自分が大好きなことを仕事にするための3ステップ

How to find and do work you love | Scott Dinsmore | TEDxGoldenGatePark #1/2

好きなこと、自分がやりたくて仕方がないことを仕事にしている人は、20%しかいないそうです。しかし、一度きりの人生ですから、自分がワクワクするようなことをして生きていきたいと思いませんか? 人々をインスパイアし、ワクワクして毎日を生きている人々のコミュニティづくりに没頭するスコット・ディンズモア氏。大好きなことを仕事をするための3ステップと、いかに自分の好きなことを仕事にすることが世界に良い影響を与えることに繋がるかを熱く語ります。自分のキャリア構築や転職、就職する際の考え方の参考にしてみてください(TEDxGoldenGateParkより)。

好きでもない仕事を辞めて挑戦することを選んだ

スコット・ディンズモア氏:8年前、人生で最悪のキャリアアドバイスを受けました。友人のトミーからです。彼は言いました「スコット、今の仕事が好きかどうかなんて問題じゃないんだ。履歴書に良い経歴を書くためなんだから」当時私はフォーチュン500のスペインの企業で勤めた後で、世界に大きな影響を与える仕事ができた、アイディアもたくさんある、とわくわくしていたのです。

2か月もすると、毎朝10時頃コンピューターの下で頭を打ち付けたくなるという不思議な欲求に襲われました。競合他社は私がやっている仕事をすでに自動化していることに気が付いてしまったからです。この頃に「履歴書に良い経歴を書くため」というアドバイスをもらいました。

ウォーレン・バフェットはこう言っています、「履歴書に載る経歴を良くするために仕事をするのは、セックスは年を取ってからの楽しみにしようと取っておくことと同じことだ」。

(会場笑)

それを聞いて目が覚めました。それを知ってから2週間以内に私はその仕事を辞めました。そして決めたのです、失敗できる何かをやろうと。そして私だけではありません。世の中の80%の人が今の自分の仕事を楽しんでいないというのです。ここにいる皆さんは違うとは思いますが、それが世の平均値なのです。

そこで毎日わくわくしながら仕事をしている人と毎日失望しながら仕事をしている人の差は何なのかと考え始めました。素晴らしい仕事をしている人々にインタビューし、300冊ものキャリアや人生の目的についての本を読みました。本当はやるべきだったのにやってこなかった天職は何だったのだろうかと考え始めたのです。

そんなことをしていると人々から「スコット、僕は今の仕事が嫌いなのだけど、ちょっと一緒にランチをしながら話をしないか?」という具合に誘われるようになりました。しかし彼らには事前に警告しておく必要がありました。その当時で離職率は80%、つまり私とランチをしながら話をした人の80%が2週間以内に仕事を辞めていたのです。とても誇らしかったです(笑)。

私がしたこと、それは「なぜ今の仕事をしているのか?」と非常にシンプルな質問をしただけです。すると彼らの答えは「やらなければいけないからだよ」という具合でした。私は多くの人が自分が上っていると思い込んでいる出世街道から外れていることに気が付いてしまいました。仮に人々が彼らの居場所だと思えるコミュニティがあったらどうだろうか、皆と違うことをしてもいいと思えるコミュニティ、自分が成長することにわくわくするようなコミュニティがあったらと考え、それが後にLive your Legendになるのですが、その話はまた後ほどします。

好きなことをして生きていくステップ1:自分を知る

それをしていくうちに世界を変えるフレームワークには3つのシンプルなことが基盤になっていることがわかりました。このワクワクする仕事をするためのフレームワークのステップ1は、自分自身を良く知ること、自らを理解することです。自分が何が欲しいかわからなければそれを得ることは絶対に不可能であるからです。自分以外にそれができる人はいませんし、大学で情熱、人生の目的、キャリアについて副専攻することはできません。なぜ大学がそれをしないのかを私に語らせると止まらなくなってしまうので、このあたりで。

ポイントは皆さんしか皆さん自身のことを真に理解できる人はいないということです。私達にはこれをするためのフレームワークが必要です。つまりまずは自分独特の強みを探すことです。有給無給に限らずやりたい大好きなことは一体何なのか、皆から感謝されることは何なのかを考えます。

次に、自分が意思決定をする時のヒエラルキーのフレームワークを考えます。特別好きでもない車を売るような生活をしないために、家族、健康、成功を収めること等、自分が何に重きを置くのかを考えます。

そして我々は日々何かを体験し、何が嫌いか何が好きか、何が得意か何がヘタかを学びます。その学びに関心を寄せず生きていくとどこにもいけなくなります。一週間を終え、何が上手くいったか、どこで間違ったかを振り返り、何を継続していくか、学んだことをいかに人生に適用していくかを考えるのです。影響を受けた人のことを考え、あの人みたいになりたい、と思ったらその人に憧れる理由を書き出すのです。

それらを総合すると、自分にとっての「成功」の姿が見えてきます。しかし自分が何をやりたいのか考える時間を設けない人は何も考えずに自分にとって何の意味も持たないことを「やらなければいけないから」という理由で続けていくのです。

しかし一度このフレームワークを確立すれば、自分が生き生きすることは何なのかを知ることが出来ます。これをしなければ自分が大好きなことをやるチャンスがあっても、それが自分にとって必要なことだと気づけないばかりにそのチャンスを棒に振ってしまいます。自分は一体どんな人間なのかを知り世界に良い影響を与えていくのです。自分が欲しいものがわからなければ、絶対にそれは手に入らない。まずはこのフレームワークを確立させてから、次のステップに移ります。

好きなことをして生きていくステップ2:無理だと決めつけず挑戦する

この写真は私ではありません(笑)。絶対に出来ないことをやるんです。自分の限界を外していきます。人が物事に取り組まない理由は2つあります。ひとつめは自分には無理だと決めつけてしまうこと、もうひとつは周囲の人からそんなことはムリだと言われるから。いずれにせよそれを信じてあきらめる、またはそれに挑戦しようともしないのです。

誰かがやるまですべてのことは不可能だったんですよ。すべての発明、世の中の新しいことすべて、最初は皆がそんなのクレイジーだ! と思うものなのです。我々が頭の中で不可能だと思い込んでいることは、後に誰かが成し遂げることであるのです。

自分の限界を取り外していきましょう。例えば自分の体形はコントロールすることができます。1マイル走るだとか、5ポンド体重を減らすという目標を達成することができれば自信がついて世界を変えることができます。友人達でアウトドアグループをつくっているのですが、私は深い青い海が怖いです。子どもの時にジョーズシリーズを見過ぎたのがいけなかったのかもしれません。湖でも同じです。海水ではない真水でも、腰のところまで水が来ると怖くなってしまいます。

ある雨の激しい嵐の日のサンフランシスコの海にボートで繰り出しました。遠泳です。一緒に乗っていた人々は船酔いし始め、私はウェットスーツを着てドキドキビクビクしていました。友人がやってきて、「そんなに怖がることはないだろう? ウェットスーツも来ているし、おぼれることはないよ。それにこの周辺の海にはこんなにたくさんのカヤックが繰り出しているんだから、もしおぼれても誰かが助けてくれるだろうし、サメが出たとして、80人もの人がこれから泳ぐというのに君がサメに狙われる確率はどれくらいだと思うかい? じゃあ幸運を祈るよ!」と言って海に飛び込んでいきました。

実際彼の言葉でこころが穏やかになりました。多分この言葉をかけてくれたジョナサンが13歳だったからかもしれません。

(会場笑)

参加者80人のうち65人が9歳から13歳の子どもでした。水温13度ほどの海を1.5マイル泳ぐ、実際やってみると世界が変わりました。他の多くの子ども達は先にゴールしていて、私がゴールインすると皆が声援を送ってくれました。水から上がって、顔を拭き、他の参加者がゴールするのを見守っていました。するとある一人の少年が泳いでいたのですが、どうやら様子がおかしいのです。腕が上がっていないし、顔を激しく水に打ち付けている。他の保護者たちも彼を見て、「だから9歳の子どもをこんな風に泳がせたりしちゃダメなのよ!」と思っているのは明確でした。

(会場笑)

彼が近づいてくると、彼の両親は彼を抱き上げ、岸に引きずりあげました。彼の身体は完全にダランとしていました。そして彼の両親が彼を車椅子に乗せたところで、私が今までに見た中で一番輝かしいガッツポーズを決めたのです。彼が歓喜でとても興奮しているのは明らかでした。その日早くに私は彼を見かけていました。車椅子の彼が泳ぐなど想像もしていませんでした。彼の20年後は一体どんな風でしょうか? 彼はとにかく挑戦したのです。皆に無理だと言われても、挑戦することをあきらめなかったのです。

好きなことをして生きていくステップ3:ワクワク生きている人と付き合う

小さな達成感を積み上げていきましょう。これをするのに最も良い方法は、自分がやりたいと思っているがムリだと思っていることをやるには、すでにやっている人の中に入っていくこと、これが最速の方法です。

「あなたはあなたが一緒に過ごす時間が多い5人の人の平均である」と言いますよね。ある研究で自転車をやる人は一人よりもグループで自転車に乗る方が速度が上がるという結果が出ています。似たような研究はいくつもあり、結果として我々は周囲の人から多大な影響を受けるという結果が出ているのです。環境がすべてです。これは皆さん自身がコントロールできることです。つまり逆に言えば世間の80%が好きでもない仕事をしているという状況が我々が自分の好きなことをする妨げになっているということです。

数年ほど前のことです。皆さんは夢中になり非常に打ち込む趣味を持ったことがありますか? それをビジネスにしたいのに、誰も出資しようとしないという状況、これに私は4年間陥りました。Live Your Legendを立ち上げて、人々をワクワクさせたいと願っていたのに、たった3人しか私のしていることに興味を持ってくれませんでした。父、母、そして私の妻です(笑)。

(会場拍手)

こんな状況でしたのでもうあきらめようと思っていました。その頃にサンフランシスコに引っ越し、興味深い人々に出会い始めました。ベンチャー、ビジネス、Webサイト、ブログを使って人々の役に立つことをしようとしている人々です。

友人のひとりに家族8人を養っている男がいます。彼は週に2回ブログをアップしています。そして彼は家族全員をヨーロッパ旅行に連れていったりもしています。こんな男がこの世に存在するなんて! と私は衝撃を受けました。私は彼に出会い衝撃を受け、あきらめずにLive Your Legendを軌道に乗せようと決めました。自分の時間をいっぱいいっぱいに使って人々と語り合い、ネットワーキングを続けました。

その後6か月で、Live Your Legendコミュニティは10倍に膨れ上がりました。その後12か月で160倍に成長しました。今日158か国30,000人の人々が私のキャリアコネクションツールを使っています。

人がすべてです。4年もの間私は人生にワクワクしながら生きている素晴らしい人々と繋がっていなかったのです。私は彼らのような素晴らしい人々が存在することを知らなかった。しかしサンフランシスコに越してきた途端、周囲の皆がそのような素晴らしい人々ばかりになりました。それが普通になったのです。つまり私は一体全体どうやってそれを実現させればよいのか、という状態から、それをやらずになどいられるはずがないじゃないか、という状態へと変化したのです。

ただ周囲の状況を変えるだけでいいのです。TEDもいつも見ています。未来の可能性に満ちた人々ばかりだからです。このような人々にはある共通点があります。彼らは100%自分で自分をコントロールしているのです。自分自身のことなど学ぶことが出来る訳ないなどと誰も言うことはできません。無理なことはやめておけ、など誰もあなたに指示することはできません。誰も誰と付き合うべきだ、とあなたに指示することはできません。

不況や解雇、交通事故に合う可能性をコントロールすることはできないですが、今お話した三つのことは我々が自分でコントロールすることができるのです。そしてそれらをやろうと決めれば、皆さんの世界はガラっと変わります。

政府の報告で今月は一時解雇される人よりも自らの意思で仕事を辞めた人のほうが多かったと読みました。そしてそれはここ3か月連続で、だそうです。人々は可能性に目覚め始めているのではないでしょうか。可能性を左右するのは想像力です。これはもはや「よく言われることね」では済まされません。あなたがいかなることに夢中になってワクワクしていようと、それをすでにやっている人は必ずいます。

普通の人が素晴らしいことを成し遂げている、そしてそんな人々に囲まれて生きていく、これが「普通」になっていくのです。ガンジーやスティーブ・ジョブズのようになれと言っている訳ではありません。ただ自分がやりたいこと、価値を見出していることをやる、そしてそれをやるとあなただけが世界に与えられる影響力を持つのです。

ガンジーと言えば、これは私が大切にしているガンジーの名言です。

「始めは皆から無視される、そして皆から笑われる、そして皆が戦いを挑んでくる、そしてあなたは勝つのだ」

誰かがそれを成し遂げるまで、すべてのことは不可能だと言われます。そんなことムリだ、と否定的なことをいう人々に囲まれて過ごすか、可能性を信じさせてくれる、ワクワクさせてくれる人と共に時間を過ごすかです。

不可能だと言われていたことが普通になってきているんです。まずは自分が好きなことを思い切りやってワクワクし、周囲にもワクワクを伝染させましょう。しかし自分の好きなことは、自分が何を求めているかを理解せねば始めることができません。まずは自分探しからです。

世の中の80%の人が好きな仕事をしているという世界はどんな世界でしょうか? どんなイノベーションがあるのか、人々はお互いどのように付き合っているでしょうか? 物事は今変わり始めています。

最後に皆さんにこの質問をして終わりたいと思います。皆さんがやらずにはいられない仕事とは何でしょうか? あなただけのためではなくあなたの周囲の人々のためにもそれを見つけ、その仕事をして生きてください。それが世界を変える第一歩であるからです。やらずにはいられない仕事は何でしょうか? ありがとうございました。

<続きは近日公開>

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