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最高の1日にするためのたった1分の習慣【朝1分間、30の習慣。 ゆううつでムダな時間が減り、しあわせな時間が増えるコツ - マツダミヒロ】(全1記事)

質問のプロが「毎朝自分にする質問」 1日の生産性・充実度・成果を上げる、「意識」の作り方 

「セミナーに参加したかったけど、時間が合わなくて行けなかった……」。株式会社イノベーションの調査によると、ビジネスパーソンの2.5人に1人はそんな経験をしているそうです。同社が運営する動画サービス「bizplay」は、オンライン配信を通して、いつでもどこでもセミナーに参加できる環境を提供しています。そんなbizplayのオンライン動画に、『朝1分間、30の習慣。』の著者・マツダミヒロ氏が登場。「朝、自分に質問すること」の効果や、「生産性」を上げるために最も重要な問いなどを語りました。 ■動画コンテンツはこちら(※動画の閲覧には会員登録が必要です)

仕事が楽になり、自分の自由な時間も増える習慣

マツダミヒロ氏(以下、マツダ):質問家、マツダミヒロです。経歴は、20代で会社を経営していたんですけど、うまくいかなくなって社長をクビになったんですね。そこで「本当に自分がやりたいことは何だろう」と思い返した時に、自分に質問してそれに答えていくと、どんどんやりたいことが見えてきて。

「質問って面白いな」と思って質問の研究を始めて、それを体系化して人に広めていったのが今の原点です。今は質問家という仕事で、質問して答えていただくことで、行動が生まれたり、発見があったり、成果が出たりという仕事をしています。

『朝1分間、30の習慣。』という本ですが、「朝苦手なんだよな」「起きるのがちょっと大変かもな」という方にぜひ読んでほしいと思いますし、仕事の生産性を高めたいという方にも、ぜひ読んでいただければと思います。

朝って「いつ」かと考えてほしいんですけど。僕は朝4時とか5時、6時ではなく、「起きた時が朝」だと思っています。なぜなら僕は遅起きなんですよね。なので、特に早起きしなくても起きた瞬間の1分間でどんなことをするか。問いを投げ、それに答えるということをすればいいので、もちろん早起きできる方は早起きしてもいいんですけれども、そうじゃないほうが特に活用できるものかなと思います。

ハワイで暮らしていた時に、アラモアナショッピングセンターというところが近くにあったんですけど、そこを散歩していたら、雑貨屋さんで1冊のノートに出会いました。『プロダクティビティノート』という、本というかノートだったんですね。

ただ、英語なので何を書いているかよくわからなくて、僕は質問するのが得意なので、「どんな質問を付け加えたら、さらに生産性上がるだろう」「どんな考え方をすれば、もっと生産性が上がるだろう」ということを自分なりにアレンジしていったんですね。そうすると本当に仕事が早く終わったんです。多くの人たちがこれを知れば、仕事が楽になるし、自分の自由な時間も増えると思って、今回本を作りました。

毎朝自分にする質問

タイトルに「朝1分間」とあるんですけど、実は1分も要りません。1分間あれば質問して答える時間も取れるので、1分間としていますが、「朝、自分に質問すること」が重要です。どんな問いをして答えるかによって、その日の自分の意識が変わります。朝、意識した状態がそのまま1日に関わっていくんですよね。

朝、「ああ、なんか今日ちょっと嫌なことがあるかもな」と思って過ごす1日と、「今日はこれにチャレンジしよう」と思って始める1日って、生産性も充実度も成果も変わってきます。なので、朝1分間がすごく重要なんです。

僕がいつも行っている質問は「今日がどんな1日になったら最高かな」という質問です。

これは自分の1日のゴールを設定する問いですが、ゴールが設定できていないと、そこに辿り着くことはできません。でもゴールをイメージすると、「どうやったらそこに辿り着くか」を、自然と考えて行動するようになるんですね。なので、ぜひ朝起きた時に「今日1日がどんなふうになったら最高かな」という問いに答えてみてください。

あとは「今日は誰を喜ばせたい?」という質問です。これは自分に向いた質問ではなく、誰かをイメージした質問ですけど、まず誰を喜ばせたいかを決めて、その人に対して「どんなことをしてみようかな」と考えます。

自分のことに忙しくて普段はそんな思考にならないかもしれませんが、相手を喜ばせることを考える。人って貰うよりも与えた方が喜びが大きいところがあるんですね。なので、与えることに慣れていくと、それが自分の喜びに変わっていきます。

見返りは求めていないんですけど、喜んだ相手からお礼をされたり。それが重なると、いつの間にか応援される人になったり、自分が何かを成し遂げたいという時に、助けてくれる人や手伝ってくれる人がたくさん出てきたりします。そんなためにもこの質問がいいかと思います。

意識することは、「やらなくてもいいことは何か」なんですね。どうしてもやるべきことがすごく増えていくと思うんですよ。TO DOを書いてたらすごい量になってしまったとか。それを見た時に、「今日やらなくてもいいことは何か?」という問いを、自分に投げかけてみる。

今日エネルギーを注ぐべきものに力を入れることが重要なので、どうしても情報がたくさんあるし、依頼もたくさんあると思うので、その中で何をやって何をやらないかを、見極めることが必要だと思うんですね。「やらなくてもいいことを見つける力」が大切です。これは明日やろうとか、来週やろうとか、その見極めがすごく重要です。

「生産性」を上げるために、最も重要な問いとは?

生産性を上げるために最も重要なのは、「今日の最も重要なタスクは何か」を知ることですね。TO DOはみなさん書かれると思いますが、最も重要なことは何かと聞かれた時に僕も以前はわからなかったんですよ。「全部重要だ」という答えになっていたんですね。

でも、それだとなかなか仕事が捗りにくいことも体験していて。なのでたくさんやることがある中で、最も重要なことは何かを1個見つけてみる。その見つけたものは、何が何でも今日終了させるということをすると、劇的に生産性が上がります。

その時に大事なのは、その最優先タスクがどのくらいの時間で終わるかを把握していないと、全体のスケジュールが組めないし、他のTO DOもこなせなくなってしまう。なので、最初は予想でもいいので、この重要なタスクは30分で終了させようとか、15分で終了させようとか、時間を意識して取り組むのが良いです。

(書籍に付いた)シートを使うと、生産性高く仕事ができるようになります。また仕事にフォーカスした質問だけでなく、メンタル・気持ちにフォーカスした質問もあり、どちらもすごく重要です。書き方は、「書きたいところから書く」でいいです。記載された質問に答えていくだけでいいんですが、最初は全部書こうとせず、答えられるところだけ書いてください。

真面目な方はシートを全部書いて、書き終わったら午前が終わっていたということがありますが、それだと生産性が上がらなくなっちゃうので、時間を決めたほうがいいと思います。5分間とか10分間で書けるところまで書く。あとは「全部を埋めなくていい」です。書けるところ、取り組みたいところだけ書くのがすごく大事なポイントです。

また、さらに生産性を上げるコツは、書いたシートを常にデスクの上に置いておくことです。今日のゴールや取り組むべきことが目の前にあるので、横道に逸れずに仕事ができるんですね。

ここまでご覧いただきありがとうございました。今日お話をした質問にいくつか答えてみるだけでも、ぜんぜん1日の過ごし方や成果が変わると思いますので、ぜひ取り組んでください。また、その他にもいい質問、生産性が上がる質問が、この本にはありますのでよかったら手に取っていただければと思います。ありがとうございました。

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