楽天・三木谷氏×ドワンゴ・夏野剛氏による会談スタート

司会:本日のこの番組は『三木谷浩史楽天社長×夏野剛~日本経済立て直しの秘策を明かす!』と題しまして、楽天社長の三木谷浩史氏とドワンゴ取締役の夏野剛氏のお2人に、三木谷氏が代表理事を務めていらっしゃいます新経済連盟の活動内容や狙い、そして日本の経済成長ですとか競争力の強化にはいったい何が必要なのかを伺ってまいりたいと思います。よろしいでしょうか。

夏野剛氏(以下、夏野):今日の番組の趣旨はいよいよもう我慢出来なくなってきました。

司会:(笑)。

夏野:今日国会へ行ってきたけどひどいね。ペースがノロいね!

司会:そのお話は後ほどたっぷりと伺いますので。

夏野:何故この番組があるかという話をまずしないといけないので。だいたいさあ……、

司会:(コメントを読み上げて)証人尋問(笑)。

夏野:証人尋問じゃねーもん。悪いことはしてないんだ! 俺は!

なんかNHKでも流れていて、ものすごく悪いことをした人みたいなんだよな。していません。

司会:(コメントを読み上げて)夏野好きです。夏野頑張ったなど結構いろいろ出でいますね。

夏野:しかも、うちの奥さんに「噛んでたね」って言われて。

司会:(笑)。

夏野:余計なお世話だ! なんだけれども、やっぱり今さらネットの選挙で、ネットの選挙活動がいいかどうかなんて議論している場合じゃないでしょ!

三木谷浩史氏(以下、三木谷):そうですよね。

夏野:今さら! 今さら!

司会:三木谷さん優しいなあ(笑)。

夏野:しかも俺にこんな恰好をさせてさ。ネクタイなんかしたのは3年ぶりぐらいじゃないかな。

司会:そうですよね。本当に朝早くからお疲れさまでございました。ユーザーのみなさんも国会の様子をご覧になり、いっぱいコメントを書いてくださっています。ユーザーのみなさまありがとうございます。

夏野:(コメントを読み上げて)2人とも悪人顔じゃねーよ。

司会:(笑)。それでは改めましてご紹介をさせていただきたいと思います。楽天株式会社代表取締役会長兼社長で、新経済連盟代表理事でいらっしゃいます三木谷浩史さんです。よろしくお願いいたします。

司会:ご紹介が大変遅くなりまして、恐縮でございます。よろしくお願いいたします。そして改めまして、ドワンゴ取締役で慶應義塾大学大学院客員教授の夏野剛さんです。よろしくお願いします。

夏野:今月から客員教授になったの。この前、3月までは特別招聘教授だったの。特別招聘教授のほうが偉そうじゃない?

三木谷:何が違うのがよくわかりません。

夏野:特別に招聘されている教授のほうが偉そうじゃん? 客員のほうが位が高いらしいんだけど。

司会:なるほど。耳で聞くと特別招聘のほうが上のような感じがするんですけど。客員のほうが上なんですね! 

15年前と変わらない経団連のメンバー

司会:というわけでここから本題に入ってまいりたいと思いますが。まずは何のお話からしてまいりましょうかね?

夏野:やっぱり、新経済連盟ね。新経済連盟ってできてもう2年ぐらい?

三木谷:そうですね。新経済連盟に名前を変えてから2年。1年……。

夏野:ちょっとね、いいかげんこの最初の問題意識ですけど、やっぱり経団連とか同友会も含めて、既存のグループというのはなんか新しいアイディアを出せない15年間だったと思うんですよ。

この15年間の間にものすごいテクノロジーの変化が起こって、そんなもんだって楽天が1兆円以上の規模の商取引を行うようになるなんて、15年前は想像できなかったでしょ? まあ、楽天だけじゃないけどね。

にもかかわらず、経団連のメンバー構成も相変わらずで、電力会社がいたりさ。そういうことになっているわけですよ。もうだめだと思うんですね! 既存の人たちが新しいアイディアが出てこないことが証明されちゃったと思うんです。

そもそも新経済連盟って何?

夏野:そこで出てきた新経済連盟っていったい何をやっているのか。何をやろうとしているのかを是非お聞きしたいですね。なんか田原さんみたいになってきた。

司会:(笑)。代表理事でいらっしゃるんですよね?

三木谷:そうですね。はい。

夏野:やっぱりミッキーが肝入りで作ったわけなんでしょ?

三木谷:肝入りというか、基本的な柱は3つなんですね。1つはアントレプレナーシップ。ベンチャーをどんどん作っていきましょうというのが1つ。

2つ目はイノべーション。とにかく技術的な革新もそうだし、新しいビジネスモデルを作っていく。特に日本人はそこ弱いから、そこをどんどんと促進していこうと。

3つ目は、グローバリゼーション。国際的にやりましょうと。この3つを軸にいろんな活動をしていこうという会ですね。

夏野:これはガンガンといろんなことを打ち出す影響力を、そういう新しい考え方を広めるのが目的なのか。それとも、密かにロビイングして政治から動かしていくのか。

三木谷:そういう難しいことは出来ないので、結構正面から。1つの特徴としてはやはり、楽天もそうですし、サイバーエージェントさん、GMOさんということで、末端回数を合わせると合計ですけど、延べ1億7千万人。だいたい2億人ぐらいいるんですね。

夏野:それってドワンゴ入っていなかったの、さっき知ったんだけど。

三木谷:ドワンゴ入っています。

夏野:入っていないってよ。

三木谷:入っていない?

夏野:ドワンゴ入っていなかったって。

三木谷:何で入っていないんですか。

夏野:いや、全然気付いていなかった。入っているもんだと思っていた。いや後々。

司会:何か事情があるのかも。

夏野:全然ない! ないない! 単に忘れてただけだから。

新経連の認知度

三木谷:だけどそういう形で正面を切って活動をしていこうということで、それこそインターネット選挙活動? これも初めてシンポジウムを。10党かな。10党もあるのがどうかと思いますが。でもそれをやったり、あとはインターネットを通じたOTC、一般薬品のとか。

夏野:だから今、ちょうど三木谷さん本人が安倍政権の中で競争力会議のメンバーになって、追い風ですよね。

三木谷:そうですね。新経済連盟としてはかなり認知度も上がってきましたし、今回の競争力会議でも経団連、同友会、新経連という形で。どちらかというと、実態以上に高い評価をいただいてしまっている感じがしますね。

夏野:いや、そんな謙遜している場合じゃないですよ。

三木谷:(笑)。すみません。

司会:ユーザーのみなさんというのは、新経済連盟というのはどれくらい知っているのでしょうか?

夏野:アンケートね!

司会:はい(笑)。段取り乙な感じなんですけれども。どれくらい、10代の方は今日見ているかわからないけれども、20代30代40代、いろんな方がいると思うんですが、この新経済連盟ってどうでしょうね?

夏野:じゃあ、質問いきましょう! アンケート!

司会:アンケート出ますでしょうか?

夏野:新経済連盟を知っていたか知らなかったか。どんっ! 「よく知っている」「名前は聞いたことがある」「全く聞いたことがない」、これって、今何人来ているの?

スタッフ:5,000ぐらい。

夏野:母数5,000ぐらいでどうなっているかって、やってみましょうかね?

司会:はい。1番、良く知っている。2番、名前を聞いたことがある。3番、全く聞いたことがない。

夏野:来た! 名前は聞いたことがある。

司会:名前は聞いたことはあるは47.7%。全く聞いたことがないが39.1%。

夏野:これはどうですか?

三木谷:いや、できて1年ちょっとなので、その割には結構いいんじゃないですか?

正々堂々がベンチャー流

夏野:これやっぱり日本って、経団連とか同友会も表立ってロビイングとか言わないじゃない。だから政策も掲げていないし、なんとなく既得権益大企業軍団みたいな感じで、実際にやっていることって、やっぱりアメリカでいうとロビイングに近いと思うんですよ。

いろんな政治家の人といろいろ繋がったり。もっと前面に押し出してやってもいいんじゃないですか?

三木谷:うーん。やり方が日本とアメリカで法律が違うもんですから。それから我々としては、ベンチャーらしいやり方と言うとおかしいですけれども、すべてオープンに正面から正々堂々とやっていくという形でやるのが新経連流かなと思っています。

夏野:そうしたら、やっぱり新経連主催の討論会とかどんどんやっていくというのも。

三木谷:そうですね。今度4月16日に新経済サミットというのを。

夏野:シリコンバレーの方がいっぱい来るやつ。

三木谷:はい、集めて。夏野さんも。

夏野:俺?

三木谷:(笑)。来ていただくことになっていると思う。

夏野:なってるの?

三木谷:なっている。

夏野:よくわからないけど。

三木谷:なっていない?

夏野:いや、いいんだけどさ。なってなかったら行きます。

三木谷:お願いします。

夏野:そういうのとかね。