2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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松島倫明氏(以下、松島):ちょっとエール交換みたいになったところで、もう時間が12時10分になってしまいました。多分、皆さん、質問されたい方が多いんじゃないかと思いますので、ご質問ある方は挙手にてお願いいたします。いかがでしょうか?
安藤正直氏(以下、安藤):例えば、「ブルックスどこで売ってるんですか?」とかそういうのでも全然いいです(笑)。
松島:いかがですか? 特にないですか?
じゃあ僕、日本で1人しかいないシューフィッターだということで……。
藤原岳久氏(以下、藤原):嘘ですよ!(笑)。
松島:すごく疑問に思っていたことがあるんですけど。ショップに行くじゃないですか。最近は3Dで撮っていただいたりして。そうすると、脚の長さが5ミリくらい違うんですよね、左右で。でも(結局)同じサイズのシューズを出されるのが、僕、いまだに納得いかないんですけど。それはどうなんですか?
藤原:僕も納得いかないんですけど。
松島:バラ売りとかって、ブルックスさんでされたりしないんですか? 左右で5ミリ違いとか。
藤原:僕はやっぱり、裸足チームと同じくシンプルに考えるべきだと思いますね。脚の長さが違う方もいらっしゃるかもしれないですけど。ここ(会場)に来れた方は、骨が200個くらいあるなかで、足に56個、4分の1の骨がある状態で、立つわけですよ。地球上に重力がかかっているわけですから、もうまったく同じサイズになるほうが難しいです。
クセがあります。高岡さんの専門ですけど。骨盤もクセがあったりとか。皆さんそれぞれ、ライフスタイルでクセがあったりして、必ず左右差は出て来ます。裸足もそれがすごく重要なところだと思うんですけど。
「固有知覚を高めて、筋バランスを意識する」ということですね。「自分は右側ばかり付いている」とか。そういう部分としてはすごく有効だと思いますし。シューズはそれが是正できなかったら、もうサポートになってないです。
藤原:先ほど安藤さんがおっしゃったように、軽すぎるシューズばかりが注目されますけど。僕の考えですけど、体のバランスを一時的にでも整えてあげて、ベアフットみたいなものを履いて、自分の固有知覚、感覚を研ぎ澄ませて、左右の筋バランス、上下かもしれないですけど、そういったものも感覚として持っていないと。
これだけ軽くなってスカスカのシューズでは、松村さんがおっしゃったみたいに、左右差をクリアできないんですけど。簡単に言えばですよ、左右違うはずの、右足が5ミリくらい大きい方が、両方履いて「あれ、これ合う」というシューズがあるはずです。それがある程度補正されている状態。
インソールもその考え方が近いんですけど。そういう発想と、やっぱりベアフットで。ベアフットだとインソールの人とも戦っちゃうと思うんですけど。やっぱり大事な考え方だと思っているんですね。両方を組み合わせていって、健康になって、ランニングをして健康、日常的にも健康。裸足でも走れる。お子さんなんかだと、絶対そこからスタートしたほうがいいと思うんですね。
フィッティングは本当にシンプルに考えたほうがいいですよ。フルオーダーでランニングシューズを作ってる方が、一番悩んでると思いますよ。無理ですよ。どこの位置に合わせるのか。走っている時の瞬間に合わせるのか、立っている時に合わせるのか、その方が座っている位置に合わせるのか。多分、自分自身が迷っているはずです。既製品が一番合うものがあると思います。
松島:ありがとうございます。すみません、僕が聞いちゃいました。
最後に、今日は1時間で時間がすごく短かったと思うんですけど、ご感想や得るものがあったかどうかみたいなところも踏まえて、1人ずつ一言いただければと思います。吉野さん、お願いします。
吉野剛氏(以下、吉野):今、まさに言ってもらったところなんですけど、裸足でも走れるようにしておくにこしたことはないんです。それをやるためには、子供の時にやっておくにこしたことはない。
だけど、今、子供のシューズって、左右非対称になっていたりとか、バランス感覚が悪くなっている。というところで、やっぱり基本に戻るということは同じなんだなと。そうすると、やっぱり裸足で走るということを、自分も推奨しているような感じで。定期的に取り入れてもらえたらなと思います。
松島:どうもありがとうございました。
(会場 拍手)
高岡さんお願いします。
高岡尚司氏(以下、高岡):さきほども申しましたけれども、私たちの生活はモノに囲まれていますので、どういうモノを使うかという選択肢がものすごく多いですね。モノをどう使うか、そういうところの判断というのはすごく大事だと思うんですね。
僕が裸足で走っていて思うのは、「モノを使う前に、自分の体をちゃんとしましょう」ということですね。そういう考え方が、少しずつ今の日本に広がっていけばいいのかなと思って、これからも地道に活動していきたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。
松島:ありがとうございました。
(会場 拍手)
藤原さんお願いします。
藤原:すみません、肉食と菜食みたいなバトルになれなかったんですが(笑)。分かち合えるところが。逆に僕も確認できたこともありますし、皆さんもいいとこ取りできるところもあったのかなぁと思っています。
僕このあと、13時からスポーツシューフィッターの資格講座の講師をしなければいけないので、ちょっと論破されるわけにはいかなかったんですけど(笑)。このあと堂々と講師しないといけないんです。
ぜひいいとこ取りしていただいて。「ここは白黒つけなきゃいけない」というところもあったかもしれないですけど、いいとこ取りして試していただくというのが一番だと思っていますので。この機会にぜひ、そういった活動をしてもらえればと思います。ありがとうございました。
松島:ありがとうございました。
(会場 拍手)
安藤さんお願いします。
安藤:さっきからセンサーの話があったんですけど、それはすごく重要で。基本的には僕は、ランニングシューズの仕事をしているので、本当ならランニングシューズを履かなければいけないんですけど。自分のブランドのシューズの進化を確かめる時とか、他のいろんなメーカーのシューズを履き比べなきゃいけない時に、途中でわからなくなっちゃうんですよ。
やっぱりそういう時は、靴を脱いで走って、感覚を元に戻してから履くようにしないと、何がなんだかわからなくなっちゃうので。(センサーは)非常に重要なことだと思います。
あとは、作る側もそうなんですけど、売る側、販売する側というのもスキルアップというか。もっとこういうのに来てもらって、勉強して、販売していただくというのも非常に重要だと思っております。ありがとうございました。
松島:もう一度、今日お見えになってるメンバーの方々に拍手をお願いします。今日はありがとうございました。
(会場 拍手)
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