2024.12.10
“放置系”なのにサイバー攻撃を監視・検知、「統合ログ管理ツール」とは 最先端のログ管理体制を実現する方法
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小野裕史氏(以下、小野):逆にみなさんにお願いしたいんですけど、原体験やエピソードで語ると入りやすいと思うんですよね。いわゆる論理とかではなくて「どうやったらどう感じるんだ」っていう原体験みたいな話をたぶん小澤さんがしてくれるんじゃないかと思いまして、ちょっと振ってみたいと思うんですけども……。
小澤隆生氏(以下、小澤):本当に真田さんっていうのはすごい経営者だなと思って聞いてたんですけどね。真田さんは今大事なことを3つおっしゃったんですよ。みなさんメモってくださいね。
1つは、経営者の研究も含めて、過去の事例の研究をしっかりされている。成功するためには、成功した人の事例を研究するっていうことなんです。これが1つ。
もう1つ、これね、一番大事かもしれないですね。失敗する前提なんですよ。みなさん方はそもそも物事に取り組んだことがないだろうから「成功することをやろう」って言って、成功するためにやるんですよ。
でも新しいこと、新規の事業っていうのは、やったらわかると思う、十中八九失敗ですよ。その前提に立って物事を進められるかどうか。当たり前のように言ったけど。
みなさんの大前提と違うのは、真田さんやっぱり「だってダメじゃないですか」っておっしゃってましたよね。これがとても重要なこと。これが2つ目。
3つ目は、成功させるためには成功することだけやるっていうことですよ。逆説的ですけども、十中八九失敗するんだったら、できるだけ早めに失敗して、成功する1か2を見抜くんですね。
8から9を早めに小さな実験で殺しておいて、残った1、2は成功することが見えてるんだから、自信を持ってできるんです。
これは僕らが本当によくやる手法ですね。すごく小さなサイズで実験をして、物事の本質だけを実験されますよね? 要は、いきなりビルを建てるんじゃなくて、骨組みだけを建ててみて、これで成功するかどうか。
極端な話、Facebookの投稿1つだけでも実験できるわけですよね。それで「これは失敗せんぞ」ってわかったら初めて取り組むと。成功することだけやる。これは究極の成功の方程式だと思いますね。以上、現場からお届けいたしました。
(会場笑)
小野:ありがとうございました。さすがですね、拍手!
(会場拍手)
小野:勝屋さんにもぜひお伺いしたいんですけど、勝屋さんは経歴をご存知ない方もたくさんいらっしゃるかもしれませんけども……。
勝屋久氏(以下、勝屋):会社員だからね。
小野:もともとIBMっていう会社で活躍をされていて、今までになかった仕事を自ら作ってきていますよね。それはどういう形で「これはいけるんじゃないかな」と思われたんでしょうか?
勝屋:そこに至ったのは、会社にリストラされちゃったんですね。48歳でお金が全く無くなって、オザーンのとこにも相談に行ったかもしれないんですけど、昔いろんな人に相談に行って。
どうしようと思ったら働きたい場所がなくて、会社も僕のポジションを作ってくれるっていうんだけど、会社もあんまりおもしろくないなと。
48歳だったんで、もう二進も三進も行かないって言って佐藤さんと「プロフェッショナルコネクターっていう職業を作ってみたら」っていう話をして、さっきの欲求の話じゃないですけど。
やり始めたらできるんだけども、やっぱり不安だとか恐れだとか、子どもも大きいし、養育費も払わなきゃいけないし。
まぁいろいろあって、なんかモヤモヤしてて、小野ちゃん夫婦にも励まされたりしたけど、やっていくうちになんかうまくいってきて。
でもそれは自分をだんだん信じて……、自分と向き合ってきたのかな? あんまり向き合ってなかったのかもしんないよね、それまで。
真田さんとかオザーンとか佐藤さんとか平尾さんとか、ちゃんと自分と向き合ってるから起業されてるんだけど、僕はずっと向き合ってなくて、ただなんとなく「こんなもんでいいかな」っていうサラリーマンだったんで。
でも本当に向き合い出してから人生がちょっとずつ変わってきて、絵も色弱でそんなによく色はわかんないんだけども描いたらおもしろくて。それで今アーティストをやってみたいなぁみたいになって……。
なんかちょっと全然言ってることがテーマと違うんですけど、何言いたいのかな(笑)?
「みんなチャンスがある」っていうことを言いたいなっていうのがあって。僕のチャンスの根源は、1999年に37歳の時に真田さんに会ったんだけど、オザーンとか真田さんとかそういう人たちを見て、なんか触発されちゃったのね。
それでもがいて、自分では何もできないなと思って、コンチクショーと思ってるんだけど、サラリーマンで。でもこの歳になって自分の道を見つけた、でもみんなそれは真田さんたちのおかげっていうか。
みんながラッキーなのは、オザーンとか光紀さんとかこのへんの空気に触れるっていうだけでも、明日変わるかもしれないし、僕みたいに48歳で変わるかもしれないし、わかんないけど、どんどんいろんな人に会うのが一番いいなぁと思ってます。ごめんなさい、言ってることがおかしいんで……。
小野:いえいえ、ありがとうございます。熱いメッセージですけれども。
勝屋:シーンとしちゃったね(笑)。
小野:いえいえ。平尾さんは何かありますか?
平尾丈氏(以下、平尾):素晴らしいお話ばっかりで聞き入っちゃって……。ここのポジションよくないですね、なんかもう聴衆の感覚で聞いてました、すいません。
プレゼンターとしていくつか話したいと思うんですが、自分の場合は学生時代に「1万人に会おう計画」っていうのをやりまして、別に1万に意味はなかったんですけど、学生生活で1日3人会えば1000人ならまぁ達成できちゃうだろうな、1万人なら無理だろうと思いまして。
いろんな手段で会いに行くんですけど、やっぱりなかなか大人は会ってくれないわけですよね。自分の場合は1万人のn=1万で、どんな大人がカッコいいのかっていうのを考えていったのが起業家への第一歩だったなと思ってるんですけれども。
そんな中でやっぱり問題発見と問題解決をセットでやってる大人っていうのがすごいカッコよくて。ここに座ってらっしゃるみなさんがたぶんそうだと思うんですが。自分も起業家の方の本とか伝記とかは好きだったんですけど、実際どっちかというと会いに行って話を聞くタイプだったので、本に載ってない話とかも聞くのも好きでした。
で、自分なりに言うと、会った1万人の方と同じ人生は嫌だなというのがすごい強かったと思っていて。誰かがやってることはすごい嫌いで、誰かがやってないことをどんどん突き詰めていくと、今の自分があったかなと思ってるんですよね。
誰かがやっていたらやらないっていう意思決定を、1万人に会いながらしていったという当時のことを思い出しました。
小野:ありがとうございます。じゃあ続きましてたくさん手が挙がっていたので他にも質問したいという方はぜひ手を挙げていただければと思いますが……。
質問者8:こんにちは。同志社大学の○○と申します。自分の目標を叶えるときの1つのキーが、僕は「早寝早起き」かなと思っていて。
小野:早寝早起き。
質問者8:睡眠について、特に僕は社長のお三方にはどういう考えがあるのかとか、睡眠時間をどのくらい取ってるのかというのを聞きたいです。
小澤:これ簡単なんで睡眠時間、バーっと答えていきましょう。
小野:えーっと、3~4時間ぐらいですね。
平尾:僕は3時間ぐらいしか寝ないですね。
勝屋:5~6時間です。
真田哲弥氏(以下、真田):僕も大学生の時に、とある先輩経営者から「5時間寝るような社長は成功しない」って言われて、それまでは6時間とか寝てたんですけど、4時間以内で生活できるように変えたという体験を持っています。
2ヵ月続けたら体が慣れてきて、4時間で大丈夫なようになりました。そうするとそれまで1日6時間以上寝てたんで、2時間半ずつ時間が生まれてくるわけですね。
今はもう歳食ったんで4時間はしんどくなって5時間に増やしました。でも1つポイントがあって、寝れない時は睡眠誘導剤を使う。もうね、これだけでもだいぶ違いますね。
小野:佐藤さんどうですか?
佐藤光紀氏(以下、佐藤):眠れなかったことはなくて、今はもうぴったり6時間。毎日きっかり6時間をずーっと続けてます。事業の立ち上げの頃は、ほぼ寝てなかったです。3年ぐらい。
リアルに1日20時間働いて、家に帰って2時間ぐらい寝て、それで起きて土日もなくずーっと、っていうのを2年半ぐらい続けてました。この間はもう完全にハイテンションで、楽しくて楽しくてしょうがなくて、寝る気にならない、眠る気にならない。もったいなくて。
当時はインターネット業界がものすごい加熱してて、もう群雄割拠で、歴史も好きなんであれなんですけど、明治維新とか戦国時代とかそのものだったんですよね。なんで「寝てる場合じゃないだろ!」「寝てる暇なんかないんだよ!」と思って、興奮しちゃってるんです。
もちろんいろんなことをできる時間は限りあるんだけど、その間はもうずっと2時間ぐらいでした。でもそれは長くは続かないので、やっぱり体がだんだんおかしくなってくる。なのでこれはダメだなと思って、切り替えてからはずーっと6時間、ぴったり。
小野:小澤さんいかがですか?
小澤:今の平均は5時間台だと思いますけども、8時間寝るとすごい頭がいいんですよ、僕。8時間寝た次の日はすごい頭いいって、自分でもわかるんですよね。
だから覚えてらっしゃるかわかんないんですけど、Facebookで「昨日8時間寝て僕は頭いいから、誰でも質問答えます」って言ったらすごい質問が来て、全部に答えてた時が。
(会場笑)
小澤:睡眠はちゃんととったほうが僕は頭が良くなるっていうか、次の日にすごく仕事ができると思います。以上になります。
小野:じゃあ次の質問の方、お願いします。
質問者9:立命館大学経営学部2年生のミズサキといいます。じげん株主です。
平尾:ありがとうございます! 厳しいですね。どうしましょう。
質問者9:それとはあんまり関係ないんですけど、来月起業を考えていて。というのも、僕が起業をするわけじゃなくて、先輩が起業するとか言って、僕を無理やり連れ込んで、よくベンチャーのこと知らないから今日は勉強しにきたんですけど。
その先輩が正直言って頭がおかしいんですよ。で、今日来て思ったんですけど、やっぱり前でしゃべられる方々も、もちろんいい意味でなんですけど、頭がおかしいと思うんです、正直。なんかもう発想についていけないです。
小野:ありがとうございます!
質問者9:僕は来月からそういう方のパートナーになると思うんですけど、そういう超越した発想を持ってらっしゃる方の良き相棒になるためには、どういう方が望ましいかを聞きたいです。
小澤:これね、大前提が違っていて。僕が質問しますけど、自分のことを変わってると思ってる方、手を挙げてみてください。(誰も挙げない)……以上になります。
(会場笑)
質問者9:いや、あの、僕目線です。もうついていけないです、正直。
佐藤:ものすごい普通だと思ってます。ごく平凡だと思ってます。
小澤:普通って何? 偏差値? ビジネスマンとか経営者にとっての普通ってのがわからない。
質問者9:大学生ってバイトで奴隷労働して稼ぐのが普通だと思ってると思うんですよ。いきなり学生で起業しようって思う時点で普通じゃないと思うんです。
小澤:まずね、わかんないですけど「普通って何?」って本気で僕らは思う。僕は思うね「普通」とかって自分で決めたことはないと。やりたいようにやらしていただくと。
で、みなさんに「普通じゃないですね」って言われた時の「普通」って何だ、とことん教えてくれと。点数で言ったら何点だと。何の話だと。大っ嫌いなんだよ、普通論が! 以上になります。
佐藤:一応ね、今のすごいいい質問だと思うんですけど、やっぱり直接何か言ってくれる人ですよ。一緒に仕事される創業者の方がどんなに優秀でも、やっぱり1人で仕事してるとどんどん傲慢になっていくんですよ。
だから、周りを固めてる人たちが仮に常識人だとして、直接何かを言ってくれる人、諫言してくれる人、厳しい意見とか諌めることを言ってくれる人はものすごく重宝するし、そういう人なくしては成果上がんないんですよ。
ここにいる人たちも結構そうかもしれないんですけど、僕もこの仕事しかできないんですよ。社長しかできないんですよ。
僕社員だったこともあるんですけど、本当ダメだなと。社長から見たら本当に嫌な社員で、イケてないなと自分で思ったんですよ。残念ながらこの仕事しかできないからしてるんですよ。
他の仕事したらもう無能すぎて、役に立たなくて、社会不適合になっちゃうから、今の仕事ができるのは本当にありがたいと思ってます。っていうぐらい、けっこう特殊な人が多いとは思います。創業者タイプの人って。
質問者9:わかりました。
勝屋:僕は、人と本音で話すようにしたほうがいいんじゃないかなと思って。その人の前に出たときに自分のエネルギーが小っちゃくなっちゃったりしたら、なんか後でまたいざこざが起きたりとかするから、勇気持って本音で話すっていうことが大事かなと思います。
平尾:僕なんかは「バンドメンバー募集!」みたいな感じで起業家をやっていたんですけど、どっちかって言うとアカペラサークルは目指してなかったんですよね。
自分が勝手にボーカルで、お前はボーカルなのか、お前はドラマーなのか、ギタリストなのか、ベーシストなのかとか言って、なんかボーカルっぽいヤツは排除していきましたね。
(会場笑)
平尾:「お前ボーカルだからダメだ」みたいなことを言いながらやっていたので、何か違う多様性を持っている人を、自分であればパートナーにしたいなと思いますね。
小野:ありがとうございます。
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