エロいナレーション

セブ山:こんにちは。今週も始まりました、バーグハンバーグバーグTV。この番組ではバーグハンバーグバーグが携わった制作案件の裏側を根掘り葉掘り聞いていく番組になります。ナビゲーターは私、セブ山です。よろしくお願いいたします。そしてお相手はシモダさんです。よろしくお願いします。

シモダテツヤ(以下、シモダ):よろしくお願いします。

セブ山:いやあ、いいですね。

シモダ:ねえ。

セブ山:いいですね。

シモダ:いやいやいや(笑)。ほんと、いい!

セブ山:バーグTVいいですね!

シモダ:いいですねえ。なにがいいって、あのね、最初に出てくるその案件説明みたいな、今回のテーマ説明みたいなところに入る女性のナレーションね。

セブ山:ナレーション入りますね。

シモダ:東京倉庫さんのスタッフさんがやってくれてる。前、これにも出てもらったアバズレ女。

セブ山:SAITOさん。

シモダ:あのアバズレ女が。

セブ山:SAITOさんがね(笑)。

シモダ:毎回きれいなナレーションやってくれるおかげで、すっと入ってくれる。今回ちょっとね、ひねり入れて読んでもらいたいなと思ってるんです。

セブ山:ひねり入れる?

シモダ:あいつ、めっちゃエロい女じゃないですか。

セブ山:まあまあここだけの話ね。エロイですね。

シモダ:ドスケベ女なんで、それをオープンにした吐息交じりの。

セブ山:ああ!

シモダ:ヤクザに抱かれてるときみたいな声で読み上げてもらいたいなと。

セブ山:これはじゃあ言ったらやってくれますから。台本に書いたらやってくれますから。

シモダ:やってもらいましょう。

セブ山:さっそく案件のご紹介いきたいと思います。今回お話をうかがう案件は『忙しい現代人のための2秒で読める世界クイック名作集』です。

ナレーション(エロい):オモコロ特集で掲載された伝説の出オチ系シュール漫画、忙しいママのためのクイック童話集が待望の書籍化。桃太郎、北風と太陽、鶴の恩返しなどを全てリニューアルし、新たに全50話を完全描き下ろしした渾身の一冊です。

セブ山:いやーエロいっすね! エロい!

シモダ:ここに僕もクッション置かないと、こんなん映せないっすよ、もう……。

セブ山:エロかったねー今のナレーション。いいですね、これは。

シモダ:いいですね、はい。

セブ山:で、そうだそうだ、紹介しましょう。今回、クイック童話の案件に携わった社員ゲストとして原宿さんに来ていただいております。よろしくお願いします。

原宿:お願いします。

セブ山:よろしくお願いします。

血塗られた1冊! いまだかつてない女流漫画家

原宿:いやー、久々のオモコロ関連書籍ということで。

シモダ:そうですね。

セブ山:そうですよね。さっそく、携わった社員ゲストから見た、こういう見どころなんかもお聞きしていきたいんですけれども。クイック童話。

原宿:2013年11月27日発売!(この動画は2013年11月に放送されたものです)。

シモダ:決定しましたか。

原宿:決定しました。世界の名作といわれる昔話とか童話とか、それらが1ページの漫画でパっと読める。2秒で読める。クイック名作集。

セブ山:2秒で読める。読めますかね? 童話をね。

原宿:読めるじゃないですか。パっと。

セブ山:なるほど……? 教訓とか、いろいろ童話にはあると思うんですけど。

原宿:いや、いらないでしょ。今、みんな忙しいんですから。

シモダ:そうですよ。

セブ山:全部そぎ落としてシンプルに。現代人に合ったね。

原宿:こういう話なんだなってことだけ情報として持ってれば、現代人はもう十分だろうと。

セブ山:なるほど。そこが見どころだと。一応ね、著者であるマキゾウさんにもコメントいただいたんですけども。

マキゾウ:「見どころは全部です。2年かかってるから全部! 表紙もちょっと頑張って描いたよ! あと注目ポイントは、地獄のミサワさんの書いた帯。また帯には、石の写真がもらえるバーコードがついてるよ」。

セブ山:……とのことだったんですけど。まあ、えー、この後半、「帯に石の写真がもらえるバーコードがついている」っておっしゃられてたんですけど、ちょっと2年間酷使されすぎて狂っちゃったのかなって思ってるんですけど。

シモダ:(笑)。そうっすね。

セブ山:これなんなんですか。

原宿:まあついてるんですよ。結果から言えば。

セブ山:これ正しいんですね。

原宿:これ、ついてます。

セブ山:ちょっと意味が分からないんですけど。

シモダ:僕も初めて聞いたんですよ。なんやそれ!? ってちょっと思ってるんですけど。

セブ山:全然意味が分からないんですけど。

原宿:なんかデザイン的に、本を開いた時に見える帯のところって、例えば著者紹介とかあるじゃないですか。そこが空いちゃうんで、なんかつけましょうっていうことを担当編集の方に言われて。

でも別に書くことないなって思って。その時にふと、QRコードいいな、つけてみたいなと。で、それもただQRコードつけてオモコロに飛ばすとかじゃちょっと面白くないんで、みんなをガッカリさせれる方法ってなんだろうって。

セブ山:なんの意味もない!

シモダ:ああ、いいっすね。好きですね。そういうのオモコロっぽいな思います。

セブ山:なるほど。じゃあ次に、制作に2年もかかってるわけですから、いろんな苦労があったでしょうと。そこらへんもいろいろ聞いていきたいんですけども、そもそもなんで2年半ぐらいもかかっちゃったんですか。

原宿:これは完全に、やっぱマキゾウのせいですよね。

セブ山:著者のマキゾウさんの。

原宿:京女なんで、マキゾウは。京都の。

セブ山:あ、はい。それはなにが関係あるんですか。

原宿:なんか「どうですか」って聞いても、「今描いとるどすえ~」とかはんなりはんなり、ふわふわふわふわ。

セブ山:京女ってそんな、ていうか「はんなり」ってそういう意味なんですか?

原宿:いやそれはシモダさんから。

セブ山:ああ、そっかシモダさんも京都出身。

シモダ:僕、京都出身ですけども。いや僕もマキゾウね、知り合ってから何年もたちますけども、けっこう珍しい女だなと。なんかねっちょりした喋り方してるじゃないですか。

原宿:ねっちょりしてます。

セブ山:はんなりじゃないんですか?

原宿:はんなりどころじゃないですよ。

セブ山:それじゃあ京女は時間を守らないみたいなのは、そんなことはないと。

シモダ:まあ、そう。

セブ山:マキゾウさんだけだと。

シモダ:そうですね。

原宿:いやー、なんかね。芯がない、ふわふわっとした感じで進めてたからこんな遅れちゃったんでしょう。

セブ山:それはだから要するに! 原宿さんが担当編集者であるにも関わらず、ちゃんとスケジュールをうまく引かなかったのが悪いんじゃないですか?

原宿:僕はそこはね、あえてひかない。放任主義でやろうと思ってるんです、そこは。信頼してたんで、もうあとは僕は手綱をバっと離して、行け! って。野生馬みたいな。

シモダ:こんな状態で。

原宿:したらこう、ゆっくり草を。

セブ山:ブワー行くかなと思ったら、ゆっくり草(笑)。

原宿:もぐもぐ。反芻しながら草を食い始めてたから。

セブ山:で、2年半。

原宿:これは2年かかるわ。むしろ早かったんじゃないかな。

セブ山:むしろ!

原宿:むしろ。

セブ山:これに関してもコメントいただいたんですが、苦労したところはどこですか、って聞いたところ……。

「紙面ということもあり、いつもより丁寧に描かないといけなかったこと。背景とか。あと作業環境の悪さ。いつ壊れてもおかしくない古いノートパソコンで描いていたのでいちいち動作が遅く、夏場は途中でパソコンも休ませる必要があった。イスと机がないため作業するときはいつも畳に正座。膝の痛みと格闘しながら描いた」。

というコメントをいただいたんですけど。

原宿:え、マジっすか。こんな苦学生みたいな暮らしして。

セブ山:まあその中でもね、膝を痛めながら、かつてそんな女流漫画家いましたか!? 膝を痛めながら1冊描く女流漫画家ってのは。いなかったので。

シモダ:いなかったですね。

セブ山:「そういう苦労をしたんだ」と思いながらみなさんに読んでいただいたら、また違うちょっと感情でも楽しんでいただけると思いますんで。

原宿:血で書かれた本ですね。

クイック童話の原案者は"ゴミ"

セブ山:そもそもこのクイック童話、マキゾウさんが描かれたんですけど、どういうところからの企画アイディアで誕生したんですか。

原宿:企画アイディアは僕とマキゾウは実は考えてなくて。これ、オモコロライターの1人が企画を持ってきたんですよ。

セブ山:クイック童話を特集でやろうぜ、っていうのは別に誰か言ってたんですね。で、そのオモコロスタッフはどなた……?

原宿:これはリックェが最初に企画を持ってきて。

セブ山:そういう表記一切されてなかったんで知らなかったんですけど。

原宿:そうなんですよ。

シモダ:クレジットが入ってないっていう。

原宿:なんかリックェが最初「こういうのやったらどうですか?」って来て、ああいいねと。じゃあ例えば桃太郎とか浦島太郎とかをこうクイックしたらどうなるのって、そのネタをくださいっていってリックェに言って、あがってきたもの見たら全然意味が分からなくて。あ、こいつダメだなって。

セブ山:アハハ! そんなハッキリ! こいつダメだなって。

シモダ:使えねえな。

原宿:これは無理だなと思ったんで。そこから僕が引き継いで、僕がマキゾウさんに引き継いで作っていった。

セブ山:でも一応ね、今回ちょっとリックェさんにもコメントを。

シモダ:ああ、原案者。

セブ山:原案者からもいただいてきました。

「クイック名作集原案のリックェです。マキゾウさんがイラストをいっぱい描いて非常に楽しい本に仕上がっているそうなので、バーグTVをご覧の皆さまもamazonで予約してくださいね。この本を読み終えた時、映画『ショーシャンクの空に』や『スタンドバイミー』の名作のように、あなたの心になにか温かいものが残るでしょう。

そしてもう1つ大切なことは、ショーシャンクの空やスタンドバイミーが名作たりえたのは、監督・俳優が素晴らしかっただけではありません。それは原作が素晴らしかったからです。そして素晴らしいクイック名作集の原案は誰でしょうか? そうです。リックェです。原案リックェですね。ちなみに原宿さんの怠慢で、本には原案リックェの記述が抜け落ちているそうです。せめてこの場くらいは名を知らしめたいですね。

現代のスティーブ・キングこと、リックェです。とんだ怠慢だよ。ねえ3億円ちょうだい?」

セブ山:というコメントいただいたんですけども。えー、なんでしょうね。えー、まあ原作表記されていないのは可哀想だと思う反面、当然かなという気になります。

シモダ:そういう、なんかね。ちょっとずれてるというか。空気が読めない人間ですもんね。昔から。

原宿:そうですね……。

シモダ:ブスで性格ちょっと曲がり始めてるって、もうなんかゴミじゃないですか。

セブ山:そんな、そんなこと。

原宿:原案ゴミって書いて。

セブ山:(笑)。

『忙しい現代人のための 2秒で読める 世界クイック名作集』(amazonへ)