「見ている人が増えると、その分だけ頑張れる」

はあちゅう氏(以下、はあちゅう):すごい自由に喋ってますけど……。「強みを持つために」だいぶ堅いタイトルが出てきましたね。

ヨッピー氏(以下、ヨッピー):これは多分皆さんが知りたいことですよね? 我々は、それぞれね、そういう強みがあるとしてですよ。皆さんが今度強みを持つためにはどうしたらいいかっていうテーマですよ、きっと。

はあちゅう:ヨッピーさんみたいな強みを持つためには……(笑)。強みなんだか弱みなんだかわかんないですけど(笑)。

ヨッピー:(笑)。

はあちゅう:どうしたらいいんですかね? でも自分をさらけ出すみたいなところはありますよね?

ヨッピー:そうですね。それもありますけど……どうですかね。ちょっと真面目な話をすると、強みを作るにあたって「舞台理論」っていうすごくいい言葉を友達からパクったんですけど。

バンジージャンプってあるじゃないですか。皆さん、夜中に1人でバンジージャンプ飛べって言われても多分飛ばないじゃないですか。誰も見てないんだったら。馬鹿じゃないですか。でも友達が下で5人くらいがこうやって待ってたら、ちょっと飛んでみようかなって。

これが今度、東京ドームで3万人に囲まれて手拍子されてたら、これ飛ばないといけないじゃないですか。っていう考え方を僕は持ってまして、「見ている人が増えると、その分だけ頑張れる」みたいなところがあるんですよね。

はあちゅうさんも世界一周を本にしたじゃないですか。だけど、多分個人的に勝手に世界一周しようっていうのだと、クオリティが低くなるんですよ。人が見てないと。

だけど、人に見られる環境に自分を追い込むことによって、ちゃんと人に見せるものができるっていうのがあるので、そういう機会をどんどん増やしていくといいんじゃないかなとは、若干思いますね。あれ? いいこと言いませんでした?

みやけよう氏(以下、みやけ):すごく、あの、柄にもなく……。

ヨッピー:(笑)。でもそうなんですよ。僕、42.195キロ背負って走るとか「よくそんなんやりますね」とか言われますけど、何万人っていう人が見てるって思うと、これはやらざるを得ないなってちょっと腹をくくれるんです。

はあちゅう:私も一緒で、先にやりたいことを言ってしまうっていうのが、ヨッピーさんと同じです。宣言してからやる。世界一周をタダでするっていう企画を立ち上げたときも、タダでできるわけがないってちょっと自分でも思ってたんですよね。なんですけど、もう「こういう企画をやります」っていうのを、先にブログで立ち上げたんですよ。

で、ブログでやりますって宣言しちゃってから、企画書作って、本当にひとつひとつお問い合わせ窓口みたいなのをググって、そこに企画書を送りつけるところからやって、最終的に25社の協賛を2カ月で獲得できました。

その時にやっぱり、人に見られてるからって思うと、意地でもやろうっていう気持ちが芽生えてきて、そういう見栄っ張りなところ。なので、そこで見てる人達に「おー!」って言わせたいって思うことによって、自分以上の力が出るんです。

「生産する趣味」と「消費する趣味」

ヨッピー:アウトプットをすごく続けるといいと思うんですよね。僕、趣味って2種類あると思っていて「生産する趣味」と「消費する趣味」っていうのが分類なんですけど、お金を払ってサービス受ける趣味、これは基本消費。

映画を見るのが好きだっていう人、多分いると思うんですけど、映画を見て、この映画おもしろいなーとか、それだけだとこれ「消費する趣味」ですけど、じゃあ映画を見ておもしろかったから、自分なりにその要点をまとめてブログに書くっていう発信があるわけじゃないですか。そうすると「生産する趣味」になる。

だから皆さんが持ってるそれぞれの趣味を、どうにかこうにかして生産側に回したらいいんですよ。

カラオケが好きっていう人だったら、カラオケに行って歌ってるだけだったら消費してるだけですけど、カラオケが好きだから、カラオケ同好会とか大学でカラオケ好きな人集めて、年に2回大カラオケ大会やりますっていったら、これ生産する趣味。

だから皆さんが持ってる趣味をアウトプットすることを意識すると、結構それが強みになるかなあっていうふうな気が……しません? 

はあちゅう:趣味とか特技とかって、わりと自分で気付いてないことが多くて。例えば私、本をめちゃめちゃ読むんですけど、週に少なくても3冊から5冊読むんですよ。

でも小さい頃からそれが普通だと思っていて、皆それぐらい本を買うもんだと思っていたのだけど、友達に言ったら「それはちょっと本を買い過ぎだよ」って。

「年に1冊くらいしか読まないよ」って言われて。人前で言ってみて初めて人に指摘されて、「それ私の特技なんだ」って。人とのコミュニケーションとか比較することによって、自分が初めて分かる、みたいなことはあると思います。

みんな、意外に自分のことは見えないもんだな、と。自分で思っている「普通」は他の人にとっての「普通」じゃないんですよね。

みやけ:そこは、相手に伝えるからこそ気付かされることが多くある、ということなんですかね。

はあちゅう:そうそう。引きこもってたら世界が広がらなくなっちゃう。

やりたいことはあっても、実際にやってみる人は少ない

ヨッピー:やっぱ、積極的に外に出すべきですよね。そもそも「趣味もやりたいこともない」みたいな人。そういう人が多くて、大学生でも「これからどうしよう」って人結構多いんじゃないかと思っていて。手をあげてください。これからどうしようっていう人、結構いると思うんですよ。あ、いないですか?

はあちゅう:意外と趣味とかあるんじゃないですかね。皆サークルとか入ってるし。

ヨッピー:そっか。将来やりたいこと見つかんないっていう人。あ、でもいました。それは結構いますね。自分が何やりたいかわかんない人。自分が何がやりたいかよくわかんない、別にやりたいこともないっていう人が。

そういう人に僕がよく聞くのが、インターネット記事に書いたことあるんですけど。パラグライダーに乗ってみたい人? ね、結構いるじゃないですか。じゃあパラグライダーに乗ったことがある人? ほぼいなくなるんすよ。だからね、皆さんやりたいことはあるんですよね。

例えばパラグライダーに乗ってみたい。で、パラグライダーに乗ると。「めちゃくちゃ楽しい!」「俺はパラグライダーを広げるのを仕事にしよう」っていう選択肢が増えるかもしれない。パラグライダーって1万5,000円くらいでしょ。

はあちゅう:そうですね。私、群馬でやりました。大学の時に。

ヨッピー:そんなに高いもんでもないし、意外と近くにあったりするんですね。こんだけたくさんの人がパラグライダーに乗ってみたいのに、乗ったことある人は誰も手あがらなかったかなっていうぐらいなんですけど、はあちゅうさんは乗ったことあるんですよ。

ここは結構差があるのかなって思ってます。やりたいことを実際にやるのか、それともやりたいって思ってる自分すら気付かずそのまま過ごしてるか。

夢を叶える癖をつけて、最初の1歩を軽くしよう

みやけ:そのやりたいことが見つかったとき、やりたいと思ってるときに、1歩目が超重要じゃないですか。

ヨッピー:そうですよ。

みやけ:そういう時って、どうやって自分をまくしたてていますか?

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