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【資産形成】資産はこうやって増やす!プロの投資家が教える王道(全1記事)

余裕がある人・ない人に共通する、投資にまわすお金の「目安」 投資のプロが教える、自分にあった投資額の見極め方

レオス・キャピタルワークス株式会社のYouTubeチャンネル『お金のまなびば!』は、ふだんは語りにくいお金や投資、経済の話について、ひふみシリーズの最高投資責任者の藤野英人氏や、ひふみシリーズのメンバーと一緒に学んでいくチャンネルです。本記事では「資産はこうやって増やす!」をテーマに、藤野氏が手元に確保したいキャッシュの目安や「ためふや」という考え方を語りました。 ■動画コンテンツはこちら

手元に確保したいキャッシュの目安

ーー手元にどのくらいのお金を残して投資すべき?

藤野英人氏(以下、藤野):お金は個々の生き方や人生を反映しているので、モデルケースを作ることは難しいです。ただ、給料の3ヶ月分はキャッシュがあったほうがいいと思います。だから、もし月給が40万円の人は120万円手元にあったほうが良くて、100万円の人は300万円あったほうが良いということだと思うんですね。

これは何のためかと言うと、仕事を失った時のためです。もしくは病気になった時のため。給料の3ヶ月分ぐらいは投資以外のもの、すぐに引き出せるものを持っていたほうがいい。それぐらい持っておけば、後は投資にまわしてもいいんじゃないですかということが言えます。

自分にあった投資額の見極め方

ーー投資を始めるならいくらから?

藤野:「どのくらいから始めるといいですか?」や「投資を始める際の金額について教えてください」といった質問をよくいただくんですけど、これも本当に答えられない質問で、その人の年収や金銭感覚、あと生活スタイルによって変わってくるんですよ。

月々2万円とか3万円を引き落とすことが容易な人と、苦しい人といるんですよね。それはその人の事情によるものだから、恥ずかしいとか恥ずかしくないとか関係ないわけですよ。個性があるので。

「どのくらいの金額から始めたらいいですか」という質問に対して僕がよく言うのは、「手に汗をかかない程度」です。

例えば、「(投資に)月3万円」と言った時に、手に汗をかくんだったら多すぎますよね。もしくは、貯金額が120万円の人が100万円の投資をするとしたら手に汗をかくわけですよ。ドキドキしますしね。でも、1億円持っている人が100万円なら大したことではないんですよ。だからその人の持っている資産や、その人の金銭感覚や収入によって、ドキドキの度合いってすごく変わると思います。

「ためふや」という考え方

藤野:大切なのは、「貯めながら増やす」という考え方です。月々2万円とか3万円ずつ積み立てをしながら、一緒に増やしていくんだと。要は投資と貯蓄をくっつけるとよりお金が貯まり、増えるスピードが速くなるんですね。

これを僕は「ためふや」とか言っています。「『ためふや』やりましょうよ」みたいなね。貯めながら増やすということをされるといいのかなと思いますね。

何もしないよりは、月々5,000円でも1万円でも投資をしたほうが、10年、20年という時間軸の中だとまとまったお金になってくる可能性が高いので、月々のつみたて投資をすることをおすすめしますね。

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