【保存版】スティーブ・ジョブズによる、革新の原点「初代iPod」のプレゼン - 「実はポケットにあります」

Steve Jobs スピーチ

世界の音楽産業を変えたとも言われる「iPod」を初めて披露した際の、スティーブ・ジョブズ氏のプレゼン。「1000曲をポケットに」というシンプルなメッセージと、ユニークな演出で観る者を魅了する。プレゼンの最後にジョブズがポケットから、さりげなくiPodを取り出すシーンは必見です。

今日紹介する商品の名は「iPod」

スティーブ・ジョブズ氏:私たちの決断は音楽の分野を攻略することです。なぜ音楽なのか? それは音楽が好きだからです。好きなことをするのは最高でしょう。それ以上に音楽は全ての人の生活の一部ですし、常に私たちと共にあります。

だからこそ市場規模はとてつもなく巨大です。音楽に国境はありません。ところが、興味深いことにデジタル音楽市場においてはリーダーがいないのです。CreativeやSonicBlueなどの小さな企業やSonyなどの大企業ですら市場を制するレシピを発見してはいません。

しかし、私たちならレシピを見つけるだけではなくAppleのブランドを、すばらしいものにすることが出来るでしょう。すでに電子機器ではAppleは定評があるからです。ポータブル音楽の状況を見てみましょう。

まず1つ目にはCDプレイヤーがありますね。10曲から15曲程度です。あるいはFlash Playerがあります。他にはMP3CDプレイヤーやMP3HDDプレイヤーです。今だと4つの選択肢があります。それぞれを見てみましょう。

CDプレイヤーは75ドルで、10曲から15曲。つまり1曲5ドル程度です。

Flash Playerはだいたい倍の値段の150ドルで曲数は同じ。1曲10ドルですね。MP3CDプレイヤーだとCDに曲を焼いて1曲あたり1ドルになります。HDDプレイヤーだと300ドルで1000曲になり、1曲あたりだと0.3ドルになります。

ここから学んだのはHDDプレイヤーが正解だということです。今日紹介する商品はそこに当てはまり商品名は「iPod」といいます。iMac、iBook、iPodです。iPodとはどういう商品でしょうか? それはMP3プレイヤーです。音質はCDと同じであり、全てのオープンなファイル形式に対応します。

MP3、MP3 VBR、WAV、AIFFです。しかしiPodの最大の特徴は1000曲入れられることです。これは大きな進歩です。多くの人にとって、手持ちの全曲にほぼ近い数でしょう。外で聞きたいCDを家に忘れてきたという経験はありますよね? 

いつでも全ての曲を持ち歩けることは大きな進歩ですがiPodの最もクールな点は、すべての曲をポケットに入れて持ち運べることです。

すべての曲をポケットに入れて持ち運ぶことができる。これまでは絶対にありえなかったことです。それがiPodです。

iPodにおける3つの技術革新

iPodには3つの技術革新があります。1つずつ見てみましょう。

1つ目は超小型ということです。iPodは1000曲がポケットに入るのですが、どう実現したのでしょうか?

まず超薄型のHDDドライブを用意しました。直径1.8インチで薄さは0.2インチです。非常に薄いです。そのHDDドライブは5GBで160kbpsの曲が1000曲入る計算です。MP3では非常に高音質なレートです。5GBで1000曲です。20分のスキップ防止機能もあります。20秒じゃありませんよ。

自転車でも登山でもジョギングでも平気です。勝手にスキップしてしまうことは、ありません。さて5GBのHDDにどうやって1000曲を入れましょう? 待ちたくはありませんよね。なのでFireWireを搭載しました。

AppleのすべてのコンピュータにFireWireが搭載されていますしiPodも例外ではありません。音楽プレイヤーでは初のことです。搭載した理由は高速だからです。CD1枚をまるごと5秒から10秒で入れられるんです。CD1枚全部をですよ。

USBで入れた場合と比較してみましょう。CD1枚ならFireWireが10秒なのに対しUSBでは5分かかります。1000曲ならばFireWireが10分以下ですが、USBは5時間です。

USBで5時間もコピーするのを待っていられますか? iPodなら10分かかりません。全てのMP3プレイヤーよりも30倍速いのです。圧勝ですね。

最新のバッテリー技術を搭載

しかしバッテリーがダメなら曲数は関係ないと思われるかもしれませんね。

私たちは優れたバッテリーを積みました。10時間の連続再生ができます。充電可能なリチウムポリマー電池を使います。ノートパソコンで使われているものと同じです。世界で最も優れたバッテリーです。このバッテリーは1時間の充電で容量の80パーセントまで溜まります。

最も優れているのは、FireWireはMacとのデータ移送用として使いますが、FireWireは電源もとれます。つまりMacにiPodを繋げれば、充電ができるのです。他に電源ケーブルを用意する必要はありません。FireWireで充電できるんです。

では、手元にMacがない状態でiPodの電池が切れたらどうしましょう? 私たちは電源アダプタも用意しました。アダプタにFireWireポートがあるんですよ。iPodとアダプタをFireWireで繋げればどこでも充電できるんです。最新のバッテリー技術で10時間連続再生を実現しました。

「実はポケットにあります」

iBookに全曲入れてiTuneで聞いてるという方もいるかもしれません。バッテリーは長くないけど、ノートでは最長の時間だから満足してる。だとするとiPodはどこが売りになるんだい? と言われるかもしれませんね。携帯性の高さです。

iBookも携帯しやすいのですが、iPodは、超携帯しやすいんです。

(会場笑)

iPodはトランプ一組のサイズです。

前面は2.4インチ×4インチで、厚みは0.78インチ未満です。とても小さいです。重さは6.5オンスです。皆さんがお持ちの携帯電話より軽いですよ。それがiPodの特長です。超小型です。それだけじゃありません。iPodにはAppleのデザインが施されています。

私たちは世界最高峰のデザイナーを擁しており、最高の仕事をしてくれました。お見せしましょう。側面です。先ほどお話したように、0.78インチ未満の厚みしかありません。

背面を見せましょう。私も気にいっています。

ステンレススティールで非常に頑丈であり美しい。そして、これが前面です。

これがiPodです。

実は私のポケットにありますよ。

これです。

(会場拍手)

この優れたポケットサイズの小さな機械に1000曲も入れられるのです。

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