ユニコーンを目指すスタートアップのパフォーマンス改善
木村和貴氏(以下、木村):ありがとうございます。それでは準備ができましたので、三木さんよろしくお願いいたします。
三木明氏(以下、三木):はい、よろしくお願いいたします。僕がパワーポイントでのマウス操作が超苦手なので、今日は「GitPitch」を使わせていただいています。「Performance Hack 101」ということで、パフォーマンス改善方法を自己紹介ついでに話したいと思います。よろしくです。こんちわーす!
会場:こんちわーす!
三木:あざーす! みなさんのパフォーマンスが高いので、この時間に来れるってすばらしい。
僕はRepro(リプロ)の三木っていいます。左を見ていただくとわかるけど、スタートアップを立ち上げたり、いろいろと失敗したりしているいわゆるスタートアップおじさんです。今Reproの創業者兼CTO、VPoEをやっています。
最近みんなからの扱いがひどくて、「三木さん、悩みがメジャーリーガー級ですね」とか「今日の短パン、すごい短いですけど怪我しました?」とか。「いやいやそういうのじゃないから」みたいな(笑)。めちゃめちゃいじられるファウンダーです。いじられ方が辛いです。
とある記事に「パフォーマンスは大事ですよ」「タイピング基準から椅子の座り方まで、全部チューニングするべきです」と書いたら、「タイピングスピードワロス」とか「すみません、タイピングスピード足りなくて怖いです、ガクブル」みたいないじられ方をされています。
そんな僕がなぜパフォーマンスを求めるのか。これは僕の所属しているReproがスタートアップだからです。さらにいうと、Reproはユニコーンになるスタートアップだから、すごくがんばらないといけない。そんなReproがなにをやっているかというと、Webとアプリ向けのマーケティングオートメーションサービスです。
パフォーマンス=単位時間当たりのアウトカム × 労働時間
三木:創業時点からグローバルを目指してやっていたんですけれど、投資家から「グローバル、グローバルって言うけど、日本で一番になれねえサービスはグローバルでは勝てねえから!」と煽られたので、とりあえず3年ちょっとで日本一を取りました。
なので、今はグローバルでのシェア獲得を進めています。合わせてWebの方向にもどんどんシェア獲得を進めているという感じですね。
そんなReproは今、どういうステータスかというと、だいたい毎日10億個を超えるイベントデータを収集し、AIで自動セグメントして、毎日1.5億個以上のプッシュ配信などのマーケティング施策を支援しているプラットフォームです。
僕らはそんな急成長するスタートアップだからこそ、パフォーマンスが必要です。パフォーマンスの測り方を単純に考えると、単位時間当たりのアウトカム × 労働時間だと思っています。「労働時間を長くすればパフォーマンスって上がるよね」というと怒られそうですけれどね(笑)。
僕が一番パフォーマンスを出していると思う人が、イーロン・マスクです。ヤバいんですよ。週に100時間も仕事をするんですよ。単位時間当たりのアウトカムも最強なんですよ。残念ながら私はイーロン・マスクではない。
(会場笑)
三木:なので、がんばらないといけないわけです。
CO2濃度が左右する仕事のパフォーマンス
三木:よろしい、では実行しよう。なお、効果を保証するものではありません。あくまで、僕がチャレンジしていて良かったなと思うものから話していきます。
まず最初は、「Don’t Guess, Measure.」。 これは、プログラミングとかアプリケーションとか、そういうサービスを提供する時に当たり前にやること。これはJINS MEMEさんがまさに体現している。