日本マイクロソフト流の働き方改革

春日井良隆氏(以下、春日井):それでは、こちらの時間では、この日本マイクロソフトという会社がどのような働き方改革に取り組んできたかという点と、最初に「Teams」という製品のCMが流れたんですが、こちらが現在最も力の入っている製品です。これも、実際に我々MSの社員がどんな感じで使っているのかを、みなさまにご説明していきたいと思います。

この時間は私、春日井と吉田の二人でお届けしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。まず、このMSという会社で行っていた働き方改革は、ツールだけではありません。カルチャー・経営・制度・オフィスの環境、そしてITの環境と、5つの軸でそれぞれも経営戦略の軸として、この働き方改革を位置づけました。

まずいわゆるトップダウンで、全社員に対しての浸透を測っています。その中では当然、制度の整備も行ってまいりますし、いわゆるモダンな働き方ですね。場所、オフィスの環境にも手を入れて、そういったところを下支えする部分としての最先端のIT技術。我々はITの会社として、自分たちの製品をきちんと活用した働き方改革に、この数年取り組んでまいりました。

今、品川の港南口にオフィスを構えています。その前は新宿の南口に本部がありまして。それ以外に都内に5ヶ所オフィスがあったんですが、これがその移転前の環境なんですけども。現在の品川のオフィスに移転をしまして、こんな感じになっています。

実はこの環境に関しても最初にできたときから変わっていないわけではなくて、常にアップデートを繰り返しています。「この場所は作ったけど、結局使われていないからやめよう」とか。「こういうものがあったらいいよね、じゃあ設置してみよう」「うまくいったからこれは他のフロアにも広げよう」というかたちで、いろんな検証を踏まえながら、現在のオフィス環境を組み立てていっています。

特に以前のオフィスの環境で言いますと、パーテーションで仕切られた壁だらけの空間であったり、実際の業務の中では、紙が非常に多く使用されていました。固定席に固定電話があって、ミーティングはリアルにちゃんと集まって、顔合わせてミーティングをするような環境だったんです。これが2011年に、まずこういったその一人で(仕事ができるような場)。一人でと言いますか、集中してなにか業務をするようなケースもあると思います。そういったものに合わせたコンセントレーション、集中力を高めるような場所の作り方であるとか。

あるいはコラボレーション。逆に今度はコラボレーションをして、共同でなにかを行うようなオープンスペースを作ったりですとか。当初は社員の60パーセントがフレックスシートと呼ばれる、いわゆる自由席だったんですが、今はそれが70パーセント、80パーセントくらいまで広がってきています。最後にリラックス、オフィス環境として落ち着いて業務ができるような空間設計ですね。

そんなことも行っています。ちなみに一番上の写真の彼が付けているヘッドフォンがこれです。「Surface Headphones」と言いまして、Surfaceのブランドで出しているヘッドフォンなんですが、「ビジネスに最適なヘッドフォン」という謳い文句でみなさまに今、ご提供をしています。

ノイズキャンセリングの機能が付いていますので、実は今日、私は11時からどうしてもミーティング出なければいけなくて、控室からミーティングに出てたんですが、ああいう環境だとなかなか声が聞こえないですよね。

それに、喋ってる声がなかなか届かない、相手に聞きづらいということもあります。そういった場合にこれを装着すると、本当に音が聞こえなくなっちゃうんで外しますけど(笑)。装着してあたかも非常に静かな環境でミーティングに出られるようなハードウェア・機器までご提案していたりもします。

ワークとバケーションを足して「ワーケーション」

そういうこともありまして、現在、日本マイクロソフトという会社では、ありとあらゆる場所で働いてもよろしいという環境や、例えば、お客様のところに技術営業の人間が説明しに行かなければならないんだけれども、アポが埋まっていて1ヶ月後になってしまうと。そんなことをしていると、ビジネスチャンスがなくなってしまいますので、オンライン同行で説明をさしあげるとか。

今日これからご紹介するTeamsというツールを使った会議設定も、100パーセント指定するようなかたちになっています。結果、女性の離職率、生産性やワークライフバランスでは、マイクロソフトという会社はグローバルで毎年1回、いわゆる社員の意識調査みたいなことを行っています。

実際に「今働いている環境がどうなのか」という設問があるんですが、そういった部分に関してもプラスに転じているような成果が、いわゆる効果指標としても実際に現れています。

当然、今の状況がゴールではなくて、我々はもっと先に進まなければいけませんので、いつでもどこでもミーティングができる、仕事ができるというところは、これからさらに広げようとしています。左上に「テレワーク」、そして「ワーケーション」という言葉がありますが、ワークとバケーションを足してワーケーション。

最近ですと日本のいくつかの自治体さんですね。例えば軽井沢町さん、熱海市さん、和歌山県さんなど。和歌山の南紀白浜あたりがやられているんですが、遊びながら仕事をする、仕事をしながら遊ぶというかたちにも取り組んでいこうと考えています。

(人々が)もっと活躍できる働き方として、このSoftBank Worldでも、AI(の活用)が非常にいろんなところで聞かれると思います。業務の中でどういうかたちでAIを使って効率を上げるのか、アウトプットをもっと出すのかというところに取り組んでいきたいと考えています。

マイクロソフトのビジネスチャット「Microsoft Teams」

その中の軸として、これからぜひみなさまにご提案していきたいのが、こちらの「Microsoft Teams」という製品です。非常に乱暴な例えなんですが、ご存知ない方はLINEの仕事版だというイメージを持ってください。今、メールという連絡手段がビジネスでは非常に一般的だと思います。

もちろん業界によって電話の方が比率が高いとかFAXが多いというような多少の濃淡はあると思いますけれども。いわゆる業務において、メールでやり取りをするというのは、だいたいどの業界においても普通に、スタンダードに使われてるんではないかなと思います。

「MyAnalytics」という「Microsoft Office 365」という製品に入っている働き方を分析するサービスがあるんですが、この中に入っているのが、私のリアルな数字です。2月のデータでは、メールに15.1時間も使っていたんですね。そして、AIがいろいろとサジェストもしてくれますので、この時期、私はメールに費やした時間が、会議時間の57パーセントを超えています。言い方を変えると、私は会議中の60パーセントくらいの時間でメールを書いているんですね。

つまりミーティングにぜんぜん集中をしていない。そういうことがあったりですとか、あとは届いたメールを30分以内に読んでいたらしい。読んで返してたらしいんですが、レスポンスが良いという言い方ができるかもしれませんが、言い方を変えると届いたメールに対しての返事が気になって気になってしょうがないと、いつもメールばかりチェックしてるという言い方もできるんじゃないかなと思います。

こういったことを合わせて考えると、メールを読んだり返信をするところに気を取られすぎていて、なにかを考える時間とか、コラボレーションをする時間(が取れない)。会議はそもそもなにかを決める場所ですから、そこにぜんぜん集中していなかったりというようなことが私のこの2月の時の課題として浮かびあがっています。

Teamsの強みは、オフィスソフトとの連携とセキュリティの高さ

実際に、今のみなさんの生活の中で、家族の間でメールを交わすケースって、たぶんどんどん減ってますよね。例えば、「今日は仕事で芝公園に行ってるから、会社には戻らずに直帰して家に帰るから早くなる。早く帰るからご飯食べようね」という連絡を家族にするようなケースって、たぶんあるんじゃないかと思います。でも、メールじゃないですよね。たぶんLINEを使っていると思います。

なぜメールじゃなくてLINEを使ってるのかということを、ぜひビジネスの中でも考えていただきたいなと思います。このTeamsという製品はチャット、いわゆる文字による情報のコミュニケーションから会議、通話という音声を使ったコミュニケーションという機能がある他、とくに特徴とも言えるんですけれども、Office 365に入っているWord・Excel・PowerPoint・Outlook、そういった製品との連携が非常に優れているというポイントがございます。

また、ユーザー様もさまざまです。その方の業種・職種・業態、職歴などによって、使い方は一定じゃないと思います。いろいろとカスタマイズをしたい、拡張したいというケースがあると思いますが、そういった拡張性にも注意をした開発を行っています。

そして、なによりもさっきからLINE、LINEという言葉を使っちゃいますけれども、会社の中で「明日どこに飲みに行こうか」というコミュニケーションするのはLINEでいいと思います。

ただ「お客様、お得意様の売上の情報って今どうなってたっけ」「どこどこの誰々さんの案件って今どうなってる」というような非常に検閲性が高かったり、いわゆる情報を保護しなければならないようなやり取りの中で、プライベートなアカウントを使ったコミュニケーションで果たしていいのか、ということをぜひ念頭に置いていただきたいですね。

その点、Teamsはそういったいわゆる会社・企業レベルの法人レベルでのIDの管理あるいは情報の保護、コンプライアンスそういった堅牢性の上で動作をしていますので、情報の漏洩などの点で安心してコミュニケーションをとっていただけるようになっています。

Teamsを使った、社内外でのコミュニケーション方法

というわけで、さっそくTeamsという製品をご覧いただきたいと思います。通常、こういったデモをご紹介する場合は、ダミーのデモアカウントを使ってやるんですけど、これ実は私のリアルTeamsです。私はこのMicrosoft 365という部門に所属してるんですが、Teamsの中のコミュニケーションに、SoftBank World 2019 V Teams(というものがあります)。このSoftBank Worldにマイクロソフトという会社が関わるにあたって、今日は、こうしたセッションやブースも構えていますので、設営などでもいろんな人間が関わっています。すいません、勝手に孫さんの顔写真を拝借しちゃってますけども。

Microsoftの社員の中で、このSoftBank Worldというプロジェクトの関係者がまずこの中に入っています。所有者が管理者ですね。その中にメンバーというところがあるんですが、括弧で「Creative Bank」とか、「TriSol Group Ink」って書いてあります。当然、社内だけではなくて社外の方もこのグループに招待できるようになっています。

我々の実際のブースの運営も、クリエイティブバンクさんというベンダーさんにスタッフのアテンドをお願いしていたり。あるいはトライソルグループさんの方に機材、設定をお願いしたりと感じで、社内だけではなくて社外の方も含めて、このSoftBank Worldに取り組んでいます。

そういった方々と「明日の集合は9時からお願いします」とTaisho Itoさんが書くと、それに対してSae Aidaさんが「わかりました、Shibataさん9時集合で来てください」というようなコミュニケーションが行われています。私と吉田でコミュニケーションしてみたいと思います。いわゆるアットメンションというのがつけられますので、そうすると、ここのミーティングメンバーが出ます。

吉田が2番目に出てくるんで「準備は万端ですか?」と、コメントすると、吉田がこれからたぶんすぐコメントを返してくると思いますが、ここはとくに説明は不要ですよね。みなさんがふだんお使いいただいている、いわゆるSNSの感覚で、まずチャットでのこういったコミュニケーションができるようになっています。「緊張しています。。。」、柄にもないこと言ってますけど。たぶんこの後GIFアニメか、絵文字かなんかを使った……緊張感が出てきてますけど(笑)。