自国開催のオリンピックを観戦できるのは、約8人に1人の確率

高橋克己氏(以下、高橋):イエーイ! ということでね。本物のお笑い芸人さんの後にはね、すごいつらいです(笑)。この枠は芸人枠なので、みなさん肩の力を抜いて聞いてください。

ということで、私、Twilio Evangelistの高橋と言いますが。Twilioという名前は今日これ1回しか言いません。なぜかと言うと今日はTwilio、1ミリも使ってないからね(笑)。なんのために来たんだっていう話ですが。

さあ、さっそくいきましょう! いよいよ来年はオリンピックですよ。

みなさんどうですか? チケット当たりました? なかなか当たらないですよね~。でも日本でオリンピックが開催されるなんて、すごくラッキーじゃないですか。みなさんがどれくらいラッキーなのかというのを私ちょっと計算してみました。

こういうことなんですよ。例えば人生100年あったとして、4年に1回のオリンピックが見れるチャンスは25回。世界の国が196あるとすると、そのうちの1ヶ国しかオリンピックできないわけですから。

25回チャンスがあったとしても自分の国でオリンピックが見れるのは、なんと12.75パーセント。人で言うと7.8人に1人しか、オリンピックは自分の国で見れないわけです! どうです? みなさんけっこうラッキーな、そういうチャンスをもらってるわけです。

さあ、ここで質問でございます! 来年のオリンピックを生で2回観るという方、どれくらいいます? 実は2回目だよという方? 

お~、いないよね~! ちなみに僕ね、生まれが1964年の8月なんですよ。なので実は僕、見るのが2回目なんです。「言うても(生後)2ヶ月だから覚えてないでしょ」って言うでしょ? 違うんだなぁ。

僕のお母さんが証言してくれたんですよ。「かつみね。あなたは生後2ヶ月で私の腕の中でマラソンを見ながら、『アベベ、アベベ』と応援してたよ」と。どうです? うちの母ちゃん。僕並みに適当でしょ?

日本で2回目のオリンピックを見られる人は2人に1人、つまり高齢化社会

ということで、この2回見られるというチャンスを数字で表すとすごいことなんですよ。12.75の12.75ですから、なんと1.62パーセントしかない。人口で言うと61.7人に1人しかいないんですよ。どうです!?

何が言いたいかというと、もっと労ってよ、僕を(笑)。何かあれば「高橋さんお願いします」「あ、高橋さん登壇お願いします」「こちらでデモお願いします」、ジジイを使いすぎなんだよ。僕、61人分の1なんだからさぁ。もうちょっと労って。

でもみなさん思ってるよね。みなさんのお父さんもお母さんもさ、オリンピック2回見てるじゃん? となりのおじちゃんもおばちゃんも見てるんだよ。あれ、なんかこの数字ちょっとおかしくない?

そう、ちょっと違うんだよね~。だって一番簡単な計算方法があるじゃん。こうだよ。そう、人口調べりゃいいんだよね(笑)。去年の10月時点で総務省が人口推計を出したら、なんと54歳以上は41.47パーセントもいるんだよ! 

だからさ、実は2人に1人はオリンピック見てんだよ。なんだよ、ジジイ。ぜんぜんお前貴重じゃねぇよみたいな。働け、ジジイみたいな。そんな感じでございますよ。

(スライドを指して)あ、これね、こっちがアベベ(エチオピア出身の陸上競技選手)だよ。アベベね。これは東洋の魔女(日紡貝塚女子バレーボールチームにつけられたニックネーム)。まあどうでもいいんだ。そう、日本は相当な高齢化社会なわけです。右を見ても左を見てもジジババばっかり。

メガネ+kintoneで、人の顔を認識できるウェアラブルデバイス「キズキルーペ」誕生

そこで、ここから本題です。あ、随分(時間を)使っちゃったねぇ。大丈夫かな(笑)。あと2分しかねぇぞ。

今年の「Cybozu Days 2019」(のテーマは)、「モンスターへの挑戦状」。そう、私にとってのモンスターとは何かと言うと、老い! このスクリーン見て! パワポで34ポイント、すごいでしょ。シャッターチャンス、シャッターチャンス!

老いとは、老眼とかさ、関節痛とかさ、難聴とかあるけど。僕にとって一番つらいのが、なんと言っても記憶障害。あの人の名前何だっけ? って、忘れちゃうんだよね~! そこで私、今日は実用的なものを残り1分30秒で説明します(笑)。

見て! チャーンス! チャンス! ほら、撮って! ねぇ! ジワジワくるでしょ。「キズキルーペ」ですよ。

キズキルーペ。ほら見て。ほとんど一体化してるじゃん。わかんないでしょ? しかもこれアメ横で1,000円で買ったメガネだよ。しかも踏まなくても壊れるからね。こう傾けただけで落っこちちゃうからさ。

今回はそんなルーペとkintoneを組み合わせて、kintoneのアプリでクリックをすると……

司会者:残り1分です。

高橋:はい、わかりました! ……クリックをすると、なんと目の前にいる人の名前が出るという。すばらしい! 

デモタイム、さあいこう! 今日は時間がない。一応ここに(メガネが)あるでしょ。画面を切り替えてもらって。スマホのアプリがあって。しょうがないからさ、今、人がいないから自分の顔を出すよ。

でさ、ここ見るとわかるけどさ。忖度するように向井理とかも(名前リストに)入れてるんだよね。(自分にメガネを向けると、)向井理出るかなぁなんて思ってさ。とりあえず押してみよう。どうかな?

(「誰だかわかりません」の表示)

あ~! 誰だかわかりません! なんでやねん! もう1回いこう! お願い!

(「誰だかわかりません」の表示)

あ~~~! 俺のことを認識しない! 元に戻してください。

ということで、本当はちゃんと見れる。だから明日僕のブースでデモしますから、ぜひみなさん見に来てほしい。明日はちゃんと僕スタンバイしてるから見れるようになってます。ぜひこのキズキルーペ……

(終了の笛)

わぁ~~~!

司会者:お疲れ様でーす!