2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
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モーリー・ロバートソン氏(以下、モーリー):なんと今日はアメリカのコロラドから放送しております。こちらコロラドなんですけども、東京より相当肌寒いことになっております。もう9月も後半ですし、コロラド。コーヒーもおいしいです。
さっきコーヒーを頼んだら「カフェコロラド」でフレッシュが出てきました。「関西かな?」みたいな感じだったんですけど。もちろんですね、お約束どおりこれからコーヒーショップに向かおうと思っております。
コロラドはデンバーとかいろんな町があるんですけど、やっぱりデンバーの町にも、コロラドである以上「カフェコロラド」があるのかもしれない。そんなコーヒーショップから、突撃生中継をやろうと思っているわけなんですけども。
(ニコニコ動画のコメントを見て)
「まずは吸っちゃえ」と、皆さんからいろんな声が出てきております。
「このお兄さんは日本語がうまいね」ということなんですが、実は本当のところ「カフェコロラド」ぐらいは近くにあるんですけど、まだコロラド州には行っておりません。東京都内のスタジオです。すいません。
今回は初の試みでですね、グリーンバックを使用して放送しております。みなさん、ブルーバックとかグリーンバックって聞いたことある? 業界関係の人はみんな知っていると思うんですけど。
何をするかというと、実はこのスタジオは私の後ろに、真緑のクロマキーというのかな、抜くために一色だけになっているんですよ。後ろには写真はありません。ところが、うまいこと機械とかソフトウェアの中で、緑の色の部分を完全に画面から消し去って、別のものをそこに合成するというテクニックなんですね。
これ「マット合成」というんですけど、もうこれ1960年くらいからありました。カラーテレビの初期からあったから、60年代にはアメリカで、もうあったんじゃないかな。クロマキーと言います。キーって言うのは、抜く色のことを鍵、キーって言うんですね。
よくあるのはブルーバックなんですけど、ブルーバック以外にグリーンバックというものがあって、今日のスタジオではグリーンになっております。グリーンバックのスタジオに来るときに、注意事項が1つあって。例えば緑色のマークかなんかをシャツにつけていると、その緑色の部分が透明に抜けちゃうんですよ。まるでそこに手をつっこんで穴があいているように、見えちゃったりするんですね。
だから着ているものに緑があっちゃいけない。かつての僕でしたら髪の毛先を緑に染めるくらいはやったわけだよ。そうすると髪の毛が、緑のバックでキャンセルされてるから、チラチラって、ふわふわふわって、変なのが見えたりするんですよ。
スタッフ:あまり手を上げると切れちゃう。
モーリー:手を上げると切れちゃう? 横にすると切れちゃう? これはグリーンバッグじゃなくてなんなんだろう。これはただのピクチャ・イン・ピクチャですね。「手が切れちゃったー」みたいな。進撃の巨人に喰われたー。脚本書いた人とこの前会いましたみたいな、そんな感じですかね。それでは気を取り直して、いつもの背景に戻りましょう。
今日は反省会をやろうと思っています。レッドブルがうまい! ご存知のように、ご覧のチャンネルは月2回生放送をおこなっております。日本のテレビ・新聞ではあまり語られないテーマを、タブーなしで皆さまに提供している番組です。
本題に行く前に少しだけ、1週間前の前回の放送を振り返ってみようと思うのですが、前回出演してくださったのはこの方です。国際政治学者の細谷雄一さん。実は、僕も細谷さんとの対談にずいぶんと影響を受けまして。いろいろ目から鱗が落ちたわけですけども。ご覧いただいた方の間でも非常に評判が良くて、これは永久保存版になるんじゃないかと思います。
「モーリーさんはまたCIAに狙われているの?」うん、まあ僕はCIAの本体にいるからね。狙われるとしたら、自分の上司の奥さんと遊んだことがバレたとか。そういう非常に局地的なこと以外は大丈夫なんじゃない?
「細谷さんのブログ見て、頭いいんだなーって思った」あのね、細谷さんのブログ1回見にいったわけ。テレビに出て他の同業の学者から猛叩きされたことを、傷ついたみたいに書いてあって、彼も僕みたいにガラスのハートなんだなと。
だから、block.fmのm-floの☆Takuさん、そして僕、細谷さんで、「ガラスのハート同盟」っていうのをつくったらいいね。「ガラスのハートジェントルマンズクラブ」っていう会員制の、年会費が50万ぐらいかかるけど全部☆Takuさんが払ってくれる。そういう会員制クラブを3人だけでやったら、おもしろいかなって思いました。
そしたら結構お互いに打ち明け話を、そこにバニーの女性たちがですね、本当に男尊女卑の密閉空間で、耳をつけて「女子大生なんですー」とか言って。男のお客さんに対して、バカに振る舞うことで媚を売ることを覚えてしまった女子大生が、日給3万4万は当たり前、そういう状態で。
しかもですよ、目の前で飲み物をガラスのコップの中に……。みなさん知ってる? 高級酒店いったことあるの? 俺はあるよ。昔、文春に連れていかれたんだよ。もう30年前の話だよ。あれから俺のバブル戻ってきてねえ。もう1回来い。
あのときは着物ママたちに囲まれたお店にいって、ボーイさんが目の前で、こんな大きな氷の塊を。よく下町に氷売ってるじゃないですか。氷屋さんみたいなのが。あれ何するんだって思うんだけど、糸鋸みたいなので、木こりが2人で切るんですよ。
最後は球状になった、本当にうまい人がやるとまんまるになった氷が、そこにあるわけ。まんまるになった氷をバニーちゃんが、本当は頭が良くて物理学専攻ですよ、リサ・ランドールですよ、11次元ですよ。なのに日本の男性のお客さんの前では「私女の子だからバカなんですー!」みたいな。
そういうことによって「よしよし」って、上から目線で。女の子がひざまずいて、下から氷を渡してくれると、男は本当に情けないです。その階級差で、しっぽり先っぽが濡れたりするんです。ズボンの中でね。
すいません。テーマの発表にいきましょう。そういうクラブに入りたいな。本日のテーマは、やったばかりの「ニコニコドキュメンタリー」の反省会でございます。もう反省することもない、満点の放送だったんで、「今日は終わり!」みたいな感じ。自分としても最高な番組でした。
先週の金曜日から日曜日まで、3夜連続で放送したニコニコ公式番組「ニコニコドキュメンタリー」の反省会を、徐々におこなっていきたいと思います。
もちろんこれは後半が有料になる放送ですから、一番差し障りのありそうな話、あるいは蔵出しの話、あるいは皆さんの目の前で、氷を槌とノミでまんまるにするようなおもしろい話……ツチとフツですよ!? 俺のファンは今のジョークわかってくれたと思うんだよ。それがわからないんだったら、もう1回会員登録し直せ! 会員登録し直してくれた人には、おもしろい話をとっておきにしておきます。
「ニコニコドキュメンタリー」なんですけど、最初はこちらの番組でした。すごいね、バックに画がどんどん、ピュンピュン。段々とCNN、BBCになっておりますけど、これは9月18日金曜日の夕方から放送された「アメリカってヤバすぎ? 超大国の裏側がわかるドキュメンタリー3選」というシリーズなんですね。
そこで町山さんとお話しをいたしました。対談相手はご存知この方、町山智浩さん。映画評論家の偉大なる方です。
場所は、MXからそんなに遠くない。MXテレビのある半蔵門の、MXってお堀沿いに、道路沿いにあるんですけども。英国大使館の真横の敷地にあるんですが、そこから歩くと大体15分以内に着く場所です。麹町の交差点の近くにあって、道を渡ると紀尾井町。
小沢さんの事務所もあるし、文藝春秋もある。だいたい永田町に食い込んでいく、いろんな面々の事務所とかセカンドホームが、全部そこら辺にグワーっと、紀尾井町、麹町に密集しているんですね。そんな中にニコ生のスタジオがあります。
おもしろかったのが、今僕がここでブロードキャストしてるスタジオよりも、はるかに簡略版だったのね(笑)。カメラと、斜め上向いたちょっと大型のライト? 業界用のライトっていうのは名前わからないんだけど、紙みたいなのが貼ってあって、強めのLEDかなんかかな。真っ白なやつが。そこに紙が貼ってあって、下から斜めに向いたやつが2つくらいあったかかな?
あとは3カメラで。スイッチングしてるのは別の部屋にあって、ケーブルはいっぱいスネークでそこら辺に走っていました。だけど、ガラーンとした部屋にそれだけだったんですよ。ファニチャーもなんにもないのね。パイプ椅子が。
スタッフ:真っ白なの?
モーリー:白っぽい部屋。端っこのほうには記者会見をするために、よくスポンサーとか、アシックスとか、味の素とか、ホンダとかいうと、後ろに「HONDA、HONDA……」って書いてある紙あるじゃないですか。ああゆう感じで、「ニコ生、ニコ生……」ってあるだけの壁紙がある一画があって。でも壁紙があるだけなんですよ。
その前に、一段上がるステージがあって、そこも空っぽ。本当に何だってやれますねっていうか、汎用スタジオというかスペースっていうか。あそこの家賃どうなってるんでしょうね? だって他の放送してないところは、使ってないから。がらんどうの階があるってすごいよね。
やっぱりドワンゴさん、あれなんじゃないですか? 資産余りっていうか。でもこれ言うとあれかな。税金に関して問題のある発言で、あとで困らせて、菓子折り持って「すいません。僕が変なこと言ったために」みたいなね。来年の4月5月に真実がわかるということで。
モーリー:それで、そういうドワンゴさんの遊んでる場所じゃないんだけど、立派な機材とスペースはアメリカのように広い。そういう言い方をすれば差し障りないよな。そういう場所でやらせていただきました。ニコニコ生放送で最後に、司会者をやったのって結構前ですよね。2、3年以上前かな? 久しぶりのお仕事だったので、実は緊張しました。
さっきちゃんと読めたんですけど、この長いタイトル。「アメリカってヤバすぎ? 超大国の裏側がわかるドキュメンタリー3選」っていうのを、番組のオープニングで読み上げる時に、口がまわらなくなりそうで、これ3回続けてトチりそうになったんですね。
「あ、俺今トチりかけてるな」って自分だけわかるんだけど、周りの人はわからなかった。幸いなことに、3回とも出演されているゲストの人のほうが、町山さんの回も含めてゲストのほうが僕よりアガってるんですよ、ニコ生っていうことで。
テレビ慣れしているはずなのに、あれだね、テレビに出てる人でもニコ生って雰囲気が違うんだろうね。相手が緊張していると「それもらった」みたいに僕なっちゃって、相手を飲むことによって、「ラッキー」みたいに嬉しくなっちゃうんですよ。自分の緊張からうまく逃れました。
町山さんとのトークだったんですけど、一番びっくりしたのが、町山さんと向かい合って10分以上話したことは、あれが初めてでした。これ全部タイムシフトで見れるんでしたっけ? だから今からでも、この番組終わったあとでも見にいっていただけます。公開されています。
モーリー:それでおもしろかったのが、やっぱり宝島にいただけあって、情報量がすごいわけですよ。僕とたぶん同じ世代、ちょっと先輩ぐらいだと思うんですが。やっぱりさすがっていうか、情報に筋金が入ってるのね。アメリカの歴代の大統領の名前とかを、僕がポロッとだすと、「彼ならこういうことだ」とか。
僕が一番ド肝を抜かれたのは、レーガンがカーター大統領にチャレンジをして、大統領選に圧勝したときの話を、FOXに関連して、僕が打ち合わせなしでいきなり引っ張りだしたのね。そのときに、討論の司会者が事前に打ち合わせをして、全部レーガン寄りにバイアスをかけて、ある意味フェアじゃない大統領選の討論で、レーガンを雰囲気的に圧勝させたっていうのがあったんですよ。
そのときにやったのが、ジョージ・F・ウィルというアメリカのタカ派の論客なんですね。言ってみれば、田原総一朗さんや筑紫哲也さんを、鏡で真左から真右にしたような感じの人たちです。このあと放映された映画でもそうだったんですけど、アメリカの極端に右に振れた異様な人たちっていうのが、繰り返し描かれていくんです。
ところが今の2015年の日本でいうと、どっちかっていうと左に振りきれて異様な振る舞いをしている人たちと、本当に瓜二つなんですよ。反転して重ね合わせたらトレースできるっていうくらいに、輪郭が重なっているようなところがあるのね。
町山さんに、そういう話を振ったんですよ。「ジョージ・F・ウィルのバイアスのかかった討論とかありましたけどねー」って言ったら、すかさず町山さんが、「だからその時にジョージ・F・ウィルと一緒にいたプロデューサーが、そのままFOXにヘッドハントされて、2000年代もブッシュといたんだよ」みたいになって。
すごかったんだよね。言っていることが、あらかじめ町山さんの手のひらで読まれているようで。俺あれなのかな? 実は町山さんの聞いてほしいことを言うように、引寄せの術を使われてたような気がした。だから相当にですね、町山さんの人徳っていうんでしょうか、マグネットを感じた次第です。
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