
2025.03.19
ドバイ不動産投資の最前線 専門家が語る、3つの投資モデルと市場の展望
Do I Only Use 10% of My Brain?(全1記事)
リンクをコピー
記事をブックマーク
ハンク・グリーン氏:映画や雑誌、著名人、いかさま師などによって、我々の脳は10パーセントしか使われていないというアイデアが広められています。もし脳のパワーの一部にしかアクセスできないとしたら、そのすべてのポテンシャルを開放した時に何ができるかを想像してみてください。
他人の考えを覗いたり、株式市場で遊んでみたり、手を使わずに空き缶を破壊したり浮かせたり。そんな想像を台無しにするわけではありませんが、その10パーセントというのはそんな想像とは程遠く、ばかげていると言っても過言ではありません。こんなことをいまだにしゃべり続けていることすら信じられないぐらいです。
多くの根拠の無い説と同じように、どこから始まったのかを正確に指摘するのは難しいです。決定的なソースはありませんが、いくつかの説はアメリカの心理学者ウイリアム・ジェームスや、アルバート・アインシュタインにさえつながります。2人があらゆる言葉で示唆しているのは、我々は精神的なポテンシャルのほんの一部しか使っていないということです。
しかし実際我々は、脳のほとんどの部分を使っているんです。本を読んでいるときや、音楽を聴いているとき、街を歩いているとき、寝ているときでさえ、脳の多くが活性化されています。
なぜそう言えるのでしょうか? ひとつの方法としては、PETスキャンやMRIsなどの技術によって、脳の働きを視覚化することができます。これらのイメージによって、歩いたり喋ったりという単純な動作においても脳の大部分の領域の働きを確認することができます。
一度にすべての筋肉を使うことがないように、一度に脳のすべてを使うことはありませんが、我々が数日にわたって脳のすべての部分を使っていることはこれらのスキャンによって証明されています。
またもし脳の90パーセントが役に立たないのだとしたら、虫垂や扁桃腺などを取り除いても普通に生活していけるというのは理にかなっていますよね。
脳の損傷や病気は、臓器の10パーセントしか機能していないときほど重大ではないはずです。しかし実際には、大小はあれど心身への影響のない脳の損傷や病気などひとつもありません。
フィネアス・ゲージの話を聞いたことがありますか? 19世紀の鉄道建築技術者で、レール用のくぎで頭を貫通する事故にあった人です。
実際にはくぎは頭には留まらずに、完全に貫通して飛んでいってしまったのですが。驚くべきことに、それでも彼は死ななかったんです。記憶も技術もそのままでした。ただし多くの友人が、彼の性格が変わってしまったと証言しています。
沢山の人が彼を使って、さまざまなことを証明しようとしたので、我々には実際彼がどんな人だったのかはわかりません。しかし棒が頭を貫通したら、何かしら変化が起こるということにはほとんど疑う余地がありません。
イギリスのピアニスト、クライブ・ウェアリングは、海馬を破壊するウイルスに感染しました。海馬は記憶保存をコントロールする脳の領域です。その結果、妻以外の人を識別できなくなり、30秒以上記憶を保持することができなくなってしまいました。脳のすべての領域は機能を持っていて、それらは自分自身であり続けるために必要なんです。
脳は常に動き続けているということを我々は知っています。文字通り、常に栄養を与える必要があるからです。平均的にヒトの脳は体重の約3パーセントを占めますが、すべてのニューロンの働きを保つには少なくとも身体のエネルギーの20パーセントが必要なんです。
我々は脳が心の鼓動を思い出したり元カノへの対処法を考えたり、どこに携帯を置き忘れたかを思い出すために、いつも食事のカロリーの話をしているんです。
食、特に糖質と脂質の高い食へのコンスタントな欲求は脳と大いに関係があります。進化の観点から言えば、大量のエネルギーを無駄に消費するのはまったく理にかなっていません。
最後に、テレキネシスも魅力的ですが、我々の脳はすでにとんでもないことをする能力を秘めています。実際、起こっていることのほんの一部しか理解できていないとしたら、その機能を非難するのではなく、あなたの脳がしてくれているすべてのことに感謝しましょう。
2025.03.17
いくら読書をしても「成長しない人」が見落としていること 10分でできる「正しい学び方」
2025.03.17
ソフトバンクとOpenAIにとって「歴史的な日」になった 孫正義氏が語る、AI革命の全ぼう
2025.03.17
不確実な時代だからこそ「知らないこと」を武器にする ハーバード主席卒業生の逆説的なメッセージ
2025.03.19
部下の「タスクの先延ばし」が少ない上司の特徴とは? 研究が示す、先延ばし行動を減らすリーダーの条件
2025.03.18
フェデラー氏が語る「努力しない成功は神話」という真実 ダートマス卒業生に贈る勝利の秘訣
2025.03.18
全知全能の最先端AI「Cristal」が企業の大脳となる ソフトバンク孫正義氏が語る、現代における「超知性」の可能性
2025.03.12
SNSで炎上している研究者は「研究者として正しい」 人文学のプロ・阿部幸大氏が説く“強い意見を出せない時代”に対する考え方
2025.03.14
三流の上司と一流の上司の違い 部下の心を動かす科学的アプローチ
2025.01.07
1月から始めたい「日記」を書く習慣 ビジネスパーソンにおすすめな3つの理由
2025.03.13
改正後のiDeCoと退職金の受け取り方の事例 「改悪」は本当か? プロが真相と狙いを解説
【手放すTALK LIVE#046】 出版記念イベント 『大きなシステムと小さなファンタジー』 一つ一つのいのちが大切にされる社会へ
2025.02.03 - 2025.02.03
「聴く」から始まる組織変革 〜篠田真貴子さんと考える対話型マネジメント〜
2025.02.14 - 2025.02.14
「目の前の利益を優先する」心理とは:ビジネスに活かせる意思決定の科学
2025.02.12 - 2025.02.12
新刊『組織をダメにするのは誰か?職場の問題解決入門』出版記念セミナー
2025.02.04 - 2025.02.04
会社の体質、これまでどおりで大丈夫? 職場に新たな風を吹き込むための「ネガティブ・ケイパビリティ」入門
2025.02.10 - 2025.02.10