挫折を防ぐための方法

DaiGo氏:こんにちは。メンタリストのDaiGgoです。今回はですね、挫折を防ぐための唯一の方法をテーマにしてお送りしたいと思います。

恐らくみなさん、ダイエットをしようとか勉強をしようとか、あるいは英会話に行こうとかでもいいんですけど、何か自分で目標をもって継続的に頑張ろうと思った時に、何かのきっかけでやらなくなってしまったり、挫折してしまったという経験が恐らくあると思います。これを防ぐための方法をご紹介したいと思います。

これはすごい簡単な方法なんですけど、挫折しそうになったときに、どうやってその挫折しそうになった、どうやってその自分を元に戻すか。挫折してやめるって選択肢にいかないで、挫折しそうな自分の心を逃がす道を作る。っていうのが、今回紹介する方法です。

そう聞くと、当たり前だろと思うと思うのですが、だいたいの方は挫折しそうになった時に方法を考えるんですね。挫折しそうになった時に、「どうすれば自分は挫折しないかな?」「どうすれば諦めないで続けることができるだろうか?」って、挫折しそうになった時に考えるんですよ。これは非常に危険です。

なぜ危険かというと、結局やればできるんです。やればすぐできる。今まで続けていたのだから、やろうと思えばすぐできるのに、それをやりたくないな、何か飽きてきたなと、自分の心から遠ざけようとしているわけですよ。

その遠ざけようとしている時に、挫折しないようにする方法を考えようと思ってしまうと、そっちに時間を使ってしまって、結局やらなくなってしまって、いつの間にか習慣はなくなって、挫折してしまうということが起こるわけですね。

しかも自分の気持ちが、挫折しそうになっている時は気持ちが滅入っているわけですから、そんな時に考えたアイディアは有効な挫折対策になるわけがないんですよ。

やめることをやめるというのが一番重要

じゃあ、どうすればいいか。何か皆さんが目標を決めたり、新しいことをやろうと思った時に、「もし自分がこの習慣を続けられないと、挫折しそうになったらどうしようか?」ということを始める前に考えておくんです。

挫折対策は目標に向かって進み始める前に、習慣を作る前に先に決めておいてしまうんですね。こうすることによって、挫折しそうになった時にそれを思い出し、しかも決めているのが一番意欲の高い、これから新しいこと始めるぞと思ってるモチベーションが高い時に決めているので、その時の記憶を思い起こされて挫折対策になりやすいということがわかっています。

例えば自分が1日、20分の運動をしようと決めたとしますよね。それをやっていくとだんだん飽きてきて、挫折するってことが起こります。

じゃあ、最初に20分の運動をやろうと決めたら、その目標と同時にもし20分の運動に挫折しそうになったらどうするかってことを考えるんです。具体的にいうと、どういう時に挫折するかってことを想定しておくと良いです。

例えば朝20分運動するというのを習慣とするとしたら、「朝早く起きられなくて、できなかった時はどうしよう?」と。「前日、飲み過ぎてしまって体が怠くて起きれなかった時にはどうしよう?」と。あらかじめそういうことを考えておくんです。

「朝、起きるのが遅くてできなかったらどうしよう?」そういう場合、「帰ってきたらやってみる」とか。「仕事の休憩時間、この時間にやろう」とか。「会社から帰ってきて、ドアを開ける前にどうしてもできなかった日はスクワットを10回やるだけでOKにしよう」とか。

そういう風に、やめるっていう選択肢から自分をそらすような対策を先に作っておくんです。始める前に。

そうすることによって、挫折してしまう確率をガクッと減らすことができるようになります。もちろん、量は変動する確率はありますけど、やめるっていうことはしないと。

やめることをやめるというのが一番重要ですから、始める前にぜひ挫折対策をしておいてください。効果が出ると思います。メンタリストのDaiGoでした。