2024.10.21
お互い疑心暗鬼になりがちな、経営企画と事業部の壁 組織に「分断」が生まれる要因と打開策
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司会者:こちらは卒花アンバサダーのみなさまでございます。大好きな式場のために、ファンとして各式場の魅力をInstagramで発信していただいている方々でございます。本日は6名のアンバサダーのみなさまにご登場いただいております。
それでは、こちらからはクリスタルインターナショナルの並木様にもお越しいただきまして、お話をさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
(会場拍手)
高木紀和氏(以下、高木):よろしくお願いします。もうすでにキックオフパーティは終わっている状況です。代表でお二人にお答えいただきたいと思います。なぜアンバサダープログラムに参加したいと応募したのかというところと、あとは会場さんの好きなところを、みなさんの前でちょっと緊張するかもしれないんですけど、ぜひ教えていただけたらうれしいです。よろしくお願いします。
卒花アンバサダーさん1:まず応募したきっかけは、まず単純に「楽しそう」と思ったのと、私が式場選びの際にいろんな口コミサイトなどを見ていて、実際にその式場で挙式された花嫁さんのSNSに投稿されている意見などは、本当にダイレクトな声だったので、すごく参考になりました。
なので、私が挙式した大好きな式場で、結婚式をやりたいなと思ってくれる花嫁さんが1人でも増えたらいいなと思って、応募させていただきました。
式場の好きなところは、もちろん、まずチャペルに一目惚れして選びました。プランナーさんが本当に親身になってくれて、私がやりたい・叶えたいことを一生懸命考えて、寄り添っていろいろ考えて実現するように一緒に準備をしてくれました。それはたぶん、もう一生忘れないなと思うぐらいのいい思い出で、式場の一番好きなところです。
高木:ありがとうございます。
(会場拍手)
続いて、よろしくお願いします。
卒花アンバサダーさん2:私が応募したきっかけは、すごくわがままなプランに、プランナーさんがいっぱい応えてくれたところです。カメラマンさんなどとも、何回も何回も打ち合わせを重ねました。
式場の外見はサイトなどで見られると思うんですけれども、そういう内面の「プランナーがすごく親切な方が多いよ」ということを、これからのプレ花嫁のみなさんにも知っていただけるように、そういうところを発信していきたいなと思いまして、応募をさせていただきました。
式場の好きなところは、私がラファエロで契約する前に、ほかの式場さんで1件契約をしていたところがあったんですけれども、そこが打ち合わせが始まる前に倒産をしてしまいました。
そのことをお話ししたら、プランナーさんが本当にずっと寄り添ってくださって、私たちの気持ちがほかの式場さんから切り替わるまで、ずっと寄り添って待っていてくださいました。式場でそういうプランナーさんが働いているということをすごく信頼しました。そこが私がこの式場で式を挙げたいと思った一番のきっかけで、一番好きなところです。
以上です。ありがとうございました。
高木:ありがとうございます。
(会場拍手)
アンバサダープログラムを通じていろんなお話を聞くと、式場さんのよいところがすごく出てきます。一方で、式場様側からすると、どうしてこんなプランにご参画といいますか、ご興味を持っていただけたのかというのをお聞かせいただけますでしょうか。
並木結花氏(以下、並木):もともと弊社では、とくに紙媒体に多額の広告宣伝費をかけて集客をずっと行っていました。ですが、先ほど第1章の佐藤尚之氏のお話でもあったとおり、すごく情報が溢れている時代ということもありますし、ご新郎様・ご新婦様のニーズがすごく多様化していく中で、ただ単純に出稿量を増やせば来館してもらえるとは感じられなくなっていました。
そんなふうにすごく悩んでいるときに、この「卒花アンバサダー」というプログラムに出会いました。
もともと弊社では、ファンづくりというところにとても力を入れておりましたので、挙式前と挙式の当日だけでなく挙式後まで関わりを持ってさらにファンになっていただくことで、ファンになっていただいたご新郎様・ご新婦様から本当に周りの方に発信していただく、紹介していただくというようなことができたらなと思い、そこからこのプログラムに参加をさせていただきました。
高木:ありがとうございます。先ほどの話でも、やはり友人などの自分と距離が近い人からの声が、かなり行動に影響を与えるという話もありましたよね。例えばファンづくりのようなところで、御社で具体的に取り組まれている何か特徴的なこととかってあったりしますか?
並木:それぞれのプランナー、プロデューサーが独自で行っていることはあるのですが、会社として行っていることは、打ち合わせの期間に制限を設けないことです。打ち合わせの開始時期に制限を設けないことと、打ち合わせの回数にも制限を設けないことを徹底して行っております。
通常だとだいたい打ち合わせを始めるのって、4ヶ月前ぐらいからという式場様が多いんじゃないかなと思います。弊社ではお申込みいただいた時点で、すぐにお打ち合わせを開始させていただきます。平均でもだいたい1年ぐらい、長いと本当に2年ぐらいかけてお打ち合わせをさせていただいております。この前も「もう今日が24回目の打ち合わせです」なんて言っているプランナーがいたぐらい(笑)。
高木:すごいですね(笑)。
並木:それぐらい時間をかけてお打ち合わせをしていく中で、やはり本当にご新郎様・ご新婦様のニーズがわかったり、本当に大切にしたい想いに気づくことができたりするので、お打ち合わせの回数はすごく大事にしています。
並木:とくに今ってAIが発達していることもありまして、例えばIDとパスワードさえ発行すれば、ご新郎・ご新婦様のお家でいくらでも、ケーキや引き出物を選んでいただくようなことができるんです。効率的な打ち合わせは、いくらでもできる時代になったんじゃないかなと思うんですよね。
ただ、本当に結婚式を挙げるのが当たり前の時代であれば、効率化というところがすごく求められると思うんですけれども、今は結婚式を挙げなくてもいい時代になっていると思っています。挙げなくてもいい時代にわざわざ結婚式を挙げる方というのは、やはりそこにすごく伝えたい思いやこだわりがある方が多いんじゃないかなと思います。
だからこそ、少し時代に逆行している部分はあるのかもしれないのですが、効率を重視したお打ち合わせではなく、とにかく一組一組にすごく真摯に向き合って、いつも以上に時間をかけてニーズを探って、その人に合ったおもてなしをしていくことで、やっぱりファンになっていただけるんじゃないかなというのをすごく考えています。普段からそこに力を入れて、お打ち合わせをさせていただいています。
高木:ありがとうございました。先ほどの第1章で、機能価値から情緒的価値というお話があったと思います。まさにたぶん今の逆行しているようなという話が、たぶん情緒的な価値を生み出しているのかなと。
実際、実はアンバサダーのみなさんに面談というか、最初に選定の時にお話しさせていただいた時にも、打ち合わせの回数とか長さみたいなところが、「ほかの友達に聞くと、やっぱり4ヶ月ぐらい前からしか始まらないんだけど、『私はそんな前からやっているんだよ』ということを話をすると、けっこうびっくりされた」とか、「寄り添ってくれる姿勢がわかってすごくうれしかった」というようなお話がありました。
なかなか紙面では表現できないと思うんですけれども、たぶん人伝えでそういうものが伝わっていくと、より会場様選びで失敗がなくなるというか、いい会場様に出会えるようになるんじゃないかなと思っております。並木様も、アンバサダー様のみなさんも、ありがとうございました。
並木:ありがとうございます。
高木:じゃあ最後に、すみません。第2章の最後に、少し色合いが違うのですが、私たちはブライダル業界のマーケティング担当者さん向けのメディア、「maricuruブライダル塾」というメディアを本日リリースします。
どういったものかというと、急なお話ですが、今日来ていただいているみなさんでも、やっぱりプランナーさんが集客を兼務されているケースなどもけっこう多いとお聞きしていて、思うところがあるんですね。
なので、マーケティング専任の方じゃなくても、例えばInstagramマーケティングとか、いろんな新しいマーケティング手法をやさしく知っていただくためのメディアとして、こういったものを作りました。当然無料で配信していく予定なので、ぜひ今日いただいたお名刺宛に配信していければうれしいなと思っているので……受信拒否しないでください。
(会場笑)
はい、ありがとうございました。
あとは、メディアの無料の情報配信もそうで、あとは、今日来ていただいたみなさまは情報の取得に関してもかなり積極的な方々だと思いますので、今後私たちも、勉強会などを開いていこうかなと思っています。
では、以上をもって、「第2章 卒花アンバサダープログラム」を終わりとさせていただければと思います。ありがとうございました。
(会場拍手)
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