「ネットの世界は経営学が当てはまらない」 じげん・平尾氏がネット起業の醍醐味を語る

挑戦する人生を楽しもう #1/5

IVS 2015 Spring Workshop
に開催

業界の第一線で活躍し続ける経営者3名―じげん・平尾丈氏、コーチ・ユナイテッド・有安伸宏氏、ディー・エヌ・エー・赤川隼一氏が一堂に会し「挑戦する人生を楽しもう!」をテーマに意見を交わしたセッション。本パートでは、起業のきっかけや現在に至る経緯など、登壇者が自己紹介しました。(IVS 2015 Spring Workshop より) 編集部注:2019年4月25日、登壇者の発言に誤りがあったため本文を一部修正

全国各地から集まる参加者たち

佐俣アンリ氏(以下、佐俣):おはようございます!

一同:おはようございます。

佐俣:朝イチに来てくれた真面目な人たちなので、楽しいセッションにしたいなと思っていて。全員席を前のほうに来てもらいたくて……。全員前側に。ほら、立って立って。

赤川隼一氏(以下、赤川):密集感を作ろう。

佐俣:前のほう空いてるんで、どんどん来ちゃってください。スタッフの皆さんも、後から来た人はどんどん前のほうに入れてあげて。せっかくなんだから、近くのほうが楽しいから。

有安伸宏氏(以下、有安):結構バラバラと来ますね。

佐俣:じゃあ始めましょうか。改めまして皆さん、おはようございます!

一同:おはようございます!

佐俣:SFCにこの時間に来るってすごい大変なんだなと思って。僕は二子玉に7時20分集合で来たんですけど、早すぎましたね。自己紹介する前に、ちょっと来場者の属性を確認しておきたいです。

とりあえず、全員手を挙げてください。元気に手を挙げて。ありがとうございます。学生の方? お~、なるほど、ありがとうございます。じゃあSFCの方?

赤川:少ないですねー。

佐俣:半分ぐらいかな? 関東圏以外から来られた方は? すごい! 例えば前の方は……滋賀? 神戸? すごい。

有安:西から来た人ってどのくらいいますか? あっ、すごいいっぱいいる。

平尾丈氏(以下、平尾):琴坂先生だ。

履歴書でロックについて熱く語り、書類選考で落ちた

佐俣:なるほど。じゃあ、IVSベンチャーサミットのワークショップを始めていきたいと思うんですけど、とりあえず自己紹介から入りましょうか。じゃあ、赤川さんからいきましょうか。

赤川:おはようございます。(平尾さんが)なんか「俺はトリじゃないとやらないよ」みたいな。

有安:大物感出したよね? 最後じゃあオチで。

赤川:改めましておはようございます。DeNAの赤川といいます。朝ですけど、フジロックとかでも朝はガラガラなんですよ。たまにそれがベストアクトになったりするんですね。ということで「あのバンド見た? えっ、見てないの!? もったいない!」みたいな感じの75分にしていきたいと思ってます。

記憶に残る1日にしていきましょう。SFCに2002年に入ってまして、2006年卒です。DeNAには2006年からいます。僕は学生の時は、超不真面目学生で、絶対この時間に授業に行かなかったですね。湘南台に(夕方)5時から7時まで100円でビールを飲める居酒屋がありまして、いかに早くそこに行くかということをモットーにSFCで過ごしておりました。

すごく音楽が好きで、福田研っていうところにいたので、音楽ライターになるかバンドやるか、どっちかかなと思ってたんですね。ロッキング・オンっていう会社に絶対受かると思ってたんですけど、世の中のことを知らなすぎて、履歴書に超小っさい文字でロックについて熱く語りまくってですね……。

まさかの履歴書落ちっていう事態になりました。「やべぇ、就職できないかも……」って思って初めて説明会に行ったのがDeNAです。それ以来、4月で10年目になるんですが、いわゆる事業企画に関わる全般をやってきて、Yahoo!モバゲーっていうのを5年前に立ち上げて、そのあとは海外事業をやってました。

日本から世界一の企業を作る、Googleを超える企業を作るというのをDeNAはモットーにしていまして、その中で海外事業の立ち上げを責任者でやってきました。ここ2~3年は執行役員としてやってきたんですが、3月末で退任することにしまして、今激アツな新規事業をやっております。

みなさんの元にもきっと届いていくと思いますので、DeNAから激アツな新規事業が出たら「あっ、あいつの所業だ」と思っていただきたいと思ってます。

激アツですので、みなさんぜひ使っていただきたいと思います。ただ詳細は今日は一切言えません(笑)。今日は1日よろしくお願いします。

佐俣:ありがとうございます。拍手でお願いします。

学生時代に起業を経験し、卒業後は就職の道を選んだ

有安:はい、おはようございます。コーチ・ユナイテッド株式会社の有安と申します。僕はいろんなジャンルの先生が見つかる「サイタ」っていうサービスをやっています。2007年に創業しました。

学生時代は僕はスポーツばっかりやってて、高校・大学とアイスホッケーをずっとやってたんですけど、自分でビジネスやりたいな、起業したいなと思って慶應のSFCに入りました。

19歳の時、環境情報学部1年生の時に初めて社会人の仲間の人たちと起業したんですけど。その後、大学を卒業した後に就職するっていう道を選んで、ユニリーバっていう外資系のメーカーでマーケティングの仕事をしました。

その後、今の「サイタ」のビジネスアイデアを思いついて、2007年に創業しました。2013年に会社の株式を全部クックパッドに売却して、今はクックパッドの100パーセント子会社っていう形で経営をやっています。

やっぱり朝から来てるってみんな真面目な人たちだと思うので、たくさんいろんな質問をいただきたいなと思っています。今日はよろしくお願いします。

大学に入るきっかけも目的も「起業」だった

佐俣:次は平尾丈さん、お願いします。

平尾:おはようございます!

会場:おはようございまーす! ウェーイ!

平尾:いいですね。この、ほら。見てください。

有安:あれ、何ですか……?

平尾:あれはですね、次元を超える事業家集団の皆さんですね。

赤川:仕込みがあるなんて、さっきのリハでは一切言ってなかったのに……。

平尾:愛情・友情……?

会場:平尾丈!

有安:あっ、そこは仕込みの子たちは言わないんだね(笑)。

平尾:次元を超える事業家集団・じげんの友情・愛情・平尾丈です。あ、(仕込みの)皆さん大丈夫ですよ。はい。今日仕事OKね。

佐俣:あれ、アルバイトで来てるですか?

平尾:いやいや、社員ですよ。社員と内定者が応援と遊びに来てます。

赤川:じげんがつらくなったら、いつでもDeNAに来てください。

佐俣:(笑)。

平尾:ダメですよ(笑)。私も実は、学生時代は有安先輩と同じ学生起業家でございまして、大学に入るきっかけとか目的はすべて「起業」で、以来起業家をやっております。

学生の中ではリードできても、社会では壁を感じた

平尾:今日は大学4年生の方とかいますか? あっ、いるね。今日この時まで就職するかどうか迷ってました。最初は全く就職するつもりはなかったけども、なんかやっぱり、自分の学生起業家としての限界感とか、いろんな活躍をしている起業家の先輩たちとの壁、なんでこんなに違うのか、とかを感じて。

学生の中では全然アドバンテージを取れるけども、社会というサバンナに出てきたらこんなに肉食動物たちがいるのかと。これだけ地球外生物がいるのかっていうのを感じながら、1回修行の旅に出まして。リクルートという会社で、今日はカトフミさん(加藤史子氏)もいらっしゃいますし、アンリさんもね。あんまり後輩っぽくないけど、後輩だよね? 頼むよ(笑)。

リクルートという会社で2年9か月ぐらいお世話になりまして、もう素晴らしく鍛えていただいたと。 今日(アンリさんが)その辺りの古傷をもう1回掘り返してくれるそうなんで、掘り返してもらいながら(笑)。

実はリクルートのグループ企業の社長をやらせていただいていたんですが、その会社をMBO(マネジメント・バイアウト)して、自分でもう1回独立をしました。その後、上場して今に至るという形です。どれだけ起業家に熱量があるのかというのを皆さんに見せていきたいなと思います。

経営学が当てはまらないインターネットの世界

平尾:「次元を超えるってこういうことなんですね」っていうことをお伝えできればと。で、うちの会社自体何をやっているんだということですが、じげんは「愛情、友情、平尾丈」が有名かもしれませんが、CSV(クリエイティング・シェアード・バリュー)経営を志しておりまして、企業活動を通じて社会貢献をするっていうことをテーマに事業をいくつかやらせていただいています。

今日のテーマは「挑戦する人生」ということで、私は経営者としていくつか挑戦があるんですけども、経営って教科書ありますよね。

今日もいろんな方が登壇されますので、教科書に書いてあることとか、准教授の方もいらっしゃいますし、経営学っていうのは専門の1つなんですが、なかなかインターネットの世界って経営学が当てはまらないことが多いんですね。

もう「経営学を書き換えた!」ぐらいの事例にじげんをしたいと思ってますし、それが次元を超える世界観であると。これをみなさんに伝えていきたいなと思っています。熱いですか? 熱すぎる?

佐俣:大丈夫です。完璧です。

平尾:お疲れさまです。

佐俣:ありがとうございます。調整してきましたね(笑)。

平尾:アップしてきたから。

佐俣:すごい。ありがとうございます。

ひたすらに、ベンチャーキャピタルがやりたかった

佐保:じゃあ一応僕の自己紹介を。佐俣アンリっていいます。学生の頃はずっと筋トレをしてて、やることなくて、気がついたらリクルートっていう会社にいましてですね……。

有安:そんなことないよね?

平尾:学生団体とかやってたの知ってるよ。CNETとかに出てたの知ってるよ、俺。

佐俣:適当に流そうと思ったのに……。筋トレしかしてなかったですね、基本的には。体育会にいてずっとトレーニングしてて、最後のほうはベンチャーがすごい好きで、学生のベンチャーを手伝ったりとかゴチャゴチャしていて、自分がやってることって何なんだろうな? って思ったらすごくベンチャーキャピタルに近い仕事だった。

で、結局ベンチャーキャピタルがしたくて、リクルートに1回入って「やっぱベンチャーキャピタリストになりたい!」ってなって。

すごい原始的な仕事なんですね。ベンチャーキャピタルっていうものをやりたいっていうだけで、ベンチャーキャピタルに転職して、もっとやりたいっていうことで自分でベンチャーキャピタルを作っちゃったのが2012年。今から3年ぐらい前に、ベンチャーキャピタリストとして独立してやってます。

20代前半でも数十億規模の起業ができる

佐保:実は学生の頃、平尾さんに会ったのをいまだに覚えていて。リクルート内定者だった時に人事に「優秀な先輩社員を紹介してくれ」ってお願いしたのですけど平尾丈さんを紹介してくれて。名刺交換した瞬間に「あれでしょ? お前も会社辞めるんでしょ? 俺もなんだよね!」って言われて。

平尾:それ、ずっと言うんだもん。

佐俣:今でも覚えてるんですよ。そんなのありえないじゃないですか。リクルートに入るってワクワクしてたのに「俺辞めるんだよね」って言われて、本当に僕の入社までに辞めてて。とんでもない先輩だなっていうのを未だに覚えています。

平尾:ありがとうございます。

佐俣:そこからたぶん8年ぐらいのお付き合いです。僕はベンチャーキャピタルという仕事をしているので、ベンチャーとかに出資していて。

たぶんみなさんは20歳から23歳ぐらいの人が多いと思うんですけど、それぐらいの人への出資がすごい多いです。最近だとDeNAさんにグループ入りした「ペロリ」っていう会社は僕が出資して応援させてもらっていて、そこは社長が当時24歳で、他のメンバーが全員20歳から19歳というメンバーでした。

なのでみなさんも全然起業ができて、数十億とかで買収されちゃうような会社ができるような年齢だっていうので僕はワクワクしてるんで。会社やりたいなぁって思ったら、とりあえず僕に声をかけてくれれば……。悪いようにはしないと思うんだよねぇー。

平尾:超悪い顔してるじゃん(笑)。

佐保:バレた(笑)。悪い人のキャラで行こうかなと。

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IVS(Infinity Ventures Summit)

IT業界の一流企業の経営者や経営幹部が一同に会し、ディスカッションやスピーチが行なわれる豪華イベント。普段は見ることのできないクローズドな経営者同士の会話や経営裏話など、日本のIT業界の最先端情報がここに集まっています。
IVSは、主に経営者向けに行なわれる通常のイベントのほか、学生向けに行なわれるワークショップも年に数回開催されています。ログミーでは、公式メディアパートナーとしてその中の人気セッションを全文書き起こし、全部で400記事以上のコンテンツをご覧いただけます。

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