「やる気は5秒で死んでしまう」 行動のブレーキを外すための"自分ルール"のつくりかた

How to stop screwing yourself over #1/1

2015年を迎えて、勉強・ダイエット・趣味など、新しいことにチャレンジしようとしている方はいませんか? もし本当に新たな挑戦を始めたいのであれば、「5秒ルール」を実行したほうがよいかもしれません。アメリカのテレビ司会者メル・ロビンス氏が、現状維持に流されやすい脳の仕組みと、それを打破する方法について語りました。(TEDxSFより/この動画は2011年に公開されたものです)

欲しいものを手に入れるキーワード「強制」

なぜこれをやってほしいのかというと、これをすることで、行動に変化を与えるために必要な実際の力、これに直面することができるからです。

減量が必要な人が、これから自主的にダイエットをする気分になると思いますか? もちろん、そんなことは起こりません。減量が必要な人が、クロワッサンの代わりに茹でた鶏肉と豆を食べたくなると思いますか? 私はそうは思いません。

あなたをコンピューターの前から動かし、ドアの外に出して、行くと言っていた散歩に行かせるために必要な活動的エネルギーは、暖かいベッドから寒い部屋のなかへ自分を押し出すために必要な力と同じなのです。

大人になることでおもしろいことは、18歳になったとき、誰もこれから自分を律するのは自分だけだとは教えてくれないことです。自分を律するとは、なるべき人間になるために、自分がしたくないことを自主的にするということです。そしてみなさんそれをやる気分になるまで待っているのです。でも決してやる気にはなりません。私の息子は決してDSをやめたくなることはないのです。

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止めさせるのは私の仕事です。「DSを止めなさい! ケンドル、バービーを片付けて! 私のバスルームでヌードパーティを開くなら、少なくとも後片付けはしなさい!」

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(会場笑)

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「口に何か入っているときは、口を閉じなさい! 私たちは家畜小屋にいるわけじゃないんだから! 夕食ができたわよ! 食料室から出て!」

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親は、子どもたちがやりたくないことを無理やりやらせます。子どもたちは自主的にはやらないからです。決して。今やることもないし、これからやることもありません。

何か得意なことを見つけても、必ずやりたくないことも見つけるものです。そして一定のレベルに達して、退屈になり「この仕事が嫌いだ。なんちゃらかんちゃら……退屈だ」となるのです。でもそこで新しい仕事を探しますか? いいえ! ただ文句を言って、終わるのです。

欲しいものを手に入れるのはシンプルなことです。でも簡単ではありません。強制的にやらなければいけません。強制的にです。

脳にある2つのスイッチ

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さきほどロズがこの檀上で、感情のトラッキングについて語っていましたね。彼女は脳の2面の写真を見せていました。私は脳を彼女とまったく同じように見ます。ただ私はひとつの面を自動操縦、もうひとつを緊急ブレーキと表現します。それがみなさんの持つすべてのペダルです。自動操縦と緊急ブレーキです。みなさんの脳は、どちらが好きだと思いますか? 自動操縦です。

仕事場へ運転していったのに「あれ、どうやってここへ来たんだっけ?」と思った経験はありませんか? 

(会場笑)

酔っぱらっていたわけではありません。脳が自動操縦をしていたのです。脳がとても低いレベルで機能していたのです。問題は、普段とは違うことをすると、脳が緊急ブレーキをかけてしまうということです。そしてそれはどんなことにも同じ反応をします。どんなことにもです。

台所に行くと、みんなが朝食後の食器をそのまま残していっていることに気付きます。何百回も「殺してやるわ。食器はそのままにして、みんなに洗わせてやる」と考えます。でもそれは普段の行動ではないですよね。だから脳は緊急ブレーキをかけるのです。そしてすぐに自動操縦に入り「食器洗い機に入れてしまおう。そして怒ったままでいよう。セックスもしない。そうしよう」となるのです。

(会場笑、拍手)

だから私が強制的という言葉を使うのは、普段の行動以外のことをするときはいつでも、強制的でなければできないからです。人生を考えてみると、おもしろいですよね。私たちは最初は子どもで、その後、大人になり、私たちは毎日同じ生活を送ろうと努力します。そしてそれに退屈するのです。

毎日同じ時間に起き、ほぼ同じ朝食を食べ、同じ道で仕事に行き、仕事をし、忙しく見せ、電話をかけるのを避け、Facebookを更新し、会議に出席しながら落書きをし、またFacebookを更新し、夜の計画をたて、また忙しいふりをして、同じ道で家に帰り、同じような夕食を食べ、同じようなメディアを見て、ベッドに行き、次の日にはまったく同じことを繰り返すのです。

それは退屈するわけです! 日々の同じ行動がみなさんを苦しめているのです。

私は、なぜ人は人生で立ち止まってしまうのか、ということについて、ある説を持っています。みなさんのほとんどが基礎心理学の授業をとり、アブラハム・マズローの「欲求段階説」を知っているでしょう。

みなさんの身体はとてもおもしろいのです。なぜならみんな、これらの基本的欲求を持っているからです。そして身体はみなさんにサインを送るようにできているのです。もし食べ物が必要であれば、何を感じますか? 水が必要であれば、何を感じますか? セックスが必要であれば、何を感じますか?

(会場笑)

居心地のいい場所から抜けだせ

ありがとうございます。人生で立ち止まっている、人生に満足していないと感じるのは、サインだと思います。それはみなさんの人生が破滅しているというサインではありません。基本的欲求のひとつが満たされていない、というサインなのです。

探求するという欲求です。人生のすべて、身体のすべては成長するものです。細胞は再生するし、髪、爪、すべては生きている間中、成長し続けるのです。そしてみなさんの魂には、探求と成長が必要なのです。そしてそれを得るための唯一の方法は、自分自身を居心地が悪い場所へ押し出すことなのです。自分自身を強制的に外へ追いやり、頭の中から脱出するのです。

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自分の頭の中に留まることは、敵陣にいるのと同じです。それは神があなたに語りかけているわけではありません。いいですか? そうではないのです。実際に、もし私たちがあなたの頭にスピーカーを取り付け、あなたが自分自身に言い聞かせていることを放送したら、あなたは施設に入れられてしまいますよ。

(会場笑)

みなさんが自分自身に話しかけるようなことを、他の人が実際に話しかけてきたら、その人と友だちになったりしませんよね。自分の頭の中、気持ちから脱出してください。

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みなさんの気持ちがあなたをめちゃくちゃにしているのです。みなさんがどう感じているかなんて私は気にしません。私はみなさんが欲しいものを考えているのです。もし自分の気持ちに耳を傾ければ、欲しいものを手にすることはありません。なぜなら、決してやる気にならないからです。

居心地のいい場所から出る必要があります。

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リスクを冒すのではなく、居心地が良いところから抜け出すのです。ベッドから出た後の3秒間は最悪ですよね。でも一度起きてしまえば、最高です。このような会場で座っていて、誰かが「立って、一緒に踊ろう!」と言った瞬間、あなたは「あぁ、私は踊るべきだわ」と思います。でもすぐに「でも……」となってしまうのです。

やりたいという衝動があったのに、それを強制的にさせるための活動的エネルギーを出さなかったという経験は、まさに緊急ブレーキが作動したときです。「ここに座っていよう。あんなクレイジーな人たちと踊ったりしないわ。踊るのは好きじゃないし……」。

でも私は壇上に上がり、レイチェルに出会ったのです。私たちは会話を始め、次の瞬間には彼女はツイートしていました。そして友だちになったのです。そして私は外に飛び出しました。そこで魔法がおこったのです。そこには400兆分の1が存在しました。もうすぐ私の話は終わります。

着想から5秒でアイデアの生死はわかれる

もうひとつ使えるもの、私は「5秒ルール」と呼んでいます。人間の頭は、人の表情を33ミリ秒で判断することができます。かなり速く働きますよね。

もうひとつ速くできることは、もし何かやりたい衝動があっても、それを5秒以内に行動に移さなければ、緊急ブレーキを作動させるということです。そしてそのアイディアは死んでしまいます。立ち上がり、バンドが演奏している間に踊りたいという衝動があっても、5秒以内にそれをしなければ、緊急ブレーキを引いてしまうのです。

もし今日誰かのスピーチを聞いて、何かをしようという衝動にかられてら、5秒以内に、ノートをとる、自分にメールを送るなど、実際に何か行動をしなければ、緊急ブレーキを引いてしまいアイディアを殺してしまいます。問題はアイディアではないのです。問題は実際に行動しないということです。あなたがそれを殺してしまうのです。

私の責任ではありません。誰の責任でもありません。自分の責任なのです。この悲劇を止めてください! 期待していますよ。400兆分の1です。みなさん、やることがありますよね! 頭の中でそれは起こりませんよ。

今日、この練習をしてください。講演後、パーティに行ったとき、5秒ルールを実行してほしいのです。みんなカクテルが必要ですよね。誰かを見て、興味深そうな人だなという衝動を感じたら、その人に向かって行ってください。誰かに触発され、お願いしたいことがあるなら、実行してください。そのためにここに来たのですから。実験してみてください。何が起こるか、驚くと思いますよ。

そしてもうひとつ。ラジオ番組であれ、テレビ番組であれ、執筆作業であれ、私がすることはすべてみなさんのためだ、ということを覚えておいてください。

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あなたが欲しいものを手に入れるために、もし私に何かできることがあれば、もしあなたがしたくないことを私が強制できるようであれば、私はそれをします。でもみなさん、私のところへ来て、口を開け、要求する必要があります。わかりましたか? いいですね。実行してください。

(会場拍手)

ありがとうございます。衝動があるなら、立ち上がってください!

<続きは近日公開>

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