2024.11.25
「能動的サイバー防御」時代の幕開け 重要インフラ企業が知るべき法的課題と脅威インテリジェンス活用戦略
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松田亜有子氏(以下、松田):ありがとうございました。それではみなさま、ATSUさん、そして安河内先生、シンガポールから岡田さん、田中さんも。どうも本当にありがとうございました、素晴らしいスピーチで。まるで私、舞台の上のオペラを見ているようで(笑)。
(会場笑)
毎日アーティストと仕事しているんですが、先生方が素晴らしいアーティストに見えてきました。
それではこれから、みなさま方から質問をいただいて、それを先生方にお答えいただきたいと思います。どうでしょうかみなさま、なにか「これを聞きたい」という方は。
(会場挙手)
質問者:みなさん、今日は素晴らしい講演を本当にありがとうございました。ATSUさんにすこし質問したいのですが。
ATSU氏(以下、ATSU):はい。
質問者:実践の場で英語をしゃべる、例えばオンライン英会話などをする際に、すこし意識するといいポイントをアドバイスいただきたいのです。そういいますのも、プレゼンの中でも「受験ではなく、実践で使えるような英語を話すというマインドが重要」ということをおっしゃっていたと思うんですが。
自分もよくオンライン英会話などをフリーでやるんですが、かなり難しい単語などが出てこないときに、簡単な言葉に言い換えちゃったりするんです。向こうの先生も理解しようと努めてくれるので、なんとなく会話が成立しているようになってしまっています。自分の中ですこし「ながら勉強」になってしまっているのではないのかと思っているので、どうすればより効率的にできるのかについてアドバイスをいただきたいと思います。
ATSU:もちろん個人的な意見ですが、自分の中でのオンライン英会話のスピーキング学習の立ち位置はどういった感じかというと……そもそも日本での英語のスピーキングの学習としては、自分はメインで2つできることがあると思っています。
1つは「ひとりごと」だとよく言っています。一人で英語をしゃべり続ける。自分は家で一人で、壁に向かって英語をしゃべっているなど。ホワイトボードを使ってレクチャーをしたり、ある特定のトピックについて誰かに対して説明するということを想定してやったり。すごくよくやっていたんですよね。今でも歩いてるとき、日本にいるときに英語でぶつぶつしゃべったり、そういうこともしています。
そうすることで何がいいかというと、自分で好きなことを好きなときにしゃべれるということがある。それで、オンライン英会話にしかできないことは、瞬発力を高めるという部分なんですね。ですからそれは、実際のコミュニケーションで言われたことに対してすぐに返さないといけないから、そこを鍛えられることがオンライン英会話の強みだと思っています。
自分がよくオンライン英会話をつかうときに、気を付けていることは……言いたいことをパッと言えるようにする練習なのですが、ついダラダラとなってしまうということは、自分も経験しましたから。
どのようにしたかといえば、自分でまずカンバセーションをリードしないといけないということが、まず一番上にあると思うんですよね。そうじゃないと「What is your favorite animal?」なんて、めっちゃつまんない話で終わっちゃいますから。
(会場笑)
ですから、自分で会話をリードしなくちゃいけない。トピックを自分で設定しなければいけないんですよ。So, like...「I have a couple of topics today, I wanna talk about...」などと、そういったことを言って、「what is topic~」で、「there is a topical issue, happening in during Japan. Regarding this that~」「And my personal opinion is~」
(たとえば、「今日はいくつかのトピックがありますが...」などと、そういったことを言って、「what is topic〜」で、「日本で起こっている話題の問題があります。これについて〜」「そして私の個人的な意見は〜」)というようになってくるんですが。
そこで「my personal opinion」のところで、事前に練習をしていないとダラダラになって、向こうががんばって聞き取って、ダラダラ30分やって「It’s already 30 minutes. So let’s talk to later.」(もう30分ですね。それではまた)というようになってしまいますから。そうなることが事前にわかっているから。それを避けるために、トピックについて自分で、ひとりごととして練習をしておくんですよ。
それで、「あっ、ここで自分は絶対に詰まる」、「このフレーズは言えない」といったように、あとは最近学んだフレーズだけど実際に使えるアクティブ・ボキャブラリーにはまだなっていない、というような言葉があれば、「ここで言える」「ここなら言える」と自分でシミュレーションをしておくんですよ。
それは一人なので、途中で詰まっても言い直せるし、そのときには時間的に許されるんだけど、オンラインカンバセーションではありませんので。オンラインカンバセーションは、その瞬発力を鍛えるんですよ。
ですから事前にシミュレーションをして、トピックも決めて、オンラインカンバセーションをLet’s get start it. で、「Today I’ve got this topic, let’s talk about this. Then, my opinion is this, what do you think about this?」、You know, start discussing.(始めましょう。それで、「今日私はこのトピックを持っています。これについて話しましょう。それでは私の意見ですが、これについてどう思いますか?」)といった感じなんですよね。
ですから、そんな感じでトピックを設定して、自分でシミュレーションして、オンライン英会話をやる。そうして、どのようなフレーズを使うかを、すでになんとなくイメージしているというこをやるといいと思うんですよ。
安河内さんも先ほど「インプット、アウトプット」というように言っていたではありませんか。オンライン英会話だけをやっても、それでは自分のボキャブラリーは別に増えませんから、今ある単語でアウトプットし続けるだけです。
ですから私は、例えば社会人で1日2時間あるのであれば、朝の1時間で「今日はこうしたトピックについて夜話したいから、こういう単語を使おう」というような。そこで知らない単語やフレーズ、自分が今までに使ったことがないようなものをインプットしておくんですよ。
そしてオンライン英会話が30分だとすれば、その30分前に見返す。「こうしたことを朝やった」というのを見返して、「これはこういう場面でつかうんだ」とイメトレをして、アウトプットする。そうすると、朝の新しいインプットがあって、夜にアウトプットがあるから、新しいことのインプットもあってしかもすぐ使えるようになるという、いいサイクルができるのです。そうした使い方がいいと思います。
質問者1:ぜんぜんそこまでできていなかったので、勉強になりました。ありがとうございます。
松田:ありがとうございました。安河内先生も毎朝オンライン英会話をやるとき、「今日はこれを言ってやろう」、「あれを言ってやろう」と思っているんですか? 「今日はこの女性を口説くぞ」というような、朝から(笑)。
(会場笑)
安河内:私からのアドバイスはね、オンライン英会話をやるときはビールを飲むとよいですね。
(会場笑)
松田:朝から(笑)。
安河内:そうすると、日本人がよく持っている変な羞恥心がとれるので、ビールを一杯飲んでからやるといいということ。あとはね、今はやっぱりよくできていて、オンライン英会話は教材があるから。
ごめんなさい、私はもう長い間英語をやっているから予習はしなくてもね、インプットはそれなりにあるから大丈夫。でもみなさん、これからまだスタートする人は、オンライン英会話の教材を3回ぐらい音読して、単語も覚えて。ディスカッションとトピックがあるでしょ、それに自分はどう言おうかと備えましょう。
「My personal opinion is~」であるとか「I disagree with this idea」など、自分の立ち位置をひと通り決めて、だいたい30分ぐらい音読と予習をして、作戦を立ててからやる。同じ30分やるのであっても、30分先に予習してやるのと、なんにもしないでやるのとでは、やっぱりぜんぜん違いますから。
昔、私は20代のとき、英会話学校に通っていたんですが、すごく予習をしていました。通訳案内士試験が難しかったとき、インタビューを受けるときなど、「日本の寺と神社の違いは何?」といった想定問答集を勉強しました。「想定問答集のここから質問して」と先生に頼んでみたり。
なにしろ、昔は高かったんですよ、1回3,000円も4,000円もとられたんですから。だから大事に使っていた。今はオンライン英会話もタダとは言わないけれども安いから、みんな大事に使わないんですね。大事に使ったほうが力は伸びると思います。
松田:ありがとうございます。はい、次。
(会場挙手)
安河内:いい温度ですよ(笑)。
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