退職して、こんなに祝われる人は珍しい
染谷朋迦氏(以下、朋迦):澤さん、ご卒業おめでとうございます。
澤円氏(以下、澤):うれしいな、ありがとうございます。
染谷美々子氏(以下、美々子):ご卒業おめでとうございます。
辻貴之氏(以下、辻):さんざんお話されているとは思うんですけれども。
西村創一朗氏(以下、西村):確かに。改めてね。
辻:改めて、最初にお聞きになられた時の第一感、どんなご印象でしたか? 「澤さん、会社辞めるってよ」については。どちらからでも、ご主人からでも奥さまからでも、どちらからでも。
美々子:こっちから。もう、もともと自由に振る舞ってらっしゃる方なので、なんか会社に行ってもいなくても、立場的にはぜんぜん変わらないのかななんて思いながらも。23年でしたっけ?
澤:23年。
美々子:23年もいらっしゃったということが、ものすごくびっくりで。こんなに会社に尽力されていたんだなと思って、改めてね。本当におめでとうございます。
朋迦:おめでとうございます。
澤:辞めて、こんなに「おめでとうございます」って言われる人ってなかなかいないですよね。
辻:いない! 本当に。惜しまれつつもおめでとうって言われる。
西村:そういうことですよね。
澤:外の人たちからすると、会社を辞めたって、別にただの契約の変更でしかないので。どうでもいいっちゃどうでもいい話なんだけれど、それをちゃんとこうやって受け止めていただいて、何か言ってくださるって本当にありがたいですね。
会社があってもなくても違和感ない?
辻:朋迦くんも、いかがでしたか? 今回の「澤さん会社を辞める」っていうような話は。
朋迦:僕ですか?
辻:はい。
朋迦:なんか、まぁ、えーと、あんまり……。
澤:よう知らんよな(笑)。
朋迦:印象とか、そういうのは抱かなかったというか。まぁ、そんな会社があってもなくても違和感ないんじゃないかなと思っています。
美々子:そう! 会社に勤める、スーツの印象がない(笑)。
澤:そう。今日だから、わざわざネクタイしてるだけど。
美々子:そう、だからすごいレアだと思って。
澤:いつ以来だろうっていう。結び方、最初わかんなかったもん。社畜感を出そうと思ってネクタイしてみたのに。
西村:卒業したのに。
澤:そう、そう。
西村:社畜を。
美々子:退社したのに、退職してから着てる。
澤:ネクタイをパッとしてたら、もしかしたらサラリーマンに見えるかもと思ったんだけど。
西村:(笑)。サラリーマンじゃないのに、なんでサラリーマンを演出するんですか。
澤:コスプレ!
(一同笑)
「びっくりした」一方で「やっぱりな」という気持ち
西村:昌利さんはどうですか?
染谷昌利氏(以下、昌利):すごいびっくりしたっていう部分と、やっぱりなという感じの部分があります。
澤:やっぱりな(笑)。
朋迦:(昌利氏を指して)Tシャツの印象がすごすぎる。
澤:Tシャツ。
辻:すごい!
西村:「この日のために着た」っていう感じがすごいですね。
美々子:うちらも。
朋迦:こんな感じです。(自身らのTシャツを指して)
(一同笑)
澤:すごいな。
西村:さすが。これぞ染谷家ですよね。こういうところが。
澤:すごいサービス精神だな。ありがとうございます。お手紙もありがとうございました。もう。
美々子:はい。昨日、実は朋迦くんは行ってないんですけれども、夫婦でおじゃましまして。
朋迦:僕も行きたかったです。
澤:ね~。なんで、学校なんて行っちゃったの。
(一同笑)
辻:(笑)。行くでしょ。中学生だからね。
美々子:明日テストなのに。
朋迦:明日テスト。
澤:明日テスト。じゃあ、なんで今いるの!?
西村:こんなん出てる場合じゃないんじゃないか(笑)。勉強しないと。
辻:諦めたんか。
朋迦:いやいや。
(一同笑)
朋迦:こっちに出たいっていうだけです。
澤:(笑)。
これまでとはまったく違う「リモートワークの時代の退職」
西村:(昌利氏に対して)どうでしたか、最初に聞いた時の印象という先ほどの話で。まぁ半々だという話をしていましたけど。
昌利:そうですね。でもなんか、独立されたほうがやっぱりあっているなって。しっくりきているなっていうのは、すごく感じます。なんか肌つやがよくなった気がします。
美々子:2日目にして。効果が早い。
澤:いや、今日ね、午前中からめっちゃ楽しかったな。朝起きて一番最初にやったのが、車で諏訪湖まで行くというね。
西村:なかなか気兼ねなくできないですからね。
澤:これはなかなかできなかったよなというね。本当ありがたかったね。
美々子:昌利が辞めた時も、そんな感じだよね。東北行ったり。
澤:あー。
美々子:車でまず長野に行ったりしましたよね。
朋迦:余裕だなぁ。
昌利:今のリモートワークの時代の退職と、一般的な勤務していた人の退職の印象って、まったく違うんだろうなとは思います。
西村:確かに。オフィスに誰もいなかったって、言ってましたもんね。
澤:そう、がらんがらん。誰もいない。僕のチームメンバーの人は、1人だけわざわざちょっと来てくれて。あとの人たちはたぶんそんなに気にせず、いつでも連絡ができると思っているのか。せいせいしすぎちゃって、もう完全に無視してるのかどっちかわからないですけど。
西村:いやいや、そんなわけはないですよね。
澤:あまりそういう。辞める時はみんなに拍手されてとかだと、僕はちょっと無理だったなと思って。逆にね。
美々子:誰もいない(笑)。
昌利:ちょうどよかった。
澤:「誰もいないところをこっそり手続きだけ」というのが、一番いい辞め方だなと思って。ベストな感じで。コソ泥のようにダンボールを1個だけ持ってこうと、こそこそと出て行ったんですけど。
西村:クビになった人みたいな辞め方みたいですね。クビになってないのに。
辻:自分で自分をクビにしたという。
意外とアウトドア派な澤氏
澤:でもやっぱりそうか。驚かれる人は多かったですけどね。まぁでも、この一家とは最初に会ったのもキャンプ場じゃなかったっけ?
朋迦:あぁ-、そうだ。
美々子:私はキャンプ場だったけど、朋迦は違うかもしれない。
朋迦:僕は、別のイベントとかそういうのだったんですけど。
辻:澤さん、バーベキューとかされるんですか?
澤:うん。する。ぜんぜんするよ。
辻:澤さん、こうギロッポンとかのイタリアンとかフレンチとかで、ナイフとフォークで飯食ってるとか、そういうイメージですけど。
(一同笑)
澤:むしろそっち、苦手というより知らないのね。あんまり。
辻:へー!
澤:いわゆるグルメな人とか、よくお店知ってるじゃないですか。ぜんぜん知らない。
西村:そうなんですね。
辻:ポンコツだから忘れちゃってるんじゃなくて?
(一同笑)
澤:それもある。連れてっていただいたりはするわけよ。自分で行くということが、まずほとんどないのね。かみさんとは、なじみの店に何回も行くっていうスタイルなんだよね。
辻:そうですねぇ。
澤:だからいろんなところに、あっち行ってこっち行って、って。連れて行ってもらって、すごい感動して。「よし! 次はかみさんつれてくぞ!」って……駅すら覚えていない。。
辻:(笑)。
美々子:すごい。尊敬する(笑)。
澤:「おいしかったっていうけど、何食べたの?」って(聞かれて)「イタリアンか……寿司……?」(笑)。
辻:ぜんぜん違う(笑)。
朋迦:何も覚えていない。
澤:ただ、バーベキューはすごい好き。
辻:へー。
澤:それもなんか、気心知れた連中とやるのとか。
辻:澤さんが火を起こしてる姿とか見ると、神々しく見えますけどね。
(一同笑)
西村:髪に火が燃え移らないか心配に……。
(一同笑)
澤:それぐらいのケアはする。
西村:そっか、そっか(笑)。
辻:鉄板につかないような。
澤:なんだろう、あんまりアウトドアな印象ないのかな?
西村:あんまりないかもしれないです。
澤:でもけっこう好きで。キャンプとかにも。あと、意外とそういうところ、役に立つの。
辻:あ、そうですか。いつもいろいろ役立っていますけれども、より役立つとするとどういうことに役立つんですか?
澤:まずああいうところって、Excelと格闘しなくていいし。
(一同笑)
西村:確かに。働くわけですもんね。現場で。
澤:働く。そう、そう。料理得意だしね。
西村:あー、そうですよね。
澤:わりと力強いし。
辻:そう、そう。確かに。格闘技で鍛えた力がある。
澤:かなり役に立つ。よりいっそ僕ね、原始時代のほうがスターになれたかもしれない。
美々子:それ、あるよね。
朋迦:わかる。
澤:生まれるのが、若干200万年ぐらい早かったかもしれない。
(一同笑)
辻:とか言っているうちに、あっという間にまた時間が。
西村:そうですね! もう。
昌利:僕がTシャツを見せただけで終わった気がします。
(一同笑)
美々子:確かに。
西村:はい。ありがとうございます。
美々子:ありがとうございます。
昌利:バタバタしてすみません。
西村:次のゲストを、まず始めにお呼びしたいと思いますが。次のゲストはVoicy仲間ということで、あやにーさんにいらしていただいております。
加藤あやか氏:こんばんは~。初めまして。
美々子、朋迦:初めまして!
西村:染谷家のみなさん、ありがとうございました。
辻:じゃあ、澤さんと一緒に染谷家ご夫妻・ご家族、盛り上がってくれるかな!?
一同:いいともー!
辻:ありがとうございましたー。
(一同拍手)
朋迦:ばいばーい。