カリスマAV男優しみけんの人生を変えた2本の電話

大島薫ロフトグループ巡業4番勝負withスペシャルゲスト #5/8

2015年9月10日(木)、阿佐ヶ谷ロフトAにて大島薫氏の『ボクらしく。』出版を記念して、「大島薫 ロフトグループ巡業4番勝負 with スペシャルゲスト」が開催されました。この日のゲストはAV男優でありながら、うんこ味のカレーショップ経営や、クイズ王としての一面を持つしみけん。パブセンス編集長の井戸隆明氏の進行で、元男の娘AV女優で、現在タレント・文筆家として活躍する大島薫氏が、赤裸々なトークを展開します。このイベントで初対面となった3名ですが、大島氏は「オネエ」なのか「男」なのかというお互いの自己紹介から、しみけんがゲイモデルからAV男優に転身した際、初めてのAV撮影でうんこを食べることになった衝撃のエピソードについて語られました。

AV男優・しみけんと元男の娘AV女優・大島薫が初対面

井戸隆明氏(以下、井戸):後半戦です。時間も押しちゃったので、さっそくしみけんさんを呼びましょう。今日の特別ゲスト、しみけんさんお願いします!

(会場拍手)

しみけん:はじめまして。

井戸隆明氏(以下、井戸):僕もはじめましてです。

大島薫氏(以下、大島):みんなはじめましてですね。よろしくお願いします。

しみけん:しみけんと申します。よろしくお願いします。

(会場拍手)

井戸:でも2人は絡んでてもおかしくないのに、初対面ということで。

しみけん:ニアミスはあると思うんだよね。

大島:そうなんですか?

しみけん:ニアミスはあって、たまたまニューハーフ……って、ごめんね。「女装とか大丈夫ですか?」って言われて、「いや、全然大丈夫ですよ」って。

スケジュールを聞かれてたまたま合わなかったことがあって。それがたぶん彼女だったんじゃないかな?

大島:たぶん世間の人があまりよくわかってないのが、僕みたいな女装男子とかニューハーフさんと絡む男優さんは、「ゲイビデオの男優さんなのかな」って思ってる人が結構いたりするんですよ。

しみけん:なるほど。

大島:男優さんでニューハーフさんとか、女装男子がNGの人もいますよね?

しみけん:いますね。

大島:しみけんさんはできる?

しみけん:僕はゴリゴリの男じゃない限りいけますね。

大島:青ヒゲとか?

しみけん:「ザ・男!」っていう感じじゃなければ。

井戸:でも本で出てきましたけど、ゲイ系の撮影出身じゃないですか。「勘違いされてた」ってことですけど。

しみけん:僕はもともとヘテロですから。でも井戸さんもカツラ被ったら全然いけるね。

井戸:マジっすか?

(会場笑)

9時間射精してなくて、ちょっとムラムラしていた

井戸:楽屋で初対面で「いい体してるね」みたいなこと言われて。

大島:最初ご挨拶して「はじめまして」って言ったら、「はじめまして、ちょっと触っていい?」って言って、バーッて触られて……。さすがしみけんさんはそういうスキンシップで来られるんだな~って。

でもちょっとうれしいなみたいなのもあるじゃないですか(笑)。

しみけん:ちょっとムラムラしてたんですよ。射精してからもう何時間かな? 12時半ぐらいに射精したからもう9時間とか経ってて、金玉がパンパンなんですよ。

(会場笑)

大島:溜まるの早いですね(笑)。

井戸:選ばれし者ですね。

しみけん:もうパンパンになっちゃって。

大島:その後井戸さんにも自己紹介して。井戸さんには「はじめまして。……イイっすね」って。

(会場笑)

大島:「あれ、井戸さんでもいいの?」って(笑)。

井戸:挨拶のときに「『Badi』に出てたでしょ?」みたいな話になって。

しみけん:僕と出身母体が一緒なんですよね。

井戸:そうなんです。僕もゲイ雑誌やゲイビデオに出たりしてたんで。

しみけん:あれ? マツコさんとはかぶってます?

井戸:いや、マツコさんとは直接会ってないんですけど、担当のゲイのカメラマンの人とか。相澤さんとか。

しみけん:あっ、相澤さんわかる! すっげぇ毛深くて。最初猫抱いてんのかなと思ったら、毛だったんですよ。

(会場笑)

井戸:あの人の家でも撮影されたことありますよ。

しみけん:あの人の家?

井戸:俺、使い勝手が学生のとき、良かったらしくて、ゲイのモデルが飛んだら「井戸が空いてる」みたいになって。5回ぐらいパーティーに呼ばれましたね。

しみけん:顔もかっこいいしねぇ。

井戸:すいません、なんか変な感じになっちゃって(笑)。じゃあ、乾杯を。

大島:しみけんさんから何か言ってもらえますか? 乾杯の音頭的なものを。

しみけん:じゃあ、僕たちの「はじめまして」を祝して、でいいのかな? カンパーイ!

井戸・大島:カンパーイ!

一番最初のページで読者を引き込まなければならない

井戸:時間がないので端的に話していきたいんですけども。しみけんさんに薫ちゃんの本を送りましたが、読んでいただけたでしょうか?

しみけん:読まさせていただきました。すぐ読めたね。

大島:ありがとうございます。

しみけん:なんですぐ読めるのかなって思ったら、全く知らないジャンルのことが書いてあったから、好奇心でどんどんページが進んでいくんだよね。ブラジルの話とか。結構僕、メモ取りながら読まないと、読めない人なんですけど。

大島:普段から? エッセイとかでも?

しみけん:メモを取りながらですね。

大島:じゃあ、結構僕のことを把握してくださった感じですか?

しみけん:そういうつもりではあるんですけど、まだわかんないところもいっぱいありますので。

井戸:逆に薫ちゃんにもしみけんさんの本を読んでもらってるんですけど、薫ちゃんの本をつくる前から、少し意識してたんですよ。

しみけんさんの本も出てるし、薫ちゃんは引退したけど元AV女優ということでAVの世界にいて。薫ちゃんの本を出したのは、しみけんさんの本が出て1カ月ちょっと後、ぐらいですかね?

大島:時期的には近いかなと。

井戸:薫ちゃんはしみけんさんの本を読んでどう思いましたか?

大島:僕の場合、本の冒頭から生い立ちが100ページぐらい続くんですけど、しみけんさんの場合はどちらかというと最初はテレビとかでも言ってる……。

井戸:ネタから入ってますよね?

しみけん:僕のことを全く知らない人でも、一番最初のページを見て引き込まなきゃダメだって思って。

やっぱり「性のあるあるからいきましょう」っていう話で。

大島:なるほど。僕も全然知らない話がたくさんありました。ほとんど知らないかなという感じ。

AV男優さんの給料とかは聞いたりすることもありますけど、「にがり」は使ったことなかったですね。

しみけん:昨日の夜もにがりで手を洗ったんです。

大島:「にがりって何のことだ」っていうのは、ぜひ本を……。

井戸:さっき4冊あってすぐ売り切れちゃったんですけど、あとしみけんさんの車の中にまだ……。

しみけん:車の中に3冊。

(会場笑)

井戸:後でサイン会になったときに持ってきていただけると思うので。さっきどうしてもほしいっていう人がいたので、そのときに。

しみけんプロデュース「うんこ味のカレーショップ」の第1号客

しみけん:あっ、あの人が根岸くん?

大島:そうです!

井戸:しみけんさんのカレーショップに第1号の客で行った。

しみけん:やっぱり。聞きましたよ。井戸さんの尿をゴクゴク飲んでるみたいじゃないですか。

(会場笑)

しみけん:あっ、それ内緒だった?

井戸:そういうやつもいるっていう。

しみけん:あの方が……。あの白いタオル被ってる方の、隣の。

井戸:しみけんさんの「うんこ味のカレーショップ」の第1号客です。

大島:2時間も待ったっていう(笑)。

しみけん:そっか。ここ(しみけんと井戸氏)も絡む可能性があった。

井戸:『Badi』でもありましたし、僕はAVも毎月1本つくっていて、ただ女装・ニューハーフがメインにはなってるんで、やっぱり男優さんを使いたいとなったら、ちゃんとできる人じゃないといけないんですよね。女装の人って素人の人が多いので、幅がすごくあるんですよ。呼んでから「男にしか見えないな」っていう人ももちろんいるし。

僕は1万円~2万円ぐらいのエキストラとの中間的な、セミプロ以下みたいな男優をよく使うんで、何もできない人のときが多いんですよ。そしたら僕がハメ撮りするしかないじゃないですか、ビデオ持って。

でもやっぱり、しみけんさんレベルの人を使うとなったら、小さい会社ですから最初からギャラとかも考えてやんないといけないから、何かのきっかけで大作を作るみたいになったら、ありえましたね。

大島:しっかりしたプロの男優さんを。

大島薫は「オネエ」ではない

しみけん:俺ね、大島ちゃんに聞きたいこといっぱいあるんだよね。

大島:楽屋でも聞きたそうにされてましたよね。

しみけん:俺ね、全部理解しきれてないところがあって。

大島:はい。

しみけん:「オネエ」って言われると腹が立つ?

大島:腹立つっていうか、「ではないよ」ということは言いますね。

しみけん:能町みね子さんもオネエって言われたことに対してすげぇ怒ってましたよね、日テレさんに対して。

大島:ありましたね。

しみけん:大島さんは「大島薫」っていうのを1個のアイコンにするっていうことだけど、それ以外で何て呼ぶのが正解なのか。

大島:僕は僕なので、「大島薫」っていうジャンルになりたいみたいなところはありますね。ただ呼びづらいっていうのはあるので、「じゃあ何なの?」って言われたら「男です」って答えることになりますね。

しみけん:男ですか。

大島:「そんなこと言っても男なんでしょ?」って他人から言われて、「何言ってんの、私は女よ!」って言うのがオネエじゃないですか。

そこで「あっ、そうです、男です」って言えるというのが違いかな?

しみけん:なるほどね。そういう精神論がやっぱり細分化して、ちゃんとしてるよね。思ったのは、「私は男の娘です」って言うのは「男の娘じゃない」って書いてあったんだけど。

大島:はいはい、「男の娘です」って自分から名乗るのは、逆に「男の娘らしくない」っていう。

しみけん:要するに「私、天然です」って自分で言ってる人は「全然天然じゃない」っていうことですよね?

大島:そういうことですよね。

しみけん:じゃあ、恋愛対象っていうのは、今まで男女比は何対何になるの?

大島:付き合ったのは女性だけですね。

しみけん:なるほど。

大島:でも、好きになれるっていう意味で言えば、今は本当に半々です。男性も女性も両方好きな可能性がある。どっちが多いかはわからないです。

しみけん:じゃあこれから男性とお付き合いする可能性もある?

大島:そうですね、そういう機会があれば。

高校生時代のキスの思い出

しみけん:へぇ~。「高校生のときにヤった」って書いてあったけど、それは興味本位で?

大島:そうですね。

しみけん:それ、どうやって迫っていったの?

大島:迫っていった? 男性にですか?

しみけん:あれ? 同級生とヤったんじゃなかったっけ?

大島:そうじゃないんです、あれは。同級生とは……やってないやってない! あれ? 僕もよくわかんなくなってきた(笑)。同級生とはギリギリまでいって……。

井戸:迫られて告白されたっていうくだり?

大島:女性の話?

井戸:冒頭にも出てくる、同級生に告られて「チュ」って。

しみけん:「それで好きになって」みたいなね。

大島:それであきらめてくれるかなと思ったら、つきまとわれて大変だったっていう話ですね。つきまとわれたんですけど、「じゃあこれであきらめて」っていうことの1つとして「1回だけデートしよう」という話になって。

女装をしてることは言ってたんですけど、最後に「女装が見たい」っていうことでその子の家に行って。それであきらめるって言われたんです。

しみけん:すごいね。「1回だけ見せて」と。

大島:それで、「わかった」って言って着替えて、目の前に出て。僕もその格好をすると、戦闘服じゃないですけど、ちょっとできあがるんですよね。

井戸:スイッチが入る。

大島:だから向こうがにじり寄ってくるのを「悪くないな」と思いながら……。キスぐらいまではしましたね。

しみけん:よく引っ込み付いたね、相手も。だってキスするときってハァハァしてるじゃん。

(会場笑)

大島:たぶん向こうもどうやったらいいかわかんなかったんじゃないですかね? 「押し倒してもどうにもできないぞ」みたいな。「ローションないぞ」って。

しみけん:ははは(笑)。

井戸:ビーズとかもありますよね。俺、最初はビーズだったの。

大島:しかもそれ、初めてのアナルでしょ?

井戸:「はじめてのおつかい」みたいな言い方して。

(会場笑)

井戸:でも今の話、「本当はそれで終わってないんじゃないかな?」っていつも思う。薫ちゃんって自己プロデュースもしてるから、あとから聞いたら「実は……」っていうのも結構あって。今のうやむやな話だと、(続きが)あるんじゃないかなって……。

大島:ちょっと待ってくださいよ! 僕はそういうときに日和るようには育てられてきてないです!

しみけん:ははは(笑)。

大島:言っていきますから。

AV会社から「君、うんこ食える?」と聞かれて……

井戸:じゃあ今の話でいいんだね。薫ちゃんからしみけんさんに聞きたいことや気になることは?

大島:そうですね、うんこのことなんですけど。

井戸:出た!

(会場笑)

しみけん:ごめんね、見てる女性は「もう、またうんこか」って……。ソフトにいきましょう。

大島:ソフトにうんこを。僕、あのエピソードすごい好きなんですよ。しみけんさんが『Badi』のゲイモデルの方からAV男優さんに移るときに面接に行って、アロマさんから連絡がきたと。

で、言われたのが何でしたっけ?

しみけん:「君、うんこ食えるか?」ですね。

(会場笑)

しみけん:僕の人生を変えるのはいつも突然の電話からなんですよね。それは18歳のときかな? 知らない番号でピッて出て、「はい、もしもし」。普通だったら「しみけんさんのお電話でしょうか? 私、○○という者ですが……」って言うじゃないですか。

大島:社会的には。

しみけん:そんな前フリ全くなく、「君、うんこ食える?」

(会場笑)

大島:そうですよね。

しみけん:でも人間、偉いもので、「これ、断ったら男優になれないんじゃないか?」って思って。

大島:「試練だ」と。

しみけん:食べたことないけど「食べれます」って言ったら、「じゃあ撮影してみようか」っていうことになって食べたんですよ。

大島:すごい。

しみけん:2回目の人生変えた電話はね、また知らない番号から電話かかってきて出ると、「GスポットのGは何の略?」。

(会場笑)

井戸:それいくつぐらいのとき?

しみけん:これ、一昨年ですよ。

井戸:クイズ番組じゃないんですか?

しみけん:それです。「グラフェンベルグです」「出場決定!!」って。

(会場笑)

地上のクイズ王よりもクイズが得意

しみけん:それで『地下クイズ王』っていうのに出るようになって。

大島:そんなことあります?

しみけん:そうなんですよ。もう何だろうね? 人生変わるときって突然訪れるんだなって。だから逮捕とか、人死ぬとか、あとセックスも、何かしらヤマ場って突然来るんだなって。

大島:でも、そもそもその電話がかかってくる前からクイズはお得意だったというか、お好きだった?

しみけん:クイズやってたんですよ、普通のは。

大島:でも、あまりクイズ王的な番組でしみけんさんを見かけることって……。

しみけん:ないない! ラジオのクイズ番組に何回か出たことあるぐらいで。普通にクイズはやらなくなってたんですけど、こっちの業界にいると、アングラな知識はどんどん溜まっていくんですよね。そんな感じで「1問取れりゃいいか」ぐらいの気持ちで出場したんです。

大島:そんな感じだったんですか? ご謙遜ですよね?

しみけん:いや、本当に。『BAZOOKA!!!』っていうスカパーの番組内で、殺人鬼とか宗教とか、そういうジャンルの中で知識を競い合うというコーナーがあるんです。で、僕出たときに、そこそこ優勝争いに絡めたんですよね。

大島:すごかったんですよ! しみけんさんがクイズ得意だっていう情報があんまりないじゃないですか。「えー、AV男優さんが? できるの?」みたいなのがあるじゃないですか、視聴者からしたら。もう普通の地上のクイズ王がいる中でも、バンバン当てていって。

しみけん:そうです。

大島:みんな答えられないから。逆に「地上のクイズ王がニセモノじゃないのか?」っていう。

井戸:ははは(笑)。得意ジャンルは何なんですか?

しみけん:僕はセックスですね。やっぱりセックスと殺人鬼。あと、薬物。

(会場笑)

しみけん:「シミケン」だけにね。

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