「それが誇れるお金かどうか」が大切
寺口浩大氏(以下、寺口):竹本さんはどうですか?
竹本萌瑛子氏(以下、竹本):1億円ですか?
田中研之輔氏(以下、田中):聞きたいな、聞きたいね。
竹本:人殺しですかね(笑)。
(一同笑)
田中:ははは(笑)。大丈夫? (人殺し)以外ってことね?
竹本:最近『龍が如く』(裏社会をテーマにしたゲームソフト)にはまっていて(笑)。
くつざわ氏(以下、くつざわ):かわいい。「人殺し」って言ってもかわいい! 素晴らしい。
寺口:『龍が如く』。そうか、ゲームがお好きですもんね。
竹本:ゲーム好き。まじめに言うと……。
寺口:まじめに(笑)。『龍が如くに』ハマっているってやばいな。
竹本:まじめに(笑)。
田中:焦るわ。焦るわ、今の(笑)。
竹本:直感的に、1億円もらった後に何に使うかというところまで考えると、そのお金を使う時に後ろめたい気持ちになる仕事はやりたくないなと思ったんですよ。このお金を、親や自分に気持ちよく使えない仕事はしたくなくて。
じゃあそれがなんなのかと考えた時に、今さっき、くつざわさんもおっしゃっていましたけど、価値を生み出せていない仕事とか、もちろん人を傷つける仕事であったり。使う時に誇らしく使える仕事であれば、
寺口:そのお金を使うときに人に誇れるかどうかを先に想像するということですかね。
竹本:そうですね。お金はやっぱり使う物なので。
「フォロワー数と影響力」の関係性
寺口:なるほどな。SNS時代の今は、後輩たちと話していると、給料よりもフォロワーが欲しいという人とも話すことがあるんですけど。一方で、例えばTwitterのフォロワーを増やさないといけないから誰かを批判してヘイトを集めるとか。そういうことをしてきたら、わりと本末転倒になってしまうんだろうなとも最近思っていたんです。だから、お金もフォロワーも一緒ですかね。
くつざわ:フォロワー数って、実はあんまり影響力と関係なくて。
寺口:ないですよね。
くつざわ:やっぱりエンゲージが一番大事なので。私の場合、一応フォロワー数はいてくれるんですけど。
田中:10万人だからね(笑)。
くつざわ:いてはくれるんですけど、別に影響力でいえばぜんぜん他のアカウントの方が持っている場合も多いし。例えば、生意気なんですけど、基本的にプロモーション案件をいただいたときは8割ぐらいお断りさせていただいていて。
ただ「私のアカウントではお受けできないけど、この案件の内容であれば、こういう方がおすすめです」というところまで補助してあげた方が、やっぱり別の案件をいただいきやすいというか。別のことでご相談いただくことが多くなるので、やっぱりそういう部分で寄り添っていければなという感じですね(笑)。
寺口:なるほど、なるほど(笑)。
「その先にある何か」をしたいから
田中:僕は、その1億円の話ってけっこうおもしろいと思っていて。それって、たぶん学生から質問が来たんですかね。それとも事前に?
寺口:質問は見ているんですけれど、1億円の質問はまだなかったです。
田中:今日は僕、全部の質問に答えていくという約束をみんなにしちゃったんで。
寺口:まじですか。
田中:なので、YouTube側に出ているコメントのうち、答えないといけない質問に関しては、終わってもTwitterで……。
寺口:ありがとうございます。
田中:それで1億円の話をすると、1億円ってどういうお金かと言うと、社会人男性の平均的な生涯年収は2億8,000万円なんですよ。女性だとちょっと下がって、2億4,000万円ぐらいなんです。つまり、普通に働いていけば、みんな1億円以上稼ぐんですよ。