高橋大輔選手に対して

質問者:ニコニコ動画の七尾と申します。高橋(大輔)選手についてお聞かせください。オリンピックの高橋選手の競技を実際そのときテレビなどを通じて実際ご覧になったかということと、改めて影響はあったと思うのですが、高橋選手におっしゃりたいこと。そのとき感じたことを詳しくお聞かせください。

:高橋選手とは、一度番組を通して直接お会いしたことがあり、あとは雑誌等で特集を組まれて、高橋選手の滑りに対する、思いに対する、ことに私が発言したことがありますけれども、もう今この時点に及んでですね、それはもう凄いことであり、素晴らしい演技であるというお話は(過去に)しましたけれども、今その感想に触れることは、精神的にちょっと難しいですが。本当にあのような素晴らしい選手がこの曲を選んでいただいたことに感謝は、まず今でも変わりませんし、高橋選手自身がとても精神の強い方なので、もしかしたらこういう事件が影響したのかな、という気持ちはありますが、それを乗り越えていってくださると信じておりましたので。はい。自分の責任は大きく感じておりますけれども。

質問者:演技はご覧になりましたか?

:辛くて見れませんでした。

質問者:読売新聞の松本です。今まで佐村河内守さんの名前で発表された楽曲の著作権、今は佐村河内さんが持っていると思うんですが、それは今後どうする、新垣さんは著作権を主張しないとおっっしゃっていますけれども。それについてお伺いしたいです。

:これから、今新垣さんが何を思われている、ということがちょっと今わからない状態です。記者会見では新垣さんは著作権を放棄するとおっしゃったというのは、知人から聞いただけの情報で知っていましたけれども、今後弁護士さんを通じてどのような回答が来るのかということは、まだわかっておりません。

質問者:ということは、今後も弁護士との話し合い次第では、佐村河内さんが著作権を主張し続ける可能性はありうる、という理解でよろしいですか?

:とても難しいです。例えば先程のソナチネに関して言いますと、新垣さんは私がまず一番最初に設計図を立てるのに、とても心を砕いて作った交響曲第一番について、あれは実験的な音楽なのであったとか、宇宙戦艦ヤマトなんだとか、まるで私の意にそぐわぬような……。私は新垣さんをコスモスのときから新垣さんを信じて、悪いことではありますが、ゴーストとして信用していたのですが、あのようなことを言われて大変ショックを受けましたし。

その反面ですね、「ソナチネ」のような高橋選手が滑って有名になったような曲に関しては、完全に自分のものだというような主張をされていますが、あの曲に関しても、まあもちろん彼は証拠を持っていても出さないと思いますけれども、きちんとした私の設計図というものに基づいて書かれているのにも関わらずず、彼は、自分で言うのもなんですけれども「あれは私の傑作です」みたいなことをおっしゃっているのがとても疑問です。ですので、今後どの曲がどれほど、著作権が、あるいはすべての曲が著作者と著作権者に分かれていくのかというのは、まだわからないところです。松本さん。

バレなければ続けていたのか

質問者:中京テレビ「キャッチ」のアベと申します。18年間、どういう思いでこのお仕事を続けてきたのか。今回、新垣さんが会見したことによっていろいろなことが明らかになりましたが、これがなければ、このまま続けていったのですか?

:まず思いですけれども、新垣さん自身は、なんていうんですか、私を甘く見ていたのか、絶対に佐村河内は、私(新垣氏)はバラサないだろうと思っていたに違いないとおっしゃっていましたが、そんなことはなくてですね、とてもずっと、私自身が、あるテレビ局さんで大きく取り上げられてから、どんどんどんどん、自分で制御できないくらい大きな存在になってしまって、自分自身はもうすごく恐怖は覚えていました。やっぱり、いつかバレるんじゃないかという気持ちはすごくあって……。すみません、後半の質問、なんでしたっけ?

質問者:18年間、あなたはどういう思いで仕事を続けてきたんですか? いろいろあったわけですよね。バレなかったということが良かったと思ったのか。バレなければこれからも続けていったのか。

:10年後に、新垣さんはお話したんですけれども、ま彼から本当のことを言ってもらえるかわかりませんけれども、10年後にやめようという引退しようという思いでおりましたけれども、新垣さん自身から、「文春」にも正しい事が書いてあってですね、「『新潮45』を読んで怖くなったからもうこんなことはやめましょうということを言われたときにですね、やはりもう少し、恥ずかしい話ですけれども、日本コロムビアさんから「次の作品、次の作品」という要望がありましたので、なんとかそれを必要最小限におさめるために、「じゃあまあ、あと2つの曲だけお付き合い願えないか」ということでお話をしたところ、それが3年に1曲というような形で、あと2曲で引退しようというような気持ちでおりました。

質問者:罪の意識とか、皆さんを騙しているというような意識はなかったんですか?

:ありました……。すみません。

聴覚検査結果について

質問者:中京テレビ△△と申します。先ほど診断書が配られたのですが、こちらには「聴覚障害に該当しないと診断します」と書かれています。聴覚障害ではないというふうに見受けられるんですが、手話の方が同席されているという現状、どういう今、耳の状態なのかを教えていただきたいのですが。

:はい。該当しないというのは、一番上の「身体障害者手帳を交付するかしないか」に係っている、それには値しないということです。ですので、裏に書かれているこちら側が……感音性難聴だとか、ABRの構造、4つ目の、4行目の、そこを一番皆さんが検査を受けろっておっしゃられたところだと思いますけれども、自分で操作ができない、脳波の、V波というらしいんですけれども、いわゆるその、ごまかしの効かない、自分では何もしない、脳波が音を感じたときに、V波が何デシベルで感じるかという、科学的な検査の結果です。

右が40デシベルで感知した。左が60デシベルで感知した。普通の人は10デシベルで聞こえるそうなので、まあきっと、足して2で割るとまあ、50デシベル、半分ということになります。

で、裏側に書かれている、右40.8デシベル、左51.3デシベルというのは、あの自分で挙手で聞こえたぞ、という検査で。これも先生からは、全くこちらのものと矛盾していない結果であるということでした。

質問者:今、私の声は聞こえないですか?

:音ですか? 声? 音は聞こえます。かすかに聞こえますけれども。そこが感音性難聴というところなんですね。伝音性難聴というのは、耳がつまった感じで、発せられた言葉とかは正しく耳に伝わっているんだけども、耳に栓をしているような感じで、いわゆる耳が遠い状態の障害で。

感音性難聴というのは、部分でいうと、外耳、中耳、内耳とありまして、中耳は中耳炎とかの……。私の障害は内耳、だから他牛という部分です。で、そこの部分に障害があって、音が歪んで聞こえるという障害です。耳元で、60デシベル以上の音で何かを言われても、音はわかるんですけれども、言葉がちょっと曲がって聞こえるとか、ねじれて聞こえるといった状態なので、非常に言葉としては聞きとれないので、このように手話通訳者の方がついているというのは、天地神明に誓って、今までも、今も、今からも、私には大切で必要な存在です。

質問者:新垣さんは会見で「ずっと聞こえていたように思う」といった発言をされましたが、そのことに関しては、どういうふうにお考えですか?

:それはこちらの、皆さんが受けろとおっしゃった、ABR検査ですべて否定されることであってですね。だからそのことに対してはたくさん質問いただきたいと思うんですが、耳に関すること、新垣さんはすべて嘘を言っている。まったくの嘘です。ありえません、科学的に。私が電話をしたとか。本を読んだんですけれども、電話をしてこういうことを喋ったとか。まったく馬鹿馬鹿しい話だとは私思うんですけれども、後ろから名前を呼びかけたら振り向いたとかですね。各局の皆さんが、佐村河内守が耳を聞こえていたのは周知の事実だなんてことは、信じられない言葉です。私は2年、約1年半で各局とFAXだけでずっとやりとりをしてきましたけれども、そのような疑いとか、誰かと電話をしたようなこともありえませんし。

ゴーストライターに曲を依頼し始めた経緯

質問者:TBSの蓮見と申します。シンプルな質問なんですけれども、そもそも何故新垣さんに曲を依頼することになったのか。そして何故ゴーストライターに、自分で曲を作らずに、曲を依頼しようという思いに至ったか、そもそもの原点について、動機について教えてください。

:はい。私自身はまず新垣さんとの出会いについて、覚えていませんでした。で、週刊文春さんを見させていただいて、あるバイオリニストの新垣さんの後輩の方からの紹介で、「オケをアレンジしている方がいらっしゃないか」ということを僕がお願いしたそうで、その女性も覚えていませんけれども、ま、ある喫茶店で、新垣さんとお会いしたのが最初のきっかけで。

最初はですね、「コスモス」という映画は第2の主役としてオルゴールというのが、とても重要なポイントを占めていたので。そのオルゴールのメロディーはもちろん自分のシンセサイザーで、打ち込みで、何パターンか作って。その中の楽曲も5-6曲は作ったと思います。それを当時のMDを持ちまして、彼と会って。それで、まず主題がオルゴールのメロディだったので、それを主題を元に、オケを使って、オーケストレーションしてもらえないかという。

本当に正直なこと言います。オーケストラにすごい憧れがありました。で、自分では書けないので、なんとか自分の主題を……。あとは先ほど申しました、なんとか言葉で、もうそういう雑学的なクラシックの知恵だけはあったもんですから、それらを駆使して、なんとかここはイ短調でどうので、っていうような。ここはブリッチをかけて次につないでくれ、ここは転調してほしいとか、事細かなのはありましたけれども、概ね新垣さんにアレンジをお願いしたり、編曲をお願いしたりしたことは間違いございません。それで、正直に言って、それがお金で始まったものですから、もうそれで習慣化してしまったというのが正直なところです。

質問者:これ、一部の声として、ご自身を「耳の聞こえない作曲家」ではなく「プロデューサー」あるいは「企画を立てた人」という風に名乗って、新垣さんに「作曲者」として名前を連ねてもらうという方法も、選択肢もあったと思うんですが。なぜ新垣さんは影の存在で、ご本人だけが表舞台に立つことになったのでしょうか。それは佐村河内さんのお考えでしょうか?

佐村:はい。当時すずきじゅんいちさんという監督さんに、「マリリンに逢いたい」とかいう映画を撮られた監督さんなんですが、依頼を受けまして。で、当時工事現場で働いているときに、突然の依頼を受けたものですから、それはもう私自身が依頼されたものだということで、本当にいけないことだとは思ったんですけど、自分だけの名前でやりました。すいません。

質問者:それを悔い改めようと思ったきっかけはないですか?

:何度もありましたけれども、どうしても、自分が巨大化していくたびに、それが言い出せなくて。そういう思いはありました。すいませんでした。

質問者:ありがとうございます。

NHKスペシャルでの少女と家族に対して

質問者:関西テレビの○○と申します。NHKスペシャルの番組と平行するような形で、あなたが当初、冒頭で名前を出された少女とご家族の取材をしてきた者です。そもそも冒頭でお名前を出されたこと自体も信じられません。ご本人のちゃんと了解はいただいているのでしょうか。その上で、今彼女が今どのような辛い思いをしているのかとか、あなた本当に本当に感じているんでしょうか。彼女は周りからいろんな手を差し伸べてくれようとする人に対しても、おばあちゃんに対して「あんまり信じないほうがいいよ」と言っています。実際に、11歳の少女の人生を損ないかねないことを、あなたはしました。彼女やおばあちゃんに、なぜ騙したのか。なぜ亡くなったお母さんを利用したのか。そのことに対してしっかり答えてください。

:繰り返しになりますけれども、被災地に対しても……。まずお詫びしなければいけないのは、しっかりと文春の記事を読んでおりませんでしたので、(そのご家族)さんの。

質問者:名前を出すのは個人に許可をいただいているんですか? できれば匿名でお願いします。

:失礼しました。ごめんなさい。まず被災地の、NHKスペシャルに出演してくださったご家族ですけれども、最初の部分でお名前を出してしまった部分については、カットのほう、ご協力をお願いします。すみません。申し訳ありません。

質問者:なぜ騙したのか、なぜ利用したのかという声に、本当に真摯に答えてください。

:繰り返しになりますけど、そのご家族を最終的にはこのような形で騙したというような形になって、本当に心から詫びております。彼女の苦しみを思うと、今すごく、他の誰よりもですね、申し訳ない気持ちでいっぱいです。その他の学校の先生たちや、あとお婆様もやらせのグルだったんではないかと疑われていると聞いて、とてもショックを受けたし、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

基本的には、繰り返しになりますけれども、本当にゴーストライターというやり方を使った、それを黙っていて進めていた、ということは、まず大きな過ちであり間違いであり、私が一生償っていかなければならない罪だと思っていますけれども。これだけは申し上げたいんですが、あの子やおばあちゃま、本当に大好きで、本当に心から、やり方は間違っていましたけども、亡くなったお母さんに対しても、本当にこのことで小さな光が届けばなという思いでやったことは、本当に真摯な気持ちでやっていました。ただそのことは結果的に、とても恥ずかしいけれど、バレたという形で傷つけてしまったことに対して、ものすごく反省しております。

一点だけ言わせてもらいますと、これは非難ではないんですけれども、誤っていることがあの雑誌にはたくさんありますので、正直に言わせてください。「私が彼女にパパと呼べ」と言ったことは全くありません。

質問者:本当ですか?

:はい。逆で私の妻に電話がかかってきて、「これだけは内緒にしてね、実は守ちゃんのことを最近、あの子はパパと呼び始めているんですよ」というのを聞かされたのが最初です。もう一点あります。「娘をくれ」と私が言った。まったくの嘘です。逆です。

質問者:嘘ではないと思います。逆というのはどういうことですか?

:これはたくさんの証人がいると思いますけれども、名前を出していいのか……。あるテレビ局のスタッフさんとお宅にお邪魔しているときに、隣のうどん屋さんにご飯を食べに行こうということになりまして、みんなで行ったときに、おばあちゃまが私の席の前に座って、突然私の手を握りしめて、「守さん、お願いね、私が死んだら、あの子をお願いね」という風にお願いされました。

質問者:この話をこれ以上続けても、謝罪すると、お詫びをすると言っているご家族の方のほうの信頼というか名誉を失うことになると思うのでやめます。最後にひとつだけ聞かせてください。あなた先ほど、結果的に裏切ったとか、結果的に嘘をついてたと言いましたが、あなた最初から嘘をついていたし、最初から利用してたと思われても当然だと思います。そして、お母様だけでなく、被災者の目の前でコンサートを開いたときに、お母さんのことや、あるいは他の被災者の方々のことを指して、「降りてこなかった曲が女川の海を見たら降りてきた」と。それは亡くなられた彼女のお母さんへの非常なる冒涜だと思います。なぜそんなことを言ったのか、そのときどんな心境だったのか、教えてください。

:その点につきましては反省しております。申し訳ありません。

質問者:なぜ言ったのかということに答えてください! 被災者や亡くなられた方々を利用してたんじゃないですか!?

:断じて違います。

質問者:どう違うんですか? じゃあなぜ嘘をついたんですか? 答えてください!

:嘘? 

質問者:最初から嘘をついて近づいて、曲を作って、もともとCDにしないと言ってた曲をCDにして。何がしたかったんですか?

:あの、CDにはしておりません。

質問者:その件はいいです。なぜ騙したんですか? そこにまったく答えていません!

:「結果的に」という言葉を使ってはいけないということですから、使いません。騙したことになると思います。申し訳ありませんでした。