ネットによってモテ要素が多様化してきた--イケメンでもアニメ好き、ニコ生主はリアルでも人気

女性クリエイター座談会 #5/5

SENSORS SALON第3回
に開催

ウェブとテレビをミックスした新たなメディアプロジェクト『SENSORS (センサーズ)』(日本テレビ)。パソコン1台で誰もがクリエイターになれる時代に、本物のクリエイティブとは何かについて、バスキュール・西村真理子氏、博報堂・森永真弓氏、SIX・灰色ハイジ氏、ギーク女優・池澤あやか氏、ROISSY・及川紀子氏の豪華女性クリエイター陣が語ります。

最近の女子高生は彼氏とのイチャイチャ動画をネットにあげる!?

及川紀子氏(以下、及川):最近、LINEみたいな感じで動画を投稿できるアプリがあって、女子高生とかが結構使ってるアプリなんですけど、ガンガン実名っていうか顔も出してるし、実名で彼氏とめっちゃイチャイチャしてたりとかするんですよ。あれとかって「え、いいの?」みたいなことをすごい思っちゃうんですけど。

森永真弓氏(以下、森永):制服で学校も特定できたりする。

及川:そう、そこを隠さないでいいのかなみたいな。

池澤あやか氏(以下、池澤):最近ネットにそういう動画って残るじゃないですか。

森永:黒歴史的な。

池澤:そう、黒歴史みたいに残ってくじゃないですか。そういうの最近デジタルタトゥーっていうらしい。

(一同笑)

サーバーに残っちゃったら、魚拓取られたら終わりなんですよ。だから、デジタルタトゥーって言うらしくて。私もタレント活動をしているので、わりとそういうものって多いというか、昔って結構恥ずかしいじゃないですか、自分の過去って。だから、そういうのが残る時代になって、どんどん怖いなって思ってるんですけど。

及川:でも、してる当初は思ってない。

池澤:そこが怖いですよね。

タトゥーのように、ネット上に残り続ける「黒歴史」

灰色ハイジ氏(以下、ハイジ):私も灰色ハイジっていう名前は14歳の頃から使っていて、ネットもわりとログとか結構ネット上にその当時からずっとさらけ出していて。でも私もあんまりネットとリアルのそういう意味では境目がなく生活をしてきたので、わりと受け入れているというか、それには慣れていて。

西村真里子氏(以下、西村):そういうこともあるよな、みたいな。

池澤:昔の自分は、昔の自分として受け入れられ、なんか恥ずかしい発言とか、今から見るとすごい幼い発言とかもネットに残ってる。残る世の中じゃないですか。

灰色:そこも残るっていう認識があってつぶやいてるっていうところはある。

池澤:それ大事ですね。

及川:そういうサービスとかできるのかな。黒歴史アルバムを送ってくれるみたいな。突然送られてきて、もうすごい最初の頃からこの名前で活動してました、みたいな。

三枝孝臣氏(以下、三枝):でもそういう意味で黒歴史を消してくれるサービスみたいなのが出てきてるみたいですね。

西村:5000円で消しますよみたいな。

及川:消したところで誰かが取っておいてるんですよ。

池澤:そうなんですよね。今は魚拓サービスとかあって、自分は消しても、そういう画像として保存されている可能性もあるので、ネット上から消してもね。安心はできない。

ハイジ:そこにデータとして残ってるからね。

西村:そうですね。残ってしまってるもんだという風に。

ハイジ:刻まれるものだから。

及川:本当にタトゥーですね。

池澤:本当に、そこを教育しないとね。難しいですよね。

ディズニーランドより、ニコニコ超会議にいくカップルのほうがイケてる

三枝:特に若い子たちにはそういう危ないところがあるから、リテラシー教育をきちんとやっていったほうがいいかもしれませんね。

森永:若い人たちの学校の中のスクールカーストとは言わないですけども、モテとかそういうのも微妙に変わってるんじゃないかと思ったことがあって。私は最近、Twitterのフォロワーじゃなくて、フォローをすごい積極的にしていて。

例えばFacebookは知り合いばっかりじゃないですか、そうするとFacebookはマーケティングの話とかが盛り上がってるけども、Twitterを見ると普通にみんなドラマ見てたりとかして、人数を増やせば増やすほど、普通にわりと近づいていくので、意識して中学生とか高校生とかぼこぼこ入れると、あ、期末テストなんだ、今みたいな。

(一同笑)

卒業のシーズンだねって。大人の感覚からはなんとなく失われてしまった情報とかもぼこぼこ入ってくるので、選挙とかあると両方に支持している人をバランスよくフォローしたり、流行ってるドラマがあったらそれ見てる人もフォローしたりとかって。

人数をどんどん増やしてるんですけど、そうすると、昔は多分スポーツができて、勉強ができてとかだったり、かわいくてっていう男の子や女の子がモテたりしてたのが、ニコ動でニコ生をやってて、pixivですごい人気の絵師さんみたいなのが意外に学校の中の人気者だったりする様子が、その人の友達ごと、ぼこっとフォローすると見えたりして。

絵師さんと生主で、歌い手さんを兼ねてる子がいるんですよ。ちょっとアカウントは特定しないですけども、これ強モテ女なんですよ。

森永:昔だったら、絶対クラスの隅っこで、実は外でバンドやってるんだみたいなこと。絵も描いててみたいな、絶対学校でむしろ言わないのに、それがモテる。

西村:逆転してる気がする。

森永:実際にニコニコ超会議とか行くと、ニコニコ超会議にいる子は幕張で乗ってくるわけですよ。それで帰り道、舞浜でディズニーランドからの高校生の子が乗ってくると、案外ニコニコ超会議のカップルのほうがイケてたりして。

イケメンでバスケ部主将でも、趣味はアニメ

西村:でも、モテ要素が変わってきてる気がする。

森永:すごい思う。例えば仕事でインタビューしても、すごいガチなネットユーザーみたいな感じで来た男の子が、めちゃめちゃイケメンで爽やかなんです。学校でトップクラスの成績で、医学部目指していて、親の実家の医者を継ぐつもりで、バスケ部の主将ですって言って。

めっちゃスペック高いじゃん、もともと。なのにニコ生やってて、最近買ったのはアニメのDVDボックス。もうめちゃめちゃ混ざってる感じが、これが今なんだなっていう。

西村:多分、昔だったらちょっと隠したいと思ったりとか。

森永:むしろそういうやつとは線をわけるみたいな感じだったのが、普通におもしろければいいじゃんみたいになってる。

及川:でもさっき話した話につながりそうですよね。ターゲティングじゃないですけど、色んなものが手に入るようになったから、やっぱりそういうアニメ文化が好きな人って、アニメ文化が好きな人同士で集まっちゃって、それ以外のことってあまり視野に入りづらかったけど、やっぱりネットってそういうのも全部並列に並べられてるから、医学のことも好きだし、勉強もするし、アニメも好きだし、イケメンっていうのは本当生まれもってのところだと思いますけども(笑)。

森永:確かにネットで楽しそうにしてるのって見えるじゃないですか。盛り上がって。そうすると盛り上がってるところってやっぱり行きたくなると、アニメで盛り上がってるな、面白そうだなとか、スポーツで盛り上がってる、鉄道ってなんか面白いんだとかって、確かに。盛り上がりが見えることで広がるっていうのはある気がします。

若者は、話題ごとにグループ内でリーダーが違う

池澤:私が思うのは、昔はテレビっていうメディアがすごかったじゃないですか。今もパワーを持ってると思うんですけど、そこで生まれるヒーローみたいな、ヒロインとかっていうのは少数だったと思うんですよ。

なので、あこがれる私たちもそこを目指していて、逆に言うとそれ以外のところは隠さなくちゃいけないのかなみたいな。みんな意識で思ってたかもしれないんですけど、ネットが対抗してきたことによって、逆に言うとそのコミュニティのヒーローみたいな。

ここもありだし、ここもありだし、ここでもヒーローが生まれるみたいなことが起こっていて、逆に言うと、そこまでさらけ出していいんだっていう人が増えて、そこまでさらけだしてるんじゃないかなと、個人的には。

ハイジ:今って多分1個の共通したヒーロー・ヒロイン像みたいなのってないからね。それぞれの中での。

森永:私がさっき若い人に仕事でインタビューしようと思ったのが、電車で男子高校生6人くらいが渋谷行きの電車に乗ってるのにたまたま居合わせていて、私の感覚だと、自分の世代の感覚だと、6人グループがいたら、1~2人リーダークラスがいて、そいつが話題の振り出しをしてみんなが参加するみたいな。

そういうような会話関係になっていたはずなのに、その6人は渋谷にどうやら買い物に行くらしいんですね。だからファッションの話の振り出しはこの子がして、でも最近のニュースになったらこの子。話題ごとにリーダーが変わっていく感じがものすごくて。

ハイジ:それぞれのチャンネルがあるっていうか。

森永:それぞれのチャンネルがあって、これみんなフラットだ。これ多分自分達の世代と全然違うと思ってちょっと調べたいなと思って、インタビューしたんですね。

西村:1人のリーダーがいるよりも、いろんなバージョンアップしていって、世界を変えていくような時代になってると思うんですよね。誰かがこうやるぞってついて行くんじゃなくて、一人ひとりのプロフェッショナルとか、好きなことがあって、それを共有することによって、上に上がろうとしているのかな。それぞれがバージョンアップみたいな。

池澤:そこはネットのいいところかもしれないですね。

ハンドルネームを使えば性別がわからないのがネットのいいところ

三枝:そういう意味で言うと、わりと昔は男性がネットとか、いわゆるテックみたいなものについては男性社会っていう印象があったんですけど、ここにたまたま今日、女性がいらっしゃる中で言うと、女性もそういうテックとかウェブに対してのリテラシーのあがり方とか興味のあがり方っていうのはやっぱり変わった感じがしますか?

ハイジ:私は逆にずっと慣れ親しんでるから、私の中ではそこはフラットというか、別にもともと男性が出てたっていうのは私の中ではないというか。でもこうやって多分出てる人もみんな女性だからっていうのは、自分でそんなにそこは意識しないというか。

森永:インターネット、匿名じゃなくてもいいんですけど、ハンドル名で決まってて、これはこの人はこっちのサイトはこっちでとかってわかっててもいいんですけど、意外にいい意味で性別がわからない。

内容だけ見てくれる感じがすごく居心地が良くて。例えば私はすごいスポーツ観戦が好きなので、野球とかサッカーとか見るんですけど、そうするとやっぱりリアルな場でサッカーとか野球好きですって言うと、ミーハーで何かあの子カッコイイ選手好きなんだみたいな。意外と輪に入れてもらえなかったりするんですよ。向こうが構えちゃったりとか。

あとは例えばスポーツの話でオタクっぽく盛り上がっているところに、女性が行くと、「女が来たぞ」って構え方をされてしまったりとか。でもネットだと中身だけでいけるので結果仲良くなって話が合う人だとわかって。

プログラマーに向いているのは、実は女性?

西村:でもやっぱり業界的に見ると少ないのでは、と思います。だからこういうふうに貴重に感じるというか。でもその分、今日のメンバーもそうですけど、勝手な意識かもしれないけど、女性のほうが発想が柔軟で、いろんなこと試してみたりとか。

好奇心が旺盛だから、話をしていてアイディアが出てくるのも女性が多いなとか思っちゃうことがありますね。やっぱ興味持ったらそのまま行くっていうか、フットワークも軽いし。なので、まだレアだと思うんですけども、ちょっと数、マジョリティっていう意味では劣ってるかもしれないけど、その分活きがいいというか、そういうふうに感じますね。

三枝:池澤さんとかどうですか。

池澤:私ですか。ネットユーザーという意味では気にしたことないですけど、まだプログラマーは少ないですよね。なんでだかわからない。

ハイジ:だけど少なくとも、表立って出てきているという意味では。実際にやってる人だと、結構周りにもいるし、少ないってそこまでではないけども、表立って出ているっていうのは確かにいない。

池澤:友達が某IT起業に入社したときに、50人中3人しか女性がいなかったっていう話を聞いて、すごいなその差って思ったんですけど。

森永:工学部や、工専とかでもやっぱり女の子のほうが少ない。その職業につなげる道にいる時点で男女比が違うかな。

西村:でもベトナム、アジアもそうかもしれないけど、ベトナムとかだと女性のプログラマが多くて。というのは妊娠したりとか、子供を育てていても家でできるじゃないですか。ベトナムだと女性のプログラマーが多いっていうのを聞いたりとかしますね。

池澤:それなんでしょうね。ただのイメージ?

及川:いや、もともとそういう感じっていうのはありますよね。

西村:理系は男子のものみたいな。

及川:そう。技術とかそういうのは。授業とかもとってたのは男の人が多かったなとか。

池澤:確かに。女の子だから文系でいいじゃんみたいな。

森永:数学と理科が得意な女の子っていう時点であまりモテない、不思議な感じに。

ネット得意な女の人を恐れる男

及川:子供の頃からの刷り込みなのか分からないですが、「女は機械」が苦手っていうのがずっとあったから、そういう認識できたけど、今それもちょっとあいまいになってきていて、逆に男の人より詳しい女の人だっていっぱいいるし。

西村:手先が器用だし、みたいなね。

及川:そこらへんもバランスが取れてくるのかなって感じが。

池澤:そうですよね。これからとれてきそうですね。

三枝:でもこうやって広がっていく可能性がどんどん出てきたほうがいいですよね。

森永:でも、女の人がネット得意すぎるのを恐れる男の人達いるじゃないですか。

(一同笑)

検索能力が高いとか、よく男性が言うのは、ついに嫁にFacebookのアカウントを知られたような気がするとか。そんなの悪いことしてるほうが悪いんだから。全部オープンで、みたいに思うんですけど。

そうやって接点を区切っておきたいから、やけに詳しくて、なんとかさん最近ニュースに出たじゃないですかってすぐ言われると、なんか監視されてて怖いみたいな男性は結構まだまだいるなって。

池澤:そこオープンにしてるだろみたいな。

森永:探られるのは嫌みたいな、なんなんだろうって。

三枝:そろそろお時間になりましたので。ありがとうございました。

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