ITを見つけるまでは失敗続きだった

小野裕史氏(以下、小野):失敗から学んだっていうエピソードいいですね。勝屋さんは、あんまり? ……あ、忘れちゃった? それも能力ですよね。失敗あったけど忘れるっていう。

平尾さんは、失敗はあんまりなく成功ばっかりしてるっていうイメージがありますけどどうですか?

平尾丈氏(以下、平尾):いや~、失敗だらけですね。僕はIT社長の中でも一番アナログっぽいって言われているタイプでごさいまして。学生時代には学生団体として、それこそ真田さんのリョーマ(という会社)であったりとか。

いろんなところを参考にさせていただきながら、出店をやったりとか、わりとインターネットに近づかないように生きてきたタイプでございまして。アイス屋さんをやったりとかですね。実はITを見つけるまでは失敗続きで、かなりの数失敗してるんじゃないかなと思います。

学生時代、金髪にしていた当時は「尖ったナイフ・平尾です」とか「君の瞳にジョーマジック」っていうキャッチコピーでやっておりましたので……。

真田哲弥氏(以下、真田):それ、照れずによく言えたね。

(会場笑)

小野:小澤さんがピクッて反応しましたよね(笑)?

平尾:何か「奇跡を起こす男」って自分で言ってたっていうのが当時ございまして、それも失敗だったかなと思っております(笑)。

小野:ありがとうございます。佐藤さんどうでしょうか?

面接官は長所の話を聞いていない

佐藤光紀氏(以下、佐藤):失敗、数えきれないですよね……ちょっとパスしていいですか?

小野:わかりました。ちょっと今ボールが止まりましたね(笑)。

真田:失敗のない男。

小野:カッコいいですね、貴公子ですからね。IT業界の貴公子。小澤さんも事欠かないと思うんですけど、どうでしょう?

小澤隆生氏(以下、小澤):自分のことをカッコよく見せようとしてたことだなぁと思いますね。人前に出て、面接する側になったらわかるんですよ。

みなさんこれから新卒の面接受けられる方いらっしゃると思うんですけど、よく「自分の長所と短所」とか「うまくいったところと失敗したところ」って聞くわけですよ。

で、長所はもう雄弁にしゃべるわけですよ。「私は何とかでかんとかで」って。「あぁ、そうだな」って。でもあれ、面接官聞いてませんから。

(会場笑)

小澤:「で、短所は?」って言うとね、かなりの確率で「私は人のことを思いやり過ぎて自分を出せません」とか、それ長所だよね? っていう。

(会場笑)

小澤:でもできれば、前も言ったかもしれないけれども「意地悪な心が抑えられなくて、嫌いな人の上履きに画鋲を入れてしまうんです」ぐらいのほうがグッとくるわけですよ。

(会場笑)

小澤:だって、営業先でこの話したら鉄板ですよ! それが言えない人っていうのはね……。僕も昔は合コンとか行ったり、今でもピッチとかに行く。ピッチってご存知の方がほとんどだと思いますけど、自分の事業計画を投資家の前とかコンテストで言うわけですよね。

「こんなにすごい、こんなにすごい、こんなにすごい」って言うわけですよ。みなさんのFacebookとかTwitterは僕見たことないですけども、けっこうな割合で、要するに翻訳すると「こんなにすごい、こんなにすごい、こんなにすごい」って書いてあるわけですよ。

だから高いワインを飲んだ。おいしいとこで食った。誰に会った。っていうのは、要は「だから自分はすごい!」って言ってることに過ぎない。実は、それってつまんないんじゃないかなって思うまで、それをやってた時期があります。

「昨日誰それに会ってね……」「誰それって知り合い?」って言い続けてたイタ~い時期が、結構あって……。あの頃の会話を思い出すと死にたくなりますね!

(会場笑)

小澤:みなさん、Facebook、Twitterは気をつけたほうがいいですよ。自慢になってませんか? 自分の短所を短所と言えますか? 上履きに入れたあの画鋲、言えますか? 僕は言えて楽になりました。

(会場笑)

小澤:あの頃の失敗、思い返したくないですけどね、あれは失敗でしたね。以上、小澤でした。

授業を聞かず、教科書をひとりで進める小学生だった

小野:ありがとうございます。さぁ佐藤さん、パス回さなかったほうがいいんじゃないかっていう雰囲気になってきましたけど、どうしますか? このまま棄権するっていう権利もありますけれども。

佐藤:失敗っていうと、僕子どもの頃、本当にダメなヤツっていうか、本当に生意気でしょうもないヤツだったなって今でも思うんですよね。例えば、小学校で先生の授業を聞いてないんですよ。

なんで聞いてないかって言うと、自分で全部教科書とかを1人で進めるのが好きだったんですよね。1年分とか全部読んで解いちゃってるから、もう学校の授業を全く聞いてないんですよね。他の教科をやってるんですよ。

小野:嫌なヤツですよね。

佐藤:嫌なヤツなんですよ。で「ここまでは解いたから出る意味ないじゃないですか」みたいなことを朗々と先生に向かって言うわけ。もう完全にダメでしたね。今思うと本当に恥ずかしいんですけど。

小野:小澤さん……、実はこれ、さっきの「俺すごいんだぞ」っていう話になっちゃってません?

小澤:まさにそのとおりでございます!

小野:ははは(笑)。

(会場笑)

佐藤:ありがとう。それは本当に痛かったなと思って。

真田:「失敗した話」じゃなくて「痛かった話」になってますよね、だんだん(笑)。

小野:ありがとうございます。このようにさまざまなキャラクターでお届けするのがこのゴールデン枠となっておりますけども、まだまだたっぷり時間はございます。どうしましょうか?

他に出てきたキーワードとして「好きなこと」の話がありましたけど、たぶんみなさん本当に好きで起業されてたりだとか事業をされてたりとかすると思うんですけど、そのあたりはどうでしょうかね? 何かありますか? それをどうやって見つけたかみたいな話でもいいかもしれませんが。

小澤:よく聞かれるのが「学生の時、何が好きでしたか?」とか「何やってましたか?」とか。みなさん学生だから、なるべくあっちの立場に立つといいですよね。今好きなことを「ヨットです」とか言われてもピンとこないですよね。

(会場笑)

「アイスが好き」から「商売が好き」に変わる

小澤:一番学生に近いのは平尾さんですよね。アイスとかやってましたけど、学生の時何が好きで、それが今も好きなのかっていうのをちょっと聞いてみたいんですが。

平尾:私、当時からアイスが好きすぎて。今日語っていいのかな?

(会場笑)

小野:手短にお願いします。

平尾:商売っていうのは仕入れて加工して売りますから、やっぱり原価がかかるんですよね。これをまず味わいました。原価が高いんです。飲食店に通って、要素を教えていただきながら「商売が好き」に変わっていくんですけども。入口が飲食店というところから「商売が好き」になっていったっていうのがひとつですね。

趣味のほうは多趣味でございまして、どっちかというと佐藤さんがおっしゃっていただいたマンガとかですね、IVSでもよくマンガを例えにするんですけどだいたいウケなくて、みなさんとのジェネレーションギャップを感じながら……。

ウケがいいのは「ワンピース」だと思ってたんですけど、ワンピースはもう古いよって言われちゃって。

小野:僕使いましたよね、失敗しました。

平尾:そうなんですよね。「ハンターハンター」も使ったんですけど、ハンターハンターも意外とみんな刺さりが悪いと。なので、映画とかドラマとかで時々リバイバルがくる「るろうに剣心」を朝使ってみたんですけど、誰もわかんないという感じで……。

そういうわけで「マンガとか好き」っていうのと「アイスが好き」っていうのと「商売が好き」っていう感じの学生時代を過ごしてました。あとはいろんな方にお会いして、私結構起業家オタクなので、たぶんこっち(客席)に座ってる人たちよりも、みなさま(登壇者)のバックグラウンドだとかもかなり研究して、オタッキーにずっと調べたりしていました。

例えば、サイバーエージェントの藤田さんにお会いしに行ったりだとか。本人には覚えていただけてなかったんですが、秘書の方に「カーネギー読んでから来なさい」って言われたりとか、いろんなことやってましたね。

小野:ありがとうございます。とりとめのない会話がどんどん続いておりますけれども、新しい質問に移ってみたいと思います。また趣向を変えて、これ聞いてみたいっていうテーマがありましたら。

「成功の方程式」はこっちが知りたい

質問者4:同志社大学4年の○○と申します。質問は、どんなことでもいいんですけど「成功の方程式」というものがあったら教えてほしいなと思います。

小野:これひょっとしてダメな質問ですかね(笑)。

小澤:こっちが知りたいよ、教えてくれよ!

(会場笑)

質問者4:すいません……。みなさんの今まで成功してきた経験の中で、こういう風に成功を遂げてきたっていうことをお聞きしたいです。

小澤:まぁまぁ、あるかもしれませんね。キープしましょう。

小野:ギリギリキープ入りました。2つ目の質問どうぞ。我こそはでどんどん立ち上がって声出しちゃいましょう。

質問者5:立命館大学の○○です。僕はすごくスティーブ・ジョブズが好きなんですけど……。

小野:ここにはスティーブ・ジョブズいませんけど大丈夫ですか?

質問者5:あっ、大丈夫です。

(会場笑)

質問者5:ITの経営者という目線で、スティーブ・ジョブズのどこが好きとかこういうところを見習ったっていうのを聞く機会が……。

小野:「スティーブ・ジョブズのここを見習った」っていう話ですね。これはキープでいいですかね?

質問者5:やっぱ目線的に同じ目線で見れてるなっていう風に思うんですけど……。

小野:えっ、スティーブ・ジョブズとですか?

質問者5:いえ、学生の目線と経営者の目線で……。

小野:なるほど、まぁ我々の目線から見てどう見るかっていう話ですよね。スティーブ・ジョブズ。

小澤:ちょっと聞いてみますけど、スティーブ・ジョブズと俺たちは同等だと思ってる人、手を挙げてください。(誰も手を挙げない)……以上になります!!

(会場笑)

小澤:ちょっとすごすぎるんです、彼は。

小野:次の質問お願いいたします。どんどんいきましょう。