CLOSE

プレゼンテーションで、姿勢が聴き手の印象を左右する(全1記事)

やる気が伝わる姿勢をつくる3つのポイント プレゼンのプロが教える、話し方のコツ

効果的なプレゼンの方法をプレゼンテーション・アドバイザーの野村尚義氏が教える「戦略的プレゼンテーション」。今回は「姿勢」の大切さについてレクチャーします。背もたれにもたれたり、猫背だったり、だらけたような姿勢でプレゼンを行うと、聞き手には「やる気ないな」というような印象を与えてしまします。熱意を持って、真摯な態度で話している印象を与えるためのポイントは3つあると、野村氏は語ります。顎を引き、ピシッと背筋と背骨を伸ばし、手をプラプラさせずに話すことで、聞き手に伝わる印象が変わってくるとのこと。話に集中すると姿勢や動作については忘れてしまいがちですので、意識をせずともできるくらいまで、練習を繰り返すことが重要なようです。

プレゼンテーションにおける“姿勢”の大切さ

野村尚義氏:こんにちは。プレゼンテーションアドバイザーの野村尚義です。今日は、姿勢の話をしたいと思います。

「プレゼンテーションにおいて、姿勢はどのように大事なのか?」ということなんですが、簡単に言うと、姿勢が良いと話す意気込みを持っていて、姿勢が悪いと「何か話す気ないな」と思われやすいということです。

物事を話す時に「あいつは姿勢がなってないんだ」って、たまに聞きますよね。じゃあ、この「姿勢がなってないんだ」ってセリフは物理的な姿勢の話をするのか? マインド、精神的な姿勢の話をするのか? ほとんどの場合、精神的な姿勢ですね。

実は物理的な姿勢が崩れると、精神的な姿勢まで悪いように感じてしまう。これが、実はプレゼンテーションおける真実なんです。

例えば話し手がピシッと背筋を立てて、こういう状態で話をしているって時と、

背もたれにもたれて、体を崩して、こういう状態で話してる時。

聞き手が同じように思ってくれるわけがないんですね。ピシッと立っている、ピシッと背筋をのばしている、腰骨を立てていると、話し手はものすごく熱意を持って、真摯な態度で話しているように感じやすい。

一方、姿勢が崩れるだけで、「面倒臭いなあ」「やる気ないな」というふうに感じてしまう。

今の私を見ていても、恐らく皆さんそういうふうに感じるんじゃないでしょうか。でも、実際は物理的な姿勢と、精神的な姿勢って、相関関係ないはずですよね?

でも受け手は、そういうふうに受け取ってしまうんです。だからこそ我々は、ピシッとした姿勢に対して意識を向けなければならない。

じゃあ、具体的にどうやるのか。ポイントは大きく3つです。

背筋をのばすこと。顎を引くこと。そして、手をプラプラさせないこと。所定の場所を決めておく。

恐らく、そんなに難しくないと思います。やろうとしてできない方は、ほとんどいないんじゃないでしょうか。

しかし、ついつい意識がポーンと抜けた時に、いつの間にか姿勢が崩れてしまう。これが、よくあるパターンですね。だからこそ、癖になるまで。意識なんかしなくてもできるようになるまで、姿勢に意識を向ける。これを行ってみてください。

以上、プレゼンテーションアドバイザー、野村尚義でした。

続きを読むには会員登録
(無料)が必要です。

会員登録していただくと、すべての記事が制限なく閲覧でき、
著者フォローや記事の保存機能など、便利な機能がご利用いただけます。

無料会員登録

会員の方はこちら

関連タグ:

この記事のスピーカー

同じログの記事

コミュニティ情報

Brand Topics

Brand Topics

  • ファシリテーターは「しゃべらないほうがいい」理由 入山章栄氏が語る、心理的安全性の高い場を作るポイント

人気の記事

新着イベント

ログミーBusinessに
記事掲載しませんか?

イベント・インタビュー・対談 etc.

“編集しない編集”で、
スピーカーの「意図をそのまま」お届け!