CLOSE

笑顔をつくることで、プレゼンでの印象アップを実現する(全1記事)

聞き手に好印象を与える笑顔を作る3つのテクニック 相手の無意識を刺激して、良い結果につなげよう

笑顔の作り方を意識したことはあるでしょうか? 今回は聞き手に好印象を与えて良い結果に結びつけることができる、笑顔を作る方法を解説します。プレゼンテーション・アドバイザーの野村尚義氏によれば、プレゼンやスピーチをする時、聞き手は話し手の表情をよく見ています。人は意識的にも無意識的にも、人の表情から内面を読み取ろうとします。ではなぜ、笑顔の表情が良いかというと、スマイルは人に対して「余裕がありますよ」「私はあなたの味方ですよ、敵じゃないですよ」というメッセージを聞き手に伝えることができるからです。自然な笑顔をつくる方法は、「聞き手に対して感謝をする」「頑張って口角を上げる」「自分が笑いたくなる話を最初に盛り込む」。この3つになります。笑顔のプレゼンは印象をぐんとアップします。プレゼンや営業、商談など、人の前で話す時はスマイルを心がけてみてくださいね。

笑顔から2つのメッセージを送ることができる

野村尚義氏:こんにちは。プレゼンテーション・アドバイザーの野村尚義です。今回、お伝えするのは表情についてです。実はプレゼンター、話し手が話している時に、聞き手は話し手の表情をよく見ています。

「この人はどんな心境、どんな心理状況の中で話しているのだろう?」と。それを聞き手は、察知するんですね。もっと言えば、察知してしまう、と言っても良いかもしれません。

要は、意識的にも無意識的にも表情からその人の内側を読み取ろうとしてしまうんです。これが、人間なのだと。

例えば、赤ちゃんでもそういうことをするわけですね。赤ちゃんの前でムスッとした顔をしたら、これは怒ってる顔ですよ、これは楽しい顔ですよ、というふうに教えたことがなくても赤ちゃんはその表情を察知してしまう。要は我々の本能なわけです。

だからこそ、その本能レベルで我々が受け入れられるために表情に対して意識を向けないといけない。

「じゃあ、表情ってどうしたらいいんですか?」って、ズバリ一番わかりやすく、一番シンプルなのがスマイルです。ニッコリ、笑顔をつくることです。

スマイルは、2つのメッセージを送ります。1つが、「余裕ありますよ」ということです。そして、もう1つが、「私はあなたの味方ですよ、敵じゃないですよ」ということを伝えることができるわけですね。ただ単に、スマイルをつくるだけで。

ただ、スマイルをつくるというとすごく簡単なことのように聞こえてしまうんですが、意外とそうではない。特に、私はこういうふうに思います。

表情とは、顔の筋肉運動であると。だから、今まで顔の筋トレをやってきたことのない人は、うまいこと筋肉が動いてくれないわけです。

だからこそ、今までずっと笑顔をつくってきた人は、スマイルつくってくださいって言われた瞬間にニッコリ笑顔をつくれるわけです。

しかし、今まであまりそういうことを心がけてこなかったですよという方には、意外と難しい。

笑顔のつくりかた

私は笑顔のつくり方ということに関して、3つのメッセージを今日はお伝えしたいと思います。まず1つ目。聞き手に対して感謝をするということです。

今、あなた方が時間を割いてくれているから、私はこうしてプレゼンテーションを行うことができる。それは、紛れもない事実なわけです。そこに対して「ありがとうございます」と、感謝の気持ちを持ったら、自然と口元に笑みが出てくる。これが、1つ目。

但し、全然話を聞かない人というのも、やっぱりいます。一番大事なのは、2つ目。これから、言うことです。

2つ目は、頑張って口角を上げてくださいということです。口の端をグッと上げて、横に広げる。そうすると、歯が見えます。

歯が見えるとこまで口を開けると、これはもう笑顔なんです。受け手は、そう認識します。でも、みなさんこんな言葉を聞いたことはないですか?

「この人、目が笑ってないんだけど」って言葉。確かにそうなんです。口だけ笑っているだけで、目が笑っていない。こんな状態です。

確かにあるんですが、もういいじゃないですか。口だけで、8割笑顔がつくれるわけです。

目が持ってるものは、2割です。但し、その2割は本当に心の中から笑顔にならないとなかなか動いてくれない筋肉というのが、この目の周りにいっぱいあるわけです。

それは、無理だからしょうがない。8割、笑顔だったらもう良くないですか? で、ここに(口に)意識を向けなかったら全然、笑顔のかけらもないわけですから。

それに比べると断然良いんだから、もう良しとしましょうと。80点で良しとしましょう、という話。

そして3つ目は、自分がついつい笑ってしまいたくなるような話を最初からメッセージの中に盛り込んでおくということです。

例えば一番わかりやすいのが、ボケた時です。ボケた時って、ムッスリした状態でボケないですよね。ちょっと口元に笑みをつくりながらボケるじゃないですか? だから、自分が笑いたくなるような話を最初に盛り込んでおきましょう、ということです。

今回、笑顔について、それがいかに重要か、読み取られますよ、という話。そして、そこでプラスの印象を与えるために、笑顔をつくるための方法を3つ話しました。

1つが、相手への感謝。2つ目が、頑張って口角を上げてください。そして3つ目が、自分が笑うような要素を最初から話に入れておきましょう、ということです。

以上、表情についてお話しました。プレゼンテーション・アドバイザーの野村尚義でした。

続きを読むには会員登録
(無料)が必要です。

会員登録していただくと、すべての記事が制限なく閲覧でき、
著者フォローや記事の保存機能など、便利な機能がご利用いただけます。

無料会員登録

会員の方はこちら

関連タグ:

この記事のスピーカー

同じログの記事

コミュニティ情報

Brand Topics

Brand Topics

  • ファシリテーターは「しゃべらないほうがいい」理由 入山章栄氏が語る、心理的安全性の高い場を作るポイント

人気の記事

新着イベント

ログミーBusinessに
記事掲載しませんか?

イベント・インタビュー・対談 etc.

“編集しない編集”で、
スピーカーの「意図をそのまま」お届け!