スクランブル交差点が見渡せるルーフトップ

小田嶋Alex太輔氏(以下、小田嶋):My favourite Pointです。

及川真一朗氏(以下、及川):あはは(笑)。

河上純二氏(以下、河上):本当最高だった。

及川:毎朝いるの、毎朝(笑)。

小田嶋:毎朝、屋上におります。

河上:だから本当に羨ましいんだよ。

及川:へー(笑)。すごいきれい。

小田嶋:(渋谷の)スクランブル交差点が見おろせるポジションにうちはあるんですけど。

河上:俺行ったときなんにもなかったからね。

小田嶋:なんにもなかったですね。

河上:今こんなになってんだ。

及川:そうなんですか。

河上:じゃあここはDJブースもセットされてるし。見たいけどすごいことなってるの?

小田嶋:いやもうね、ここもぶっちゃけイベント運営、僕ぜんぜん関われてないので(笑)。頑張ってくれてるスタッフいて、超いい感じのパーティーとかをけっこうやってくれいて。あれですね、僕は毎朝そこで……。

河上:作業してるよね。

小田嶋:朝8時ぐらいから、こんな感じでのパーティーやると。

及川:わー、すごいいい感じ。めちゃめちゃラグジュアリーな(笑)。

河上:いいじゃん、いいね。

小田嶋:最高っす。

河上:最高っす(笑)。

及川:最高っす(笑)。

小田嶋:あざっす。

河上:柵って作ったの? 結局。俺行った時なかったから。

小田嶋:柵付けないとと死んじゃうからね。

河上:そうだよね、飛べるよねあれ(笑)。

小田嶋:飛べます、飛べます。

河上:ほんとに柵なかったの。

及川:マジですか(笑)。

社員が帰ったら1人でクラブモードに

小田嶋:そこもうちのビルはけっこうこだわるところは恐ろしいほどこだわっているんですけど、8階のガラスのフェンスも、普通ガラスの板と板の間にフレーム入れたくなかったんですよ。

河上:わかる。

小田嶋:ガラスしかない状態にしたい。

河上:一面ね。わかる。

小田嶋:って言ったら、日本にないって言われて。

河上:重さがあるからね。

小田嶋:海外から空輸して。

河上:そんなことできるの? (笑)。

小田嶋:でも金かけないところは例えば証明は全部ニトリだったりとか。ニトリ・IKEA率くそ高いです。

(一同笑)

小田嶋:だからかけるところ、かけないところの濃淡がめっちゃはっきりしている。

河上:なるほど、なるほど。

小田嶋:でも本当屋上のルーフトップはこれも「Phantom」というフランス製のスピーカーがあるんですけど。数字でいってもちょっとピンとこないですけど108デシベル出る、ワイヤレススピーカーで。

河上:なんか笑ってるということは相当なんだね。

小田嶋:プロが(笑)。

河上:プロが笑ったよ(笑)。

小田嶋:クラブで2メートルぐらいのでっかいスピーカー+サブウーファーみたいな音がこれぐらい、電子ジャーぐらいの大きさで出せるという。アホみたいなワイヤレススピーカーがあって。フランスのスタートアップがやっているやつなんですけど。

僕いろんな偶然があってそこの日本展開を担当してる子と偶然知り合って。日本で一番最初に入れたとこの1つなんですよ、うちが。もう大好きでそれが。朝、誰もいないところでうちの周りって人住んでないので。

及川:確かに。

磯村尚美(以下、磯村):確かに(笑)。

小田嶋:どんだけ爆音がしても。

河上:そうだね、あそこの周りはね(笑)。

小田嶋:渋谷だしみたいな(笑)。

(一同笑)

小田嶋:ぜんぜん怒られないんで。だから夜中3時くらいまでクラブみたいに爆音だしても誰も怒んないっていうので。

及川:めちゃめちゃいいね。

小田嶋:よく1人でゴリゴリの音出しちゃってますね。

及川:(笑)。

小田嶋:オフィスでみんなだいたい社員の子たち帰って1人で作業する時も「よし、みんな帰ったな」と思ったらクラブモードに(笑)。

(一同笑)

小田嶋:『tommorow land』とかああいう系のゴリッゴリのBig Roomみたいな……。

河上:やつだね。バッキバキのやつだ(笑)。

小田嶋:バッキバキにしてやってますね。それを屋上に持っていって、最近はちょっとジャズが好きなんですけど。

及川:言ってたね(笑)。

河上:呟いてたからね。見てるよ。

小田嶋:ちょっとジャズ的な感じになってきちゃったんですけど。ジャズ的なものをかけながらコーヒー飲んで、もう死ぬほど溜まってるメールの処理をするっていう(笑)。

(一同笑)

ルーフトップバーは人間ホイホイ?

小田嶋:それが屋上で。屋上も別にただ遊びたいから作ったわけじゃなくて。結局EDGEofがやってることってわかりづらいんですよ。こんだけたぶん今1時間くらい話してますけど、今僕の話を5分でなかなかまとめられないじゃないですか。

河上:あのね、誰からも質問が来ないってことは質問するのが難しいんだと思う(笑)。でも視聴率、異常に高いんだよね。

小田嶋:非常にわかりづらいので、なんでじゃあルーフトップやってるかというと僕らはやっぱり人が集まってなんぼなんですよね。だけどなにやってるかがわかんないと。そういう時にルーフトップって世界中みんな好きなんですよ。わかりやすいし。

河上:最高だよ。

小田嶋:うちのルーフトップでパーティーやってて楽しんでもらいました。そのすごい人が、やっぱりすごい人とつながってるんですよ。本国に帰って、「東京でめっちゃおもしろいことやってる奴がいる」と。「なにやってるかちょっとわかんないんだけど、とにかくルーフトップめっちゃいいから東京行ったら紹介するから行っておいで」っていう。

河上:酔える。

及川:そういうことだ(笑)。

小田嶋:「ルーフトップいいね」って。

及川:ルーフトップから入る(笑)。

河上:それだけでもOKだ(笑)。

小田嶋:いいよ、いいよって。来てさえくれれば。

河上:確かに、確かに。料理するからね。

小田嶋:事実、ほんとルーフトップのためだけにすごい人たちがけっこう来ていて。そこから話していってもうほんと誰でも知ってるような企業の人が紹介で来て。「ルーフトップバーがいいからって聞いた」とか。

河上:そうだろうな。

小田嶋:「ルーフトップバーに連れていきたいから行っていい?」と言って連れてきてくれた人がめちゃくちゃすごい人で、そこから新しい話が始まっていってという。ホイホイですね(笑)。

(一同笑))

磯村:人間ホイホイ(笑)。

小田嶋:ホイホイ的な役割が。

河上:インバウンドホイホイね。

小田嶋:インバウンドホイホイですね。ルーフトップは。

河上:じゃあ行こう!

及川:行きましょう。

小田嶋:ルーフトップいいですよ。そこは。

河上氏「玉手箱みたいな場所」

河上:ちょっとオダジーあてにしてるとなかなか捕まらないから。だって俺オープンしても1回も行ってないんだから。

小田嶋:そうだね。

河上:そうだよ(笑)。オープン前に2回くらい行ったけど。オープンしたのに1回も見てないからさ。

小田嶋:来てくださいよ、ぜんぜん。だいぶ僕、案内できると思う。

河上:ほんと。だから君だって、福岡(に行く)だっけ? シンガポールから?

小田嶋:来週ですね。

河上:シンガポールに行っちゃうし、福岡でしょ?

小田嶋:シンガポール2日からの直福岡ですね。

河上:福岡(笑)。いないから、もういる人誰か紹介して。今度だから1回。

小田嶋:もうぜんぜん。いますいます。

河上:ほんとにもう。そうそうそう(笑)。

小田嶋:僕がいる時のほうがたぶん。

河上:それはそうだな。

磯村:明日はいるって……。

河上:明日はいるって(笑)。俺、明日仙台だから。

磯村:ほら、うんって。今うんって言った(笑)。残念ですね。じゃあ3人で行こうって……。

小田嶋:残念だな(笑)。明日僕スケジュール空いてたのにな(笑)。

(一同笑)

磯村:じゃあちょっとお邪魔したいな。

河上:今日も憎らしいのがさ、着いたらタクシーでビョーンと着いて降りてきて「ウィース」って言って。「準備まで10分ありますね、ちょっと片付けることありますんで」って黙り込んで。

小田嶋:いちいちトゲのある(笑)。

河上:言いかた(笑)。

小田嶋:そんな言い方は絶対にしないですよ(笑)。

磯村:一番最初に行きたいんだな(笑)。

河上:そうですそうです。悔しいもん。ほんとに俺、これだけすごい憧れて素敵だなと思ってるのそういないと思うよ。本当にたまたま俺たちみたいな生き方をしてる奴にとって、玉手箱みたいな場所をほんとに、ある意味ではもう贅沢な玉手箱なんだよ。こんなことできるやつらもそういなかったから、素直に羨ましいと思うし、素直にもうこれで発展していったらとてもおもしろいと思うしってすごい思ってるの。

もう最初に聞いたた時からそう思ってたから。この完成して、本当に盛り上がってるから。唯一、残念なのはバイリンガルではないってことね。

小田嶋:いやもうそうです。そうです。

河上:ちょっとずつね。そういう曜日があれば1日が、すごくさ……。

磯村:明日仙台やめて、一緒に行きましょう。

小田嶋氏が描く未来とは?

河上:だめだよ。それはそれで大事なことだから。だいぶいってるからね。だいぶ進んできたから。オダジーの、こういう人の未来を少し話したいなと思うんだけどさ。10年後のオダジー、だぶん計画性がありそうで実は目の前に起こってきたことを片付けてるだけだってことをよく知ってるんだけど。

小田嶋:ほんとそうです。

河上:ちょっと1回それは置いといて、まず10年後どんな感じになりたいってある?

小田嶋:いやもうまったくわかんないです。わかんないです。ないです。てか無理。

(一同笑)

小田嶋:来年すらわかんないですよ。

河上:いやだって、いろいろファミリーもできたしさ。少しそういうの考えないと。

小田嶋:いや無理ですね。そこはもう頑張るとしか言いようがないですね。

(一同笑)

磯村:すごい日本人的な(笑)。

小田嶋:計画とかでどうにかなる世界にいないからこうなっちゃっているので。

磯村:たしかに。

河上:これやりたいなとか、こんなことやりたいことがあるとかというのないの?

小田嶋:ほんと幸せなことに、やりたいことしかやってないんですね。ずっと。

河上:不幸の手紙来るよ、今日。

及川:不幸の手紙(笑)。

磯村:いつの話(笑)。

小田嶋:楽しくてしょうがないですね。やりたいことしかやってないですもん。

河上:それはすごいことだよね。それはそうだよね。

小田嶋:結局、どうやってこのやりたいことをやれるかしか考えていないので。もちろんすぐできるわけじゃないこともいっぱいありますけど。やりたいんだったらできるまでトライするというのを続けていった結果、やりたいことばっかりやってるという。運98パーセントみたいなのですか。

河上:そうだね(笑)。

小田嶋:ほんとそこは。とにかくさっきも言いましたけど、俺ほどついてる人そうそういない。

「やらなきゃよかった」ことの後悔は教訓として生かせるが…

河上:なるほどね。じゃあさ、最後のね。俺たちが38だからあれだと思うんだけど。いろいろ今って、俺も48になって50近くなってくると、いろいろその人生の締めくくり方みたいな話になってくるのが俺もわかってきたわけ。俺もこの歳になっちゃうとね。でも昔ってパターンってあまりなくて、大きな企業にできるだけ就職して年金が出るところまで頑張って定年退職の退職金もらって。

家族に別荘買うなりなんなりして、年金で余生を過ごすのがほとんどの人だったから。今そうじゃないじゃない。もうほとんどの人そういう人生を歩めないので。だからいろんな生き方が変わっていってるじゃない? という文脈の中で、まだ考えてないと思うけど(笑)。ある意味、その神話系みたいな話でいうと、どんなふうであったらいいなとかって思うことってある? 母国に行ってとかさ。

小田嶋:抽象的な話しかやっぱりちょっとできないですよ。

河上:今は? まあそうだよね。

小田嶋:具体的なイメージとかはないですけど、1個あるとしたら、僕はやっときゃよかったの後悔が嫌いなんですよ。

河上:それだけはなくしたい、潰していきたいわけ?

小田嶋:やらなきゃよかったの後悔、死ぬほどありますよ。本当に。いっぱいやらなくちゃいけないので。ただ「やらなきゃよかった」の後悔は教訓にできるんですけど、「やっときゃよかった」の後悔は、もう解消しようがないなというのがあるので。どんなにいやいやいやっていうものがあったとしても、とりあえずやっとけっていうのはあるから。

河上:とにかくね。

小田嶋:ほんと死ぬ時に「あれやっときゃよかったな」というのがないというのは目指したいですね。

死ぬまでに一度いやりたいスカイダイビング

河上:そうだよね。俺はまず代表していうと2つあって。1個は海外留学。こうなってきちゃったよやっぱり。あの時芝で転がって、チームなんかでうろうろしてる場合じゃなかったなと。やっぱ行っとけばよかったよ、ほんとに。俺、海外旅行に行ったのすごい遅いからさ。東京、楽しすぎでしょ。

及川:ちょっと言い方(笑)。

河上:ほんと後悔している。海外1年間でも行っておいたら俺の人生変わっていた。だから今からでもそうだけど、とにかく……今はそうか。英語じゃなくても、もう機会もくるからね。わかんないけど、それが1個大きなこと。もう1個はスカイダイビングのライセンスを取っていないということね。

もちろん飛んだことは何度もあるんだけど、スカイダイビングって。1ヶ月くらいかけないとプロライセンスを取れないのね。スカイダイビングって、俺がめちゃめちゃ大好きなタイプのスポーツだから。なにか1つ趣味というか、なにか燃えるような瞬間、心がぶわーっと沸騰するようなものとして、スカイダイビングが俺が1番好きなものなんだけど。

ぜんぜんオーストラリアにライセンス取りに行くって言っておきながらも、ぜんぜんこの歳まで行けなかったというのもあって。具体的にはこの2つ。やりたいけどできてないね。

小田嶋:僕もスカイダイビングやってみたいです。

河上:やろうよ。てかすぐできそうだけど(笑)。

小田嶋:でもその時間が欲しいです。

河上:そうだよね。そうなってくるとここまできちゃうから。歳がやっぱり。1ヶ月かかるからライセンス。

小田嶋:ライセンスなくても……。

河上:1発飛びたいってこと?

小田嶋:ライセンスって、あれか。1人で飛ぶためのライセンスを取るってことか。

河上:そうそう。まずは1回やってみるかっていうんだったら1日休み作って、家族と一緒にでもいいけど。1番近いところだと埼玉の桶川が有名で、4,000メートル以上からタンデムで飛ばしてくれる。

小田嶋:あれやってみたいんですよね、ずっと。高所恐怖症なんですけど。高いところダメなんです。

磯村:でもやってみたい(笑)。

河上::え!? だめじゃん!

小田嶋:だからこそ飛んでみたいです。

磯村:すごいな。

及川:でも高すぎてわかんないんじゃないですか。もう。

河上:わかんないと思う。はっきり見えてるけど、フリーライドのとかは1分とか1分半だからさ。

小田嶋:1分落ちるとか異常値じゃないですか。他じゃありえない体験をしておくと、いろんなもの変わってくるなというのはあるので。