CLOSE

自己紹介プレゼンテーション(全2記事)

仕事のパフォーマンスを左右するのは“血糖値”と“CO2濃度” Repro三木明氏が実践する「Performance Hack 101」

2019年5月29日、Think Labにて「ビジネスパフォーマンス向上のための環境作り@飯田橋 by ビジネスメディアAMP(アンプ)」が開催されました。働き方改革を進める企業が増えていくなかで、個人としてもいかに生産性を高めていくかが重要なテーマとなる昨今。短い時間で大きな成果を生み出すためには、仕組みとしての効率化はもちろん、自分自身のパフォーマンスを高める必要が出てきます。このイベントには、そんなパフォーマンス向上のための環境作りに取り組む3名のゲストが登壇。本記事では、Repro三木明氏による自己紹介の模様をお送りします。

ユニコーンを目指すスタートアップのパフォーマンス改善

木村和貴氏(以下、木村):ありがとうございます。それでは準備ができましたので、三木さんよろしくお願いいたします。

三木明氏(以下、三木):はい、よろしくお願いいたします。僕がパワーポイントでのマウス操作が超苦手なので、今日は「GitPitch」を使わせていただいています。「Performance Hack 101」ということで、パフォーマンス改善方法を自己紹介ついでに話したいと思います。よろしくです。こんちわーす!

会場:こんちわーす!

三木:あざーす! みなさんのパフォーマンスが高いので、この時間に来れるってすばらしい。

僕はRepro(リプロ)の三木っていいます。左を見ていただくとわかるけど、スタートアップを立ち上げたり、いろいろと失敗したりしているいわゆるスタートアップおじさんです。今Reproの創業者兼CTO、VPoEをやっています。

最近みんなからの扱いがひどくて、「三木さん、悩みがメジャーリーガー級ですね」とか「今日の短パン、すごい短いですけど怪我しました?」とか。「いやいやそういうのじゃないから」みたいな(笑)。めちゃめちゃいじられるファウンダーです。いじられ方が辛いです。

とある記事に「パフォーマンスは大事ですよ」「タイピング基準から椅子の座り方まで、全部チューニングするべきです」と書いたら、「タイピングスピードワロス」とか「すみません、タイピングスピード足りなくて怖いです、ガクブル」みたいないじられ方をされています。

そんな僕がなぜパフォーマンスを求めるのか。これは僕の所属しているReproがスタートアップだからです。さらにいうと、Reproはユニコーンになるスタートアップだから、すごくがんばらないといけない。そんなReproがなにをやっているかというと、Webとアプリ向けのマーケティングオートメーションサービスです。

パフォーマンス=単位時間当たりのアウトカム × 労働時間

三木:創業時点からグローバルを目指してやっていたんですけれど、投資家から「グローバル、グローバルって言うけど、日本で一番になれねえサービスはグローバルでは勝てねえから!」と煽られたので、とりあえず3年ちょっとで日本一を取りました。

なので、今はグローバルでのシェア獲得を進めています。合わせてWebの方向にもどんどんシェア獲得を進めているという感じですね。

そんなReproは今、どういうステータスかというと、だいたい毎日10億個を超えるイベントデータを収集し、AIで自動セグメントして、毎日1.5億個以上のプッシュ配信などのマーケティング施策を支援しているプラットフォームです。

僕らはそんな急成長するスタートアップだからこそ、パフォーマンスが必要です。パフォーマンスの測り方を単純に考えると、単位時間当たりのアウトカム × 労働時間だと思っています。「労働時間を長くすればパフォーマンスって上がるよね」というと怒られそうですけれどね(笑)。

僕が一番パフォーマンスを出していると思う人が、イーロン・マスクです。ヤバいんですよ。週に100時間も仕事をするんですよ。単位時間当たりのアウトカムも最強なんですよ。残念ながら私はイーロン・マスクではない。

(会場笑)

三木:なので、がんばらないといけないわけです。

CO2濃度が左右する仕事のパフォーマンス

三木:よろしい、では実行しよう。なお、効果を保証するものではありません。あくまで、僕がチャレンジしていて良かったなと思うものから話していきます。

まず最初は、「Don’t Guess, Measure.」。 これは、プログラミングとかアプリケーションとか、そういうサービスを提供する時に当たり前にやること。これはJINS MEMEさんがまさに体現している。

どういうことを個人でやっていくかというと、「Ouraring」を使っています。例えば心拍の揺らぎって、身体のストレス状態と相関があるっていわれているんです。これは今までいろいろ研究されている。ただし、必ず相関があるということは証明されてはいない。

こいつでなにを測れるかというと、睡眠品質、運動量、睡眠時の体温の変化、その日々の変化とかです。心拍の計測をすることによって、心拍の揺らぎがどれくらい発生して、あなたが明日どれくらいパフォーマンスを出せるのかをスコアリングしてくれる。

(スライドを指して)これくらいのリングです。ファッションリングじゃないんですよ、これ (笑)。非接触給電で1週間くらい電池が持つんですよ。すごくいいです。昔はヒップホッパーがつけてるのかというくらい、すごいでかいやつでした。あれは恥ずかしいですね。

あともう1個使っているのが、「TicWatch E2(ティックウォッチE2)」です。なにに使っているかというと、Ouraringのスコアが合ってるかどうかの反証として、もう1つ計測する器具として使っている感じです。

自分の体について話しましたけれど、それ以外の周りの環境、自分の周囲の環境をめちゃめちゃ測る必要がある。それができる「Netatmo」を使っています。たしかThink Labさんでも使っているという記事を拝見したんですが、これはCO2濃度、気温、湿度、騒音を計測できます。

とくに気をつけないといけないのがCO2です。だいたい理想状態が600〜700ppmといわれている。この論文の論拠がどれだけ正しいのかということもあるんですが、1400ppmを越えると、なんと理想状態の60パーセントまでパフォーマンスが落ちるんですよね。やばいですよね! 相手を倒そうと思ったらCO2を送りまくれば倒せます(笑)。

血糖値の乱高下を抑制し、エネルギー代謝を高める方法

三木:ほしいものでいうと、血糖値の測定用ポータブルデバイスです。血糖値を超コントロールしたい。じゃあそれを使ってどうやるのか? まずはプロダクティビティを改善しよう。

血糖値が低い状態はパフォーマンスが低くなるので、ラムネやプロテインバーによって低血糖を回避し、もちろん低GI食品を一緒に摂っていく。これがベストです。ラムネはブドウ糖なので、けっこうおすすめです。

(サプリメントの)Odorless Garlicでエネルギー代謝を高めることによって、自分の能力を活性化していく。それ以外も、レシチン、いわゆるアセチルコリンが脳内の神経伝達物質になるんですが、それの生成に使われる栄養素をちゃんと増強していくこととも大事です。

さらに運動することですね。これはレポートでもあるんですが、がんばって勉強したあとに30分運動すると、記憶の定着率が30パーセント上がるんですね。40分か20分かは忘れましたけれど。その記憶定着率向上のために、ネイビーシールズの運動にも耐えられるというすごく強いステッパーを、海外から輸入して使っています。やばいやつを持っていますね(笑)。

あとはもちろんCO2濃度を意識して、「あ、CO2濃度高い」と思ったら移動する。そしてノイズキャンセリングヘッドホンを利用して騒音を除去する。キャノピー(ひさし)による没入感、照明高度を低減させる。これはあとで写真があるのでお見せします。

あとは時間をどうやって最大化するのかです。時間は超大事ですよね。最大化したくない人も多いと思うんですけれど。

まず短期的なパフォーマンスの維持をどうやるのか。会食とかはしょうがないんですけれど、なるべくCOMPなどの完全栄養食品、ミールリプレイスメントフードなどを使うことによって、血糖値の乱高下を抑制する。これが美味しいかといわれると、積極的に摂りたくはない。

次にマルチビタミンとミネラルによる栄養バランスの最適化です。どうせビタミンは足りないので、とりあえず摂っておこうという感じですね。「アシュワガンダ」といわれる抗ストレス系のサプリで、インドのアーユルヴェーダに併用されるサプリです。もちろん目も大事にしなきゃいけない。ナイトシフト、ダークテーマで、極限までブルーライトをカットする画面の状態に持っていく。僕のデスクトップは常に真っ黒ですね。

常に集中力を維持できているなら、カフェインなんていらない

次がセパレートキーボード。ノートPCのキーボードとか、マジで使うのきついですよ。本当はここら辺(腰のあたり)にキーボードをずっとぶら下げておきたいんですけれど、まだ実現できていないです。

中長期的なところを見ていくと、スタンディングデスクで痔などの病気を抑制する。これ、大事です。僕はけっこう痔をやらかしているんですよ。ここで話すネタかということなんですけどね(笑)。

疾患伝染を回避するための通勤電車に乗らない。これもやらなければいけないですね。通勤なんてするべきじゃない。

あとはイヌリンとか、そういった腸菌を活性化させる難消化性デキストリンみたいな水溶性のものを使って、大腸菌を活性化したりですね。僕、カフェインを摂っていないんですよ。コーヒーはほぼ飲まない。それによって睡眠品質をいかに上げられるかということです。

常に集中力を維持できていれば、カフェインなんて摂る必要ないんですよね。あとは炭酸とかラー油などの刺激物によってストレスを解消していくんですよ。ラー油はデスクにおいてあります。あとはラーメン二郎に行って、時々食欲の欲求を満たす。これはすばらしいソリューション。完璧ですね。

ただ、 我々はときには元気の前借りをしておく必要があるんですよ。じゃあどうやって前借りするか? レッドブルでL-チロシン、アルギニン、カフェインを摂取する。こいつを使って短期的なパフォーマンスを保たなければいけないときはあるので、そういうときは許容して生きています。

それで、デスクはこんな感じになりました。

これがキャノピーで、ここに縦型ディスクがあって、セパレートキーがある。サプリメント分とか、あとは食品とかそこらへんに置いてあります。

使っている姿をお見せすると、こんな感じです。

……恥ずかしい!(笑)。 やばいですよね。しかもこれ、猫背矯正ベルトをつけてやっています。では、本日はよろしくお願いします!

(会場拍手)

続きを読むには会員登録
(無料)が必要です。

会員登録していただくと、すべての記事が制限なく閲覧でき、
著者フォローや記事の保存機能など、便利な機能がご利用いただけます。

無料会員登録

会員の方はこちら

関連タグ:

この記事のスピーカー

同じログの記事

コミュニティ情報

Brand Topics

Brand Topics

  • 今までとこれからで、エンジニアに求められる「スキル」の違い AI時代のエンジニアの未来と生存戦略のカギとは

人気の記事

新着イベント

ログミーBusinessに
記事掲載しませんか?

イベント・インタビュー・対談 etc.

“編集しない編集”で、
スピーカーの「意図をそのまま」お届け!