2024.10.21
お互い疑心暗鬼になりがちな、経営企画と事業部の壁 組織に「分断」が生まれる要因と打開策
【投資のプロが語る】20年後の株式市場の中心は宇宙!?(全1記事)
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藤野英人氏(以下、藤野):大成功している起業家が宇宙を目指しています。その理由は簡単で、儲かりそうだからですよね。
宇宙を目指している人の多くは、ネット関連の人ですよね。インターネットの次がたぶん宇宙なんだと思うんです。
イーロン・マスクもそうだし、Amazonのジェフ・ベゾスもそう。日本だとホリエモンこと堀江貴文さんもロケット事業をやっていて、そこに無限の可能性があるからだと思います。
地上のインターネット網の延長で、宇宙、要は大気圏外を含めたところの通信網をやれば、通信速度も情報量もまさに異次元なところまで増えていくわけですから。地球の外での、情報の高スピードでの伝播が、インターネットの先にあるというのが、彼らには見えていると思うんです。
ほとんどの人は宇宙でのお金儲けのイメージが湧かないから、彼らが道楽やロマンでやっていると思っているんだけどぜんぜん違って。今でこそインターネットが大事で、誰もがインターネットが社会基盤だとわかっているけど、たった20年前はそれは常識ではなかった。
日本で1997年にヤフー(株式会社)が上場した時に、なんて言われたか。エログロの会社って言われていたんですよ。
なんでかと言うと、当時のインターネットは無修正のヌードを見るのが目的だと思われていて、そういう画像を見たいがためにインターネットを活用するというイメージが多かったし、実際にそういうユーザーが多かった。
まさかそのインターネットが経済の中枢というか、遅ればせながら菅内閣になって「これからデジタルが大事だ」とデジタル庁の設置を言い始めたわけだけど、1990年代のエログロだと思われていたインターネットに突入した人たちがAmazonのジェフ・ベゾスさんであり、孫正義さんであったりしたわけですよ。
今の宇宙がまさにそれなんですよ。「なんか旅行とかして、星が見えて綺麗かもしれないけど、なんなんだろうね」みたいなのがたぶん一般的なイメージだと思うんです。
でも、2000年の初頭ぐらいまでにインターネットの可能性を頭の中でイメージできた人たちは、おそらく2040年や2050年ぐらいに宇宙が一大産業になっている姿もイメージできていると思うんですよね。
僕らは、例えば堀江さんが今やっているインターステラテクノロジズの比較的初期の頃、ロケットのスポンサーをしていたんですよね。そして、その3号機が日本で最初に民間で宇宙に達したロケットになったわけです。
なぜそれに僕らがお金を出したのかと言うと、日本における宇宙産業はすごく大事で、レオス・キャピタルワークスとしてそれを支援したという歴史的な価値を残したかったところが大きいですよね。
宇宙産業に関しては当然伸びると思っているし、実際に今上場している会社で宇宙関連ど真ん中という会社はほとんどないですよ。これから僕らは未上場のファンドも立ち上げるんだけど、未上場の世界ではけっこう大きな宇宙の会社が日本でもできつつあるんですよね。
月に人を運ぼうとしている会社もありますし、スペースデブリという宇宙のゴミを除去する会社も日本で生まれています。2040年ぐらいになったらおそらくそれらの会社群が上場して、日本の時価総額の上位にいくつか入るような社会になるのは、ほぼ間違いないと思います。
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