田母神俊雄氏、使途不明の政治資金3000万円は「赤坂のクラブにも消えた」 会計責任者の着服問題で会見【全文】

【使途不明金問題】田母神俊雄氏 記者会見

週刊文春の追求と、チャンネル桜の水島社長の報道により発覚した田母神事務所の使途不明金問題。2015年2月19日に急遽開かれた記者会見には田母神俊雄氏と、次世代の党のいぬぶし秀一氏が出席し、記者の質問に答えました。

経費の支払いが滞っていることから発覚した

田母神俊雄氏(以下、田母神)おはようございます。このたびは私の監督不行き届けによって、田母神事務所のスタッフが都知事選、及び衆議院選の際に、皆さまからご寄付いただいた政治資金の一部が、私的に流用されていたということが判明しました

そして、私がきちんと見ていなかったということで誠に申し訳なく思っております。今年になって衆議院選が終わって、色々経費を支払わなきゃいけないということになって、経費の支払いが滞っているという話がありまして、どうしてそうなっているんだろうということを追求していった結果、明らかになったものです。

さらに調査をして、刑事告発の準備をして、刑事告発のあとに記者会見を行う予定でしたが、 一昨日、チャンネル桜の水島社長に、こういうことがあるというふうに話をしていたのですが、そのことをチャンネル桜の放送で報道してしまいましたので、皆さまに色々ご心配いただくことになるということで、急遽記者会見をするということになりました。

本人はすでに使い込みの事実を認めていて、生活費とか遊興費に使ったと自白をしております。概要についてはわかったんですが、細部については現在も調査しております。本人は、一部については早期に弁済をし、残金は時間をかけて弁済をさせてほしいというふうにいっておりますけど、弁済できないと思われる場合には刑事告発をしなければならないと思います。

皆様方には色々ご心配をおかけして、ご寄付をいただいた皆さまには大変申し訳なく思っております。それでは、ご質問におこたえしたいと思います。

選挙で不正に使われたということはない

質問者:まず、トータルでいくらの政治資金が使われてしまったということになったんですか?

田母神:都知事選で約1億2000万円もらいまして、都知事選が終わった時点で6000万円くらい残っておりました。衆議院選で使ってもまだ残るはずだと、十分に経費を払えるはずだと思ってたんですけれども、払えないという事態になって。

現時点では私の金をもって、弁済をしているという状況でして、なぜそうなったのか、おかしいのではないかということを追求していってですね、約3000~4000万円くらい使い込んでいるのではないかと思っております。

質問者:スタッフのことなんですけれども、肩書きとか、何かお金を管理するようなものだったんですか?

田母神:会計責任者ですね、私も選挙がはじめてだったもので、うかつでした。通帳も、印鑑も、カードも渡しっぱなしだったということでですね。ちょっとうかつだったなと思っております。

質問者:大変失礼なんですけど、選挙に関わるお金がなくなってる場合、選挙で不正に使われたのではないかという疑いを持つ人もいると思うんですが、その点については?

田母神:選挙で不正に使われたということはないのではないか、と思っています。本人が遊興費とか生活費にもあてさせてもらったというふうに言っておりますし、彼の自白した証文もとっております。

質問者:都知事選のときに1億2000万円を寄付とかでいただいて、6000万ほど残っていて、衆議院選のときに足りなくなった。衆議院選挙のときに、新たに集めたお金とか、党のほうからもらったお金はないんですか?

田母神:衆議院選で新たに1200万円もらっていますね。党のほうからは、供託金の一部である300万円をいただきまして、それは供託金としておさめて、これは戻ってきておりません。

使途不明金は約3000万円

質問者:トータルで1億3500万円となったお金の中から3000~4000万円の行方がわからなくなったということですね?

田母神:そうですね。

いぬぶし秀一氏(以下、いぬぶし):ちょっと補足しますけれども、3000万~4000万という金額について。本人がまだ出してない領収書などもありまして、先ほどの供託金の分は領収書がありませんから、これを精査しましたところ、約3000万ぐらいということで。

質問者:3000万円はいつからいつ頃にかけて使ったと、その方はお話されてるんですか?

田母神:都知事選の直後から、衆議院選の前まで使ってたようです。

質問者:政治団体とか資金管理団体とか、どういう団体がお金を管理していたんですか?

田母神:「田母神としおの会」という政治団体です。

いぬぶし:都知事選のときは、「東京を守り育てる都民の会」という政治団体でしたが、「田母神としお」の会というふうに名前を変えまして。団体の口座としては一連の流れのなかです。

都知事選挙、衆議院選挙の収支報告は、この団体とは別に、田母神俊雄個人のものは適正に東京都選挙管理委員会に提出済みです。

赤坂の”ママ”に対してお金は使われた

質問者:事務所スタッフというのはお一人でやってらしたんですか?

田母神:スタッフは3人ほどいまして。ボランティアで協力していただいている方も3人ほどいまして、全部で5-6人です。

質問者:横領していた方というのはお一人ですか?

田母神:今のところそうだと思います。

いぬぶし:特に今日、急遽会見を開いたのは、一部の報道で、このお金が買収などに使われたのではないかというのがありまして、そういうことはなかったということで。

実際に遊興費に使った、どこで使ったかというと、赤坂のお店も特定しておりまして、おおむね彼がそこでママに使ったということも確認しております。

質問者:今後の政治活動については引き続きやっていくんですか?

田母神:そうですね。一応できるだけはやくこの処置を終えて、来年の参議院を目指して頑張りたいと思っております。

潰れないように、大変な問題ですよね。私にとってはショックですけれども、はやく処置して、元の状態に戻したいと思っております。

記者会見を開いたのは、週刊文春への対抗策

質問者:刑事告訴も場合によっては検討するとおっしゃってたのですが、もう警察と相談したりとかはしましたか?

田母神:正規ではありませんけれども、弁護士などを加えて、相談はしております。

質問者:次世代の党にたいして何か報告的なことはしましたか?

田母神:党本部に対しては、こういうことがあるということで、水島社長の報道の前に報告しております。週刊文春がおっかけていたみたいですから、それがいつ出るかわからないということでですね、記者会見をやってしまえば、皆さんに明らかになるんで、もうしょうがないです。

質問者:副代表という肩書だったと?

田母神:あれは選挙のときですね。選挙が終わって、副代表という役職はもうありません。

質問者:使途不明金がわかったのはいつ頃だったんですか?

田母神:おかしいなと思ったのは去年の衆議院選がはじまる前ですね。お金があまりないと言い出すから、なんでないんだと。選挙期間中は追求できませんでしたけど、選挙が終わってから、支払いが滞るということで文句がきていると。

そして、なんで払えないのか、と私が追求をはじめたんですね。うちのスタッフを使って、彼を問い詰めていったら、使い込んだということを白状したということです。

質問者:具体的に問い詰めたのは昨年から?

田母神:今年の1月ですね。今年になってから。

かわいそうだから、名前の公開は控えます

質問者:会計責任者ということだったんですけれども、具体的には主席秘書とか公設秘書とか、肩書はどんなものだったんですか?

田母神:会計責任者ということだけですね。その役職名として政治団体のなかに立場がありますので。

いぬぶし:田母神俊雄については、秘書という立場の方はおりませんので、事務局長。事務局次長、出納責任者ということで。彼は出納責任者として、選挙管理委員会に届けてある人間です。

質問者:差し支えなければ、会計責任者、出納責任者のお名前を教えていただくことは可能ですか?

田母神:調べたらわかると思いますし、ちょっとかわいそうだから、ここでは名前は控えさせていただきます。

いぬぶし:一部報道機関の方が、本人の自宅まで押しかけて、手紙を渡したりするような常軌を逸した取材のやり方をしていますけれど、ご家族の方は関係ありませんので、取材などありましたら事務所の方にお願いします。

質問者:使い込みを認めたのは1月ですか、2月ですか?

田母神:使い込みを認めたのは2月に入ってからですね。かなり何回もやって、4,5回目くらいですね、使い込みを認めたのは。

本人の了承を得まして、動画を2時間撮影して全貌が明らかになったというところですね。今は通帳とかカードとか印鑑とかは取り上げて、手元にあります。ほとんど入っていないですけれども。

いぬぶし:たとえば通帳に、48万3500円という残高があるとしますと、48万円、万単位を全部抜いちゃうんですね。それで何千円残すということで、確信犯というふうに思われても仕方ないと。

1軒のクラブで、月に100万程度使われていた

質問者:田母神さんご自身のご責任についてはどのようにお考えですか?

田母神:当然、監督責任、管理責任は十分あるというふうに認識しております。事務局長も政治家の秘書を20年以上やられて、事務局長が連れてきた会計責任者ということで、事務局長も私の自衛隊の先輩でしたから、大丈夫だろうということで全部お任せにしておいたのが不味かっただろうと、いま考えると思っています。

質問者:赤坂のお店で使われたということですけれども、1軒のお店で約3000万円使われたということは店側に確認をとっているんですか?

いぬぶし:1軒の店ではないんですけれど、最も多額に使ったお店、月に100万程度のお金を払ったというお店については実際にその店にいって、確認をしております。

それから本人もわけが分からなくなっていまして、たとえば「田母神としおの会」の通帳から50万円をぬきます。それは仮払金として様々な職員に払うんですけれども、それを自分の財布の中に50万円いれて、田母神俊雄関係の支払いもするし、例えば自分の家の光熱費を払ったりですね、自分の弁当もそっから払ってしまっていたんで。

いったいそのお金が、誰のお金だかよくわからなくなって。もう生活費もそういう使い方をしていたということであります。

質問者:赤坂の店というのは飲食店かなんかですか?

いぬぶし:一般的にいうところのクラブではないでしょうか、女性が接待をしてくれるような。

水島社長との関係

質問者:出納責任者の方は、いちおう政治団体が移行しているということですけれども、いずれも会計責任者だったと?

いぬぶし:おっしゃるとおりです。

質問者:今の肩書の話なんですけれども、田母神さんはまだ次世代の党に所属されている?

田母神:所属しています。次世代の党の支部長。衆議院を東京第12区で戦って、今もそのままになっています。

いぬぶし:東京ブロックで4名の支部長が再任されまして、その中の1人であります。

質問者:ちょっと聞きにくいんですけれども、あえて、チャンネル桜で水島さんが公にしたということに関しては?

田母神:私としては、彼に相談をしていたつもりだったので、ちょっと審議違反だなと感じていますね。

質問者:去年の都知事選以降、水島さんと若干距離をおいていらしたようですけども、やはり、その辺のすこし感情的なものというのが、今回のこれにつながったのでしょうか?

田母神:私はなかったんですけれども、彼にはあるのかもしれませんね。彼は都知事選が終わったときに、残った残金を、「頑張れ日本!」の口座にうつしてくれないか、と私に申し出てきたんです。

私は「どうしてそんなことするんですか?」と彼に言ったんですね。その答えがなかったから、別に移すことはなかったんですけれど。

質問者:そのへんから、少し水島さんに対する不信ができて、距離があいたという感じですか?

田母神:私は、彼の手のひらの上で踊るからという感じで都知事選を戦ったんですけれども、彼の言う通りにならないということで、彼がちょっと私に対してあまり良い感情を抱いてなかったんだなと思います。

だから新党設立の時も、テレビで3回30分にわたって徹底的に私をこき下ろしましたよね。私としてはずいぶん酷いことするなというふうには感じていました。

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