2024.11.25
「能動的サイバー防御」時代の幕開け 重要インフラ企業が知るべき法的課題と脅威インテリジェンス活用戦略
Cybozu Days 2021 株式会社ジョイゾー 四宮靖隆氏(全1記事)
提供:サイボウズ株式会社
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四宮靖隆氏(以下、四宮):みなさん、こんばんは。今日は、この「kintone hack、いや、『○○hack』でしょう」というテーマで話をしたいと思います。私、株式会社ジョイゾーの四宮です。よろしくお願いします。
(会場拍手)
弊社はkintone専用のSIをやっているんですが、kintoneの説明をする時によくこういうスライドを見せるんですよね。要は「kintoneというのはAPIを持っていて、さまざまなビジネス系のクラウドサービスとデータ連携ができますよ」ということです。
この絵は、なんだか大事な物を忘れてるんですよ。何だと思います? kinfoneじゃないですよ? これね、「cybozu.com」ですよね。サイボウズOffice、Garoon、メールワイズといった、cybozu.comのクラウドサービスとも、もちろんkintoneでデータ連携できます。
ただ、サイボウズOfficeは非公式なAPIなので、今回はGaroonとメールワイズのデモをお見せしたいなと思います。なので、今日は「kintone hack」を超えて、「cybozu.com hack」をやっていきたいと思います。
四宮:まず、kintoneのメールワイズも連携できるんですけど、実は最初からkintoneにプラグインが付いてるんですよ。これを使うと、kintoneからメールワイズを立ち上げてメールを送ることができます。
こういった使い方もあるんですよね。主にメールワイズを使っていて、例えばメールワイズからkintoneに下書きアプリのようなものを用意しておいて、「メールワイズからデータを引っ張ってきたい」とか、「メールワイズでメールを受信したものをそのままkintoneにダイレクトに入れたい」とか。
やっぱり、「こういうふうにメールワイズを使っているお客さんはいるんじゃないかな。こういう要望があるんじゃないかな」と思うので、デモをお見せしたいと思います。
まず、kintone側でこういう下書きアプリを用意しておきます。件名や本文、あとは添付ファイルがあれば添付ファイルですね。実は、メールワイズもJavaScriptでカスタマイズできるんですよ。メールの作成画面を開くと、「テンプレート文を呼び出す」みたいなボタンを置けるんですね。
これを押すと、先ほどのkintoneの下書きアプリのデータを引っ張ってくることができて、ここで使いたいものを選ぶだけで、件名や本文、あと添付ファイルにも値を入れ込むことができる。あとは宛先を選んで送信するだけで、非常に簡単にメールが送れます。
続いて、メールワイズからkintoneにデータを入れるところも、カスタマイズを入れることによって、「kintoneに登録する」というボタンを置けます。
このボタンを押すと、「Good job! kintoneに登録しました」というのが出るので、あらかじめ用意した問い合わせ管理アプリを見ると、ここにメールワイズのデータがすぐ入ってくるというのが確認できるんじゃないかなと思います。
四宮:続いて、今度はサイボウズGaroonですね。デモをお見せする前に、みなさんはこういう使い方をしてることはないですかね?
Garoonもkintoneも使っていると。Garoonはスケジュール管理を全社でやるので、全員アカウントを持ってます。ただ、kintoneは例えば営業や総務などの一部のユーザーしか使っていない。こういった使い方があると思うんですよね。
でも、「kintoneもGaroonも使ってるんだったら、kintoneで登録した内容を指定のGaroonのユーザーに共有したいな。かつ、それをGaroonのポータルに送りたいな」というような要望があった時にも、これもできますと。
kintoneにカスタマイズしちゃいましょうということで、「kintoneからGaroonのユーザーに直接通知を送っちゃえ」という時のデモをお見せします。実は、先ほどの問い合わせ管理アプリにJavaScriptを仕込んであります。これを適用させると、「Garoonユーザーへ通知する」というボタンが出ます。
ここでGaroonのユーザーを選択できるので、今回はkintoneもGaroonも両方のアカウントを持っているユーザーと、Garoonのアカウントしか持っていないユーザーを指定して送ってみたいと思います。そうすると「通知完了」と出るので、Garoonで見てみましょう。
そうすると、「kintoneからの大事なお知らせ」という通知が出てくるのがわかるんですね。kintoneのアカウントも持っているので、もちろん該当するレコードを見ることができます。今度はGaroonのアカウントしか持っていないヤマダ君の場合は、やっぱり通知は来るんですよ。でも、kintoneのアカウントを持っていないので、アクセスするとエラーが出てきちゃうんです。
そうしたら、「せっかく通知が来てるのに見られない。意味ないじゃん」と思うじゃないですか。「じゃあちょっと試しに押してみよう」というふうに押してみると、アカウントを持っていないので、Garoonのワークフローのアカウント申請ページに飛びます。
ここから「見たかったら申請してね」ということができるようにしたんですね。やっぱり見たいので申請すると、これで簡単にGaroonのワークフローを使ってアカウント申請ができるので、必要な人に必要なアカウントだけをきっちりと配布できるというデモですね。
四宮:まだまだここだけで終わりじゃないです。今度は実際に来たものを承認してみたいと思います。そうすると、実はGaroonにカスタマイズが入っていて、ここからまた承認したデータがkintoneに飛ぶようになっています。
例えば、kintoneでアカウント申請受付アプリを用意した時に、情報システム担当の方がこれを見て、「11月2日なのね。じゃあこの日にアカウントを追加しよう」ということで、管理画面からkintoneのアカウントを発行できるんですけど。
ここももう1個、kintoneに手を加えちゃいましょうということでボタンを付けました。「kintoneを利用可能にしますか?」「しました」ということで、.comの共通管理画面を見ると、今ヤマダさんはkintoneのアカウントがないですよね。読み込みます。
司会者:残り30秒です。
四宮:そうすると、こんな感じでkintoneのアカウントを発行するということで、わざわざ管理画面を開かなくてもkintone上で簡単に管理できます、といったデモになります。
なので、必要な人が必要な時だけ使っていく。徐々に徐々にアカウントが増えていくと、Garoonも全社、kintoneも全社、メールワイズも全員で使えるということで、会社の業務効率はどんどん上がっていく。
かつ、サイボウズさんもアカウントがどんどん増えていくということでですね。「両方ハッピー、ウィンウィンな関係を築けるな」というところで、私のプレゼンを終わりにしたいと思います。ありがとうございました。
(会場拍手)
司会者:四宮さん、ありがとうございました。
サイボウズ株式会社
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