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「90分腹落ちセミナー」変化に対応できる強い組織を目指す三井住友海上火災保険の挑戦(全5記事)

“1人のがんばり”ではなく、半径5メートルから組織を変える 大手保険会社の人事担当者と迫る、組織変革のカギ

株式会社NOKIOOが開催する「90分腹落ちセミナー」の模様をお届けします。今回のテーマは「『変化に対応できる強い組織』を目指す三井住友海上火災保険の挑戦」。同社の人事部に所属する永井泰右氏をゲストに迎えて、変化に対応できる強い組織づくりにおける難所や取り組みを前進させるポイントを紹介します。

組織カルチャー変革に取り組む人事のリアルをお届け

小田木朝子氏(以下、小田木):みなさん、こんにちは。

沢渡あまね氏(以下、沢渡):こんにちは。

小田木:ただいまより、株式会社NOKIOOが主催する「90分腹落ちセミナー」、5月開催会をスタートをさせていただきます。本日のテーマは「変化に対応できる強い組織を目指す三井住友海上火災保険の挑戦」です。

沢渡さん、この「組織カルチャー変革に取り組む人事のリアル」というサブタイトルがポイントですよね。

沢渡:力強いですよね。リアル、ですよ!人事のリアル。

小田木:理想論ではなくてリアリティを大事に、みなさんと情報交換しながら、そして一緒に元気になれればという企画をご用意しましたので、本日もぜひ楽しんでいってください。

沢渡:よろしくお願いします。

小田木:よろしくお願いいたします。この「90分腹落ちオンラインセミナー」は、人材育成・組織開発に関わる方に、90分で役立つ情報を提供する場を作りたいというコンセプトで毎月開催しております。

そして、今回のテーマは「組織カルチャー変革に取り組む人事のリアル」ということで、三井住友海上火災保険の人事、永井さんのご協力をいただいて、みんなでワイガヤする会を開催させていただきました。

(視聴者から)「組織は変化に強いのか」というコメントもいただきましたが、ナイスツッコミって感じですよね。ぜひ、ここについてワイガヤしていきたいなと思います。

組織の“景色”をどう変えるか

小田木:続きまして、今日のスピーカー自己紹介です。順番に私たち3人の自己紹介をさせていただきます。

沢渡:では、今日は小田木さんからいきましょうか。

小田木:じゃあ、私から自己紹介させてください。みなさん、本日もご参加ありがとうございます。株式会社NOKIOOで役員をしております、小田木と申します。今日はどうぞよろしくお願いいたします。

個人的に情熱を燃やしているテーマが、1人でがんばる以上の成果が上げられるチームワーキング・組織作りです。

私も、気合い・根性・長時間労働型のがんばり方から転換した1人です。今日の「人事のリアル」「組織カルチャー変革」は、私的にはマネジメントやチームワーキングの変革の1つでもあるなと思っています。

今日の会をめちゃくちゃ楽しみにしておりました。みなさん、よろしくお願いいたします。

沢渡:黄色のカバーがまぶしい『仕事は自分ひとりでやらない』。書籍のタイトルも説得力がすごいですね。

小田木:そうですね。「拝啓、10年前の私へ」というコンセプトで書かせていただきました。じゃあ、沢渡さんも自己紹介をお願いいたします。

沢渡:みなさん、こんにちは。沢が渡ると書いて沢渡あまねと申します。私は、NTTデータ、日産自動車、大手製薬会社等で16年間勤め人・サラリーマンをしました。

今は、自社のあまねキャリア株式会社、そして複数の企業の顧問取締役などを兼任して、組織開発・ワークスタイルの実践と支援をしております。

私のミッションは「景色を変えて組織を変える」。主にコミュニケーションの景色、マネジメントの景色を変えながら、どう組織を強くしていくか、日本をエンパワーしていくか。そんなトライ&エラーを日々しています。

“半径5メートル以内”から組織を変えていく

沢渡:最新刊の著作は『うちの職場が無理すぎる』。みんなで嘆くのではなくて、組織の思考能力をどこから取り戻していくかというテーマも解像度を上げていますので、ぜひ手に取っていただけたらうれしいです。

そしてですね、コミュニケーションの景色・日常の働く景色を変えるということで、ちょっと告知を挟むんですが、「#ダム際ワーキング」。ダム際でディスカッションをしたり、働く景色の変化を自らも実践しています。

5月30日には、静岡県榛原郡川根本町長島ダムを開放して、新時代の組織カルチャーや業務改善DXをひたすらディスカッションするスペシャルイベントを、ジョイゾーの四宮靖隆さんと企画しました。

※静岡放送(SBSテレビ)『LIVEしずおか』で「#ダム際ワーキング」の様子が放送されました

川根本町は、2022年に台風15号で大きな被害を受けた土地です。地域活性の意味も込めて、地域を助けたいという思いも持ってやっている部分もあります。

ダム際で仕事をするのもそうですが、今日は、自分たちの半径5メートル以内から景色を変えている方・変えていきたいと思う方が集まってくださっていると思うんですね。

小田木さんと僕は、毎月この90分腹落ちセミナーで、「半径5メートル以内から景色を変えていこう」という思いを持った同志と集まれるので、毎月めちゃくちゃ楽しみで、私もモチベーションが上がっているんです。

小田木:本当に運営サイドとしても、参加してくださるみなさんとのチャットを通じたいろんな視点の交換が純粋に楽しいですよね。

沢渡:そうなんですよ。「日本、まだまだいけるよ」という自己効力感を持てる場なんですが、

元ラガーマンの熱い人事担当者

沢渡:今日はそんなみなさんに、コミュニケーションを軸に半径5メートル以内から組織カルチャーを変えている、私たちの同士である人の横顔を見てもらいたいなと思います。

私が2021年5月から顧問をしている三井住友海上火災保険さんの人事部、スマートワーク推進の永井さんにお越しいただきました。みなさん、拍手で永井さんをお迎えください。よろしくお願いします。

小田木:いえ~い。永井さん、今日はありがとうございます。

沢渡:(視聴者から)「笑顔がすてきな永井さん」というコメントがきた。

小田木:本当に、写真のとおりの笑顔ですよね。

永井泰右氏(以下、永井):三井住友海上の永井と申します。本日はよろしくお願いします。

小田木:よろしくお願いします。

永井:アゲアゲなご紹介、ありがとうございます。簡単に経歴をお話しさせていただきますと、新卒入社後、商品開発、海外研修、営業企画を経験し、今は人事に異動して3年目です。

人事ではスマートワーク推進、エンゲージメント・サーベイ、要員計画・人件費等、いろいろなことを担当しています。人事は横のつながりがすごく重要だと認識していますので、ぜひこの機会にみなさんでワイガヤできたらなと思います。

プライベートでは、学生時代から社会人の途中まで、13年間ずっとラグビーをやっていました。

沢渡:ラグビー! 

小田木:なんだろう、この「納得感」。

永井:ラグビーをやっていたということもあり、熱い気持ち・パッションは大切にしながら、日々業務に励んでおります。

沢渡:いいですね。熱くて爽やかな永井さん。よろしくお願いします。

小田木:よろしくお願いします。現場のリアルを持ち寄って、この場で共有をしてくれる、そこで見た景色や感じたことを話してくれる。これは、本当にすごくありがたいご縁だなと思いまして、今日は(永井さんを)お迎えいたしました。

今日の腹落ちセミナーの「3ステップ」

小田木:リアリティを共有し、永井さんとしての着眼点をたくさん拾っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

沢渡:利他の精神を感じますね。ラガーマンだから、「オールフォーワン・ワンフォーオール」みたいな、そんなマインドを永井さんからも感じます。ありがとうございます。

小田木:なるほど、うまいですね。そんな永井さんをお迎えしまして、今日はどんなふうにイベントを進行していくのかを、先にみなさんと全体像を共有させていただきます。

繰り返しになりますが、テーマは「『変化に対応できる強い組織』を目指す三井住友海上火災保険の挑戦」です。組織カルチャー変革というテーマに向き合ってきた永井さんが、どんなリアルの中で、どんな工夫や難所への向き合い方をしてきたか。これをぜひ共有いただきたいというのが、今日の全体テーマになります。

今日の腹落ちセミナーの歩き方は3ステップご用意していまして、こんな感じで順番に歩いていければと思います。

まずステップ1は、そもそも組織カルチャー変革にはどんな背景があって、どんな事情の中で、何を課題と捉えてスタートしたのか。ステップ1は、取り組みの起点の景色合わせをできればと思います。

ステップ2は、具体的にどんなことをしたのか。どんな取り組みなのかももちろんですが、その中でどんな難しさを感じて、どう向き合ってきたのかを聞きたいなという気持ちが、私も非常に強いです。

沢渡:向き合い方ですね。

小田木:そうなんですよ。特に「難所」というテーマをぜひお聞きしたいです。

そしてステップ3では、変化に取り組んでいたり、これから景色を変えていきたい私たちにヒントになる、元気が出るエールをいただきたいです。こんな3ステップで歩いていければということで、今日は準備させていただきました。楽しみですね。

沢渡:楽しみです。

小田木:これが腹落ちセミナーの歩き方です。

今日の参加者はどんな人たち?

小田木:オープニングですので、今日ご参加いただいたみなさんにも、いつものようにチャットDEオリエンテーションにご参加いただきたいと思います。

沢渡:恒例の。初めての方も。

小田木:そうそう。初めての方はびっくりしないでください。チャットボックスを開いて、みんなでチェックインをするというステップになりますので、カジュアルに参加してください。

まず、今日は「組織変革に取り組む人事のリアル」という企画ですが、みなさんはどんな立場からご参加をくださいましたか? 4つの選択肢をご用意しましたので、一番近いものを選んで、チャットに書き込みをいただけますでしょうか。

沢渡:(タイムラインが)早い。うれしい。

小田木:いつもながら早いです。

沢渡:“日本野鳥の会”、観測を始めます。(視聴者コメントで)「転職後、初参加です」「カルチャートランスフォーメーションにチャレンジしたい」。あぁ、うれしい。

小田木:組織の枠を超えながらの腹落ち、リピート。うれしいです。

沢渡:そうですね、ありがとうございます。2、3、3、4、2、3。あ、永井さんも書き込んでくれた。うれしい。もう、みんな同志ですよ。「2と3」、複数回答うれしいですね。2、3、1、1。「今日は4」。

小田木:「今日は4」。

沢渡:ふだんが気になる。4、4、3、2、1。

小田木:いろんな役割を使いわけている。

沢渡:3、3、4、4、3。ありがとうございます。

小田木:ありがとうございます。

沢渡:「4。独立中小企業診断士として良い組織を社会に増やしたい」。すばらしいマインドじゃないですか。

小田木:本当に。ありがとうございます。

沢渡:ありがとうございます。

小田木:2(マネージャー)や3(人事・総務)が多いですが、1番から4番まで、多様な立場でいろんな経験のある方がご参加くださっているんだなというのも確認ができました。ぜひみなさん、ご自身の立場やご自身の課題感・関心で視点を交換しながら、今日の場を盛り上げていきたいと思います。

沢渡:そうですね。

小田木:よろしくお願いします。

沢渡:うれしいですね。小田木さん、「今期初めて人事系の仕事を担当することになりました。勉強で参加させていただきました」。

小田木:いいですねぇ。

沢渡:うれしいなぁ。ウェルカムですね。

小田木:(視聴者コメントで)「今、人事3年目です」とおっしゃっていただきましたが、1年目の歩き始めの手応えとかも、またどこかで差し込んでください。

沢渡:そうですね。初心者もベテランも関係なく、みなさんで組織を良くしたい。そんな景色が描けたかなと思います。

小田木:みなさん、ありがとうございます。

今日の参加者は、どんなテーマに関心がある?

小田木:チャットDEオリエンテーション、もう1つだけご用意させていただきました。みなさん、どうして今日のセミナーに参加しようと思いましたか?

参加の理由やきっかけ、この時間の中で期待していることなどがあれば、どんな観点でもけっこうです。一言チャットに書き込みください。

沢渡:はい、お願いします。

小田木:「ピンと来た」とか、そんな一言でもいいですよね。

沢渡:さっそくありがとうございます。「永井さんの取り組みが聞きたくって」「実際の現場で起こったことを聞いてみたい」……ですって、永井さん。

小田木:いいですね。永井さんの名前を挙げて。

永井:アゲアゲ、ありがとうございます(笑)。

沢渡:いや~、いいですね。みんなで上がっていくって最高。

小田木:「沢渡さんのSNSから来ましたよ~」って。

永井:すごいですね。

沢渡:(この投稿者の方は)なんと #ダム際ワーキング にも来ていただけるんです。ありがとうございます。

小田木:すごい、そうなんですね。静岡県中部エリアにようこそですね。

沢渡:静岡を学びの場所にしていきたい! そして、「コロナ禍などさまざま変化がある中で、『変化に強い組織』という言葉に惹かれました」。小田木さん、こんな言葉をいただきましたよ。

小田木:「変化」「シフト」はキーワードですよね。

沢渡:なるほど。

小田木:「リアルを知りたい」。

沢渡:いいですね。「私と小田木さんのリアルなかけあいを聞きたかった」とか。

小田木:ありがとうございます。

沢渡:「お取引先企業さまからの紹介」。これもうれしいですね。まさに半径5メートル以内から、どんどん共感者が増えていく。

小田木:「Voicyから来ました」も、私はとてもうれしいです。

沢渡:Voicyからの景色の変化。うれしい。

キラキラじゃない、リアルな泥臭い姿を明かす

小田木:今日は沢渡さんと私のかけあいというよりも、さらに永井さんも絡みながら進める会ですので、楽しんでいってください。

沢渡:「人事企画課発足。立ち上げの中で目指したい姿を見つけたくて」って、優しいしエモーショナル。いいですね。

小田木:「キラキラじゃない部分を見たい」というコメントもありました。まさにリアルですよね。

沢渡:永井さんはこの2〜3年、泥臭い経験をいっぱいされてきましたものね。

小田木:永井さんから、「キラキラは少ないですね」って。

沢渡:リアル。

小田木:いいですね。みなさん、ありがとうございます。こんな感じで、私たちが一方的に話しまくるというよりも、みんなでチャットでつぶやいたりコメントしたり、「そこ、もうちょっと聞きたい」みたいな感じでリアクションいただければ、すごくうれしいなと思います。

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