「もはや成功に年齢は関係ない」 14歳で富をつかんだアプリ開発者が語った、“夢の叶え方”

Coding your own future #1/2

14歳のときに開発したアプリ「Fake-A-Text」が400万ダウンロードされ、一躍時の人となったWilliam LeGate(ウィリアム・ルゲート)氏。彼はアプリ市場における成功に、もはや年齢は関係ないという。アプリ開発を苦労の末に成功させた体験をもとに、夢を形にすることの素晴らしさについて語ります。(TED×Teenより)

有名人にならずとも、社会にインパクトを与えられる時代

ウィリアム・ルゲート氏:今この瞬間にも世界のどこかで、ティーンエイジャーが猛然とラップトップを叩いて、未知の領域に挑戦しているかもしれません。彼らには、大きな夢があります。大きな希望があります。作っている製品が成功を掴むか否かを決めるのは、年齢や性別ではありません。ヴィジョンの大きさ、頭の中にあるイメージを実現する筋書きの巧みさ、アイデアの持つ力です。

ティーンエイジャーの生み出すアプリはすでに市場に出回っており、成長し続ける分野の一部であると世に認識されつつあります。この産業において、ティーンエイジャーたちは、成功することだけを目指しています。エントリーする唯一のチケットは、自分の業績の大きさ、夢の大きさ、ヴィジョンの大きさだけでしょう。

僕の名前はウィリアム・ルゲート。アプリという分野において、ファンタジーのようなアイデアをスケッチに起こし、製品に仕上げます。とてもハードな仕事ですが、ささやかながら、人々の人生において心を掴む仕事だと自負しています。

最初は100人が、1000人に。今では百万単位の人々が、僕の立ち上げた事業を利用しています。百万単位の人々が、僕の創ったアプリを使っています。ちょっと考えてみてください。

歴史を鑑みて、ティーンエイジャーが、子供が、プログラミングについて何の知識もない人間が、ゼロもしくはごく少額のコストを元手に、世界の人々のスタートアップにエントリーできるなんてことが他にあったでしょうか? 僕たちのアイデアがこれほどまでに迅速に、こんなにも大勢の人々に届き、深く衝撃を与えることがあったでしょうか?

10年前にはセレブリティになること以外の手段で、1つのチームが、ほぼ無限とも言える人数に対して、衝撃を与えることができたでしょうか? 答えはおそらく否です。でも今はできます。だってほんの5年前まで、ここにいるほとんどのみなさんのように、ぼくは何も知りませんでした。ヒントすらありません。ゼロです。コードなんて知りませんし、アプリの仕組みなんて、まったくわかりませんでした。

処女作「ナウ・ニュース」

しかし、僕の中の不思議な何者かが、なぜかはわかりませんが、自分の携帯用にアプリを作ってみようと思い立ったのです。僕は、アプリをアップして、動作させるのは3日でできると確信していました。大富豪になるには3週間です。

(会場笑)

実際には、3カ月かかりました。僕はもう途中で諦めたくなりました。ギブアップしたかったのです。もっと簡単な、他のことをしようと思いました。もう自分の負けを認めようかと思いましたが、僕は続けました。何時間も、何日も、何週間も。簡単な作業ではありませんでしたし、正直に言うと、いつも楽しいわけではありませんでした。

しかし、ある程度の時間が経つと、僕は徐々にコツを掴んできました。そして、開始から何カ月か経ったある日、ついに完成したのです。僕のアプリの知識が、つらい作業の産物が、何百万人もの人々に、突如使ってもらえるようになる。あの感激は、とてつもないものでした。

僕は、最初のアプリに「ナウ・ニュース」という名を付けました。それは僕の人生を変え、ささやかな形で、世界をも変えました。僕が決して出会う事のない、地球の反対側にいる人々が突然、僕が退屈しのぎに開発したアプリを、使えるようになったのです。

しかしここで正直に話しましょう。「ナウ・ニュース」は、見よう見まねの制作技術であることは、明らかです。まったく革新的なものではありませんでした。

誰もがアプリをつくれる時代

スクリーンに映っていますが、基本的に大したことのないブラウザで、いくつかのニュース・サイトを剥ぎ合わせただけにすぎません。振り返って見ると、ひどいものでした。

(会場笑)

でも、革新的か否かということは、僕には些細なことでした。これは、僕が1から作り上げたアプリなのです。当初、僕が重要視したのは、そこでした。僕は新しいものを作りたかったのです。他とは違うもの、僕が作ったことを誇りに思えるものをです。そしてそれを成し遂げました。

でも聞いてください。「ナウ・ニュース」を作る1年前、App Storeができるちょっと前までは、携帯電話用のアプリ開発の出資ができるのは、大企業だけでした。さまざまなエントリーがありましたが、全て巨大資本でした。

しかし、ほぼ一夜にして変化が起こりました。アイデアを持つ者なら、僕のようなプログラミングの経験のない子供でも、誰にでも実用的に使えるアプリを作れるようになったのです。

400万回ダウンロードされた「Fake-A-Text」

僕は14歳のときに、より大きなテキストを作ってみました。「Fake-A-Text」という有名人から送られて来たかのようにメッセージを加工できるアプリです。扱う人物は、大物ばかりです。

(会場笑)

このアプリについて、聞いたことがある人もいると思います。制作にあたり何度も壁に突き当たりましたが、400万回ダウンロードされました。

(会場拍手)

そうです。クレイジーですよね。まあ、人によって微妙な用途に使うようですが。12人に1人のティーンエイジャーが、僕のアプリを使っています。

アプリが僕の人生を変えてくれた

さて、みなさんはまず、このスクリーンへの恐怖心に打ち勝って下さい(笑)。これはちょっと恐ろしいですよね。僕も最初は非常におっかなびっくりでした。左側にはコードファイルが常駐し、右側にはコードが表示されています。

皆さんにはおそらくチンプンカンプンでしょう。多くの人には近寄りがたく、実際、大多数がノックアウトされて、開発の最初のステップで挫折しまうことでしょう。僕も諦めて、やめてしまおうかと思いましたが、皆さんにはそうなって欲しくありません。

クレイジーに聞こえるかもしれませんが、アプリは僕の人生を変えたのです。僕に目標をくれました。進路を指し示してくれました。僕の両親のどんなお説教よりも、規律について教えてくれました。権力や哲学について、どんな教授よりも、たくさんのことを伝えてくれました。

どんなアルバイトよりも、職業倫理や責任、独立心について学ぶことができました。僕たちのようにアイデアをシェアして、リアルで本当に違いを身につけたいと思うティーンエイジャーにとって、これほどまでに有力な教室が他にあったでしょうか。

ウィリアムはあんなことを言っている。でも、僕にも夢やヴィジョンはあるけど、スキルや経験もないし、実現する手段が無い、と言う人もいるかも知れませんね。僕の話や、数知れぬ若い開発者たちの話が、そんな皆さんの励みになってほしいのです。

もちろん、僕もとても悩みました。でも、僕の想像の力は悩みを上回ったのです。僕もとても怖かったです。しかし、僕の決意の方が固かった。何かについて、ヴィジョンがあるなら今日からそれを作り始めませんか。そうすれば、あなたのヴィジョンは、少しずつ現実になって行くのです。ありがとうございました。

<続きは近日公開>

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