関西のスタートアップを盛り上げたい!

司会:「U-25 kansai pitch contest in TOKYOU」トークセッション第2部と言うことで、「資本政策の成功・失敗事例」というテーマでお話しいただこうと思います。モデレーターは、スマートラウンドの冨田さんです。

それでは、冨田さん、宜しくお願いします。

冨田阿里氏(以下、冨田):ではさっそくですが、始めていきたいと思います。廣澤さんから順番に自己紹介をお願いします。

廣澤太紀氏(以下、廣澤):こんばんは。今僕は「THE SEED」という名前でシードファンドを運用しております。2018年の9月からなので、ちょうど1年ほど前にファンドをリリースして、今スタートしているような感じです。今は10社くらいに投資をしています。

出資タイミングとしては本当に起業するようなタイミング、なんなら「一緒に起業してやろうよ」というところから初めて投資させてもらうものがメインになっていて。今1社だけプレスリリースを出しているんですけど、大阪大学で当時1年生だった、入学したての方に投資をしました。

今は東京と大阪を行き来しながら仕事をしてるんですけど、関西発ということもあって、8月中は南海電鉄さんがPoCに協力してくださって、無人カフェのロボットを展開するサービスを一緒にやっていました。もうすぐ公開するんですが、京都大学出身だったり、そういう感じで関西出身者への投資件数が多いです。

僕自身が関西出身で人生のほとんどが関西だったので、土地勘のある関西圏での投資活動にも注力したいなと思っています。今までこういったピッチコンテスト自体が関西でほとんどなかったので、THE SEEDとしても、イベントを開催しています。

あとは、最近だと、京都大学から徒歩5分圏内のところにオフィスを開設することにしています。来週もまた京都に内見に行く予定だったりします。

僕の時間は、東京が3分の2、関西が3分の1みたいになっています。渋谷にもオフィスを持って、投資先のインキュベーションのようなことをしているような状況です。すみません、ちょっと長くなったんですけど、今日はよろしくお願いします。

オープンイノベーションファンドのサムライインキュベート

冨田:ありがとうございます。次は坪田さん、よろしくお願いします。

坪田拓也氏(以下、坪田):よろしくお願いします。さっきのセッションでDMMの亀山さんから「VCがお金を出さなくなる」みたいな話があったあとに、このタイトルでトークするっていう……。

(会場笑)

ちょっとやりにくいですけど(笑)。僕はサムライインキュベートの坪田と申します。約2年前に入社しまして、今は国内スタートアップ企業に対する出資・伴走支援を担当しています。サムライインキュベートのことを知っている方っていらっしゃいますか?

(会場挙手)

あ、想定の8倍くらい知名度が(笑)。

冨田:みんな知ってる。

坪田:サムライインキュベートは、日本とイスラエルとアフリカで投資・インキュベーション活動を行っています。現在は6号ファンドから出資していまして、こちらは基本的には多くの事業会社さんがファンドに出資いただいています。その事業会社の領域に合わせて、今主な投資の対象領域としているのがMaaS、フィンテック、リテールテック、ヘルスケア、物流と建設になっています。

とくに物流や建設は、なかなかスタートアップだけで最初は事業を伸ばしていくのが難しいような領域だと思うんですが、そこをLP(リミテッド・パートナー)さんである事業会社のアセットだったり知見を活かして、一緒に事業を伸ばしていくといったオープンイノベーションファンドになっています。

オンラインピッチには都内“以外”の起業家の参加が増えている

冨田:ありがとうございます。私はスマートラウンドという、起業家と投資家のためのプラットフォームを提供する会社でCOOをやっています。

スマートラウンドでも、この間初めてピッチイベントをやったんですよ。Zoomを使ってオンラインで、起業家とエンジェル投資家だけ入って。起業家が順番に5分ピッチをするというのをやったら、東京以外からの応募が多くて。

私たちが選考させていただいて、5社ピッチに残ってもらったんですけど、大阪1社、沖縄1社でした。今後もやっていきたいので、廣澤さんとコラボしたいなって今思いました。

廣澤:ありがとうございます(笑)。

冨田:というわけで、よろしくお願いします。みなさん拍手をお願いします。

(会場拍手)

このイベントはスライドがないんですよ。なので、さっそくみなさんSli.doに質問をお願いします。

坪田:もうけっこう来ていますよ。

冨田:あ、来てますね。

廣澤:今いらっしゃる方って、どういう方が残っているんですかね?

冨田:確かに。それを聞きたいですね。じゃあ起業家の方?

(会場挙手)

廣澤:けっこう多いですね。

冨田:そうですね。2、3割くらいかな。誰かと一緒に会社をやってるよっていうスタートアップの方? さっきの起業家の方以外で、スタートアップに所属している方? 

(会場挙手)

残り1、2割くらい。今後スタートアップやりたいよとか、やるよという方?

(会場挙手)

多いですね。じゃあ残りはスタートアップを支援したりスタートアップと一緒に仕事をしていくような方?

(会場挙手)

という感じですね。ありがとうございます。

何を持って資本政策の失敗or成功は測れるのか?

冨田:今回のテーマは「資本政策の成功・失敗事例」です。……堅い?(笑)。このテーマを聞いたときに、「成功と失敗って、何をもってそう言うんだろうな」と思いました。ちょっとお2人の意見もお聞きしたいなと思ったんですけど、そもそも資本政策の成功って何なんですかね? 横を見た坪田さん(笑)。

坪田:成功……ざっくり言うと、実現したいことを実現できたら成功じゃないでしょうか。

冨田:実現するためのお金をうまく集められたら?

坪田:そうですね。

冨田:じゃあ失敗は?

坪田:失敗で言うと、調達金額だったりいわゆるバリュエーションとかもあるんですが、例えば最初に、現状の事業進捗よりも高いバリュエーションでお金を集めすぎてしまい、次のラウンドで調達することができない、または難しくなるといった、わかりやすい失敗は1つあるのかなと思います。

冨田:最近は起業家が「起業しよう」と言うと、けっこうお金が集まりやすくなってるから。「でも、このあと大丈夫なの?」みたいなことも、けっこう言われがちな傾向にありますよね。廣澤さんはどうですか?

廣澤:難しいですよね。資本政策の成功と失敗事例か。

冨田:難しいですよね。どこの点で失敗とか成功と言うのかなと思ったり。じゃあ、さっそくもう質問にいっちゃいますか? そのほうがいいかな。

「関西だから出資しない」なんて縛りはない

冨田:じゃあ質問を読み上げます。参加されているVCのみなさんにもお聞きしたいのですが……ということは、審査員の方を含めてベンチャーキャピタルをやってるみなさんに、ということですね。関西のスタートアップに出資される方、手を上げてください!

(会場挙手)

1、2、3、4、5……6。みなさん、されている感じですね。出資してほしい方がいたら、この後直接話しかけるのがいいのかな。「出資されますか?」という質問だったので。

廣澤:今日のイベント自体、関西から来てる方ってどれくらいいらっしゃるんですか?

冨田:確かに。今関西から来てる方?

(会場挙手)

廣澤:これだけいたらすごいですね。

冨田:ここは六本木ですもんね。ありがとうございます。

坪田:別に「関西だから出資しない」とかないですよね?

廣澤:むしろ僕は「関西でも投資していきます」って宣言したので。

坪田:単純に、東京に拠点を置いていると、どうしても東京のスタートアップと接触する機会が多いので、同じような比率で東京に出資してる数が多いだけで、関西だから出資しないとかの縛りはないですね。