2024.10.21
お互い疑心暗鬼になりがちな、経営企画と事業部の壁 組織に「分断」が生まれる要因と打開策
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沼野井伸拡氏(以下、沼野井):学生の方は着席をお願いします。ではさっそく、これから「人事・役員セッション」を始めたいと思います。まずはご登壇者のみなさま、席へお願いいたします。みなさん拍手でお迎えください。
(会場拍手)
それではさっそく、「第7回東京リクルートフェスティバルトークセッション人事役員セッション」を始めたいと思います。今回モデレーターを担当させていただきます、DMMの沼野井でございます。みなさま、よろしくお願いします。
(会場拍手)
沼野井:では始めたいと思います。まずは登壇者のみなさまに自己紹介をいただきたいなと思っております。今回、トラブルの影響で先ほどまで映ってたこの両サイドのスクリーンが映らないという状態になっていまして。無茶振りで、僕がここをトークで回せってことになっています(笑)。
それでは手前の諸戸さんから、お一人ずつ順番に自己紹介をお願いします。あと、みなさんが今日は話すうえで、会社の規模感とか業態によっても、このトークの話題に対して答えが違うと思うので、その規模感みたいなところも踏まえてご紹介いただければなと思います。では、諸戸さんからお願いいたします。
諸戸友氏(以下、諸戸):よろしくお願いします。クルーズの諸戸です。今38歳で、1社目がリクルートの代理店でした。新卒で入社して4年間ぐらい、本当にドブ板営業の飛び込みで「ピンポーン」から始まる営業をずっと4年間やってました。
その後、先輩と一緒に会社を1個作って。それがベンチャー企業の採用コンサルティングをやる会社でした。まあ、レガシードさんと同じような企業なんですね。採用コンサルティングをやるアイ・パッションって会社を立ち上げて、5年ぐらいそれをやってきました。
伸びる会社と伸びない会社には、違いが絶対にあるなと思いました。伸びる会社の伸びる理由を知らずして、採用コンサルティングはやれないと思ったのがきっかけで、立ち上げた会社を辞めたんですね。僕が知ってる中で一番伸びていて、非常にエキサイティングな会社がクルーズだったので、6年前にクルーズにジョインをしました。
それでずっと社長室や人事、PR、IRとかを経験して、今はグループ経営をしています。グループ基盤を作るみたいなところも、社長直下でやらせてもらっています。
諸戸:規模感でいうと、ソーシャルゲームでぐっと伸びた時代には500~600人ぐらいいたんですけど、そのソーシャルゲーム事業は丸々売却したので、今は250~300人ぐらいです。メインの「SHOPLIST」っていう、ファストファッションに特化したECをやってまして、それ以外には旅行のECとかメディアとか、いろんなことやってます。
会社としては、今は時価総額で300億円と少しなんですけど、これから1兆円を目指そうっていうことで、グループ経営に完全に舵を切っています。
「1社で1兆円は難しいけど、100人が100億作ってくれたら1兆円じゃん」っていうところで、経営層の人材や優秀な人がいる会社をM&Aしたり、あと学生からも事業を作れる人たちに来てもらって、事業を作ってもらって。そんなことを本格的に投資してやっている感じです。そんな感じでいいですかね。
沼野井:ありがとうございます。今日は、諸戸さん……。
諸戸:あ、今日は六本木ヒルズで福島フェスっていうのがあって、そこでだいぶお酒の飲み比べをしてきたので。今日はいつも以上にけっこう暴露できると思うので。沼野井さん次第で、僕はなんでも今日喋れると。
沼野井:そうですね。来たときに、「あ、飲んでるのかな」ってちょっと思って。
諸戸:さすが、早かったですよね! 「諸戸さん飲んでます?」って。「はい」って正直に言いましたんで。
(会場笑)
でも、真剣にやりますんで。ぜひぜひ、なんでも聞いてください。よろしくお願いします。
沼野井:よろしくお願いします、ありがとうございます。
(会場拍手)
沼野井:続いて、アカツキの法田さま、よろしくお願いします。
法田貴之氏(以下、法田):はい。よろしくお願いします。アカツキの法田といいます。僕はいま株式会社アカツキに勤めてるんですけれども、アカツキ自体の従業員規模は、正社員で200人ちょいですかね。あと、有期雇用も含めると700人弱ぐらいです。
エンターテイメントを事業にしてまして、1番メインの事業はスマートフォン系のゲームの事業です。デジタルな領域から、今はリアルな領域にエンターテイメントを広げようとしています。
発表したものだと、横浜にアソビルというビルを作ろうとしてまして。3,600平米あって、600平米ずつのフロアにいろんなリアルな遊びを入れていこうとしてやっています。来年ぐらいにオープンすると思うんですけども、ぜひ遊びに来ていただければなと思っています。
アカツキとしては、リアルとバーチャルを組み合わせながらエンターテイメントを作っていくっていうことを、テクノロジーを介してやっていこうっていうのをメインの事業としてやってます。
みなさんは今、いろんな企業を見ていると思います。僕自身のキャリアとしては、今はアカツキにいるんですけど、一番はじめに入ったのがNECという100年以上続いている大企業でした。そこで8年ぐらい過ごしていって、海外事業とか見たりきたりしたんですね。
その後に3年ぐらい、アクセンチュアという外資コンサルで戦略コンサルティングを3年やって、その後にメガベンチャーのグリーで海外事業展開をリードしていって、事業展開とかいろんなことがあって、今はアカツキにいます。
一番大事にしているのは「誰と働きたいか」っていうところで、それでアカツキに行き着いたと思っていて。最初は会社で選び、次は仕事で選び、次は自分がより実力を発揮する場って選んだんですけど。アカツキは「社長と価値観がけっこう自分に合うな」と思ってそこにたどり着いた、というかたちで今ここにいます。
その話のいろんな経緯がある観点を含めて、今日はお話しできればな、と思っております。よろしくお願いします。
沼野井:めちゃめちゃみんなのためになるキャリア持ってますよね。法田さん、よろしくお願いします。
(会場拍手)
沼野井:続いては、サイバーエージェントの武内さま、お願いします。
武内美香氏(以下、武内):みなさん、こんにちは。
会場:こんにちは。
武内:サイバーエージェントで新卒採用人事のマネージャーをしてます、武内美香と申します。私は2011年度にサイバーエージェントに新卒で入社をして、そのまま今もいるかたちです。今年で8年目になります。
もともと広告の部門でアカウントプランナーというかたちで企画営業をしていました。そのあと、うちの社長の藤田晋直下の新規事業開発室ができたタイミングで、「2年で100事業を作るぞ」と、とにかく新規事業を作りまくると決めたそのタイミングで、新規事業開発室に異動をしました。
その時にメディアプロデューサーというかたちでメディア事業を作るのを経験し、3年前に新卒採用の人事に来たというキャリアです。
サイバーエージェントは「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンを掲げていて、インターネットという軸足に関しては絶対にブラさないけど、それ以外はなんでもやるというかたちでやっています。
インターネット広告の専業代理店で20年前にスタートしたんですけれども、今はゲーム事業と広告事業でだいたい売上の9割ぐらいを作っています。作ったキャッシュでAbemaTVだったり、新規事業みたいなところにどんどん投資をして、インパクトのある事業を作っていこうとチャレンジをしている会社ですね。これで大丈夫ですか?
沼野井:ありがとうございます。
武内:はい、よろしくお願いします。
(会場拍手)
沼野井:いやもう、ここにいるみなさん、大本命ですよね。けっこうみんな知ってる。サイバーエージェントは本当にいい人事を輩出してくる会社だなって僕はすごく思っていて。ぜひ聞いてほしいなと思います。ありがとうございます。
武内:お願いします。
(会場拍手)
沼野井:では最後、スペースマーケットの佐々木さま。よろしくお願いします。
佐々木:はい、みなさんこんにちは。スペースマーケットで人事と財務の責任者やらせてもらっている佐々木と申します。昼の「若手起業家セッション」に出られた方は聞いてるかもしれないですけども、ベンチャーでだいたい問題が起きるとしたら、「人」か「金」の問題だと(笑)。そこの「人」の問題から問題対処するところです。
弊社は今日ブースを出させていただいておりまして、そちらでまず「スペースマーケットを知ってくれている方?」って聞いたら、知っているのは2割ぐらいでした。ですので、まだまだ8割ぐらいの未開拓ふがあると。そこで盛り上がるのが弊社です。ちょっと変わった会社なんですけども、「まだまだ攻める余地はあるぞ」みたいに盛り上がる会社です。
会社は設立5年目で、社員数が50名。インターンが約10名ですかね。そういう規模感で、ビジネスとしてはあらゆるスペースを貸し借りできるプラットフォームを提供しています。
最近だと大学生のパーティーとか女子会とか、そういったもので貸切利用されることがめっちゃ増えているようなかたちです。規模感としてはサイバーさんの100分の1なので、みなさんに提供できるチャンスは100倍じゃないか、と思ってます。よろしくお願いします。
(会場拍手)
沼野井:我々の間でもスペースマーケットさんは有名な会社ですので、学生の方もぜひ注目して、いろいろこれからリサーチとかしてほしいなと思います。……モニターが復活したみたいなんですが、僕らからはまったく見えません。この角度からだと。
(会場笑)
あ、映っているようです。ありがとうございます。ではさっそくトークセッションを始めていきたいと思います。
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