2024.10.21
お互い疑心暗鬼になりがちな、経営企画と事業部の壁 組織に「分断」が生まれる要因と打開策
小川泰正氏講演(全1記事)
提供:Sansan株式会社
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小川泰正氏:みなさん、こんにちは。Sansan株式会社執行役員、Eight事業部 Eightキャリア&ソリューション部 部長の小川です。ここからはキャリアプロフィール「Eight」でできることを紹介していきます。
先ほど塩見からも話がありましたが、キャリアプロフィール「Eight」は、「プロフィールを自動作成」「名刺情報を管理・検索」「近況情報が届く」「キャリア情報に出会える」「企業からスカウトが届く」が主な機能となります。それぞれについて具体的にどのような機能となるのかを、順にご紹介したいと思います。
まずはプロフィール。ユーザーは自分の名刺を登録することで、正確な所属や肩書きなどをEightに蓄積できます。先ほどの塩見の説明と一部重複しますが、キャリアサマリや職歴・学歴、スキルタグなど、名刺には記載のない情報を登録することでオリジナルのキャリアプロフィールを作ることができます。異動・昇格・転職などの際に更新することで、ユーザー自身のキャリア形成の歩みを記録していくことができます。
今後ユーザーには自分のプロフィールに向き合ってもらう機会を増やしたいと考え、今回のアップデートではプロフィールページにアクセスしやすいように、これまで画面上部にあったプロフィールページのタブを画面下部に設置しました。日頃から自身のキャリアを意識してもらえるようになればと考えています。
また名刺交換した相手の名刺を取り込むだけで、AIと手入力を組み合わせた高い水準の技術で、素早く正確にデータ化します。自分のプロフィールだけではなく、これまで培ってきた人脈も管理できます。
次は名刺管理。Eightでは名刺交換をした相手の名刺を簡単に管理・検索できます。氏名や電話番号、メールアドレスに加え、ユーザーが設定したタグで検索できます。さらに直近のアップデートにより、PCからであれば業種・エリア・役職・スキルタグなど、より詳細な情報から絞り込めるようになっています。
またEightプレミアムのユーザーであれば、共通の知り合いを可視化し、これまで接点のなかったユーザーと出会うきっかけを作ることができます。これは昨年にリリースした機能ですが、行動制限などにより対面での新たな出会いの機会が減少したビジネスパーソンに対して、共通の知り合いを通じた新たな人脈形成の機会を提供しています。
次は近況情報。転職や昇進・異動などによりEightでつながった相手が名刺を変更した場合に、通知が届きます。名刺交換をしてからその後の状況がわからず、所属や肩書きが古くなってしまっていることはよくあると思いますが、Eightではお互いに近況情報を伝え合うことができます。
そのほかにも知り合いが投稿した近況に対して「いいね」やコメントをつけることができ、交流を図ることが可能です。Eightは名刺交換のタイミングだけでなく、名刺交換後のつながりの継続をサポートします。
次はキャリア情報。ここはのちほど詳しくお伝えしますが、キャリアプロフィール「Eight」では自分磨きに役立つ情報や、知らなかった企業の情報、求人情報を効率的に収集できます。
最後に企業からのスカウト。Eightでは「転職意向度」というものを設定できます。これは転職に対するユーザーの意向を示してもらうもので、「転職活動をしている」「転職を検討している」「いい話があれば聞いてみたい」「転職を考えていない」の4つから選ぶことが可能です。
ユーザーが転職意向度を設定することで、企業案内や採用のスカウトが届くようになります。Eightを利用することでこれまで接点のなかった企業と出会い、キャリアチェンジのきっかけを得ることができます。
この5つがキャリアプロフィール「Eight」の主な特長となります。そしてその中の「キャリア情報」では新たな機能をリリースし、ユーザーに新しい体験を提供していきます。
新しく搭載するキャリアタブでは、自分磨きに役立つ情報や知らなかった企業の情報、求人情報を収集できます。情報は職種ごとに表示され、ユーザーがキャリア形成をするにあたって必要な情報を効率よくEight上で探せます。Eightはユーザーの自律的なキャリア形成を後押ししていく。それを実現する1つとして、この新機能を提供していきます。
キャリアタブについては、実際の画面の画像をご覧いただきながら説明したいと思います。まずアプリ画面の下にあるキャリアタブを開くと、キャリア情報が集約されたページが表示されます。画面上には職種で分類されたタブが表示され、機能リリース時には営業職のタブが出てきます。
なぜ営業からなのか。とても単純ではありますが、名刺交換をする機会が多いのは誰か、それは営業の人たちではないかということです。そうした観点からまずは営業にフォーカスをさせていただきました。
実装後にユーザーが使用する中でブラッシュアップするべきことがあるのか、ほかにどのような職種があるのか。そうしたことを検証しながら第2弾・第3弾と職種を追加していきたいと考えています。
キャリアタブでは「スキルレポート」「企業レポート」「求人情報」「オンラインイベント」を見ることができます。まずレポート。1つはスキルレポートというもので、キャリアアップに役立つスキルを好きな時に、好きな場所で、無料で学ぶことができます。
例えば「顧客の課題を自然と引き出す質問方法」など、営業に必要なスキルを学べるコンテンツを随時掲載しています。レポート記事は内容を簡潔に紹介しており、動画では全編の視聴が可能です。ユーザーはスキマ時間を有効活用し、思い立った時に学ぶ機会を作ることができます。
もう1つは企業レポート。「会社を知る、事業を知る」をテーマに、Eightがあらゆる企業にインタビューし、レポートと動画で紹介します。気になる企業の動画を視聴すると、その企業をフォローでき、Eight内で関連するニュースや近況情報などの情報収集が可能になります。
次に求人情報。これはEight Career Designの利用企業の求人情報が、ユーザーの属性に合わせて表示されます。イベントやレポートで興味を持った企業に対し、シームレスに直接応募することができます。
最後にオンラインイベントですが、リアルタイムで参加可能な、スキルアップやキャリアアップに役立つイベントの企画・開催を予定しています。イベントには開催10分前から参加申し込みが可能で、面倒なフォームに入力することなく、オンライン名刺を主催者と交換するだけで簡単に参加できます。
今後開催予定のイベントも開催前に通知できるため、気になるイベントを見逃すことなく視聴できます。企業がどんなことをしているのか、実際の体験を通じて得た企業への関心や共感を起点に、ユーザーはキャリア転換の機会を得られます。
以上がキャリアプロフィール「Eight」の主な特長です。今回のキャリアプロフィール「Eight」への進化は、現在提供している機能で完成するものではありません。ここをスタート地点として、Eightをより良いプロダクトに成長させていくことで、ユーザーが真に求める機能を実装し、そしてビジネスのライフタイムに伴走していく。それを実現するためにキャリアプロフィール「Eight」は、今後も進化していきます。
最後に、直近の計画についてお話しできればと思います。これまでのお話のとおり、キャリアプロフィール「Eight」を通じてビジネスパーソン同士や、ビジネスパーソンと企業とがつながることでキャリア形成のチャンスが広がっていく、そんな世界観を目指しています。
先ほどもお話ししましたが、ビジネスパーソンがEightを使ってキャリアアップやキャリアチェンジができたり、企業がEightを使って優秀な人材と出会い、事業成長につながったり。その結果、社会や経済がより良い方向に向かっていけばうれしく思います。
そして、そうした輪の中にビジネスパーソンが入っていきやすいように、新たな取り組みを進めています。Eightを利用するにはこれまで名刺が必要でしたが、名刺がなくてもEightに新規登録ができる機能を開発しており、この夏頃を目処に実現させるつもりです。
働き方が多様になる中で、名刺を持っているビジネスパーソンだけにとどまらず、より多くのビジネスパーソンにとって役立つサービスにしていきたいと思っています。そして、Eightを利用してキャリアチェンジやキャリアアップへの一歩を新たに踏み出したビジネスパーソンには、その後のキャリアをサポートするような施策も考えています。ぜひ今後の動向にもご注目ください。
ここまで紹介してきた機能は一部、有料プランのEightプレミアムでのみ利用いただける機能もありましたが、基本的にEightユーザーであれば無料でご利用いただけるものになります。
この春より新たなキャリアを歩み始めたビジネスパーソンのみなさまに、ぜひキャリアプロフィール「Eight」を使っていただきたいと思います。そして企業のみなさまには、キャリア形成に向き合う人材との出会いの場として、Eightを活用いただきたいと思っています。
私からの説明は以上となります。キャリアプロフィールとして進化したEightの今後にご期待ください。
Sansan株式会社
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