2024.12.10
“放置系”なのにサイバー攻撃を監視・検知、「統合ログ管理ツール」とは 最先端のログ管理体制を実現する方法
リンクをコピー
記事をブックマーク
古瀬貴大氏(以下、古瀬):今日は、日本最大級の営業の大会「S1グランプリ」王者である、営業ハックの笹田さんの『営業がしんどい』という本の出版記念講演です。「成果につながる営業の正しいがんばり方」についてお話しいただきます。(視聴者コメントで)「営業の帰り道」と言っている方もいらっしゃいます。ありがとうございます。
今日のアジェンダです。まず最初に、主催者である私の簡単な紹介を少しだけさせていただいてから、笹田さんメインでお話しいただきます。その後に簡単なパネルトークということで、お題を1個、2個用意したので、笹田さんに質問しながら会話をします。
あわせて、みなさんからいただく質問をチャットに残していただければ、そこから拾って笹田さんに答えていただく時間を取っています。では、進めていきたいと思います。
まずは私の紹介でございます。セールスギルドの古瀬と申します。今年で38歳になりまして、社会人16年目、2社を経験をしました。営業が好きすぎて、営業代行会社・営業支援会社をやっていて、メガベンチャーとかの営業の立ち上げやコンサルを生業にしてます。
5、6年ぐらい前から、営業のコミュニティでコツコツと交流会や勉強会をやっています。今まではFacebookグループでやっていたんですが、時代の流れにのっとって、双方向でコミュニケーションを取れるように、1年ぐらい前からSlackというチャットツールを使って運営してます。
今(コミュニティ参加者が)600人ぐらいいますので、誰かが悩んだら質問して、誰かが答えたり、やり取りをしたりする場がありますので、よかったらぜひ参加してみてください。
そして最後に、笹田さんが優勝された日本最大級の営業の大会「S1グランプリ」の代表もやらせていただいております。これも(2024年)6月ぐらいから挑戦者の募集をしようと思ってますので、ぜひみなさんチェックしていただけるとありがたいなと思います。
営業にまつわるいろいろな活動をしていて、営業相談やキャリア相談に乗りまくっていますので、みなさんお気軽に絡んでいただけますとありがたいです。
一応、私と笹田さんのXのアカウントを貼っておきますので、よかったらフォローしてください。この勉強会で気づきや学びがあった方は、ハッシュタグをつけて発信していただけるとうれしいので、どうぞよろしくお願いいたします。
古瀬:なんでこういうコミュニティをやってるのか? という話を少ししたいんですが、私が20歳の時に「人生1回きりなので自由に生きたい」と思ったんです。最終的に自由になるには、何かを成し遂げたいので起業したい。起業したいのでトップセールスになりたい、ベンチャー企業で営業を鍛えまくろう、という逆算ロードマップで生きてる人間です。
がんばって成果を出すと、年収が上がったり、選択肢が増えたり。営業をやっていて、だんだんと自分が生きたい姿になっていけてるなという実感があります。なので、自分も営業で自己実現をしたいし、する人を増やしたいと思ってます。
なので、いろんな営業の方々に会ってそれを伝えたり、営業の方々同士が会って、お互いに「そういう営業をやってるんだ」と学び合うきっかけを作りたいと思って、コミュニティやS1グランプリをやってます。
5年ぐらいやっていたら人が集まってきて、人が集まれば集まるほど気づきや学びがある場所になってきています。この活動を続けたいなと思うので、みなさんもぜひ参加していただいたり、応援していただけるとうれしいなと思ってます。
私の話はここぐらいまでにして、ここからは笹田さんの特別セミナーということで、笹田さんにお話ししていただきたいなと思います。質問、感想、反応をしていただけると我々もテンションが上がりますし、やりやすいので、どうぞ応援をよろしくお願いします。ということで笹田さん、今日はありがとうございます。よろしくお願いします。
笹田裕嗣氏(以下、笹田):よろしくお願いします。
古瀬:出版、本当におめでとうございます。
笹田:ありがとうございます。もう、S1のおかげです。
古瀬:いえいえ。S1って、きっかけの1個にはなったんですか?
笹田:きっかけの1個というか、S1がきっかけですね。2年前に優勝させてもらって、ありがたいことにそのタイミングでNHKにも(撮影に)入っていただいて。
古瀬:一番良いタイミングでしたよね。
笹田:一番おいしいところを(笑)。「S1で優勝しました」というところをちょうど見ていた出版社の方が声をかけてくれて、出版に至っています。S1で優勝した何ヶ月後かにお声がけいただいて、執筆に1年ぐらいかかっているので、やっと今というかたちです。S1さまさまでございます。
古瀬:まさに営業で自己実現。
笹田:もともと本を書きたい願望はあったんですが、なかなかご縁がなかったところで、まさに自己実現させていただきました。
古瀬:ありがとうございます。そう言っていただけるとうれしいです。本の表紙にも「S1グランプリ王者」と書いていただいたので、これが売れれば売れるほどS1のことを知ってもらえる。本当にありがとうございます。
笹田:知ってもらいましょう。
古瀬:この本で笹田さんのことを知っていただいたり、これから出版効果が波及されるとは思うので、我々もどんどんご紹介しまくりたいなと思います。どうぞよろしくお願いします。
笹田:お願いします。
古瀬:じゃあ、笹田さん。ここからはバトンタッチして、話していただけると助かりますので、もう丸投げしちゃいます。よろしくお願いします。
笹田:よろしくお願いします。あらためまして、営業ハックの笹田でございます。今、古瀬さんとお話しさせてもらいましたが、『営業がしんどい』という本を出版しました。
(チャットで)拍手もありがとうございます。ありがたいことに、XやFacebook、LINEやメールで「本を見ました」「買いました」「ちょうど読んで、使い勝手がよかったです」と、いろんなコメントをいただいてうれしい限りだなと思っております。
「そもそもお前、誰だよ」という方もたぶんいらっしゃると思うので、少しだけ自己紹介をさせていただければと思います。私は営業ハックという会社の代表を務めております。
「営業ハックって何の会社なの?」ということなんですが、営業支援・代行をやっている会社です。なので、やっているお仕事的には、古瀬さんがいるセールスギルドさんと同じようなことをさせていただいています。
もともと私のキャリアは、人材業界で派遣の営業・人材営業からスタートしてるんですが、実は学生時代にダスキンの空気清浄機を飛び込み営業でひたすら売っていました。
私はもともと野球部だったので、営業というよりも「しんどいことを乗り越えたらきっと良いことがあるはずだ」という、昔ながらの昭和感あふれる性質でずっと仕事をしてきました。そんな中で、心がプッツンしたのが社会人3年目、4年目の時だったと思います。
当時、「しんどいぶん、乗り越えたらトップセールスになれた。新規事業の開発の事業部長にもなれた」というように、営業でしんどさを乗り越えた先の良い経験もしたこともありますし、一方でしんどさを乗り越えきれずにプッツンして心が折れたこともありました。なので、営業におけるいろんな光と闇を見てきたなと思います。
笹田:いろいろやってきたんですが、やはり営業という仕事はおもしろいな、世の中に価値貢献できるなと思いました。「自分が世の中で一番貢献できるのはなんだろう?」ということで、10年前に営業のフリーランスとして独立して、個人事業を3年間やって、そして法人化をして株式会社営業ハックになってます。
メインとしては営業支援・代行とお伝えしましたが、テレアポ代行を成果報酬で受けさせてもらったり、営業のコンサル研修させてもらったりと、営業の悩みをゼロにすべく、うちのメンバーたちと一緒にがんばってます。
今回、S1グランプリがきっかけになって本を書かせてもらったんですが、私が今までやってきたことをいろいろと書かせてもらいました。なので、ぜひ手に取って読んでいただけたらうれしいなと思っております。
今日は本の中で伝えているエッセンスを一部お伝えしながら、「明日からまたがんばって営業したいな」と思えるお話をしていきたいなと思ってます。
こちらにいらっしゃる方も、何人か本を読んでいただいて、ご感想もいただいております。この本を通して私がお伝えしたかったこととして、「営業ってしんどくないよ」とは言いたくないなと思ってます。「正直、しんどいじゃねえか」っていうのが本音だと思います。
営業支援・代行をやってるくせになんですが、「営業って、やらなくて済むんだったらやらないで終わらせたい仕事じゃないですか」ってよく言ってます。
うちはテレアポの代行をさせてもらってますが、わざわざ電話を100回かけて、97、98回はお断りされたり、居留守を使われたり。「不在です」と言われる電話をしなくて済むんだったら、しないほうがいいと思ってます。ただ、98件は不在や居留守を使われたり怒られたりする中でも、2件のお客さまには役に立つこともある。
もしくは2件という数ではなくても、ネットでは自分で調べられない、世の中に素敵なものがあることをちゃんと背中を押して伝えてあげたら、「こんなに良いものがあったんだ」「めちゃくちゃ使えるじゃん」「教えてくれて助かったわ」と気づきを与えることもできるのが、プッシュ型営業や営業の役目だと思ってます。
笹田:なので、営業がすべての万能薬だとは思ってません。ただ、「営業がしんどい」と思ってがんばっている方々のがんばりをいかに正当化するのか。営業の正当化って、やはり成果につなげるしかないと思います。
がんばった分、しんどい分、乗り越えた先の成果につなげていただきたいなという思いで本を書かせてもらったので、今日はそのエッセンスを少しお話しさせてもらえればと思います。
ただ、繰り返しなんですが、営業はしんどくて当たり前です。自社の商品やサービス、自分の経験・体験をすべて使って、人が困ってることやお客さんの大変なことを解決してあげよう、役に立とうとしているんだから、営業側がしんどくて当たり前だよねと。
しんどい自分を否定するのではなくて、「俺、がんばってる」「私、がんばってる証拠だな」と肯定できるように、そしてしんどさの先の成果につながるように、お話をさせていただきたいなと思ってます。
本の中でお話ししたのはこんな内容です。今日はスライドを準備しております。「営業がしんどいを乗り越える」と書かせてもらいました。本当によくこんな写真を見つけたなと自分でも思うんですが、赤い電話が黒く錆びついてます。「昔の私、こんな気持ちで電話をかけることがあったな」と思ってます。
ただ、繰り返しです。「しんどいを乗り越える」というのは、メンタル的にしんどい気持ちじゃなくなるということじゃなくて、しんどいぶん、がんばって成果が出たら癒される瞬間があるから、癒される瞬間を多くの人に手に入れてほしいなというのが今日のメッセージです。
笹田:今日ご参加いただいている方はプレイヤーの方もいれば、マネージャーの方、40〜50代の方もご参加いただいていると聞いてます。直近で新卒研修をさせてもらったり、若手の方とお話をさせてもらったり、いろいろとお話うかがったりしてるんですが、新卒で「もうしんどい。もう辞めたい」と言ってる子もいる。
このご時世はいろんな方がいる中で、がんばってるんだから、間違えないがんばりをしたら成果につながるよねということをお話ししたいなと思っておりますので、お付き合いいただきながら、ぜひご質問いただければと思っております。
(参加者コメントで)「ガムテープで手に受話器を固定されたことを思い出しました」。本当に昔はこうだったんですよね。昔は気合いと根性で乗り越えられた時代だったと思います。
なぜかというと、商品・サービスが世の中的に少なくて、競合他社もいなくて、とにかくがんばればがんばった分、報われやすい時代だった。だけど、今はどうですか? 競合他社がいない会社ってないはずなんですよ。カメラの類似商品でいうと、スマホもカメラになっちゃうし、いろんな電子ツールがカメラになっちゃうご時世です。
競合他社、類似製品がめちゃくちゃあふれ返っている中で、みなさん難しい営業をやってます。そんな中で営業しているので、自分の提案を受け入れてもらうのは難しい。あらためて「正しいがんばり」を一緒に考えていきましょう。
“昭和感あふれる営業スタイル”で心が折れて気づいたこと 『営業がしんどい』著者が見てきた、営業職の光と闇
「ムダながんばり」が増える営業に足りていない“考え方” 顧客との関係性を前進させるためのコミュニケーション術
売れる営業は「期待」を示し、売れない営業は「自慢」を示す プレゼンの失敗パターンと、提案を通すための“3つの要点”
自分もお客さんも疲れる「損する商談」が起きてしまう理由 S1グランプリ王者が語る、営業がしんどい人へのアドバイス
テレアポの第一声は「お世話になります」よりも「こんにちは」 営業のプロが教える、受付突破率を上げる話し方のコツ
アポが取れず苦しい、斜に構えた人との関係構築が苦手… 『営業がしんどい』著者が教える、成果を出す営業活動のコツ
2024.12.10
メールのラリー回数でわかる「評価されない人」の特徴 職場での評価を下げる行動5選
2024.12.09
10点満点中7点の部下に言うべきこと 部下を育成できない上司の特徴トップ5
2024.12.09
国内の有名ホテルでは、マグロ丼がなんと1杯「24,000円」 「良いものをより安く」を追いすぎた日本にとって値上げが重要な理由
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
2024.12.10
職場であえて「不機嫌」を出したほうがいいタイプ NOと言えない人のための人間関係をラクにするヒント
2024.12.12
会議で発言しやすくなる「心理的安全性」を高めるには ファシリテーションがうまい人の3つの条件
2024.12.06
嫌いな相手の行動が気になって仕方ない… 臨床心理士が教える、人間関係のストレスを軽くする知恵
PR | 2024.11.26
なぜ電話営業はなくならない?その要因は「属人化」 通話内容をデータ化するZoomのクラウドサービス活用術
2024.12.11
大企業への転職前に感じた、「なんか違うかも」の違和感の正体 「親が喜ぶ」「モテそう」ではない、自分の判断基準を持つカギ
PR | 2024.11.22
「闇雲なAI導入」から脱却せよ Zoom・パーソル・THE GUILD幹部が語る、従業員と顧客体験を高めるAI戦略の要諦