゃん。ハワード・ザ・ダック、誰もわかんないよって終わり方。みんな検索して。
おっくん:ハワード・ザ・ダック。
山田:うん。
おっくん:ハワード……。
山田:これで締めるっていう、このアナーキーさ! たまんなかったね。
おっくん:たまんなかったんだ(笑)。
山田:そうそう。だから。
おっくん:冒険?
山田:冒険して新しいもの作っていこうっていう人たちはまだまだいるよねって話ですね。
おっくん:ですね。
山田:で、時間的にどうなの?
おっくん:とりあえずメンヘラブートキャンプなんで、Twitterで人生相談みたいなの募集したんですよね。
山田:そうそうそうそう。
おっくん:それ、殊勝にも書いてくれた方がいるので。
山田:素敵な仲間たちが。
おっくん:真面目に全部返していこうと。
山田:やるぞー。
おっくん:岡田(斗司夫)さんもやってるらしいんで。
山田:任せろ!
おっくん:なんでしたっけ、片っ端からやるやつ。
山田:やるやるやるやる。よーし負けないぞー。
おっくん:あんな感じの、2匹目のドジョウを狙ってまーす。
山田:ドジョウ、いるかなー(笑)。
おっくん:(笑)。ということなんですけど、男2人だとムサイので、ちょっと回替わり? 月替わり? わからないですけど、男だけの意見じゃないほうがいいってことで、女の子のアシスタントを。
山田:時々レギュラー?
おっくん:……を呼んだのかな……? 呼びましょう! 大野萌奈美さんです。
山田・おっくん:(拍手)
大野萌奈美(大野):初めまして、段ボール戦車をつくってます、大野萌奈美です。
山田:ごめんね、待たせちゃって。くだらない話で。
大野:いえ、おもしろかったです(笑)。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのロケットが大好きで。
山田:いいよね、アライグマなんだけど。
大野;アライグマがかわいくて。アライグマのために観に行ってくださいっていう。
山田:ホントだよねー。痛快だったよねー。
大野:私はこういう戦車をつくっています。っていうような、作家つながりということで、呼んでいただきました。
山田:萌奈ちゃん、あれだよね。大阪芸大でアオイホノオの末裔になるんだよね。
大野:絶賛。
山田:絶賛放送が終わった、後輩だよね。活躍して戦車を作っているという。
大野:はい。そして、私の役割はTwitterからの質問を読むということなので、山田先生に対する質問。3つ。1つ目から読みたいと思います。
「山田先生に質問です。二次創作をしている腐女子なんですけど……」
おっくん:え、腐女子なの?
大野:いや、私は腐女子じゃないです。質問の方が。私、腐女子じゃないですよ。
おっくん:こういうのダメかな……。
山田:(爆笑)。自由にやって、僕自由な人だから。
おっくん:すみません。
大野:「腐女子なんですが、以前同じジャンルで仲良くなった女性の方がいるんですけど、同じサークルでイベントに参加する予定になりました。なったんですけど、突然その彼女が音信不通になって、来なくなってしまったんですね。これを周りの友人に聞いてみると、似たような事例がオタク業界ではある。そういうことなんですけど、自分は腐女子で……」、あ、私は腐女子じゃないですよ。
山田:(笑)。そこ、いいますね。はいはい、腐ってないのね。
大野:はい、腐ってないので。「腐女子なので、オタク業界に親密なんですけど、結構オタク業界をそういう風に感じてしまう」と。
山田:なるほど。
大野:「オタク業界にとって、特有な現象なんでしょうか?」っていう……。
山田:要するに……。
大野:とりあえずこれを止めたいみたいな。
奥野:「どういうことかわからない」っていうコメントがいっぱいあるんで、もう1回読めば?
大野:はい、読みます。
「山田先生に質問です。二次創作をしている腐女子です。以前、同じジャンルで仲良くなった人と合同サークルのイベントで参加する予定だったのですが、彼女が音信不通になり、結局1人で参加するということがありました」あ、ここ抜けましたね。
「周りの友人に聞いてみると、似たような事例が結構あるということで、これはオタク特有の現象なのでしょうか? それとも、私がオタク業界にいるから見えやすいだけであって、他のコミュニティでもあるものなのか、気になっています。だからこそ、好きでやっているオタク活動なのに、こういうことがあるととても悲しいです。何か対策はないでしょうか?」
山田:はいはいはい。要するにあれだよね、同人仲間で同じ本を出そうと思ってたのに、いきなりいなくなっちゃったって話でしょ。
大野:はい。神隠しですね!
山田:(笑)。なるほど、コミケの神隠しにあったって話ね。
おっくん:え、そういう通称なの? こういう現象は。
大野:私の中での神隠しって現象かなって。私の意見を前面に出してしまったんですけど。
山田:(笑)。
おっくん:ああ、そういう2ch用語みたいなことかと思った。
大野:これをどうにかやめさせたいと。
山田:本を一緒に作ろうと思ってたのに、いきなり何も言わずに連絡が途絶えちゃったと。「そういう人は、腐女子だからそういうことをするのか、普通の人もそういうことするんでしょうか?」みたいな話だよね。普通の人もそういうことするよね。
おっくん:あ、僕に振ります?
山田:うん。
おっくん:僕そういうの多いんでね。バイトの面接とか、申し込んで大体半分くらいいかなかったりとか。
山田:申し込んでいかないの?
おっくん:ちょっと違うかな。でもよくありますよね。誰かと一緒に行くって言ってて、ドタキャンをされて、1人で行くことになって寂しい思いをしましたと。こういうことってよくあるですか? って質問でしょ。
山田:うん。
おっくん:よくありますよ。
スタッフ:(笑)。
山田:解決は?
おっくん:解決は、そういう友達を選んだ自分が悪いんで、単純にもっといろんな人と知り合って、本当に仲良くなって一緒に行けばいいわけで。男女問わずね。
山田:……。
おっくん:え? 正論行っちゃダメなの、これ?(笑)
一同:(笑)。
山田:おもしろい!
おっくん:そうですよね? これ、わかる。最初はナイーブなことですよね。最初は傷つくけど、めちゃくちゃあるから。でも、人間ってそんなもんだから。自分も気分で行かなかったりしたいときあるでしょ、っていう。
相手に合わせて、「ジャニーズ好きー」みたいな、「嵐好きー」みたいなこと言ってて、でも実際自分は嫌いなんだよ。嫌いっていうかそれほど好きでもないんだけど、「一緒に行こう」みたいなこと言ってチケット取ってもらったんだけど高くて、しかも生理でその日、ちょっと行きたくねーな、いいか、みたいな。……あるでしょ?
山田:(笑)。
大野:私の場合は、こういうのが嫌なので、絶対に1人で行きます。
山田:はーはー、単独主義。
大野:だって傷つくじゃないですか。
山田:傷つくの嫌だよねー、家出たくないよねー。同人作家やめちゃうか。
おっくん:玲司さんの意見が欲しいって。
山田:同人誌って、自分でお金払って、自分で本出して売って、それでペイできるかな、みたいな世界なの。しかも、原稿は自分が何ページ描くから、相手が何ページ描くみたいな話じゃん。
これでいきなりぶっちぎられちゃうと、空いたページどうすんの? 埋められない。値段どうすんの? 販売のときに誰が手伝ってくれんの? みたいなことで、結構負担でかいと思う。
だから、一緒にやろうと思ってた相手が音信不通になるって、これは結構かなりつらかったんじゃないかなーと思って。頑張ってほしいけど。
こういうことって、おっくんの言う通り、たしかに起こると思うんだけど、これに限らず、戦車の話だけで俺らが仲良かったとするじゃん。「第一次世界大戦のよりも、第二次世界大戦のドイツ軍がいいよね」みたいな話、そこでだけ話をしてて「じゃあね」って別れて、(その人が)何してる人かわからないって人は結構あるんじゃないかなと思う。
大野:あー、昨日もありました。
山田:あった? 生々しいな。そういう関係プラス「あなたって誰なの?」って関係を結んでおけば、いきなり音信不通になるかどうかは、別な感じがするんだよね。
だから、オタク関係のいわゆる腐女子とか趣味関係のサークルとかで人間関係をつくったときに、こっち(趣味)が大事になっちゃって、本人不在みたいなことが結構あるんじゃないかなー。こういうことが起こるってことは。
だから、テクニックとしては、「子供の頃何になりたかったの?」くらいは聞こうよ(笑)。
大野:(笑)。
山田:あとは、「昨日何してた?」とか。「お母さんどうしてる?」とか「お父さん何やってんの?」とか。それくらいは聞いとけば。それから、聞いて答えは絶対否定しないっていうのを基本にして、振って相手のことを聞く。それを覚えて、いくつか情報を得といたほうが、それくらいの関係でいてから本をつくったらいいんじゃないかなと思う。
大野:おー。
山田:例えば「黒子のバスケの同人やろうよ。あのキャラいいよね」って話だけじゃなくて、「ねぇ、中学の時好きな人いたー?」みたいな、修学旅行の布団で話すような話をしながら、本をつくったほうがいいんじゃないの? っていうのが。それくらいしかできないんじゃない?
それでもいなくなったら、自分が悪いわけじゃなくて、彼女の問題、相手の問題なんで、誰も攻めることなく、自分も攻めることなく、次に行ったらいいんじゃないかなーと思います。
大野:かっこいい……。
山田:やったー!(笑)ありがとう、萌奈ちゃん。
おっくん:質問の本人が(視聴者に)いるらしいんで、どうぞ。
山田:嘘!?
おっくん:何かね。妖怪が悪いんだよね。
山田:そうそう、妖怪が悪いんだよ。全部妖怪のせいだよ。
おっくん:もっとコミュニケーション取ってあげて。質問の本人が見てるんで。
山田:そうそうそう。頑張って! 同人頑張ろう! 冬コミあるんだよね、この後。冬コミで売ろう!
スタッフ:(爆笑)。
大野:音信不通になった人は置いといて、次に進むということで。
山田:大丈夫大丈夫、友達すぐにできるから大丈夫だよ。何万人もいるんでしょ、あそこ(コミケ)に。大丈夫大丈夫(笑)。明るく「こんにちはー!」って言ったら友達になれる。
おっくん:雑なまとめ(笑)。
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