「ピンタレスト」は、答えではなくヒントを見つけるためのツール
自分でも認識していなかった「好き」から生まれる仕事

【第2部】プチワークショップ「ビジュアルで行動の動機をつくるワークショップ」 #1/2

[第3回]Work+Creative in Shinjuku
に開催

2018年8月30日、+OURS(プラスアワーズ)新宿にて「第3回 Work+Creative in Shinjuku」が開催されました。誰もが複業/副業を通じ、働き方をクリエイティブにアップデートしていくために必要なことについて議論された第1部に引き続き、第2部では「好き」を見つけるツールとしてのPinterestの真価について、同社の小串良輔氏が登壇し、ワークショップを行いました。本記事では、冒頭の自己紹介パートからPinterestの使い方について語ったエピソードを中心にお送りします。

広告代理店からTwitter社を経て、Pinterest社へ

加来幸樹氏(以下、加来):ここからは、小串さんに進行をバトンタッチしてやっていこうと思います。お願いします。

小串良輔氏(以下、小串):今回はぶっ続けでお話を聞いていただく時間もありますが、手を動かしていただく時間もありますので、お付き合いください。21時から懇親会なので、私の時間は20分しかないです。がんばります。

(会場笑)

小串:「Pinterest」ってご存知ですか? 「使ってます」という人は(みなさんの中に)いますか?

(会場挙手)

小串:お、ありがたい! ヘビーユーザーですか? あとでじっくりお話を聞かせてください。「今日初めてPinterest を触ります」という方もいますよね? わからないことがあったら、あとで聞いてください。

改めまして、小串と申します。Pinterest にいながら、Twitterを中心に発信をしている人間です。「OGU」と検索していただくとアカウントが出てきます。

Pinterestは「RyosukeOgushi」、Twitterは@ogcrsk、Instagramは「ryosuke.ogushi」、Facebookもやっております。

僕の簡単なバックグラウンドをお話します。社会人の最初は、アサツー ディ・ケイという広告代理店に7年いて、テレビの仕事をしていました。番組のCM枠のセールスだったり、後半は番組提供。「この番組はどこどこの提供で〜」というのをセールスしたり、アニメの企画、セールスとかをやっていました。

その後、2013年にひょんなことから、「これからはTwitterだ!」と思いまして。Twitterに転職しました。Twitterで4年間、基本的にはエンタメ業界の担当をずっとやってきました。営業、ビジネスパートナーシップ、アライアンスなどです。

その途中、2015年、2016年ぐらいかな? 「ここからはPinterestだ!」と思い、Pinterestに転職しまして、去年の5月からPinterest のマーケティングをやっております。

興味関心の粋が集まるPinterestのボード

小串:代理店にいた時は「媒体担当」という、バックオフィスと言うんですかね。テレビ局などを相手にして、内勤みたいな仕事をやってきました。Twitterでは営業をしていました。今、Pinterestではマーケティングの仕事をしています。

今振り返ると、最初に新卒で入った会社で「配属を第三希望まで出せ」と言われたんです。第一希望に出したのがマーケティングで、次が国際営業、最後に国内営業って出して。最初の会社はモロに僕の希望をはねまして、「メディアやれ」「テレビやれ」となったんですが。

今はPinterestでマーケティングをやってますし、Twitterでは国際営業と国内営業の両方をやっていたということで、巡り合わせとはおもしろいなと思いました。

(スライドを指して)これがPinterest の僕のボードです。Pinterest をご存知の方であればわかると思いますが、Pinterest 上にあるいろんなコンテンツを、僕らは「ピン」と呼んでいます。自分の好きなように名前をつけて、PCでいうフォルダにあたる、「ボード」というところにまとめて、自由にカテゴライズできるサービスです。

そのピンが今、167個あります。僕の興味関心の数が167個あるとお考えください。つまり、興味関心を一言では説明できないということです。

公言しづらい「好き」でも、Pinterestなら集められる

小串:強いて言うなら、(スライドを指して)この10個ぐらいがとくに興味のあるカテゴリです。今までTwitterでも好きなことをガンガン発信してきましたが、その中でも、ここの白文字で出ているものは、本当は好きだけど人には言っていないものです。

その中でも、この4つは「複業につながるかもしれない」とフワッと思っているものです。最初に第1部でお話ししたみなさんは、仕事をバリバリされているじゃないですか。僕が普通にお客さんとして聞いていたら、複業の話は確実に自信が出ません。「そう言ったって、本当にできるの?」というような。

僕はPinterestで好きなことをとにかく集めています。仕事もプライベートも関係なく、いわゆる公私混合ですね。ビジュアルでどんどん見ていくと、「僕、これ好きかもしれない」というふうに、好きなことがはっきりしてくるんです。僕はファッションが好きなんですが、そのことはTwitterでもInstagramでも発信しません。

なぜなら、「ファッションが好きです」と言って、SNSでつながっている人が例えばセレクトショップの社員だったりしたら、「自分(小串氏)なんかがファッションを好きと言うなんて……」ってなるんです。こういう経験ってありませんか? 僕はずーっとそういう経験をしてきました。

例えば、僕は以前広告代理店にいたので、デザインとかイラスト、フォトとかのクリエイターたちが周りにいて、「自分もいつかやりたい」と思うんですけど、プロがいるので恥ずかしくて言えないんです。

たぶん「お前ごときが」と言う人はいないんでしょうけど、なんか自信がなくて。その時に僕が救われたのがPinterest です。自分の好きな時に、自分の好きなものがたくさん発見できて、集められます。

「SUZURI」で売れた、2枚のTシャツの行方

小串:みなさんご存知のように、世の中にはiPadというモノがありますよね(笑)。(スライドを指して)左下の「Procreate」という、誰でも簡単にイラストが描けるサービスを、仕事を通して知りました。これはGMOさんが作っている「SUZURI」という、誰でもTシャツが作れて、売れるというサービスです。他にもいろいろあるんですが、端折りますね。

(スライドを切り替えて)こちらが、僕がSUZURIで販売しているTシャツです。

iPadを買って、ペンも買い、暇な時間にイラストを描いてみたりしています。それを、InstagramやTumblrに上げます。さらにPinterest にピンします。

Pinterest は、人工知能で自分の描いたイラストを、好きそうな人に自動でレコメンドしていくんです。「誰かに届けばいいなぁ」「Tumblrのブログに来てくれればいいなぁ」と思いながらやっていたら、その活動をTwitterで知った友だちが「こういうサービスあるよ」って教えてくれたのが、さっきの「SUZURI」です。

おもしろそうだから描いてみたんですが、最初は売るのも恥ずかしかったんです。売る個数が決められるので、最初1個だけ販売して自分で買いました。

(会場笑)

これって意味ないんですよ。でも、すごくビビっちゃって。誰かに「こいつ売ってるのに、誰も買ってない」とか言われるのが嫌で。

安心してください。SUZURIは何個売れたかが外に出ないんです。そういうのって、やっていくうちに知るんですよね。「じゃあ、個数無制限にしてみよう」と思ってやってみたら、これが2つ売れたんです。

(会場拍手)

ありがとうございます。よく見ると、大人用のSサイズと、キッズサイズというのが売れたんです。どっかの親子が同じデザインのTシャツを着ている可能性がある。

(会場笑)

自分の「好き」が仕事になる時代

小串:これ、楽しくないですか? このように、みなさんもいろいろな興味関心があるじゃないですか。自分で認識してないものもあるし、認識はしているけど、恥ずかしくて言えないこともあると思います。

でも、それに気付けて、自分の中にストックできるサービスがあります。それがPinterestです。

好きなもの、発見したものを実現してくれるツールって、これだけ技術が発達しているので、世の中にたくさんあります。みなさんにはそういう環境があるので、どこかのタイミングで、自分の好きなものが仕事になるかもしれないし、お金にならないかもしれないんですけど、いつか複業と言えることができるかもしれません。

僕は一緒に啓蒙活動していきたいので、もしご興味があれば、こういうことをやりましょう。

はい、前段が長くなりました。「なぜPinterest なのか」は、ほぼ話しましたが、こういう活動をみなさんにぜひしてほしいです。

実はPinterest は、自分たちのことを「ビジュアルディスカバリーエンジン」と言っています。これ、けっこうキーメッセージで、「ビジュアルディスカバリーエンジン」という言葉をぜひ覚えてください。

加来くんの名前が全部「か行」で書けるのと同じように、「ビジュアルディスカバリーエンジン」という名前を覚えていただきたいです。

(会場笑)

答えではなく、ヒントを見つけるための使うもの

小串:先ほどビジュアルディスカバリーエンジンと言いましたが、なにかイメージできました? テキストだけだと少しわからないですよね。例えば、(スライドを指して)こんなコンテンツがPinterest にはたくさんあるんです。

ビジュアルってすごく大事だと思っています。さっきのお三方の話で、略歴というか、人生のターニングポイントにつて、お話がうまいから基本的にすごく伝わるんですが、その人の印象的なシーンって、みなさんが思い描いてるビジョンとたぶん違うんですよ。完全にテキストだから、みなさんが想像するしかないじゃないですか。

第1部に登壇した西村創一朗くんのお子さんの写真とかだったら、そのビジュアルが出てきます。でもあとのお二方は、プライベートの写真があんまりなかったので、あんまりイメージできなかったりするんですよね。ビジュアルを通してコミュニケーションをしやすくするツールにも、Pinterestはなり得ます。そういう話をこれからします。

Pinterest はビジュアルディスカバリーエンジンで、ユーザーになにかを探していただくんです。普段使っていただいている方はわかると思うんですが、検索しなくても、Pinterestの一番左のタブには、あなたが好きそうなものを提案し続けます。

「ディスカバリー」と「検索」の違うところをお話しします。みなさんはGoogleやYahoo!で、いろいろ検索すると思うんですが、基本的に正解があることで、それを知りたい時にとても役立つじゃないですか。「日本の人口は何人ですか?」と検索したら、すぐに答えが出ます。

Pinterest に聞いてほしいのは、答えがない、答えがありすぎる、答えが人によって違うことです。つまり、みなさんの目線でいくと、ヒントが欲しい時にぜひPinterest に来てほしいんです。

人の数だけある「オシャレ」「ステキ」のイメージ

小串:例えば、Pinterest で「オシャレ お皿」と検索すると、(スライドを指して)こんなふうに出てきます。「みなさんがオシャレだと思うものを、せーので指差してください」と言ったら、絶対バラバラになりますよね。なんなら、お皿じゃないものを検索結果に僕らは出したりもします。

こんなふうにPinterestでは、いろんなアイデアが出てくるんですけど、全世界での月間アクティブユーザー、MAUと呼ばれるものですが、約2.5 億人がいます。

繰り返しですが、このコンテンツのことをピンと言っていて、これが1,750億ピンあります。なので、基本的にはなにを検索しても必ず検索結果が出てきます。ぜひいろいろ検索してみてください。

唐突ですが、質問をします。みなさんにとって理想のお皿ってなんですか? 普通聞かれないかもしれないですけど(笑)。自分の中で「理想のお皿ってなんだろう」と思ったことがあれば、思い出してみてください。

そうすると、検索プラットフォームにかかわらず、「理想のお皿」とは検索しません。「理想のお皿という答えがあるわけない」となんとなくわかってますよね? Pinterest でもテキスト検索ができます

よくあるのが、お皿でも髪型でもいいですし、家とかオフィスとか、そういうのを想像した時に、みなさんがよく使う言葉って、「オシャレ」「ステキ」なんです。「オシャレな家」とか「オシャレな服」、「オシャレなノート」とか、そう検索した経験があるかもしれません。

Pinterestで「お洒落 白 お皿」と検索すると、(スライドを指して)こういうふうに出ます。最初に言いましたが答えがないので、Pinterest の検索結果、アイデアを発見し「これだ!」と思うのは、みなさんなんです。

「好きになれるかもしれないこと」探しのお手伝いがミッション

小串:次にやっていただきたいのは、最初に出た検索結果のうち、どれか1つ気になるものをクリックしていただくことです。そうすると「これが好きだと思った、気になったあなたは、こういうのも好きじゃないですか?」ということで、下に「関連するピン」というものが出ます。

僕は最初にこの白いお皿をクリックした結果、関連するピンを見て「じゃあこれがいいかな」「こういうお皿がほしいな」となったりするのがPinterest の体験です。

何が言いたいかというと、Pinterest の検索結果は、「オシャレ 白 お皿」であれば、あくまでも「あなたにとっての」です。みなさんの「オシャレ」が、隣に座ってる人の「オシャレ」と一緒じゃないと思うんです。一緒だったらめっちゃ話が盛り上がると思うんですけど。

そんなふうに、あなただけの答えをぜひ一緒に探していきましょう。そういうお手伝いをする会社です。

私たちのスローガンは、英語で「help you discover and do what you love」というものです。みなさんが好きになるもの、好きになるかもしれないものを発見して、それを実現するお手伝いをするというのがPinterest のミッションです。

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1 「ピンタレスト」は、答えではなくヒントを見つけるためのツール 自分でも認識していなかった「好き」から生まれる仕事
2 意図していなかった仕事で築く「ピンタレスト的キャリア」とは 未来の自分のために使う、インプットツールとしてのピンタレスト

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