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タイ王国(全3記事)

タイの魅力は食べ物だけじゃない! 意外と知らないタイ王国の歴史と雑学をゆる〜く解説

海外旅行の人気国、タイの歴史について、どんなことをご存知でしょうか? 世界各国の歴史を超ゆるゆるな雰囲気でお伝えするPodcast番組「世界一周!チラ見の世界史」が今回取り上げるのはタイ(タイ王国)。このパートでは、現在のタイ文字を考えたスコータイ王朝やチェンマイのラーンナー王朝、山田長政など日本との縁のあるアユタヤ王朝、海外に領土を広げたトンブリー王朝、現在まで続くラッタナコーシン王朝など、さまざまな王朝が登場するタイの歴史を解説していきます。また、知っているようで知らない仏教に関する雑学も登場。上座部仏教と大乗仏教の違いや、グルグル回すだけでお経を読んだことになる「マニ車」など、「へ〜」と言いたくなる知識をお伝えします。

タイ文字を考えたのはスコータイ王朝

おおたに先生(以下、おおたに):スコータイの意味ですが、幸福の夜明けという意味です。なかなかいい名前ですね。

その頃にはチェンマイを都としたラーンナー王朝と同盟を結んだりしていたそうです。ちょうどこの王国の時に上座部仏教を布教して、タイの宗教として導入したり、あと今のタイの文字を考えたのがこのスコータイ王朝だそうです。

まきちゃん(以下、まき):じゃあ、今のタイの原型を作っている感じですね。

やすやす君(以下、やすやす):タイ文字に関しては余計なことしたよね(笑)。

おおたに:読みにくいね(笑)。

やすやす:タイ文字はもうちょっと考えて作るべきだったよね(笑)。

おおたに:ハングルよりも難しそうですよね。

やすやす:難しいよね。あとビルマ文字ね。あのへんはもうちょっと考えたほうがよかったと思うよ。

おおたに:仕事で取扱説明書を作っているんですけど、全然読めませんね。タイ文字も作ってるんですけど、全然わかりません。

やすやす:それはしんどいわ。どんなに見てもわからないですよね(笑)。

タイ王国は上座部仏教の国

おおたに:上座部仏教という名前が出てきたのですが、私は聞いたことがなくて。やすやす君は聞いたことがありますか?

やすやす:はい。僕はけっこう。夢枕獏さんという作家さんがいますが、彼の小説をよく読むんですよ。

おおたに:学校で習ってないでしょ。

やすやす:学校ではどうでしょう? 南伝仏教、北伝仏教という名前で習いませんでしたか?

おおたに:習いましたが、我々の頃習ったのは大乗仏教、小乗仏教だったんですよ。

やすやす:今はそれ、禁止されていますね。

おおたに:あ、そうですか(笑)

やすやす:「小乗、大乗という言い方は使っちゃだめですよ」という感じになっていますよ。

おおたに:大乗はいいんじゃないの? 小乗がだめなんじゃないの?

やすやす:そうか。そうかもしれない。

おおたに:調べたところ、今は小乗仏教のことを上座部仏教と呼ぶそうです。

やすやす:そうなんだ。スリランカから伝わった仏教といわれていますよね。

おおたに:それで南のほうに伝わって。戒律が厳し目ですか。

やすやす:そうですね。結局、「修業した人しか救われませんよ」というのが上座部仏教なんですよね。

おおたに:だから、「タイで女性がお坊さんに触れてはいけないよ」というのも、上座部仏教だからですよね。

やすやす:そうですね。

ゆるやかな大乗仏教と、修業が重要な上座部仏教

おおたに:大乗仏教は日本に伝わって、日本はそれなりのゆるやかな、みなさんが救われる仏教ですよね。

やすやす:ひどいよね。南無阿弥陀仏と言えば救われるということになっちゃったから。修業をしなくてもよ?

おおたに:わかりやすいといえばわかりやすいけどね。

まき:やりました。日本の文化史でやりましたね。

おおたに:私はそういう軽いの好きですけどね(笑)。

やすやす:ちょっとそれはいいかげんすぎない? そこまで簡単だと救われなさそうですもん。これはチベットや中国を伝わって日本にきたのが大乗仏教。北伝仏教といわれているけど。チベット文化圏なんか、マニ車って知っていますか?

まき:何ですかそれ?

おおたに:ぐるぐる回すとお経を全部読んだと同じになるというやつだよね。

まき:そんなのがあるんですか!?

やすやす:ドネルケバブってわかる?

まき:はい、わかります。

やすやす:あの部分にお経が書かれているのよ。それを手でぐるぐる回すと。簡単に回るんだけど、それを回すとお経を唱えたことになるの。

まき:それすごく適当じゃないですか(笑)。むしろそれはやらなくていいんじゃ……。

おおたに:絶対にまきちゃん向きかと思ったのに(笑)。

まき:えー! 私、やるところはちゃんとやりますよ!

やすやす:こんな感じで、北伝仏教というのはみんながやりやすい仏教になったんだけど、上座部仏教というのは自分が修業をしないといけないという感じなんだよね。

おおたに:それがスリランカ、タイ、ミャンマーの地域に伝わった仏教です。ただチェンマイにはぐるぐる回すやつがありましたよ。

やすやす:ルート的には北に近いもんね。

タイの村や集落、国の単位はなんて言う?

おおたに:その辺の違いはあるんですかね。それでチェンマイのラーンナー王朝なんかはビルマに攻め滅ぼされちゃうんですね。

やすやす:やっぱり近いから? 俺、チェンマイにつくらなくてよかった。

おおたに:「だから言ったのに」という感じですね(笑)。

やすやす:ビルマとタイの関係も、そのあとずっと揉めるよね。

おおたに:うん。スコータイ王朝自体はチャオプラヤー川沿いに台頭してきた次のアユタヤ王国の属国になってしまいます。

やすやす:そうなんだ。じゃあ、アユタヤ王朝はビルマを負かしたんだ。

おおたに:そうですね。

やすやす:もう1回、ここを取り返したわけだよね。

おおたに:そうですね。それでアユタヤ王朝になると、今度はアユタヤ王朝自体、名前は覚えなくてもいいですが、ロッブリーとスパンブリーというムアンが結合してできたんですね。ムアンというのは、都市国家くらいの単位ですかね。

やすやす:都市国家が集まってできたのがアユタヤ王朝ということか。

おおたに:スコータイもそうなんですけどね。それまで小さかったムアンとか名前がいっぱいありますが、ムーバーンというのが一番小さい単位で村なんですよね。集落がバンナー。軍隊を持つとウィエンとなります。ビエンはビエンチャンの名前の元になったらしいですね。

それがさらにちょっと大きくなって、王様が出てくるとチェンという名前になるそうです。チェンマイはそれらしいです。

やすやす:そうなのね。タイ語だ。

おおたに:それが集まって、ちょっと小さい国という単位になるとムアンというらしいですね。だから今でもタイの県、何十個くらいあるのかな。県庁所在地がムアンらしいですね。

やすやす:でもアユタヤ王朝はすごく大きかったんでしょ?

おおたに:そのムアンをいくつか集めてできたのが王朝という感じになってるんです。

アユタヤ王朝と日本の関係

やすやす:アユタヤ王朝は日本ともゆかりがありますよね。

おおたに:そうですね。そこに行きますかね。王朝では外国の人もいろいろ呼び入れていて、ヨーロッパとか東アジアを結ぶ国際交易の港として栄えたんですね。

川もきているし、陸地の面積もインドシナ半島の東側と西側を陸路で結んで、それぞれの海路を中継して交易で栄えたというところですね。

まき:あき先生の授業でも出てきましたよね。やっぱりあのへんは交易の街が多いですね。

やすやす:実際にアユタヤの街に行くと、一応日本人町の跡地があるもんね。跡地というか、跡の碑みたいな。前にこの番組でカンボジアの回ってやったっけ?

まき:やりました。

やすやす:その時に話していた気がするけど、山田長政はここに住んでたんだよね。

おおたに:そうですね。アユタヤの。

まき:日本人街があって、ちゃんとそこの自治権が認められていましたという話を、たぶんカンボジアの最後の回でした記憶があります。

やすやす:カンボジアの最後の回ってなに?

まき:カンボジアの最後らへんですね。すみません! カンボジアの終盤くらいでその話をした記憶はあります。

おおたに:アユタヤには徳川幕府の使節団も行ったりして、もちろん山田長政も行ったんですけど、山田長政という人は駿河の国の駕籠かきだったらしいですね。

やすやす:駕籠かきってなんですか?

おおたに:駕籠を担ぐ人。今でいうタクシードライバーです。

やすやす:おお!

おおたに:朱印船に紛れ込んでタイに渡って、その時に日本人が作っていた傭兵部隊に入ったみたいですね。

タイで暗殺された山田長政

やすやす:そうなんだ。これは対ビルマの戦いのためでしょ。

おおたに:うん。王様の軍はあまり強くなくて、アユタヤはすごく傭兵を活用していたらしいですね。

やすやす:じゃあ日本人侍部隊がいたということですか。

おおたに:そうですね。そのころタイはシャムと呼んでいたのですが。王女と結婚して資格を得たり。

やすやす:だって元々駕籠かきなんでしょ? たぶん強くないよね?

おおたに:どうなんでしょうね。それで知事の位をもらったりするんですよね。

やすやす:それはすごいですね。

おおたに:チャオプラヤー川に入ってくる船から税を取る権利をもらったそうですよ。それというのも、王様に信頼を得たからなんですけどね。

やすやす:日本人も増えてきて発言力が高まってきたということだよね。

おおたに:そうですね。でもその王様が死んだ後の後継争いに巻き込まれて、結局毒殺されてしまったんですけどね。

やすやす:山田長政は暗殺されたんだ。

おおたに:左遷されて「戦いに行け」といわれて、戦いで怪我を負って、その傷口に毒を塗られたと言われています。

まき:え〜、痛そう!

やすやす:もう怪我自体が痛いけどね(笑)。

まき:さらに痛そうです。でも暗殺されるくらい影響力のあった人なんですね。

おおたに:争いに巻き込まれて殺されて、アユタヤの日本人町は皆殺しにされて焼き払われたんだそうです。

やすやす:そうなんだ! だからあそこは石碑しか残っていないんだ。

おおたに:そこまでいっちゃったんですね。

やすやす:あらららら。

おおたに:ちょっと厳しいですね。

支配領域を広げたトンブリー王朝の時代

おおたに:そのあとはアユタヤ王朝がビルマから攻められて陥落しちゃうのかな。

やすやす:日本人部隊を殺しちゃうから。

おおたに:1767年にビルマの侵攻を受けて、アユタヤがビルマ軍に攻撃されたでしょ。

やすやす:アユタヤまで来たの?

おおたに:うん。

やすやす:じゃあ、すげーこっちに来たね!

おおたに:そうです。1767年にビルマの侵攻を受けてアユタヤが廃墟になっちゃったんですね。さっきのはチェンマイね。今度はアユタヤまで、同じビルマが攻めて来ました。

やすやす:ビルマはすごくでっかくなっちゃったね。

おおたに:そのビルマ軍を撃退して、取り返してできたのがトンブリー王朝という王朝ですね。

やすやす:トンブリーというのは、バンコクの川の西側のことだよね。トンブリー地区というけど。

おおたに:そうです。そこです。今の王朝の川の向こう側ですね。

やすやす:そういうことね。今の王宮は反対側にあるもんね。

おおたに:トンブリー王朝は敵対する各地の国を討伐したり、カンボジアに侵攻したり、戦争ばかりやっていたんですね。

やすやす:ビルマも倒したし、強かったんだ。

おおたに:そういうことをやっていた王様がタークシン王です。

やすやす:タクシンさんと同じ名前だね。

おおたに:同じ名前だけど、全然時代は違うから別人です。そのタークシン王は、どうやら精神錯乱じゃないかといわれて、位を剥奪されて、トンブリー王朝の元で戦闘していた将軍さんが戻ってきて、タークシン王を処刑してしまうのです。それでトンブリー王朝はわずか15年で終わってしまいます。

やすやす:でも、その15年でカンボジアに攻めいったり、ビルマを撃退できちゃうんだ。すごいね。精神錯乱かどうかはわからないけど、処刑されたというのはやりすぎたんだろうね。歴史の裏側としては、やりすぎて妬まれて殺されたのかもしれないね。

おおたに:範囲をいうと、トンブリー王朝というのは、今のタイの範囲はもちろんのこと、カンボジアとラオスを全部合わせた地域を支配してたんでしょうね。

やすやす:いい感じですね。いい感じというか、なんていうの? このインドシナ半島全体を統一する王朝があってもいいなと思うからね。

おおたに:東の海側のベトナムとミャンマーの地域以外。

やすやす:当時ベトナムはもうあったんだね。

おおたに:名前はベトナムじゃないかもしれない。

やすやす:そうか。いろんな何とか朝というのがあったもんな。

現在まで続くラッタナコーシン王朝のはじまり

おおたに:その闘いから引き返してきて、タークシン王を処刑した人がチャオプラヤー・チャクリーという人です。

やすやす:トンブリー王朝を終わらせた人ということ?

おおたに:ラッタナコーシン王朝を作ります。ラッタナコーシン王朝は今の王朝ですね。その名前は今の王宮がある島らしいですね。チャオプラヤー川と運河があって、それに囲まれた場所をラッタナコーシン島というらしいのです。そこにあるのでラッタナコーシン王朝。その人が即位してラーマ1世になります。今の人はラーマ9世だったかな?

やすやす:ラーマ何世になると、タイ中に通りの名前があったりとかさ。

おおたに:そうなんですか!

やすやす:ラーマ何世通りというのがたくさんあって、トゥクトゥクとかタクシーに説明しにくいのよね。「あれ、何世だったっけ?」みたいな感じで。

おおたに:通りの名前は知らなかったですね。

やすやす:あと、街の要所要所にラーマ5世像とか、銅像が立っていますよね。

おおたに:そうですね。今はラーマ9世です。ラーマ9世というよりか、今の我々にとってはプミポン国王といったほうがピンときますよね。

そこから1世から9世までラッタナコーシン王朝が続いているというのが、今のタイの歴史ですね。ラッタナコーシン王朝が始まったのは1782年ですが、そこから現代の諸外国にもまれる歴史が始まってくるわけですね。

イギリス・東インド会社の進出

まき:いきなり1世になって大変ですね。1世ですよね。ラーマ1世がすごく海外との交渉とかに追われたりしたんですよね。

おおたに:1世の頃はそうでもないですね。

まき:海外との交渉を行なったのはラーマ何世ですか?

やすやす:何に関する交渉なの?

まき:あれ?

おおたに:たとえば通商条約を結んだのはラーマ3世です。

まき:3世なんですか。

おおたに:3世の頃にイギリスと通商条約を結んでいます。それがバーネイ条約というのですが、3世の頃の1826年だそうです。1825年が、日本だと異国船打払令をやっていた頃ですから、幕末のちょっと前くらいですかね。

やすやす:でも、その頃から西洋の列強はアジアを支配下に入れようとしているということだもんね。

おおたに:だからタイにも来ていたし、日本にも船が来ていたということですね。

やすやす:悪いやつらだな〜。

おおたに:その頃はイギリスの東インド会社と。

やすやす:それは悪い代表じゃん!

おおたに:シャム王国との間に通商条約を結んだんですけど、ペナンを基地として貿易をするとか、法的な保護はなかったわけです。だからあまり不平等条約ではなかったのです。

そのあとラーマ4世の時代、1855年になるんですけども、今度はイギリスと通商条約。これは不平等条約なんですけども、バウリング条約というのを結ばされます。

やすやす:結ばされるんだ!

おおたに:圧力が強くてね。

やすやす:でた! それが1800……?

おおたに:1855年かな。

やすやす:アヘン戦争はいつなの?

おおたに:アヘン戦争。それは一番歴史に近いまき君に聞いてみましょううか。

まき:アヘン戦争は1840年です。

やすやす:そうだよね。

まき:1840年から2年間にわたって行なわれた戦争です。

おおたに:じゃあ、その最初の不平等ではない条約、バーネイ条約との間だね。アヘン戦争は。

イギリスと交わした不平等条約の内容とは

やすやす:そうか。その頃からイギリスはやんちゃになってきているんだ。

おおたに:やっぱりそういう「あそこではこんなことがあったぞ」というのが圧力になっているのでしょうね。「条約を結ばないと同じ目にあわすぞ」と言ったかどうかはわかりませんが、無言の圧力があったでしょうね。

その内容は、それまではシャムの貿易局みたいなところ、プラクラン・シンカー局というのが独占貿易をしていたのですが、それを禁止して、イギリス商人は誰とでも商取引を行えるということにしたのですね。

やすやす:イギリス人は自由に貿易していいと。

おおたに:その代わり、武器だけは直接政府が買いつける。それくらいはいいか、ということですね。あと、商人はあらゆる品物を買いつけて輸出することができる。ただし、米、魚、塩は国内で不足した場合は、政府が輸出を差し押さえることができると書いてあります。

やすやす:タイ政府の判断で食糧は制限することができるということね。

おおたに:ほんとうに大事なものね。米、魚、塩。それで輸入税は3%とする。

やすやす:安いな。

おおたに:だからどんどん入ってくるということだよね。もちろん治外法権があるんですね。

やすやす:もちろんなんだ、それはね。

おおたに:イギリス人が罪に問われた時は、タイではなくてイギリスの法律で裁かれるということですね。この条約は失効期限がないんですよ。無期限。改正のためには10年経過したあとに、相手国の同意を得なければならないという条約です。

やすやす:すごいですね。これを結ばされてしまうくらい、当時のイギリスの力は強かったんですね。

おおたに:そうですね。不平等条約の典型みたいな感じですよね。

日本への黒船来航と同時期のタイの状況

おおたに:この頃に、ペリーが日本にも来ています。1853年、2年前に浦賀に来ています。ハリスが翌年の56年にきて「開国シテクダサ〜イ」といったのでしょうね。

やすやす:「開国してください」っていうのがハリスですか?

おおたに:ペリーが「開国してください」で、ハリスは下田に着任ですね。同じ時代ですね。ほとんど同じ時に同じことをされているという感じですね。

やすやす:一度に手を伸ばしていたんですね。

おおたに:1年前には日米和親条約ですからね。そんな時代です。そのイギリスと通商条約を結んだあとに、翌年にはアメリカ、フランスと同等の条約を締結したり、その3年後の1858年にはデンマークと同じような内容の条約。

やすやす:結ばされているとかね。

おおたに:そう。59年にはポルトガルと、60年にはオランダと、同様の通商条約を結ばされています。

やすやす:そりゃ全部来るわね。「イギリスとやったなら、うちとも」ということだよね。

おおたに:それがラーマ4世で、1850年前後のことです。

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