2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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本橋康治氏(以下、本橋):そこに『怪奇大作戦』が続いて。
古賀学氏(以下、古賀):次はトータス号ですからね。
宮脇修一氏(以下、宮脇):『怪奇大作戦』って。わけがわからへん時があるわ。
本橋:どういう枠だっていう(笑)
宮脇:僕の好きなもの。古賀さんが素晴らしいのは、この十文字にベクトルを書いてもらって、高いもの低いもの、つまり宇宙へ飛んでいく飛行機なんかこの辺(上)ですよねーと。SF、リアル、森羅万象で言ったら地底のほうから、地面の海の底から行くと。「あっなるほど」と。
海の底6,500メーターの上は、次はこれをやって結構成層圏まで行く、1万メートルまで行く。じゃあ今度はこっちの架空のほうに行く。いろんなものに行くと、十文字の中でどの辺の位置づけにするかは、中にちょっとこれから入れていくと、ちょっと賢い。まるで狙ったような、後付けですけど。というシリーズです。
古賀:頭が良くなるつもりになれる。
宮脇:そう。つもりになる模型でございます。
古賀:実際に僕は岡部さんがセンムにATD-Xの解説をするトークを収録で聞いたんですけど、欲しくなりますよ。
宮脇:ああいうのはやっぱりないとね。
古賀:岡部さんの話を聞くと、ATD-Xがなんなのかわかる。
宮脇:そうですね。防衛の今の技術であったりとか、航空兵器とはそういうもんなんやなとか、今の進化であったりとか、60年代70年代のジェット機の話から、いろんな分野に飛びますけど、ほんまにこれ模型、フィギュアを買うだけで、そういう意味で頭が皆さん良くなる、バカから賢くなれるような。
古賀:なぜ現用機の更新がなかなかされないのか。
宮脇:なんでされないんでしょうね。F15なんて「どんだけ使ってんだよ」とか。B52って爆撃機があるじゃないですか。今でも現用で、もう60年飛んでるんですよ。ベトナム戦争の前から。1950年代の終わりから飛んでる飛行機で、それこそおじいちゃん、おとうちゃん、孫までがB52パイロットというのがあるはずだと。もう乗ってるらしいので。
それだけすごい長生きする乗り物って、飛行機だけじゃないか。確かに、今でも確か旅客機のボーイング737なんてまだあります。あのオリジナルの原型は66年ぐらいに、オーロラからプラモデルで出てますから、もう50年前からプラモデルがあるんですよ。
古賀:まだ乗ってますからね。
宮脇:50年前の自動車、乗るわけないですからね。
本橋:ライフサイクルがすごい長いですね。商品の。
宮脇:という話が色々あったり。
古賀:岡部さんの解説で聞くと面白いです。
本橋:これ発売はいつぐらいですか。
宮脇:一応ねー、なんやかんやとズルズルと伸びてしまって。
古賀:尾翼の色が違うとかね。
宮脇:そう。そんなんとか、ちょっとした形が変えられたりとか、結局8月になるはずが9月になってしまいましたけども、925ぐらいに登場しますから。
古賀:公開するイベントは今後、後で話すんですけどワンフェスになる?
宮脇:そうです、なります。いつからか、ここにこんな感じで、「かっこいいギガントが!」と。どんな風なパッケージになるか、楽しみで楽しみで仕方がない。ギガントは出したかった。アオシマのプラモデルに先やられて、ちょっとイラッときてますけど。「クソーッアオシマめぇ」って思いながら。
古賀:まぁ後出じゃんけんほど強くなるんですね。
宮脇:そうです。僕ら、もう後出しジャンケン上等ですからね。弱い者ポコポコいじめるの。これから。
古賀:ここから水中とセンムですね。
宮脇:水中とセンム(笑)。
本橋:ようやくここまで来ましたね。
古賀:これ、水中ニーソの1作目を出した時に、同時に出したフリーペーパーで、2013年に『PEPPER SHOP』の屋号誕生20周年。
宮脇:そうですよね、はい。
古賀:元がフリーペーパーだったんで、20周年でフリーペーパーをリブートして、続けて行こうと思ったんですけど、ご存知の通り水中ニーソが忙しくなっちゃって。フリーペーパー自体続いてないのに、なぜか月刊のこっちのイベントが続いたっていう(笑)。
宮脇:すごいですね。
古賀:母屋と軒先が入れ替わる状態に、ここでなってるんですけど。『PEPPER SHOP』のほうでセンムに取材させていただいて。インタビュー自体はセンムの水中モーター周りの思い出を語っていただいてるんですけど。さっき言った自宅にプールがあったんですよね。
宮脇:自宅にプールがある。セレブの証明です。
古賀:セレブの証明ですね。
宮脇:すごいでしょ。セレブな感じが。自宅プールって、お店の。
古賀:お店の外から見えてますからね。
宮脇:見えてますからね、はい。店の半分の3分の2がプールというプラモデル屋さんやったんで。
古賀:アホですね。
宮脇:すごいでしょ。近所の子供ら呼んで、時々イベントをやって、うなぎを放流して(笑)。うなぎのつかみ取り大会をやっているんです。この海パンみたいなパンツを履いている子供たち。
古賀:これ、うなぎを。
宮脇:うなぎをつかんでいるのが、いちばん向こうの大きな写真(右)で、真ん中の写真はプラモデルでボート大会とか潜水艦大会をやって、競争したりとかしてるところなんです。
古賀:この看板(左)は無版権ですよね。
宮脇:当然ですよ。当たり前じゃないですか。うちのお父ちゃん、毎月これ看板変わるんですよ。毎月変えてます。『バルジ大作戦』のさっきの写真があったりとか、サンダーバードとか、帆船とか、その時『ひょっこりひょうたん島』とか、毎回毎回、入口の大王イカの看板もそうですけど、ひたすら。
古賀:啓蒙が書いてありますね。
本橋:すごいですね。
宮脇:すごいでしょ。
古賀:「子供の喜びは、当然親御さんの喜び」
(会場笑)
宮脇:いきなりすぎるんですよね。
本橋:「どうせ贈られるなら、喜びの大きいものを」
宮脇:「プラモデル、ええでしょう」ってね。
本橋:素晴らしいですね。
宮脇:他にも、「プラモデルはどこで買うても一緒やと思うけど、うちで買うたらこんなにええことあります」とか。
古賀:このプールがさらに巨大になりまして。
宮脇:これは、僕が『海洋堂ホビー館』というガレージキットを始める、ちょっと前の最大のプール。これは僕とお父ちゃんがブロックだけでひたすら自分で積んで作ったんです。
古賀:お父さんが施行したんですか。
宮脇:おとうちゃんと僕で2人で。ブロックを買ってきて、普通にセメントで作ってベッタベタに固めて作った。
古賀:これ作り付けのプールなんですね。
宮脇:そう。作り付けのプールです。それで「冬場はどうしよう」という(笑)。水中ニーソじゃないですけど、水中センムはいつも、この先ほどのプールもそうですけど、左のプールもそうですけど、店が閉まって夜になると1人僕が海水パンツを履いてプラモデルの飛行機を飛ばしたりとか、自分が潜水艦と一緒に泳ぐんですよ。
古賀:セレブな遊び。
宮脇:自宅のプールで模型と泳ぐなんてことができるのは、私ぐらいしかいないと思いますから。すごいセレブでしょ。専用の模型のプールがあるなんて。でかいほうなんて、大人になっても、21歳の修君はここでプラモデルと一緒に夜1人ジャバジャバ泳いでましたから。もう最高ですよ。
1人真っ暗な中で、水の中で本当に。モーター音が向こうから、自動潜水艦のUボートが自動浮沈しながら、泡を、空気をバァッと引っ張りながらね、潜っていく様なんて、見てたらまぁ感動する。水中ニーソで僕も囚われるというか、水中模型というのは、この時代は僕しか楽しみを持ってなかったと思うんですが、古賀さんに飛行機を水の中に。
古賀:サンダーボルトを作ったやつですね
宮脇:A-10サンダーボルトをですね、飛ばしましょうということで。水の中で飛行機が綺麗に飛ぶんだ、これがまた。水でこう投げると、スゥーッとプラモデルがゆっくり着陸するように、こうベタァッと水底に潜ってですね。わずか50センチくらいの水底ですけど、これがスゥーッとなって、フワァッとなるところがサンダーバード2号以上にね、リアルに着陸するんですよ。「この楽しさは水中ニーソにつながるものかな」って、強引ですけど。でも実際そうですよ。
古賀:体に水中モーターをつけたこともある?
宮脇:あります。
(会場笑)
宮脇:吸盤をベタベタつけて、6つぐらいなると動くんですよ、結構(笑)。ブゥーッて。自分は「ハアァ〜ッ」て。もう、水中モーターを体につけて走ったのは僕らしかいない。6つぐらい付けるとね、結構走るんですよ。水の中をスゥーッと走るんですよ。いっぱいやってます。
古賀:後で出てくるし、Facebookで一瞬出ているからみんな知ってると思うけど、センムがこの前ね、プールに来て、久々の。
宮脇:水中センムやりました。
古賀:去年の『水中ニーソプラス』っていう写真集に、海洋堂のガチャのヒョウモンダコ君が出ていただきまして。
宮脇:なんと、これが何に使うのかと。こんなふうになっちゃったんですね。タコ絡めるかぁ。
古賀:こっち(左)がオリジナルの写真で、あっち(右)は写真集とかポスターとかみなさんがよく見ているほうの写真で。
宮脇:タコ絡んでるんですね。
古賀:タコ絡んでるんですね。本当はヒョウモンダコのフィギュアでテスト撮影をして、いい感じだったらあらためて大きいものを作ってもらいましょうかという話がなんとなくあったんですけど、なんか小っちゃいフィギュアのまんまいけちゃいまして。しかも「相当いいです」という話。
宮脇:触手までやったら最高のフェチですよね。水中に女の子に、そこにタコが、触手が上手いこと絡みますよね。なんでこう上手く絡むんだろうっていうぐらい、いい感じで絡んで。あんまりリアルすぎるから、ちょっとなんか模型っぽくしたんでしょ。
古賀:そうですね。海洋堂の担当さんに過去に出した海洋堂のタコ、全部送ってもらって、ヒョウモンダコがいちばんソフトだったんで。ミズダコとかマダコとか……。
(会場笑)
古賀:ちょっとね、あんまり世に出してはいけないビジュアルに。
宮脇:そうですね、ちょっと生々しすぎますよね。
古賀:せっかく女の子のファンが増えてきたときに、何やってんだお前っていう話になるので。
本橋:すごい生臭い感じになってしまうということですよね。
古賀:このね、毒ダコちゃんが。
宮脇:毒ダコちゃん、色が付いてますが、すごいですよね。この絡みはちょっとね。それでも少しリアリティーを減らすために、この辺の。
古賀:斜線とか入れてますよね。
宮脇:そうじゃないとリアルすぎて。結構でもボケていい感じで絡みましたね。これね。
古賀:そうですね。
宮脇:これはすごいの出来たなぁと。去年のこれ、いつ頃でした?
古賀:去年の写真集10月ですね。
宮脇:ですよね。原宿のところでやったところですよね。僕もそこで見たときに行って、いろんな方に(モデラーの)NAOKIさんをはじめとして、他に諸々いろんな方にご紹介いただいて、お会いすることがあって、「じゃあもう1、2本、進めよか」といろんな悪巧みが進んできたのが、3作目ですね。
古賀:この辺で休憩していこうと思うんですけど、どうしよう。そのままいく?
宮脇:今、何分?
古賀:でも、そのままいきましょうか?
本橋:11分なので、そうですね。もしお手洗いとか行かれる方は、随時。
古賀:まぁここから3作目で、最新作にどう海洋堂が。
宮脇:今日なぜ私がいるかというところでですね
(休憩時間)
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