DaiGo氏が実際に仕事を取るときに使っている方法とは

DaiGo氏:こんにちは、メンタリストのDaiGoです。今回は、プレゼンを超えるプレゼンの方法というメンタリスト流の仕事の取り方をご紹介したいと思います。

実際、僕は大きい事務所に入っていたりするわけでもないですし、どちらかというと個人事務所的な感じで自分たちでやっているような事務所なんで、仕事を取ってくるときっていうのは、いわゆる営業がたくさんいて、それが回った仕事を取ってきてくれるというのではなくて、例えばなんとなく食事をしているときとか、パーティに行っているときにそれが仕事に繋がったりするわけですよね。

あるいは、僕の場合で言うのであれば、雑誌の取材が1回きたらそこからそのまま連載に繋げてしまって、さらにその連載がすぐに単行本化される。4月の頭くらいに出ますけれども、角川さんで『1分間の心理革命。』という本が出るんですけど、それも実はまさにそういう流れでできたので。

最初はスペシャル企画で依頼がきたのですが、そのときにもう連載の話が決まって、連載が始まったときにはもう単行本化するっていうやり方なんですけど、どういう風にするか説明しましょう。

多くの人は、相手とお話をするときに例えば雑談でもちょっとしたプレゼンみたいなパワーポイントを使うんじゃなくてですね、「こういうことも、うちやってるんです」みたいな軽いプレゼンをする場合でも、いろんなことをしゃべりすぎてしまうんですよ。

こうするとどうなるかっていうと、「なんかすごい人だったよね。でも、よくわかんないな」と。つまり、相手の記憶に何も残らないんですね。これはプレゼンとしては致命的です。棒読みで説明とか箇条書きをただ読み上げるプレゼンと同じくらいに最悪なプレゼンになってしまいます。

どうすればいいかって言ったら、一言。相手の心にたった一言を残すって言うふうに考えてください。相手とコミュニケーションする、あるいは、軽いプレゼンとか自分がこういうことやってます、こういうことを一緒にやりたいですっていう話を軽くする場合には、相手の心に何の単語を1つ残すのかってことを考えます。

例えば、さっきの東京ウォーカーさんの話だったら僕の場合は、「連載」って言葉を相手の頭の中に残したかったわけですよ、担当の方に。だから一番最初に会ってちょっと話したときに、「連載とかもいいですね。」っていう話をして、写真撮影が終わってインタビューに入るときも、「なんかこれ連載企画になりそうですね、おもしろそうですね」っていう話をして、最後に出るときには、「連載楽しみにしてますね」みたいなことを言って、3回以上その言葉に触れて、相手の頭の中に自分が残したい言葉、今の例だったら「連載」という言葉ですけど、これを相手の頭の中に残して去っていくわけですよ。

もっと言うんだったら、「今日は、お世話になりました。またよろしくお願いします」っていうメールを送るときにも、だらだらと長い文章を書くんじゃなくて、短めでかつ「連載」という言葉がピッと入ったようなメールを送ると。こうするとどうなるかというと、相手の記憶の中に連載という言葉だけが引き立って残ることになります。

無意識に「連載企画を通そう」っていう感覚になっていくわけですよね。だから、これを応用するならパーティとかで仲良くなりたい女性がいたら食事の話をたくさん入れてもいいですし、まあ一緒に食事に行こうってことですよね。あるいは、自分のプレゼンを通したい場合とかでも、自分の企画の一番キモとなる1つの単語、文章はちょっと頭に残りづらいので、1つの単語でいいです。それをどれだけ相手に残せるかっていうことを考えながらコミュニケーションすると、相手の無意識の中にですね、あなたの望んだ言葉を入れることができます。次の仕事に繋がりやすくなるということです。

これは実際にやってテレビに出たりとか大企業さんから講演とか企業研修をもらっている実際に使っている方法ですので、必ず効果があることを確信しています。ぜひ皆さんも試してお仕事とか生活に活かしてみてください。

メンタリストのDaiGoでした。