変化のきっかけは中田英寿の引退だった

谷村江美氏:みなさま、はじめまして。サニーサイドアップの谷村と申します。今日はありがとうございます。私からは簡単にサニーサイドアップのご紹介と、ちょっとユニークな制度についてぜひ聞いていただきたいと思っています。

サニーサイドアップはPR会社です。「たのしいさわぎをおこしたい」を会社のスローガンに、来期7月(2019年)から創業35年目を迎えます。私はそこでPRの仕事をやっております。

10数年前までは、中田英寿や為末大、北島康介などのアスリートのマネジメントで我々を知っていただく機会があったと思います。35年来変わらず、PRの力で世の中を変えることにチャレンジしています。

ヒト・モノ・コトなどの伝える価値があるものを、世の中に伝えるということをやっております。近年では「bills」という飲食店(パンケーキ専門店)の運営も我々のほうでやらせていただいております。

「パンケーキ」って、今でこそ当然のように日本でも使われている言葉がですけれども、当時はまだ「ホットケーキ」という言葉も使われていたように思います。「ニューヨーク・タイムズ(The New York Times)」の小さな記事で取り上げられていた、エッグマイスターのビル・グレンジャーを発掘してですね。「パンケーキ」という言葉の普及のためにPRをして、「朝ごはんを外で食べる」という文化を作ることにチャレンジしました。

「bills」は11年目を迎えています。飲食店を運営するというよりは、PRという手段を使っていろんな事業にチャレンジするということを、我々の企業はやらせていただいております。

こういった自社開発の事業もあれば、商材とか施設とかクライアントさんのPRのお手伝いもさせていただいており、黒子のお仕事だと思っています。

32個の社内制度で働きやすさを追及

さっそく、制度の紹介に移りたいと思います。我々PR会社は、どちらかというとブラックといいますか、世の中的にもすごく忙しいというか、なかなか休みが取りづらいと思われている職種じゃないかなと思います。

実は8年前の話になるんですけれども、サニーサイドアップの「サニー」にかけて、「32の制度」というものを制定いたしました。うちは32という数字をすごく大事にしてるんです。

時代は1年ごとに変わっていくものなので、改廃をすごく重視しております。新しく制度を決めたりとか、なかなか活用されないものや時代とともに古くなってきているものなど、毎年数項の見直しを行いながら、広報と人事で運用している制度です。

そのなかでもやっぱり「休みづらい」とか「有休を取りづらい」ということがあったりしますので、有給とは別に休暇制度を充実させています。例えば自分自身のお誕生日、家族のお誕生日、結婚記念日のときは、いつでも特別休暇として休んでいいよ、と伝えています。

制度を通して、「プライベートも充実させていいんだよ」というメッセージが少しでも伝わればいいなということで、お休みの制度は今もたくさん盛り込んでいます。

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