就活強者3タイプに共通する特徴

はあちゅう氏(以下、はあちゅう):私アルバイト経験とかも結構あったから。

霜田明寛氏(以下、霜田):マックでやってたって本に書いてありましたけど。

はあちゅう:大学1年生の時アルバイトを5つとかやっていて、かつ女子大生プロデューサーっていう肩書きで仕事もやってたから、ベンチャー企業だったりとかいろんな企業にプレゼンしに行ったり、社会人との関わりがものすごく多かったんですよね。

だから例えば他にお勉強とかサークルとかを一生懸命やった人って、インターンが初めて社会人と出会う場所だったりするんだけど。私はわりとフラットな目線で、「社会人ってこういうものだから、会社ってこういうものだ」と思えた。下地があったから、なんかインターンはちょっと、ウンと思っちゃったのかも。

霜田:それは強いですね。今見ててやっぱり就活生で強いのって、慶應生、はあちゅうさんみたいに個人で学生の時から何かしてた人、合コンしまくってた人の3タイプなんですよ。

はあちゅう:合コン(笑)。

霜田:で、3タイプ何が共通してるかというと、大人慣れしてるんですよね。

はあちゅう:そうだね。私もよく就活生向けのセミナーとかでは、社会人に慣れたほうがいいっていうんですよね。だいたい面接で緊張しちゃう人っていうのは社会人慣れしていない人なんですよ。

ただのおっさんが質問してくるだけなのに、この人はなんとか企業の人事の偉い方だと思うと、普段しゃべれることがしゃべれなくなるんですけど、社会人に慣れてる人っていうのは人間対人間の会話だと思って、普段と同じ感覚でしゃべれるから人間同士の会話が成立するっていう。

霜田:そうですね。なんかみなさん遠慮しまくっちゃうと思うので。ある程度空気は読んだ上でですけれども、緊張しすぎずに少し馴れ馴れしいかわいげのある奴くらいでいったほうがいいと思っていて。

面接はつかみが大事

霜田:たぶんはあちゅうさんのイベントの司会もしてくれたと思うんですけど、僕がずっと面倒見ていたあるハーフの子がいて、女子アナになったんですけど。

僕、就活エッジっていうマスコミの就活生集めてトークライブなんかやってるんですけど、だいたいみんなかしこまるんですよ。「著書拝見しております!」「霜田先生!」みたいなこと言ってくれて。それはそれで丁寧で嬉しいんですけど。

でも、そのハーフの子は初対面の時に、「フーッ!」って言って肩叩いてきたんですよ(笑)。こいつやべえなと思ったんですけど、その後しゃべってることがすごいしっかりしていて、礼儀もちゃんとなっていて。

欧米系のコミュニケーションというか、ハーフだったからっていう感じもあるかもしれないですけど、それくらいフランクなほうが本音も出る。しゃべってるこっちとしても、面接官だったとしたら、真面目な人がワーッと来た時に「フーッ!」みたいな人が来ると「この人は何なんだ」と思って、とりあえず注目を集めるんですよね。

注目させたら勝ちで、その後ちゃんとした話をすればいいので、その大人慣れというかフランクさは必要かなと思いましたね。

はあちゅう:そうですね、私も面接官をさせてもらった理由もあるんですけど、もう30秒でわかるんだよね。むしろ30秒でわかっちゃうから、15分は絶対面接しなきゃいけないみたいな時だと、後の10何分をどうやって切り抜けようって、こっちもどんな質問をしようってなっちゃうの。

「社会人慣れ」こそ就活に1番必要なこと

霜田:面接官も緊張してるんじゃないかっていうのは、ちょっと思いましたけどね。

はあちゅう:本当?

霜田:友だちで面接担当した人も言ってましたね。人事じゃない人も面接したりするじゃないですか。そういう会社も結構多いと思うんですけど。

はあちゅう:そうですね。

霜田:そうすると自分も経験ないし、1対1で話すのなんて慣れてないみたいな人も時々紛れ込んでくるので、みんなが人を見る目を持っているわけじゃなかったりするんですよね。

はあちゅう:でもトレンダーズとか他の会社もなんだけど、そういう人が学生を通すか通さないかの基準っていうのは自分が話しやすかっただとか、居心地が良かったかどうかだから、やっぱり人当りを良くしておく、社会人慣れしておくというのはたぶん1番やっておいたほうがいいことのひとつだよね、就活的には。

霜田:そうですね。

1番頑張った体験が、相手に1番ウケる話とは限らない

はあちゅう:なんかもう就活のためにさ、フリーペーパーとか作る人たまにいるじゃん。

霜田:いますね。

はあちゅう:これは私が作りましたとか、ビジコンとか、いきなり火が付いたようにやり始めるとか。でもそういうもので得たことって薄っぺらいから、結局別に就活の強みとかにもなってなくて。

後でこれしゃべろうかなと思ってたんだけど、自分が今までやってきたことからどれだけ意義を見出して、上手く発展させてプレゼンテーションできるかにかかってるよね。

霜田:そうですね。もう見合ってないですからね。

はあちゅう:そうそう、無理してすごいことを考えたりやろうとしなくて良くって、就活やってる人はみんな思ってることだと思うんだけど、「世界一周とビジコンとフリーペーパーって3人に1人はいる」って面接官よく言わない?

霜田:そんなに!(笑)

はあちゅう:自分の中で「やり遂げた!!!」と思ってることでも、面接官で何百人も会ってる人にとったら「また聞いた話だよ」と思うから、その中からどれだけ自分に上手くリンクするようなネタを楽しくプレゼンできるかだよね。

霜田:はい。

はあちゅう:やっぱ面接官で何人も面接やってるとさ、インパクトある人じゃないと思い出せないじゃん。そういう時に、「あの人笑わせてくれた」とか「この人すごい自分の言葉で考えて話してた」っていうのは、通そうと思うよね。

霜田:だから自分たちが1番頑張ってきた話が、相手にとって1番ウケる話とは限らないので……。

はあちゅう:そうそう。

霜田:今日も早稲田で対面で講座をしてきたんですけど、サークルの話をしてくるんですね。「それきっと使えないよ!」みたいなことを言いまくってきたんです。

1番頑張ってきたことを否定するのはすごい心が痛んだんですけど、それは君が頑張ってないとか頑張ってるとかそういう次元の問題ではなくて、その話が大人にウケるかウケないかっていう基準で選んだ方がいいので。それが必ずしも頑張った話とはリンクしないと思うんですけど。

面接では履歴書に書いていないことをプラスで話す

霜田:ちなみにはあちゅうさんは、はあちゅうであることを隠して就活してたわけじゃないですか。

はあちゅう:そうそう。

霜田:何を頑張った話としてしていたんですか?

はあちゅう:それも相手に合わせて変えてた。例えばベンチャー企業の人でネット使ってる人だったらネットの話をしたほうがウケがいいんだけど、ネットとか触ったこともありません、「Twitter? 何それ? はん?」みたいなおっさんが相手だったら、「私は準体育会チアサークルで頑張っておりました!」みたいなこととか、

「中国語は集中講座を取って香港大学に留学しておりました!」っていう感じの学生らしい要素を見せるとか。一応経歴的にはやっぱり隠すことではないと思うから、ブログから出版しましたみたいなことを書いてあるけど、あえてそこを強調しないというか、それは興味を持ったら補足で見てもらえたりとか。

面接官って事前事後に履歴書見るじゃん。だからそういうところに書いてないプラスを面接では出そうとしてたの。