2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
小幡宏一歯科医師(全1記事)
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小幡宏一氏(以下、小幡):みなさんこんにちは、小幡歯科医院の小幡宏一と申します。
今日は少し緊張していますけども去年よりはましでして、去年、宗田先生の次に講演したんですけど、宗田先生がピンの芸人の漫談のように爆笑をばんばんとって、ものすごい笑いが起きるたびにどんどんと私が落ち込んでいました(笑)。
(会場笑)
今日はもうちょっと楽に渡辺先生がやってくださいました。私を知らない方も多いと思いますので、簡単に自己紹介していきます。私は一般的な開業医です。私を変えたのがこの本です。
私は、この本によって人生が変わりました。2011年ですね。ちょうど震災のころなんですけども、江部先生の本を読んで今までの謎がすぐに解けました。
私は推理小説が大好きなんですよ。これほどの衝撃を受けたことはないですね。長年の疑問っていうのはこういうことです。
「歯磨きを一生懸命しても虫歯や歯周病が悪化することがあります。なぜなんだろう?」。あと、「一般的な糖尿病治療を始めると必ず歯周病が悪化します。なぜなんだろう?」。
もうこれで私は糖質制限に目覚めまして、ネットでどんどん情報を発信していましたらですね、取材がきまして、これが最初の取材です。
この年からちょっと糖質制限がブームになるんですけど、そうそうたる江部先生とか溝口先生とかいろんな先生が出てるなかに私が入りました。体験談的に載ったんですね。
この時、隣が夏井先生でした。この時、夏井先生のこと全然存じあげなくて、すごい先生なんて全然知らないで「あぁ、整形外科のおじさんだ」と思ってたんですけど。
(会場笑)
でも、今や糖質制限の伝道師ですね。そっからどんどん、一時期的にブームになりましたよね。ですから、だいたい糖尿病の企画に呼ばれるんですけども。雑誌や、本。そして、テレビにも一瞬だけど映ったりしました。
ただ覚えているんですけども、当時は糖質制限を始めて成功して上手くいったと思う男性が20人。上手くいったという女性が3人だったんですね。女性がなかなか上手くいかない。
これがまたなんでだろうっていうところで、渡辺先生と出会います。これによって私の臨床における食事指導が確立するんですね。
とりあえず、まず歯医者からは「食事は姿勢を正しく、左右均等に食べましょう」。ちょっと半分歯がないとか半分入れ歯っていう人は辛いんですけども、なるべく姿勢は正しくして食事をして下さい。
姿勢とはなんだというと、背骨をこういうふうにするってことなんですね。具体的には胸を張っておしりを出すことを、鳩胸出っ尻といいます。だから猫背がだめなんですよね。これは非常に体に悪い、これは顎にも悪いです。
猫背の代表は今スマホですよね。電車でこうやってる。スマホでアドレナリン出ちゃうと食いしばるんですよ。猫背で食いしばると、非常に悪い。スマホはこうやって欲しいです、電車ではせめて。
今の現代人は、姿勢が悪くなることがいっぱいあります。私もテニスやって、歯科診療をやってると両方で姿勢に悪いんですよね。あまりよくないんです。そして、姿勢を治す方法を見つけちゃいました。
(会場笑)
ビブラムファイブフィンガーズです、これです。なぜいいかって、5本指の裸足感覚ですよね。裸足になると姿勢がよくなります。イメージ的にはね、こんな感じです。
(会場笑)
前に乗ってるんですよね。「おっ」って、具体的に写真を撮ったら、あんま変わらないんですけど、自分ではすごい違うんですよね。前に「ぐうっ」って乗ってる感じ。
僕はあんまり長い時間、電車で立てなかったんです。腰が弱いんで、でも今はいくらでも同じポジションで1時間位立っていられます。ビブラム履いてると。まぁ、でも一番いいのは裸足です。
この前、高尾山に行って裸足で登ってきました。ビブラムどころか裸足は一人もいませんでしたけどね。意外に周囲にばれないもんなんですよね。全然言われないんで、つまんなかったぐらいです。えーって思います。
(会場笑)
さぁ、こっから、2つのアドバイスをしますので今日ちょっと実践して終わります。まず、栄養も大事なんですけども歯ぎしり、食いしばりをしないようにするという1つのコツがありますので、それをお話します。
さぁ、今受講している皆さま、今自分の歯はどこが当たってるでしょう? ちょっと自分の歯に意識を。歯と歯が前歯が当たっているか、奥歯が当たっているか、両方共当たっているか、当たっていないか。歯と歯が当たってないなっていう人、手を挙げてもらえます?
(会場挙手)
手挙げてない人は今、上とか下に当たってる人ですよね? こういう本来そんなにストレスが溜まってない時に歯を噛んでいるってことは、歯ぎしり、食いしばりが結構多い人です。でも歯ぎしり、食いしばりは人間として必ずあるんですが、病気にならない程度に減らしたいんですね。
それで今から姿勢、口の姿勢をお話します。今から実践して下さい。まず写真ですね。
唇を閉じて下さい。歯を2、3ミリ開けて下さい。ベロを上顎のこのへんの歯茎、歯のちょっと裏側に軽く触れて下さい。
この位置は、「タン」って舌を鳴らす時に触る位置です。そこに軽くベロを触れて下さい。そして、上半身の力を抜く。これはもう、ふぅとする深呼吸ですね。唇を閉じて、歯を2、3ミリ空かして、開けて、ベロを上顎にそっと触れて、大きく息を吹き込む。
これ非常に顎にいい状態です。(顎の)安静位といいますけどね。忙しい人、ストレスが溜まってる人、緊張状態にある人は歯を日頃噛んでることが多いので、意識してそれをキャンセルする。
もうそれがひどい人は1日1回、2、3分この状態ですよ。瞑想とかね、座禅とかそんなイメージもあるかもしれない。パソコンとかもずっとやってると非常に体によくないので1時間やったら5分くらい休むと、こういうことやって下さい。
もう1回言いますよ。顎の安静位。これ非常に大事です。寝る時もこうやって寝ながら、睡眠時もふぅって脱力して寝るようにして下さい。そうすると、寝てる間の歯ぎしり、食いしばりが減らせます。
私は、この指導だけで肩こりとか頭痛が半分くらいですかね? 治っちゃいます。そして、なかなかベロを上に触れないんですよ。どうしてもベロが下がっちゃう。ベロが下がると人間、口開くんですよ。
ベロさげたまま口閉じるっていう方が難しいんですね。こうなっちゃう。口開いちゃう。お子さんとかにも、こういう子いますよね? 力が抜けて、こうなってると口呼吸なので、あとで言いますが、非常に害があります。
なので唇を閉じてベロを上に保つための体操を今から教えます。口が閉じてないと鼻で呼吸できませんので、口を適正に閉じる運動、体操をします。「あいうべ体操」ですね。知ってる人も多いでしょう。
この画像は、今日私の友達が送ってきたもので強制ですね。「あいうべ」です。やってみましょう。なるべく大げさに思いっきりエラ張って筋肉を動かす。まず「あ」からですね。「あ」思いっきり「あ」です。もうここ腫れるぐらいですね。
「あ」今度「い」ですね。口を思いっきり横に「い」。横に横に。それで「う」は、唇を長く前に「う」。そしてベロを思いっきりだして「べ」。これは顔の、唇を閉じるためのエクササイズです。
これでベロが強くなって、まぁ、これは時間かかりますけどね。実際に私の周りではこれで鼻呼吸、鼻で呼吸できるようになった人はまだいませんけど、これは絶対いいです。私は車の運転中とお風呂でやってますけど、いつでもいいです。
1日30回くらい1回トータル8秒ですからやって下さい。子どもに是非やらせて下さい。子どもはどうしても、「あいうべお」って「お」を付けたがるので、子どもには「お」を付けてもいいってことで、やらせて下さい。
(会場笑)
口で呼吸すると結構、害があるんですよ。まず口が乾きますから、唾液の素晴らしい効果が落ちちゃいます。
あと鼻には呼吸するときのフィルターがいっぱい入ってるんですけど、口で呼吸すると直接喉にきますよね。上咽頭って言って口で呼吸してると、喉がやられちゃいます。
喉がやられるとなぜか全身に病気が起きるんですよね。この「あいうべ体操」っていうのを発明した今井先生っていうのは、リウマチの専門でリウマチの患者さんに口呼吸が多かったそうなんですね。
そこで、鼻で呼吸するようになったらリウマチの状態が非常によくなった。いっぱいありますよね。アレルギー性の病気だとか、消化器系の病気。あと、精神的なものにも関わると言われるぐらい口で呼吸するというのは非常に害があります。
今日のことをまとめますと、もう本当に、栄養に関しては渡辺先生の言うとおり、肉、卵、チーズを食べて、1口30回噛む。もう、これだけでいいですね。そして、姿勢を正しくする。姿勢は本当に大事です。食事は左右均等に噛むようにしましょう。
よくね、左側にテレビが置いてあっていっつもこう左を見て食べてる人がいるんですよね。それは、長い時間かけると顎に悪いんですよね。そして、鼻で呼吸する。「あいうべ体操」ですね。なるべく鼻で呼吸するようにして下さい。
ちょうどいい時間になりましたので、私の話は終わります。以上、ご静聴ありがとうございました。
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