2024.12.10
“放置系”なのにサイバー攻撃を監視・検知、「統合ログ管理ツール」とは 最先端のログ管理体制を実現する方法
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金井恵子氏(以下、金井):「会社の価値観を、オンラインでも伝えたい。“マネーフォワードの日常”を感じるインナーコミュニケーション。」ということで、お話させていただきたいと思います。よろしくお願いします。
簡単に自己紹介させていただくと、私、株式会社マネーフォワードでデザイナーをしている金井恵子と申します。2014年、20名くらいのマネーフォワードにジョインをしていて、最初はデザイナーとしてサービスのデザインというのをやっていたんですけれども。
途中、2016年くらいに会社のミッション、ビジョン、バリューの作成というものに関わって。そこから組織デザイン、カルチャーデザインみたいなことに興味を持って、現在は社長室でコーポレートデザインを担当しています。
社内報とか動画配信、オフィスデザインなどを通したカルチャー醸成をメインに担当しています。じゃあ、大崎君、お願いします。
大崎淳氏(以下、大崎):はい。私は大崎といいます。2018年9月にマネーフォワードに入りまして、今、採用広報として活動しています。ただ、今は採用広報だけではなく、金井と一緒にインナーコミュニケーションと採用広報であったりとか、あと、採用にも関わり始めたので、そういったところの橋渡しも含めて、担当しています。今日はよろしくお願いします。
金井:お願いします。今日はこの2人でお話させていただければと思っているんですけど、主に私が話しながら。大崎君とけっこう一緒に施策をやることが多くて、大崎君がガヤ担当をやってくれているので(笑)。
大崎:(笑)。
金井:ちょっと緊張しがちなんで、適宜、ガヤを入れてもらおうと思っています。会社の説明をさせていただくと、マネーフォワードは「お金を前へ。人生をもっと前へ。」というミッションを掲げていて、お金の課題を解決することで、ユーザーの人生をよりよいものに前進させていきたいな、という会社です。
今日は「テレワーク中の社内コミュニケーション」というテーマです。そもそもマネーフォワードの社内コミュニケーションの在り方みたいなのをお話させていただくと。私たち、ミッション、ビジョン、バリュー、カルチャー=MVVCと呼んでいて、MVVCをすごく大切にしています。
「マネーフォワードらしさとか、差別化されたところってどこなんだろう?」というとMVVCなのかなと思っていて、インナーコミュニケーションに限らず、すべてのアクションとかメッセージがMVVCに繋がって伝わっているということが理想なんじゃないか、と思っています。
Beforeコロナから、いろんな浸透のための取り組みを行ってきていて。例えば、MVVC起点とした社内外へのメッセージ発信だったりとか、会社のミッションと事業・部署・プロダクトのミッションをちゃんと紐付けてストーリーで語っていくとか、経営陣が自分の言葉で繰り返し語るとか。
あと、各種表彰に紐づけて制度を作ったり、経営陣だけじゃなくてメンバーたちが社内報やnoteで発信したり。シャッフルランチや全社懇親会のような、社内活性の取組も多くやっていました。
金井:浸透においては、やはり何よりも「共感」を大切にしていて。とくにインナーコミュニケーションで、3つすごく気をつけていることがあるんですけれども、1つ目は「Positive」。MVVCがみんなにとってポジティブなものであってほしいな、と思っています。
2つ目が「Emotion」で、事実を伝えるだけじゃなくて、裏側の想いみたいなものを必ず盛り込む。3つ目が「Let’s make it!」。マネーフォワードの共に創るという「共創」の姿勢を表している言葉として大事にしていて、社員をたくさん巻き込んでオープンに進めるというのを、意識して施策を考えています。
「テレワークにおけるコミュニケーション」なんですけれども、メンバーの課題感と会社の課題感、それぞれあるのかなと思っていて。いろいろヒアリングしてみると、やはりメンバーだと「みんなに会えない」こと。とくに一人暮らしの人や、海外からジョインしてくれているメンバーから「すごく寂しい」とか「孤独感を感じる」という声を聞いています。
どうしてもZoomのミーティングだと、会話に目的というのが必要になってくるので、気軽に雑談とか相談ができなくて疲れちゃうみたいな、そんな話を聞いたりしています。
会社の課題感としては、MVVCを伝える、感じてもらう機会が減るというのと、みんなで集まったりすることが難しいので、会社全体の一体感が出しづらい。そういうリアルで会ったときの雰囲気や価値観みたいなものを伝えづらいことが、課題なのかなと感じていました。
テレワークで仕事をすること自体はわりとうまくいっているのかなと思っていて。それ自体は快適な面があって、今後もコロナがどうなるかというのはさておき「この働き方というのはうまく取り入れていきたいよね」という話が出ています。ただ、仕事をするという面では問題がなくても、やはり「なんか足りない」みたいなことを、けっこういろんな人が口にしているなと感じています。
オンラインで補いきれない「なにか」って何なんだろう? とけっこう考えているんですけれども、これもいろんな人に意見を聞いていて、オフィスの中の楽しそうな雰囲気とか、周りの人が話している中で、すごくリスペクトを持って話していることを感じたり。
すれ違ったときの笑顔とか、雑談とか、オフィスもマネフォらしさを感じてもらえるようなオフィスを設計しているので。そういうところだったり、不特定多数の人との偶発的な接点みたいなのが失われてしまっているなというのを感じています。
この辺は、日常の何気ない会話や行動から、マネーフォワードらしさというのをみんな感じていてくれたのかなと思ったりしています。
仮説として、仲間のふるまいや会話から、自分たちの文化というのをやはり感じていたんじゃないかなと思っていて。テレワーク中の社内コミュニケーションは、なるべく日常を感じてもらえるような施策を意図的に増やしてみました。
ここから実際に行っている施策とTIPSみたいなものを交えながら、紹介させていただければと思います。
大崎君、ちゃんとガヤってくださいね(笑)。
大崎:(笑)。いや、ガヤのタイミングを見失っていたんで。ちょっとよくないなと思いました。
金井:(スライドを指して)まずこれは、1年くらい前からずっと続けているものなんですけれども、社内報を書いていて。メンバーのストーリーを通して、会社の姿勢や価値観をテキスト、記事で伝えるということをやっています。
ポイントとしては、社内報ってうちも最初に立ち上げたときって「(CEOの)辻が自分のメッセージ伝えたい」みたいな、要望が強かったんですけど。
大崎:(笑)。
金井:やはりメンバーが読んでくれる、読みたいものであるということがすごく大切だなと思っていて。メンバー目線というのを大事にしながら、みんなが知りたい記事を書くということを、大事にしています。
このリモートワーク中は、会社との繋がりみたいなことが薄れがちなのかなと思っていて、エモーショナル度が高い記事だったり、たくさんのメンバーに出てもらって、みんなの在宅勤務の様子が分かる記事、みんなの様子がわかるような記事を書いたりしています。何か言いたいですか?
大崎:「何か言いたいですか」って(笑)。(スライドを指して)この写真に載っている左上の辻の画像も、もともと辻が話したいというものではなく。半期に1回、総会で代表がスローガンを発表するんですけど。
「ボツ案って何だったの?」という素朴な疑問を感じて、それってメンバーも結構思っていたので。「どんな案が出たんですか?」とか「どういう思いでこれを選んだんですか?」というのを聞いて、こっちからお願いして出てもらいました。
あと今、コメントをもらった「エモい記事」でいくと、まさに在宅勤務中に役員に人生とか今までのことを振り返ったインタビュー記事を書いてもらっていたんです。「ライフフォワード」というんですけど、それ、金井さん、めちゃくちゃ反響すごかったですよね。
金井:めちゃくちゃ反響ありましたね。「自分たちが今、何でマネーフォワードで働いているのか」というのを思い出せるような記事みたいな。そういうのがかなり刺さるんだなと思いました。
大崎:幼少期とか中学校とかの時の話。役員の生い立ちみたいなところが知れて。
金井:そうですね。原体験を語ってもらうみたいな感じですね。
大崎:はい。あれはすごくよかったなというのはありました。はい。こんな感じでガヤ進めていきます。
金井:ありがとうございます。運営体制としては、編集長が1人。これ、私なんですけど(笑)。編集長はいますが、固定のメンバーとして社内報メンバーがいるわけではなくて。
「こういうネタを書きたい」とか「自分で書いてみたい」って言ってくれたメンバーを、私たちがサポートしながら書いてもらうみたいな、そういう感じでいろんな方に書いてもらえるような社内報にしています。
頻度としては、週に1本出すようなかたちで。使っているツールは、社内の情報共有ツールとして使っているesaというサービスがあるんですけれども、その中で展開しています。
モリさんから「会社との距離感をいかに縮められるかが大事ですよね」とコメントをいただいていて、本当にそのとおりだなと思っています。
金井:次の施策で行くと……。
(スライドを指して)これはテレワークが始まってから開始したんですけれども「ランチ配信」をやっていて、取締役と本当にただ雑談する会なんですが。
大崎:(笑)。
金井:なんかゆるい会話を通して、マネーフォワードの日常の雰囲気を感じてもらいたいなと。テレワーク中に一人暮らしのメンバーとかが、一人ぼっちでお昼を食べるの嫌だなと思っていて、お昼番組ですよね。これ。
大崎:完全にそうですね。ポイントとしては、あえて台本や目的を作らないということです。目的を持って話すというのが、みんな自粛で疲れている課題があったので、ただただ楽しいゆるい感じのランチ配信をやっています。
3月の最初にまだ緊急事態宣言が出ていないときには、オフィスから配信してたんですけど。緊急事態宣言が出て、全社リモートになったときでも「この番組は続けてほしい」という社内の要望があったので、出演者も全員リモートに切り替えて。ゆるい会話ってなんでしょうね?
金井:ええ、なんだろう? 本当に「お昼みんな何食べているの?」とか(笑)。
大崎:「食べているの?」とか。
金井:そういうレベルですよね。
大崎:まあ、僕も背景を設定していますけど。背景職人みたいな社員に出てもらって、めちゃくちゃ背景かえてもらったりとか。
金井:あとは、拠点と繋いだりしますね。
大崎:ああ、そうですね。はい。
金井:地方拠点のメンバーと繋いで、みんなスピーカーに昇格してもらって、いろんな人に出演してもらいながら。「最近、元気?」みたいな感じで雑談するという感じです。
大崎:はい。
金井:スピーカーが取締役の一人で、あとはゲストを呼ぶようにしていて。企画運営は4人でやっていて、頻度が週1、使用しているツールはZoomウェビナーという感じです。回によって他のランチセッションとかぶると視聴率は落ちるんですけど、毎回50から100人ちょいが見ています。
大崎:割合で行くと、リアルタイムで見ているのは2割いくかいかないかぐらいじゃないですかね。
金井:そうですね。「録画でデータ欲しい」とか言われるので、録画も展開していたりします。
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