kintoneとラズベリーパイで作る、保育士向けのソリューション
卒業研究のテーマ「誰かの役に立つkintone」の実績発表

大阪産業大学 山田耕嗣 氏

kintone hive osaka vol.7
に開催

2019年5月23日、なんばHatchにて「kintone hive osaka vol.7」が開催されました。kintone hiveは、日々の業務でkintoneを活用しているユーザーが一堂に会し、業務改善プロジェクトの成功の秘訣を共有するリアルイベントです。本パートでは、大阪産業大学​の山田耕嗣氏が登壇。kintoneとラズベリーパイで作る、保育士向けのソリューションについて語りました。

提供:サイボウズ株式会社

kintoneとラズベリーパイで作る、保育士向けのソリューション

山田耕嗣氏:大阪産業大学の山田でございます。ディベロッパーじゃないですからね、私たちは(笑)。あくまでも学生が卒業研究でやったことを、ちょっとお話ししたいと思っています。

私たちは研究室でkintoneを使ってます。一般の企業で使われているような日報を使って、リモートワークをしながら研究をやったらいいじゃないかということで、「わざわざ学校に来なくても卒業研究できるよ」ということでやっています。

2年前になるんですけれども、「Cybozu Days 2017」の場で当時の学生が発表させていただきました。それはそれでありがたかったです。しばらくたって、じゃあ2018年はどうしようかなという話が出てきました。なんと学生たちは「2018年は誰かの役に立つkintoneをテーマにしたい」と、こんなことを言い出しました。

共同研究をしている岐阜聖徳短期大学でヒアリングをさせていただきました。ここは保育士を育成する学校です。そこで、こんな話が出ました。保育実習に行った学生が「パソコンで書くなんて、心がこもってないでしょ!」。こんなことを言われました。

ここはkintoneの会場ですから、みなさん方たいていの方はパソコンを使ってらっしゃる。(会場を指して)あ、そこでも使ってらっしゃいますよね。ここもそうですけど、心がこもってない方々ばっかりの集まりになってると、そんな状態なんですね。「アホか!」みたいな話じゃないですか。

その話をしだすと1時間2時間とかかってしまいますので、そこは全部棚上げしまして。今日は学生が保育士のために、kintoneで作ったラズベリーパイをベースにしたソリューションをお伝えしたいと思います。

園長先生が泣くほど大変な、登降園や勤怠の管理

まず、幼稚園バスですね。渋滞とかがあって、いつ来るかわからないみたいな話があるわけですけれども。それをGPSを載せて、今どこにいるかというのをTwitterに吐き出すようにしたんですね。Twitterを見れば、今幼稚園バスはどこにいるのかわかる。これで連携しようとしました。

実はこれにはシーズ的な要素があって、今Twitterで「堺トラム」を検索いただくと、実際にご覧いただけます。ちょうど世界遺産に登録されようということで、4ヶ国語対応なんかもしています。ぜひまた、後ほどご覧いただけたらと思います。堺トラムが今どこにいるのか、Twitterでわかります。

次はFitbitというスマートウォッチです。このFitbitを保育士のみなさんに付けていただきます。すると、消費カロリーがわかります。

ポータルと連携させ、カロリー消費と、絵でAさん・Bさん・Cさんの今の状況を伝える。そうしますと「Bさんがしんどそうだよね」ということから、保育士さん同士が協働できるのではないか。こういう仕組みです。

これはICカードを使った事例です。園児の登降園を管理する仕組みです。

ICカードをタッチして登園などを記録します。ここでピーとかプーとか音が鳴るというのでもいいんですけれども、帰るときは「明日はお遊戯会がありますよ」とか「忘れ物しないでね」といったメッセージを一緒に吐くような仕組みになります。

これを、ある幼稚園の園長さんに持っていきました。ほとんど営業みたいなもので、お菓子を持って行ったりなんかして営業に行ったんですけれども(笑)。この園長先生が、泣きながら言ってるのはこういうことだったんですね。「勤怠管理のほうが大変なんだよ」「50名いるんだよ」「なんとかしたいんだ!」っていう話です。

園児の登降園管理のアプリは、ICカードと連携します。すると、ラズベリーパイを通して打刻記録が出ます。これが職員の勤怠管理にそのまま使えますよねという提案をさせていただきました。少し時間はかかったんですけれども、この6月からスモールスタートし、10名から施行しようと考えています。こういうところのフレキシブルさというのも、やっぱりkintoneの特徴だなぁと改めて感じています。

レコードの記録の例はこういうかたちです。IDとかIDmがあって、それぞれの固有の情報があります。これをCSVに落とすなり、ほかのアプリに連携するということで管理ができるだろうと考えてます。

生徒たちが卒業しても使い続けられるように

まとめてまいります。保育士の業務に、ラズベリーパイをベースにし、GPSだったり、Fitbitだったり、あとICカードリーダーであったり。これを1つのパートとしてご紹介しました。保育士の業務改善以外で、さまざまな業務に使えるのではないかと考えています。

学生は当然ながら卒業してしまいます。2019年度はどうしようかという話です。保育士のためのkintoneは拡張していこうということで、「欠席連絡がメールで来るのでこれをなんとかしてほしい」という声に応えたり、このあたりはじぶんページであるとか、Customineとか、そのあたりで使っていけるのではないかと思っています。

もう1つなんですが、バックオフィスのkintoneです。これはちょうど昨日の『報道ステーション』で放送されてましたけれども、フード・ロス対策ということでFOOD PASSPORTというのがあります。

表向きはちゃんとシステムを作ってらっしゃるんですけど、バックオフィスのいわゆる請求の業務であるとか、そういうところがはっきり言って……あんまり言い過ぎるとよくないですけど、「ボ〇ボ〇」なので。これについて、また学生がテーマにして進めていこうとしています。

彼らはおかげさまで3月に卒業いたしました。こういうチームで役割分担をして進めてまいりました。以上で報告を終わります。ありがとうございました。

(会場拍手)

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