2024.10.01
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今までは、栄養のことばかりお話ししてきましたが、「一口30回噛む」というのも、MECの大きな特徴です。
MEC食、「MEC」「食」と言いますからね。「MEC」は、Meat、Egg、Cheeseのこと。「食」というのは、30回噛んで食べるという食べ方。30回噛む食べ方が、「食」です。
こちら、先日発売した『健康』の2015年12月号に載せていただいた記事ですが、食べる目安、肉は1日200グラム。卵は最低3個。チーズは6Pチーズ一箱、120グラム。これね、覚えやすいように考えたんですよ。
よく、健康の本見ると、あれは何々これは何々と(細かく書いて)ありますでしょ。だけど。卵3つ、覚えやすいですよね。チーズ1パック、覚えやすいですよね。肉200gといったら、ステーキ1枚。もう覚えやすいですよね。
まず、それだけ食べて、あとはお任せします。ですから、この基準量を、皆さん覚えてください。
噛む噛むです。
さあ、出てきました。めん類、小麦。皆さん、ラーメン30回噛んだことありますか。
(会場笑)
よくね、ラーメンはよくない。これわかってます。でも、ラーメン食べたい。そういうときは、30回噛んでください。さっき、お話ししました。米とか小麦というのは、昔はスズメとかネズミのエサだったから、人間は食べられないんです。
だけど、文明が進化して炊飯器が出て、パン作ってから食べるようになったんだけど、昔、食べてないから。まる飲みするしかないんです。
だから、お米が大好きだって言ってる人も、お米を口にしたらね、必ずおかずを入れて食べるんです。お米だけ最後まで噛んで食べる人はいません。お米を最後まで噛んだことあります? ないですね。まる飲みしてます。麺もそうです。
麺を30回噛みますと、最初の2、3回はスープの味があるから美味しく感じるけど、だんだんベタベタしてきて、小麦粉の味になります。ゆで汁の味になるんです。ウワっときます。
つまり、食べられなくなるんです。無理やり止めるんではなくて、噛む噛む30回。これが癖になると、途中でウワっときます。こうなると楽ですよ。食べられなくなっちゃう。
じゃあ、もうちょっと練習しようと思ったら、肉食べるんですね。肉は、噛めば噛むほど、味が出ます。最後の最後まで、味があるんです。だから、ずっと噛み続けます。
この癖の付いた人がいきなり麺類を食べると、「ちょっとこれ、小麦粉の味だから食べれない」となります。
ですから、噛む噛むというのは、とっても大切なんですね。ちなみに、穀物、果物、野菜は消化が悪いから、便秘になります。食べるとしたら、よく噛んで食べてください。
(ビデオ再生。テレビ朝日『林修の今でしょ!講座』 2015.01.27の録画。コーナータイトル「肉は消化に悪いのでは?」)
林修(以下、林):肉はあまり消化が良くないと思っていたんですが、風邪の時に食べてもいいんでしょうか? 肉はやはり、あまり消化に良くない。だから、風邪をひいた時に負担がかかるというようにも言われますが、そこは大丈夫ですか?
渡辺:皆さん、これも大きな間違いです。
一同:ええ?
渡辺:肉は野菜よりも、消化にいいんです。
柳原可奈子氏(以下、柳原):ええ、そうなんだー。
渡辺:こちらを見てください。こちらは野菜の細胞です。こちらは肉の細胞です。そうしますと、一つ一つの細胞が、この四角いのが野菜の細胞だといたしますと、硬い、細胞壁というのがあります。ところが、お肉。お肉の細胞壁は柔らかいんです。細胞膜といいます。
この違いを簡単にお話しいたしますと、こちらは殻をむいた卵です。ぷにゅぷにゅしてますね。柔らかいです。
こちらは(殻付きの)硬い卵ですね。ですから、殻付きの卵が細胞壁。
こちらが肉の細胞膜。そうしますと、胃のなかで実は、消化がいいんです。ですから、体の弱いときこそ、消化のいいお肉を食べてください。
柳原:知らなかった。
ナレーション:実際に、消化の実験。鶏肉を小間切れにしたものと、キャベツの千切り、これを人間の消化液に近い液体に入れます。
柳原:おもしろい。
ナレーション:撹拌しながら、早送りで見てみましょう。キャベツが全然溶けないのがわかりますね。
柳原:本当だ。
ナレーション:一方、肉は濁って見えません。4時間ほどでどうなるかというと、これが取り出したキャベツです。キャベツはほとんど原形のままですが、肉はこんな感じ。
柳原:ええっ!
ナレーション:(肉は)ほとんど消化されているのがわかりますね。
渡辺:ですから、肉が消化に悪いというのは、完全な間違いなんです。
柳原:なるほど。
宇佐美佑果氏:じゃあ、油っぽいお肉を食べ過ぎて、胃がもたれるというのは。
渡辺:はい。これもまったく間違いで、私たちは脂を食べると胃腸の動きが活発になるというのがわかっております。ですから、脂を食べると胃の内容物がどんどん進んでいきますからね、胃もたれはありません。
林:じゃあ、体が弱っているときに食べても、大丈夫だとおっしゃるわけですね。
渡辺:はい。大丈夫です。
(ビデオ再生終了)
渡辺:いかがでしょうか。実は、野菜は消化が悪いです。できるだけ、生はやめてくださいね。火を通して食べる。硬い細胞壁があります。逆に、がしがし噛まないと消化できないから、もしかしたら、野菜は食べてもそのまま出ていっちゃうかもしれませんよ。消化がいいのは、肉です。皆さん、覚えてください。
私たちのご先祖様は何を食べていたでしょうか? 肉です。ひよこは卵です。アメリカのセレブは肉食べてますよ。すばらしいですよね。みんな肉のダイエットしています。
この肉食は、MEC食は、たまたま私が沖縄にいたから、思いついた食事法なんです。だって、いきなり、肉食べて、肉食べてって言っても、ラードは体にいいよって言っても、ここにいる皆さんは最初は信じないかもしれませんが、
沖縄県の方は、豚肉の文化があって、ラードを食べていたんです。そこで生まれたのが、MEC食。沖縄で誕生しました。
私は離島の経験もあります。ここは伊良部島です。ちょっとここで酔っ払っていますけどね。
(会場笑)
訪問診療したりね、それから、子供の健康診断。幼稚園から高校生まで、全部、健康診断しましたからね。
かなりきつかったですね。たった一人で人口6,500名。台風で、停電が一週間続いたときはね、大変でしたね。クーラーがないからね。しかも、島の人に炊き出しをしたりして。
自衛隊に要請して、透析の患者さんがいたものですから、水持ってきてもらいました。2年間備蓄してますよ。えっ、2年前の水? どっかの大臣みたいに、コップで飲みましたよ僕も、タンクローリーの水。あと、救急をしたり、看取りとか。
このようなところで、やはり、病気をしてはいけないなあということ、感じました。つまり、ほとんどの病気が、私の体験では栄養不足です。それから、難病と言われる膠原病あたりは、農作物、こちらでしたね。MECで改善してきます。
すべての方とは言えないんだけど、栄養付加でも、まずMECをしてください。離島だからこそ、学んだんです。MECというのは皆さん、いつでもどこでも、誰でもできて、続けられるんです。だって、伊良部島にスーパーが一個あればいいでしょ。肉と卵とチーズなんだから。サプリ買いに行く必要もないし、栄養の勉強する必要もないんです。誰でもどこでも簡単にできるんですよ。
ですから、やはり離島の皆さん、沖縄の皆さんには感謝してますね。
沖縄の料理というのは、豚を丸ごと食べるんです。鳴き声以外は全部食べると言われています。
それから、こちらはチーイリチー、沖縄の、血液を炒めて内臓とかを食べる(料理な)んです。こちらが、スーチカーといって塩漬け肉なんですね。
これぐらいの文化があったから、健康長寿と言われてきた。だけど、残念なことに、沖縄には本土の文化が入ってきて、今、和食になってますんでね。健康問題が生じている。
(ビデオ再生開始。沖縄テレビ「OTVスーパーニュース」2015.02.02の録画。コーナータイトル「イチキロヘラス!」)
佐久本浩志氏(以下、佐久本):続いては、「イチキロヘラス!」です。糖質を控える健康的なダイエットを提案する医師を紹介します。
ナレーター:南部徳洲会病院が開催した講演会。そのなかで、今西康次医師は、太る原因は糖質の過剰摂取だと指摘します。
今西康次氏(以下、今西):人が太る一番の理由はこれです。血糖を上げるような食事を食べて、血糖が上がりました。それを下げないといけない。下げるときに、脂に変えて、脂肪細胞に蓄積していく。
ナレーター:体は、食事で上がった血糖値を下げるときに、インスリンを分泌します。このインスリンは、エネルギーとして使いきれなかった糖を、脂肪に変えて蓄える働きがあり、太る原因となります。
今西医師は、太らないためにも、血糖値を上げる糖質が多く含まれる食べ物をひかえ、インスリンの分泌を抑えましょうと話します。では、糖質が多く含まれる食べ物とは、どういったものなのでしょうか。
今西:主食として食べてる、ご飯やパンね。あるいは、麺とか、いもとか、もちろん、お菓子もそうです。そういったものは、全部、消化されると最後に糖となって吸収されるんですね。全部、血糖を上げます。
ナレーター:一方で、葉野菜や肉、魚、卵やチーズなどには、糖質はほとんど含まれていないと言います。
今西:こういったものは、いくら食べても血糖値は上がらないんですね。
参加者の女:お肉を食べると、やっぱりカロリーもあるし、太るんじゃないかなということで。ちょっと脂分もそうですし……。でしたけど、そうじゃなくて、糖分、糖質が太る原因、病気の原因。それが一番、今日のお勉強になりました。
佐久本:糖質といえば、うどんやご飯、パスタなど、美味しい食べ物ばっかりですもんね。
平良いずみ氏(以下、平良):そうですね。炭水化物だと思うんですが、まずは、自分が食べるものに、どれだけの糖質が含まれているのかということを意識するだけでも、変わりそうですね。
佐久本:そうですね。大きく変わりそうですね。
平良:このあとは、お天気です。
(ビデオ再生終了)
渡辺:沖縄県内でもね、この糖質を制限するという考え方は、出てきていましてね。先ほどの1型糖尿病でインスリンを打っていた人が、もう、全く打たなくなっちゃったっていう、クボタユカさん。
どうも、こんにちは。どうですか、今調子は? そうなんです。1型の糖尿病、宗田先生がおっしゃってましたけども、注射、打ってないです。ですから、まずは、糖をやめることです。糖をやめるためには、おなか空いちゃいけないから、MECなんです。ですから、糖尿病の治療はこれから変わってまいります。
はい。それからダイエット。この方、肉ダイエットインストラクターという長谷川香枝さんという方ですが、こんな顔してますけど。
現在です。
香枝さん、ちょっと立って。こちらへどうぞ。
(会場拍手)
長谷川香枝氏(以下、長谷川):みなさん、はじめまして! こんにちは。私は、お肉を中心に食べて、半年で15キロのダイエットに成功しました。それで、今、お肉のダイエット効果、美肌効果、健康効果を、若い世代からおじいちゃま、おばあちゃまにまで伝える仕事をしております。
渡辺:どうもありがとうございます。
長谷川:ありがとうございました。
(会場拍手)
渡辺:クボタさん、お願いします。アドバイスやってください。ゆかさん、お越しいただき、ありがとうございます。
クボタユカ氏(以下、クボタ):クボタユカです。今日は朝から飛行機が欠航になって、午前の部が間に合わなくて。そして、来る途中に洋服をひっかけて、ここ、破れたんです。あと1回、なにがあるかなと思ってたら(スピーチをすることになってしまいました)。
(会場笑)
私は7月、正確に言うと6月末、今年の6月最後の日に糖尿病と診断されて、大きな病院に移されて、7月13日から入院したんですけれど。
診断されてから、7月13日の入院までに、自分でインスリンを打たないといけなかったんですよ。
全然、血糖をコントロールすることができなくて、最初、血糖値が600とか、ヘモグロビンA1cが11.9で、すごい重度だと言われてたんですけど、どれだけインスリン打てばいいかわからず、お医者さんで言われたとおりの単位で打ってたんですけど。
入院前に入院するし、好きなもの食べようと思って、ステーキの後にお刺身を食べて。で、自分の中でまだカロリーを摂ったら血糖値が上がるとか思ってたんで、これ、めっちゃインスリン打たなあかんのちゃうと思って、多めに打ってしまったんです。そうすると低血糖になって。
いやぁ、なんでかなあと思って。入院してから先生に聞いたら、「肉だけ食べるんやったら、そんなに注射打たんといて」と言われたんですね。
それを聞いて、肉だけ食べたらインスリンそんなに打たんでいいんやと思った時に、入院中にいろいろ調べて、糖質制限というのを知って、そこから宗田先生と出会って、でMEC食を教えてもらって、現在に至ります。
入院中は、自分で糖質制限を勝手にしてました。緩い病院だったので。チェックとか一切されず、全部残して、コンビニで卵とかチーズを買ってきて、食べてました。
渡辺:どうもありがとうございました。
(会場拍手)
今日、周りの皆さんはいろんな話が聞けたかと思いますし。宗田先生の貴重なケトン体の話聞きましたね。ケトン体が人類を救う。わかりやすく通訳するのが、私です。
(会場笑)
まずは、皆さん、スーパーでね、肉、卵、チーズを買って、MECをお腹いっぱい食べていただければ、江部(康二)先生の糖質制限、それから宗田先生のケトン体。気軽に実行できる。
私は、離島の現場で、早く結果を出さなきゃいけませんからね。そのことばっかり考えてたどり着いたのがMECです。ぜひ皆さん今日からも実践してください。効果がでます。
もう一回見ましょうか。(長谷川氏のダイエット前と後のスライドを映す)
(会場笑)
ここまで来ますよ。で、彼女は『デキる男の超・肉食習慣』っていう本を出してましたね。紹介文は、一行私も書いておりますので、興味がある方は読んでみてください。以上で、私の講演を終わらせていただきます。
今日から皆さん、MEC食をしていただいて、もうすでに経験している方は、今一度、30回噛む噛むを実践してください。
どうも、ご清聴ありがとうございました。
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